2011年02月11日
【仕事術】「結果を出す人のスピード仕事術」@『CIRCUS』がなかなかやりおる件
CIRCUS (サーカス) 2011年 03月号 [雑誌]
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、たまたまコンビニで見かけた雑誌『CIRCUS』2011年 03月号。特集は「結果を出す人のスピード仕事術」ということで、当ブログでもお馴染みのビジネス書の著者さんたちも登場されています。
なおこの特集、「保存版大特集」と銘打っているだけあって、なかなか濃いコンテンツだな、と。
仕事術好きの方なら、是非ご覧下さいマセ。
いつも応援ありがとうございます!
【目次】(特集部分のみ)
巻頭大特集 結果を出す人のスピード仕事術
巻頭言 齋藤 孝「できる人は、なぜ仕事が速いのか?」
Part1.基礎編
管理職200人アンケート「仕事が遅い部下は、もういらない」
仕事が速い人と遅い人の「決定的な差」
Part2.実践編
効率化のための優先順位の決め方
「すぐやる!」習慣の身に付け方
加速度がアップするフレーズ集 ほか
Part3.応用編
【ポイント】
■巻頭言 齋藤 孝「できる人は、なぜ仕事が速いのか?」◆お馴染み齋藤センセイが初っ端に登場。
なるほど、と思ったところをいくつか抜粋します。
まずは「前倒し」のお話。
大事なのは単位時間当たりの仕事量、密度の感覚を体に染み込ませることです。それにはまず、与えられた締め切りよりも少し早めの締め切り時間を自分で設定し、それをクリアして次へ進むというやり方を習慣づけることです。続いて「細分化」のお話。
時間の単位を小さくしていけばいくほど密度の感覚は上がります。「午後の仕事」」ではなく「午後1時から2時までの1時間」とか、もっと小さく「1時から1時半までの30分」と設定してみるのです。極端に言えば、1分単位まで自分を追い込めば、密度は必ず上がり、スピード感を身に付けることとができます。この辺は、デキるビジネスパーソンなら、マスターされてそうな。
◆またこうもおっしゃられています。
まずは粗くでいいから、とにかく最後まで行くようにするのです。それからもう1回最初に戻って粗いところを修正し、ブラッシュアップしていくのです。ちょうどぺンキの上塗りのように、まず全体にささっとぺンキを塗って、かすれたところを重ね塗りし、さらに仕上げにまた重ね塗りをする感じです。こうすることで確実に質を高められます。やはり日本人は一般的に、丁寧にやろうとするあまり、「最後が間に合わない」ということが多いとのこと。
この辺は、留意したいところです。
1分で大切な仕事を片づける技術
参考記事:すぐに使える『1分で大切な仕事を片づける技術』テクニック4選(2010年11月24日)
■仕事が速い人と遅い人の「決定的な差」
◆ここでは、やはり当ブログの読者さんならお馴染み、「シゴタノ!」の大橋悦夫さんが、スピード仕事術について解説を。
実際に仕事が速い人と遅い人では、どんな差があるのか?
「遅い人は、仕事を始める前にあれこれと考える時間が長いんです。仕事に取り掛かる前に考え出すと、"あのやり方がいい""いいや、このやり方のほうがいいかも"などと延々と考えてしまい、いつまでたってもスタートできません。これに対し、仕事が速い人は、とにかくスタートし、走りながら考えるのが特徴です。うまくいかなかったら、走っている途中で方向を変えればいいと孝えているわけです。(後略)」ここを読んで、ビジネス書を読みだすと、最後までたどり着く前に、本に書いてあることを試すために途中でやめてしまうという、とある起業家さんのことを思い出しました。
やはり「構え
さらにもう1点。
「また、速い人は5分でも時間があれば取り掛かろうとするのに対し、遅い人は仕事を終わらせるところまでをイメージしようとします。(中略)要は「早く取り掛かるのが肝要」ということなのかと。
つまり、仕事の速さで重要なのは"時速100キロ"のようなスピードや、キーボードを打つ速さではなく"早く"取り掛かることなんです」
このブログも落ち着いた時間ができないと書き始めないのですが、スキマ時間にできるところから手を付けていかねば。
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
■加速度がアップするフレーズ集
◆タイトルからは想像できなかったのですが、「残念な人」シリーズでヒットを飛ばされている山崎将志さんの指導で3つのシーンでのフレーズ集が。
●上司から仕事が早いと思われるフレーズ
●部下との会話が円滑に進むフレーズ
●契約率がアップするフレーズ
それぞれについて5つのフレーズが紹介されており、計15個。
山崎さんの著書では、こういったノウハウチックなお話があまりなかったので、これは結構貴重かも。
残念な人の仕事の習慣 (アスコムBOOKS)
参考記事:【仕事術】『残念な人の仕事の習慣』山崎将志(2010年09月21日)
■仕事に役立つ情報の集め方
◆ここからは応用編として、まずはクラウドネタが。
解説は、『クラウド情報整理術』の村上 崇さん。
こんな私でも、一応Googleリーダーと、EVERNOTEは存じておりました(使ってませんけどw)が、こちらは多分見るのは初めてのような。
●mind42.com
データがクラウドに保存されるマインドマップツールのようです。
村上さんのこちらのご本も、要チェックで!
