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2011年03月25日

【Amazonキャンペーン有】『会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい!』石田 淳


会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ
会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、行動科学マネジメントでお馴染みの石田 淳さんの最新刊。

当ブログ的には、ガチなマネジメント系の本は苦手なのですが、今回のご本は「仕事術」「キャリア形成」に関するものであり、かなり「ツボ」でした。

副題にある「続職」とは、本書の帯によると『「転職」「起業」に続くビジネスマンの第3の選択肢』であるとのこと。

ご自身のキャリアについて考えている方なら、見逃せない1冊です。

なお、本書に関しては「メルマガ会員限定」のアマゾンキャンペーンが実施されているのですが、石田さんにお願いして一般応募も可能にして頂きました(石田さん、ありがとうございます)!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【ポイント】

■1.「1年後の今日、結論を出す!」と、まずは宣言する
 転職するのか?
 起業するのか?
 今の会卦社にとどまるのか?
 その選択を、1年後に出すことを決めるのです。そのために、1年という期間を限定して、積極的に目の前の仕事に取り組むのです。
 たったこれだけのことで、リスクを犯すことなく、あなたの人生は変わります。


■2.1年後に必ずしも辞める必要はない
ちゃんと仕事に向き合っていると、新しい発見があるものです。同じ仕事でも、適当に取り組むか真剣に取り組むかで、得られる「気づき」は大きく違います。
「この職場は、じつは自分に合っている」
 そう感じられる可能性も、充分にあります。そのときは自信を持って、「この会社に残る!」と決断すればいいのです。


■3.自分軸に沿って「やらないこと」を決める
 効率的に自分を変えるには、「やりたくないこと」から考えてみてください。他人にとっては重要でも、あなたにとっては重要でない。そうしたことには手を伸ばさないことが、自分を変えていく近道です。
 このような考え方を「劣後順位」と言います。(中略)

 ・1年の間にやるべきこと
 ・1年の間にやらなくてもいいこと

 これを見きわめるためには、「自分がどうなりたいか?」を知っておく必要があります。「自分軸」を持つことが重要なのです。


■4.社内人脈こそ大事
 会社を辞めてから成功する人は、辞めるまでにどれだけ不満があっても、円満に退社しているケースが大半です。
 独立起業したあとも、前の職場と積極的に情報交換をしたり、ビジネスパートナーとして取り引きをしています。(中略)

 そこまで評価されるのも、あなたが欠かせない人材であることを、会社の人たちがわかっているからです。
「あの社員を失ったら、会社にとって損失ですよ」
 そういうことを言ってくれる人がいれば、会社の対応も変わってきます。


■5.続けやすい仕組みを作るには「前後」にまで目を向ける
 続けやすい仕組みを作るには、行動だけでなく、その前後にまで目を向けます。行動科学マネジメントにおける「フロント行動リサーチ」「アフター行動リサーチ」です。具体的には、次の3つをセットで考えるのです。
 (1)先行条件(行動の直前条件)
 (2)行動
 (3)結果条件
(行動の直後条件)


■6.できる人を見て真似る
できる人の仕事のやり方−あなたの仕事のやり方=あなたに足りないこと
 このシンプルな式を、頭に入れてください。自分がやっていない行動を真似てみれば、彼らの仕事に近づけるのです。
 必要であれば、彼らの仕事に同行させてもらいましょう。素直に「仕事のやり方を勉強したい」と言えば、多くの場合は受け入れられます。上司を通じて許可を取ってもいいでしょう。
 会社で他人の仕事を見ることは、スキルアップにつながるわけです。


■7.「何ができたか」よりも「何をやったか」が大切
 あなたが営業職であれば、契約数や売上金額よりも、訪問数や交換した名刺の数を意識して、こちらを高めるように働きます。訪問数や交換した名刺の数は、行動すればするほど増えていきます。
 そうして行動を増やしていけば、やがて結果にも結びつきます。正しい行動を反復することが、自分を変える第一歩なのです。


【感想】

◆最初、サブタイトルにある「続職」というのを見た時は「何のこっちゃ」と思ったのですが、「1年という期間を限定して、密度を高めて働く」という考えは「目からウロコ」。

転職や起業を考える人というのは、大体において現状に不満があるもので、そういったモードに入ってしまうと、目の前の仕事もおざなりになりがちです。

そこを、期間を区切ることによって今まで以上に積極的に働く、というのは、ダラダラと不満をつのらせながら働き続けるより、よほど建設的。

また、積極的に働くことによって、上司の評価が高くなったり、人間関係も良くなって、上記ポイントにもあるように、結果的にそのまま働き続ける可能性も低くないような気がします。


