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2011年03月20日

【個人ブランディング】『会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方』小関敦之


会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方
会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方


【本の概要】

◆先日、はてブ人気記事に入っていたのがこの記事。

無知の痴の輪で築地市場が混乱 - 連れ込むな! 私は急に 泊まれない/ウェブリブログ 無知の痴の輪で築地市場が混乱 - 連れ込むな! 私は急に 泊まれない/ウェブリブログ

築地は私も地元なだけに、「困ったもんだ」と思ってたのですが、実は、築地市場の飲食店は、場内も場外も未体験だったりします。

それに対し、今日ご紹介する本の著者である小関敦之さんは、"築地王"として名高く、築地の飲食店のガイドブック『築地 これ食べるならここ!』(「グルマン世界料理本大賞」ノミネート)なんて本まで出されてらっしゃるお方。

果たして「うだつの上がらなかった」(ホントですか?)小関さんが、いかにして現在の地位を築かれたのか?

個人ブランディングに関心のある方、本を出されたい方なら必見です!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

第1章 「好き」を極めてうだつを上げた人たちの秘密
      ――3人の「うだつ上げ」成功者に見る成功の秘訣

第2章 自分という商品を作る!
      ――「うだつ上げ」商品開発戦略・準備編

第3章 ブログで商品に磨きをかける!
      ――「うだつ上げ」商品開発戦略・展開編

第4章 編集者という名のバイヤーを攻略し、メジャーリーグデビューしよう!
      ――「うだつ上げ」販売戦略

第5章 結局やらなきゃうだつは上がらない
      ――「うだつ上げ」メンタルトレーニング


【内容&所感】

◆昨日ご紹介したご本の著者である高畑さんは「文具王」で、この小関さんは「築地王」

実はお二人のお名前の由来は、今はなき(2006年終了)テレビ番組、『TVチャンピオン』にあります。

「やはりテレビ出演は大きい」「やっぱテレビに出ないとだめなのか?」と思いがちですが、こと小関さんにとってはそうでもなく。

というのも、番組内で優勝し、「築地王」となっても、何のオファーもなかったのだとか。


◆さて、そこから小関さんのトライが始まります。

詳しくは本書に譲るとして、ひとつ言えるのは「人の縁は大切だな」ということ。

ちょっとしたパーティの後の飲み会の席で話していたことが、するすると処女作につながったのだそうです。

築地で食べる 場内・場外・”裏”築地 (光文社新書)
築地で食べる 場内・場外・”裏”築地 (光文社新書)

この本、私もよく知っているブックファースト銀座店のランキングで「4週連続総合トップ」となったとのこと。


◆とはいえ、「縁が大事」と人脈作りに励んでも、「コンテンツがないとどうしょうもない」のもまた事実。

小関さんの場合は、ご自身で公開されていたWeb日記(当時はブログはまだ広まってなかった)に、職場のある築地で食べたものを記録されていました。

結果的に、デビュー作やその後の著作、さらには雑誌でのグルメ記事でも、この時のコンテンツやそれらの書き方が役立ったのだそう。

やはりコツコツと続けておくことは大切なんですね。


◆もちろん、こういったコンテンツは紙に書いて誰にも見せないのではなく、積極的にWeb上で発信すべき。

メルマガやTwitter、SNSでの日記等色々ありますが、小関さんのオススメは、ずばり「ブログ」です。

第3章ではブログを使うべき理由や、具体的な書き方を解説されていますので、必ずしも出版まで目指さない方でも、このパートは要チェック!

もっとも、現在ブログを続けている方が、今さらテーマを変えるのは難しいんですけどね。


◆逆に第4章では、モロに「出版マーケティング」「出版ブランディング」的な内容なので、この本をお読みの方なら、既知の内容も多いかも。

出版で夢をつかむ方法
出版で夢をつかむ方法

参考記事:【ヤバ本】「出版で夢をつかむ方法」吉江 勝(2010年06月16日)

ここでは、小関さんご自身の「編集者の記憶に残り、かつ興味をひく名刺」が掲載されていますので、これまたご参考のこと。

そう言えばアソシエのこの号で、私の名刺は小関さんの名刺と共演したんでしたっけw

日経ビジネス Associe (アソシエ) 2009年 11/17号 [雑誌]
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2009年 11/17号 [雑誌]

参考記事:【ブランディング】「日経ビジネスアソシエ2009年11月17日号」の「人生を変えるアピール術」(2009年11月03日)


◆私自身を考えてみても、ブログを地道に続けていたことで、聖幸さん勝間和代さんとたまたまお知り合いになれました。

また、本田直之さんが私を知ったのも、やはりこのブログ経由だったとのこと。

Twitterから今やFacebookに話題の中心はシフトしていますが、小関さん流に「うだつ」を上げるには、ブログは必須です。

Twitterを始めてから、ブログがお留守気味の方が多いですが、本書を読んで、ぜひブログを復活させて頂きたく。


個人ブランディングを確立させたい方に!

会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方
会社でパッとしない人の「うだつ」の上げ方


【関連記事】

【ヤバ本】「出版で夢をつかむ方法」吉江 勝(2010年06月16日)

【ブランディング】「日経ビジネスアソシエ2009年11月17日号」の「人生を変えるアピール術」(2009年11月03日)

「パーソナル・マーケティング」をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた(2009年11月18日)

【二足のワラジ】「ハイブリッドワーカー 会社勤めしながらクリエイティブワークする」ヨシナガ(2009年08月18日)

「プチクリ!」岡田斗司夫(著)(2006年07月10日)


【編集後記】

◆気になる1冊。

好きなことを仕事にして成功する方法 夢を実現させるためのセルフマネージメント術
好きなことを仕事にして成功する方法 夢を実現させるためのセルフマネージメント術
「好きなことを仕事にする」にはコツがある!芸能界で数々のタレントを成功させてきた著者が教える、プロの世界で活躍し続けるためのセルフマネージメント術。
「好きなこと」という点では、今日ご紹介した本とも共通する感じですね。


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