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2011年06月10日

本当は恐ろしい『【年の差婚】の正体』


【年の差婚】の正体 ~なぜ同世代に惹かれないのか~ (扶桑社新書)
【年の差婚】の正体 ~なぜ同世代に惹かれないのか~ (扶桑社新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、最近増えつつあるらしい「年の差婚」について分析した1冊。

以前ご紹介した『いま20代女性はなぜ40代男性に惹かれるのか』と違って、女性が年上のカップルもその対象としています。

とはいえ、当ブログの読者さん的には、男性が年上のケースの方が需要があるかと。

そこで、知る人ぞ知る(?)「年の差婚夫婦」の夫であるワタクシが、自分なりに「どういう男性なら年下女性と上手くやっていけるか」を中心にまとめてみました。

なお、ちょっと煽り気味のタイトルは、お約束の「ホッテントリメーカー」作でございます。


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【ポイント】

■1.安心感や安定性を持っている
「結婚相手の理想の職業」に躍り出たのが、安定性の高い公務員と、手に職をもつ男性。ある調査でも、理想の職業の1位と2位に、「公務員」と「技術職」がランクイン。かつて花形だった商社マンやクリエイター、金融関連の男性を遥かにしのぐ人気を見せつけました(2010年@type「結婚相手に求める理想年収」)。


■2.受け身にならない
 社会全体を見ても、いまは告白に受け身の男性が本当に多い。
 たとえば、ジュエリー販売の「アイプリモ」の調査(2009年)によると、女性からの"逆プロポーズ"を「いいと思う」と答えた20〜30代男子は、83%と実に8割以上。(中略)

 同世代の女性に聞くと、9割前後はやっぱり「プロポーズぐらい、男子からしてほしい」と考えている。でも、いくら待っても同世代が決断してくれないとなれば、進むべき方向は2つしかありません。一つは、女の自分から逆プロポーズすること、もう一つは、受け身の男子に見切りをつけて「別の誰か」を探すこと。
 後者の女子が目を向けやすいのが、そう、30代半ば以上の、包容力ある男性です。


■3.相手の夢を認め、応援する
 一番忘れられないのは、レイナさんが目指すバリスタの講座や専門学校のホームぺージを調べて、「ここで勉強したら?」「ここがいいって評判らしいよ」と教えてくれたこと。
 10歳以上も年上の、しかも大好きな男性が、自分の夢や存在を認めてくれる。まだ自分に自信がもてない若い女性にとって、その後押しはなによりうれしいものです。


■4.ときに強引になる
 強引といっても、もちろん彼が一方的に結婚を段取ったわけではありません。ただ、実家に招かれた直後のデートで、ジュエリーショップに誘われたミカコさん。
「いろんなショップで、冷やかし半分に婚約指輪を見ていたら、ちょっとカワイイデザインのがあった。これいいねって言ったら、カレが『じゃあ買おうか』って、50万円以上する指輪を即買いしようとしたんです」


■5.相手の意見を認める
 とくに40代男性は、「男が妻子を養うべき」との観念が強いから、ついつい「年上の僕が薯らなきゃ」「仕切らなきゃ」と気負ってしまう。でもイマドキの女性は、できるだけ対等な関係でいたい。最後の決断は年上に任せるとしても、そこまでの過程では「キミはどうしたい?」あるいは「どうしようか」と聞いてほしい。そして、年下の自分の意見にも耳を傾け、ときには「なるほど」と認めてもらいたいのです。


■6.家事を手伝う
 たとえば前章で紹介した、セレクトショップ勤務のミスズさん。当時、31歳の彼女が10歳年上で"とっちゃん坊や"ふうのFさんと「結婚してもいいな」と思ったきっかけは、Fさんが"意外にも"料理を作れる男性だったから。
「上手なんですよ、炒めものとか、お酒のおつまみをちょちょっとこしらえるのが。自分で作れるからこそ、私と料理の話も合う。すごくトクした気分です」(ミスズさん)


■7.将来に備えておく
 第2章で諸富先生も強調していたとおり、年の差婚で注意しなければならないのは、年上夫の"いま"の年収だけを見ていては危険だ、ということ。年上夫は年齢が高い分、稼げる残りの期間も限られます。(中略)

 では、どうすればいいか。これも諸富先生がおっしやっていたとおり。将来に備えて「同い年婚」の夫婦以上にキチンと貯金をしておくことと、夫の年齢を鑑みて住宅ローンはなるべく早めに返済しておくこと。そして、年下の妻が"仕事"をもつことです。


