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2011年05月07日

東大教授もびっくり 驚愕の『仕事で成長し続ける52の法則』


仕事で成長し続ける52の法則
仕事で成長し続ける52の法則


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、日経ビジネスアソシエで連載中の、和田裕美さんのビジネスエッセンスをまとめた1冊。

当初営業ネタの本かと思ってましたが、全くそうではなく、下記目次でもお分かりのように、ビジネススキル全般に関するものでした。

アマゾンの内容紹介から。
すべて見せます!私を成長に導いた7つのアイテム。さらに!「伝わる話し方」レッスンも公開。世界第2位営業ウーマンは何を実践し、どう結果を出したのか。
なお、タイトルは、いつもの「ホッテントリメーカー」作でございます。


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【ポイント】

■1.何かにおける一番を目指す


Winning the Ephrata Road Race / Team Traveller

 私は別に、「1番になれなければ、それまでの頑張りはすべて無意味だ」と言っているのではありません。人には個性や得意不得意があるし、ゲームには勝者がいれば必ず敗者もいるからです。
 でもやっぱり、「一番にならなくてもいい」と言えるのは「一番を目指して精いっぱい頑張った人」だけです。上を目指してもいないのに、「負けてもいい」と言うのは、「勝負しないで人生を生きてもいい」という逃げの姿勢だと思うのです。


■2.達成する寸前で次の目標を目指す


富士山登山2009 Climbing Mt.Fuji (Taken by Takeshi) / jetalone

 ちょっと想像してみてください。目標に向かって動く時、一番パワーが出るところはどこですか? 「もうちょっとで頂上だぞーっ」ていう、達成する瞬間のギリギリ前ではないですか? この時期って寝なくても大丈夫で、自分のカを100%以上出せませんか?
 その瞬間に、今度は次の山の麓を見てほしいんです。目の前の頂上(目標達成)は通過点に過ぎません。「もう少しで受験が終わるな。次は別のあの資格を取れるように、頑張ろう」と新しい目標を掲げられれば、一番高いエネルギーのまま、勢いよく次の山に飛べます。100%以上出ている時は、特別な踏み台が使えるんです。


■3.「目標達成できない3原則」とは?


6の倍数で鬱になる - IMGP2498 / chez_sugi

(1)仲間がいない

(2)1つの方法に固執し、他の方法を取り入れることができない

(3)(究極ですが)やる気がない


 普通、目標を達成できない理由は「諦めやすい」「飽きっぽい」「集中力がない」といったことだと思いませんか? しかし、実際はそれ以上にこの3つが大きな障害になっているのです。


■4.人に何かを伝える時は「傷つけない言葉」を選ぶ


Conversation / *clairity*

 実は私も上司になりたての頃は、部下にストレートすぎる言葉を使って、距離を作ってしまったことがありました。当時は「何でも言うこと」が相手のためになると思っていたのだけれど、言って「すっきり」したのは自分だけで、言われて「がっかり」する方の気持ちを理解できていなかったのですね。

 だから、それからは「あなたはルーズで人に迷惑をかけている。人としてどうかと思います」ではなく、「忙しいと期日を忘れることがあるかもしれない。ですが、あなたはとても信用されている人だから、たった1度の失敗でその信用を失うともったいないですよ」などと、相手を傷つけない表現を使うように意識しました。そうすると相手も素直に聞き入れてくれるようになったのです。


■5.直感を活用するには、とりあえずやってみる


looking for inspiration / AlicePopkorn

 直感というのはそこに「気づき」と「わくわく」と「勇気」と「行動」が加わって、初めて力を発揮するものだと思います。だから、「いいな」とか「やってみたいな」とひらめいても、現状や自分の立場といった現実を孝えて、「今の状況だと、消費者に受け入れられないのではないか?」とか「自分には難しいかもしれない」と判断して、「ひらめき」を殺してしまう人は、直感を活用できないのです。


■6.時間を有効活用する3つの項目+α


Time Flies / h.koppdelaney


(1)「時間を意識すること」
永遠の命なんてありません。生きていれば寿命という時間制限がありますから、今ある時間を大切にしようと意識することです。

(2)「期限を決めること」
「いつまで」があるから「いつから」が決まります。「その期限を守るためにはどうしたらいいのか?」を考えて実行する。

(3)「人にコミットメントすること」
「私はいつまでに〇〇を提出します」と、期限を第三者に公言して、自分の仕事を待っている人を作ってしまいます。

(α)「わがまま宣言すること」
ここぞという時、私はさらに、追加で一点集中の作戦に出ます。周りに「私、今週は〇〇の仕事に集中します」と、「わがまま宣言」をしてしまうのです。その時間は、緊急案件以外のメールには返事をせず、当然、お誘いも断ります。そうやって強引にも「これしかやらない時間」を決めてしまうのです。