◆その限られた1年間という期間に「何をするべきか」「どう働くべきか」等々が、2章以降で展開。

ポイントの5番目にある「フロント行動リサーチ」「アフター行動リサーチ」について補足しておくと、たとえば「禁煙」なら(2)の行動は「タバコを吸う」になります。

ただ、それだけを抑えようとしても難しいので、その前後条件にフォーカス。

(1)の先行条件は「どのような条件でタバコを吸うのか」になるので、「禁煙の店に行く」という方法が。

(3)の結果条件なら、「タバコを吸うとどうなるのか?」を考え、「口の中と頭がすっきりする」と思ったら、同じ結果が得られる「ガムをかむ」という方法が考えられます。

この前後の「仕組み」により、対象となる「行動」に働きかけるわけですね。


◆これは逆に「増やしたい行動」についても同じで、たとえば「読書の習慣」をつけたいなら、「常に本を持ち歩く」というのが一般的。

私も常時、カバンの中に最低でも2冊は入っていますし、読書好きの方なら皆やっているでしょう。

しかし本書ではさらにさかのぼって「本を買う習慣」をつけるために、「毎月の書籍代を決めてしまう」ことまで推奨。

極めつけは、「インターネットのブラウザのトップページをアマゾンの売上ランキングにしてしまう」というTIPSで、なるほど書評系ブロガーなら、そういうやり方もアリかもしれません。


◆また本書では、「会社にいる間でないとできないことやる」よう、色々とアドバイスをしてくれており、脱サラ経験のあるワタクシとしては、深くうなずくばかり。

実際、「やめてから分かる」のが会社のありがたさだったりするので、私も会社にいるウチにやっておけばよかった、と思うことは多々あります。

この点に関しては、神田昌典さんを初め、竹田陽一さんや土井英司さんも、会社員時代の経験を独立後に活かしてらっしゃるのが明らかですし、今、会社に不満がない方でも、こういうご時世ですから、積める経験は積んでおいた方が良いかと。

いずれにせよ、1年間、本気で会社員をやれば、辞める辞めないにかかわらず、ひと皮むけることは間違いないでしょう。


今だからこそ読んでおきたい1冊!

会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ
会社を辞めるのは、「あと1年」待ちなさい! 「続職」のススメ
1.「続職」という選択肢
2.現在の立場を再認識する
3.1年後に向かって続ける実行力
4.お金と時間の使い方を改善する
5.仕事の「仕組み」を作る
6.足りないスキルを身につける
7.秘められた可能性を引き出す


【アマゾンキャンペーンのお知らせ】

◆本書の発売を記念して、昨日よりアマゾンキャンペーンが行われております。

会社を辞めるのは「あと1年」待ちなさい amazonキャンペーン 行動科学マネジメント ウィルPM


■期間

 ●2011年3月24日(木)10:00〜3月31日(木)23:00


■特典

 ●1.「続ける技術事例集」
 
 ●2.「石田淳と著名人4名との対談レポート」
・石田淳×本田直之氏(レバレッジコンサルティング代表)

・石田淳×泉 正人氏(ファイナンシャルアカデミー株式会社代表)

・石田淳×鮒谷周史氏(有限会社セカンドステージ代表)

・石田淳×山田真哉氏(公認会計士)
の2点をもれなく無料プレゼント!


◆この特典の中では、特に2番目の対談の鮒谷さんとの対談レポートが気になりますね。

鮒谷さんは今まで、ご自身のメルマガ以外で、何かしらの媒体に登場されることってあまりなかったハズ。

申込フォームその他詳細は、キャンペーンサイトまで!

会社を辞めるのは「あと1年」待ちなさい amazonキャンペーン 行動科学マネジメント ウィルPM


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【編集後記】

◆いつもお世話になっているあびるさんの、「お願いタイガー!」「災害版」が登場。



実はこちらがまだあまり知られてないのか、「早い者勝ち」になっているそう。

被災地からの物資募集登録がどう考えても早い者勝ち状態の件 | Abi-Station

メディア関係者の皆様におかれましては、どんどん広めて頂きますよう、お願い申し上げます。


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この記事へのコメント
               
アマゾンアタックしてしまいました。
期限付きで働くことで、いまの働き方を見直すきっかけにするっていい考え方だと思いました。
ご紹介ありがとうございました。
来週から職場復帰するので読むの楽しみです!
Posted by あきのり♀ at 2011年03月25日 10:11
               
石田淳が経営する、株式会社ウィルPMインターナショナルのスタッフをしております、西川と申します。この度は、弊社代表石田の著書をご覧下さいまして、ありがとうございます!ブログでご紹介もしていただき、大変嬉しく思います。多くの方に本書を読んでもらい、参考にしていただけると幸いです。 今後ともよろしくお願いします!
Posted by ウィルPM 西川 at 2011年03月25日 16:54
               
>あきのり♀さん

アマゾンアタックありがとうございます(涙)。
ホント、私も考え方で一本取られました。
会社辞める前に、私もやってみればよかった(涙)。

いよいよ職場復帰ですか!
こういう時期ですから、最初は無理せず、なじんでいってくださいませ。

>ウィルPM 西川さん

はじめまして、コメントありがとうございます。
こちらこそ、石田さんには今回のキャンペーンの件で便宜を図って頂き、感謝しております。
実際、本書は多くの方に読んで頂きたいと思っております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年03月26日 05:24
               
smoothさん、こんにちは。

お久しぶりです。
アマゾンアタックさせていただきました。

今の働き方を見直すきっかけに
したいと思います。
Posted by 長谷川佳之@読書による経験価値 at 2011年03月27日 12:18
               
>長谷川佳之さん

こちらこそご無沙汰しております。
アマゾンアタックありがとうございます(涙)。

私もホント、社会人時代にこの本読んでいたら、最後の1年間はもっとちがったものになったと思います。
そのまま会社やめずに、税理士にならなかった可能性もあったかもw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年03月28日 04:08