【感想】

◆冒頭で触れたように、実際の「年の差婚夫婦」である私にとって、本書に関しては自分なりに述べたいところが多々ありました。

まず、私が「年の差婚」を成就できた大きな理由の1つが「職業」。

一応自営業ですから、定年がありません。

もちろん、税理士という職業がいつまで存在するかは分かりませんが、とりあえず「子供に金がかかる時期に定年」という事態だけは避けられそうでした。


◆また、ポイントでは挙げませんでしたが、「クラブ音楽」という共通の趣味があったことも大きかったです。

ヨメも私もバリバリに新譜好きだったため、少なくともその点に関しては「世代ギャップ」を感じることもなく。

ただ、子どもが生まれてからは、家のステレオには「アンパンマン」や「プリキュア」のCDが入るようになり、私も「クラブ音楽」の代わりに「ビジネス書」にハマり出し、今に至っているのですが。

「騙された」と言われてもしょうがないくらいの変わり身ですw


◆ただし、そんな私でも避けられない問題が「年齢ギャップ」。

例えば、ムスコはまだ4歳なのですが、彼が小学絞にあがり、キャッチボールやサッカーをやるようになっても、私は体力的にキツくてフルには付き合えなさそうです(これは年の差より、私が晩婚なのが問題なのですが)。

同様に、私の母は今年で80歳になるので、何かあっても頼りにしにくかったり。

さらには、どう考えても私の方が先に他界するのは間違いないため、一人になってからのことを考えてもらう必要もありました。

幸いにも、ヨメには資格があって、私がいなくなくなっても稼ぐことはできるようですが、こんなケースはむしろ珍しいのかも。


◆なお、今回もいつも通り7つポイントをあげていますが、これは本書の帯にある「成功する7つのポイント」(「年の差婚を成功に導く7つのポイント」)とは違います。

本書にはさらに「年の差カップルが失敗しやすい7つのポイント」「『年の差』で心得ておきたいこと、注意したいこと」等のまとめもありますので、ご参考まで。

もっとも個人的なことを言うと、私はヨメが「年の差」だから結婚したのではなく、たまたま結婚したい相手と「年の差」だっただけなのですが。


30〜40代の独身男性には一読の価値アリ!

【年の差婚】の正体 ~なぜ同世代に惹かれないのか~ (扶桑社新書)
【年の差婚】の正体 ~なぜ同世代に惹かれないのか~ (扶桑社新書)
第1章  40代の男性が20代の女性と続々結婚している、「新・年の差婚」減少
  ・女性たちの間に広がる「年の差婚」容認派
  ・年収300万円時代突入で、男性に求める条件も変わってきた
  ・将来への漠然とした不安が、若い女性を「ローリスク婚」に向かわせる ほか
第2章 若者たちに広がる「年の差婚願望」と「早婚願望」
  ・婚活ブームが日本の恋愛事情を変えた
  ・婚活ブームで20から30代女子に「適齢期」が復活
  ・男の子たちの生物としての変化 など
第3章 明大生が調べた「それ、ほんと!?」な「年の差恋愛事情」
  ・明大生が調べた、「年の差婚」のメリット・デメリット
  ・街によって異なる「理想の年下男性」
  ・秋葉原のメイドさんは年上男性がお好き ほか
第4章 年の差婚・年の差恋愛のリアル  ~当事者インタビューからさぐる~
 ・思いのほか年上だとわかったとき、女性はどう考える?
  ・13歳年上の男性と交際4か月でスピード結婚
  ・年上男性の「包容力」とはワガママを聞いてくれることだけではない ほか
第5章 「年の差婚」のハードルとその対処法
  ・こんな時に感じる「世代ギャップ」
  ・年の差カップルが失敗しやすい7つのポイント
  ・「年の差婚」を成功に導く7つのポイント  ほか
対談  成功する「年の差婚」のために
  ・男と女の「待てない理由」
・20代女性と結婚したい40代男性はいまがチャンス! ほか


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【編集後記】

◆こういう手もあるということで。

私、ネットお見合いで結婚しました。
私、ネットお見合いで結婚しました。

実際、ネットでの出会いから結婚するカップルも増えてきているようですし。


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この記事へのコメント
               
私の両親も年の差が20才離れてます。母がほぼ逆プロポーズしたみたいですが…。私もこうゆう家庭で育ってるので相手との年の差が全く気にならないです。私の周りの20代中盤の女性も年上の方と付き合ってるのが多いですね~。
Posted by mishia at 2011年06月10日 09:23
               
>mishiaさん

コメントありがとうございます。

てか、当時(?)にして20歳差というのは、スゴイんじゃないでしょうか?
ほとんど芸能人なみだと思います。
しかも「逆プロポーズ」というのが素晴らしい!

身内にそういう方がいらっしゃると、結構自然に感じられるかと思いますが、実際に周りにもそういう方が多いということは、この本に書かれていることも、嘘じゃないってことですよね〜。

情報ありがとうございました!


Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年06月11日 02:54