エバーノートとグーグルを使えばすべてのノート・メモ・書類が一元化できる! クラウド情報整理術
■すぐできる速読&理解度UPテクニック
◆こちらの解説は、宇都出雅巳さん(なるほど適任ですw)。
一応、「読むスピードを上げる訓練」も掲載されているものの、以下の5か条を守れば結構早く読めるハズ。
●まずは目次と見出しに目を通す
●まえがき、あとがきを読んで全体を把握
●できるだけ速く読む
●分からないところは飛ばして読む
●繰り返し読む
それぞれについての詳細は、本誌にて。
また、私は初見でしたが、下の画像の左ページの「理解力を一層高める実践的書類インプット術」は、ビジネスパーソン必見のヨカン。
速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術
参考記事:【読書術】「速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術」宇都出雅巳(2008年06月23日)
■究極のスピード図解思考術
◆「図解思考」と言えば、もちろん永田豊志さん。
今回は4ページに渡って、図解思考術を伝授してくださってます。
こんな感じ…。
とにかくここで書く文章を読むより、実際に図を見て頂いた方が、分かりやすいかと。
プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術
【感想】
◆今号は、「まるでアソシエではないか?」、と思うばかりの濃さでした。さすがに全部拾うわけにもいかなかったのですが、今回漏れたコンテンツも良いできであり、もうこの特集は、まるごとスキャン決定w
さらに、別の特集として『「結婚は4人目以降で決めよ」は本当か!?』と題して、先日ロンドンブーツ1号2号の田村 淳氏と講演をした、森川友義先生も登場。
結婚は4人目以降で決めよ
当ブログ的には、こちらのネタも美味しそうだったのですが、とりあえず自重(?)。
◆他にも「短時間で疲れをとる超睡眠法」という特集も、読者の皆さんには興味深いのではないか、と。
女性モデルがでてきてたりして、そこはかとなく『ターザン』みたいではあるのですがw
また、毎号のコラムも文具あり、家電あり、料理ありで、なかなか読み応えもあります。
そうそう、料理の先生は、あのナイスバディの森崎友紀さんなんですよ(服着てましたがw)。
ぶっちゃけ、微妙な特集の某経済系雑誌よりよほど楽しめた1冊。
版元ではすでに売り切れのようなので、お買い求めはお早めに。
仕事術特集以外にも美味しいネタが満載でした!
CIRCUS (サーカス) 2011年 03月号 [雑誌]
【関連記事】
すぐに使える『1分で大切な仕事を片づける技術』テクニック4選(2010年11月24日)【速読+記憶】『「ビジネス速読」仕事術』椋木修三(2010年11月22日)
【仕事術】『残念な人の仕事の習慣』山崎将志(2010年09月21日)
【読書術】「速読・多読でビジネス力が高まる!スピード読書術」宇都出雅巳(2008年06月23日)
【時間畑】「LIVE HACKS! [ライブハックス!]」大橋悦夫(2008年05月11日)
【編集後記】
◆土井英司さんの2作目である『「伝説の社員」になれ!』が、このたび文庫化されました。文庫 「伝説の社員」になれ! (草思社文庫)
装丁のカラーがまるっきり変わったので、ちょっとビックリw
当ブログの読者さんなら単行本の方をお持ちだと思いますが、最近こちらにおみえになって、まだお持ちでない方なら、ぜひご検討を。
ご声援ありがとうございました!
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この記事へのコメント
「構えて撃ってから狙え」では?
Posted by ななし at 2011年02月14日 12:03
>ななしさん
おっしゃるとおりです(汗)!
早速直しました!!
ありがとうございました!
おっしゃるとおりです(汗)!
早速直しました!!
ありがとうございました!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年02月14日 12:13
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