■7.昇進を打診されたら迷わず受け、その後に器を創る


CEO Suite – Living Room / InterContinental Hong Kong

「マネジャー」と呼ばれるようになった私は、人を教育しなければならないので、本をたくさん読み、人前で話すようになりました。全員で1つの目標を追うようになったので、他の人をサポートする方法を学びました。出席する会議が変わり、話す相手も変わりました。いつの間にか私はどんどんマネジャーと呼ばれる人に変化していったのです。最初から器があるからマネジャーになったのではなく、マネジャーになったから、それに合う器を創り始めたようなのです。


【感想】

◆本書は、元ネタが日経ビジネスアソシエで長期連載されているだけあって、いわゆる「アソシエ読者好み」な印象を受けました。

「勉強熱心なビジネスパーソン仕様」とでも言いますか、「努力すればきっと報われる」という文脈に沿っている感じ。

そして、その努力を無駄にしないために、ビジネス書によって「先達の知恵」を借りるワケです。

まさに「ビジネス書の王道」!

そういう意味では、当ブログの読者さんには受け入れやすい内容だと思います。


◆もっとも、王道である分、奇をてらったり、意表をついたり、というお話はほとんどなく、真っ当過ぎるくらい真っ当。

例えば、本書内には、和田さんの「成長を導くアイテム」がいくつか紹介されていたのですが、その1つがこの本でした。

7つの習慣―成功には原則があった!
7つの習慣―成功には原則があった!

『影響力の武器』でなくて良かったです(当たり前)。

一方、和田さんが「びっくりするほど号泣」とコメントされていたこの映画は気になりますね。

ルディ [DVD]
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アマゾンでも高評価ですし、やたら安くなってるので、とりあえずアマゾンアタック!


◆「真っ当」とはいえ、和田さんに対する先入観をくつがえさざるを得ないようなお話もちらほらありました。

例えばポイントの4番目にあった「あなたはルーズで人に迷惑をかけている。人としてどうかと思います」というのは、言ってる和田さんもどうかと思われw

イメージ的に「ふんわり」(?)していて、間違ってもキツイことを言わなさそうでしたが、色々と試行錯誤されていたんですね。

また、今回は割愛しましたが、和田さんが処女作を書くに至った過程のお話(「すぐ動く」)も個人的には意外でした。

さすが、伊達に「世界第2位営業ウーマン」と呼ばれてらっしゃらないな、と。


◆本書は、基本的には「仕事術」の本なのですが、同時にビジネスパーソンの「生き方」の本とも言えます。

故に、和田さんを「メンター」とされる方なら、ドンピシャの内容。

そうでない方でも、52ある法則の中から、1つでも2つでも何かを得れば、必ず元は取れます。


営業職でない方こそ、読むべき1冊!

仕事で成長し続ける52の法則
仕事で成長し続ける52の法則
第1章 仕事力を高める法則1〜25
 働く姿勢
 目標達成
 コミュニケーション
 情報とのつき合い方
 発想術
 タイムマネジメント

第2章 キャリアアップのための法則26〜39
 仕事への覚悟
 リーダーシップ

第3章 生き方を見直す法則40〜52


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【仕事術】「自分は評価されていないと思ったら読む本」から学ぶ7つのポイント(2009年12月30日)

【仕事術】「藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー」藤田 晋(2009年04月26日)


【編集後記】

◆先日ご紹介した恋愛本の記事で知って買ったこちらの本。

相手を思いのままに「心理操作」できる!―常に自分が優位に立つための「応用力」
相手を思いのままに「心理操作」できる!―常に自分が優位に立つための「応用力」

これが思ったよりも濃厚でビックリしております。

ネタを小出しにすれば、10個くらい記事が書けそうな。


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この記事へのコメント
               
こんにちは、こっこです。

非常に有益な情報をいつもありがとうございます。

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http://amazlink.keizoku.com/

非常に使いやすくなっておりますので、ぜひ一度使ってみて頂けると嬉しいです。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

応援ぽち


Posted by アマゾンアフィリエイトリンク作成ツール at 2011年05月07日 12:20
               
>こっこさん

コメントありがとうございます!
アソシエイトのツールは、私たちブロガーには必須なのでありがたいです。
時間を見て、色々研究させてもらいますね。
ありがとうございました。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年05月08日 05:57