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2011年02月08日

【現代病?】『首こりは万病のもと―うつ・頭痛・慢性疲労・胃腸不良の原因は首疲労だった!』松井孝嘉


首こりは万病のもと―うつ・頭痛・慢性疲労・胃腸不良の原因は首疲労だった! (幻冬舎新書)
首こりは万病のもと―うつ・頭痛・慢性疲労・胃腸不良の原因は首疲労だった! (幻冬舎新書)


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、珍しくガチな健康本

タイトルにもあるように、「肩こり」ならぬ、「首こり」が、現代人の多くの体調不良の原因である、というお話です。

中でも、アマゾンの内容紹介にも出ている16の疾患については、これまで治療が不可能だったものが、90%〜100%の確率で完治に至っているそう。

実は私も、「首」が原因でとある症状に20年以上悩まされていたこともあるので、これはご紹介しておかねば、と思った次第です。

まさに「首こりは万病のもと」かもしれませんよ!


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【目次】

第1章 原因は「ストレス」ではなく「首疲労」だった!

第2章 あなたの首にはこんなに負担がかかっている!

第3章 首疲労治療で完治可能になった16の病気

第4章 首疲労からの脱出に成功した患者さんたち

第5章 なぜ脳神経外科医が「首」に着目するようになったのか

第6章 「うつむかない生き方」のススメ


【所感など】

◆いきなりですが、自分語りをw

私は小学校1年生の頃、渡り鉄棒で反対側から来た上級生に足を挟まれ、頭から落ちたことがありました。

その時は大したことはないと思ったのですが、その後長年に渡って頭痛に悩まされることに。

もちろん、病院でCTスキャン等の検査を受けたものの、何も問題がない、との診断が。

結局それ以降は、頭痛薬に頼らざるを得ませんでした。


◆ところが、税理士試験の受験中に、腰痛の治療のために訪れた整体院で、私は意外な事実を知らされます。

先生が言うには、「頸椎が何か所もズレているし、腰痛の原因はそれ」「それよりよく首の頸椎がこんなにズレてて普通に生活できたね」とのこと。

ΩΩΩ<な、なんだってー

何でも、通常ならズレようがない1番2番という頭蓋骨の中の頸椎がズレていたのだそうで、私が長年苦しんできた頭痛はまさにこれが原因でした。

その後、数回の治療で、通常の状態に戻ると「アラ不思議」、確かに頭痛も腰痛もキレイさっぱりなくなったという。

まさか、首が原因だったとは!?


◆ちなみに本書で主に展開されているのは、頸椎まではいかない「首の筋肉」の異常の解消。

ただし、過去に強く頭を打った人は、こういった症状になりやすい、とのことなので、私はまさに「要注意」なワケです。

もちろん、頭を打ってなくとも、首こりが原因と思われる諸症状(私のように当人は首が原因とは思ってないケースが多いのですが)に悩まされている方にも、本書は有益なハズ。

本書で紹介されている事例や、患者さんたちのお話を読んで、「自分も当てはまるかも」と思われた方は、第6章の「生活改善法」の部分だけでも一読されると良いかもしれません。

と言うわけで、以下本書の中から3点ほど。


【ポイントなど】

■意外と重い頭とそれを支える首

◆私もここまで重いと思っていませんでした。
――みなさんは、頭がどれくらいの重量なのかご存知でしょうか。
 これは、約6キログラムといわれています。
 6キロというと、500ミリリットルのペットボトルなら12本分。だいたい、大玉のスイカと同じくらいの重さです。(中略)

なかでも、首の筋肉への負担がぐっとアップするのは、うつむきの姿勢をとったときです。一説では、このとき、首の後ろの筋肉にかかる負担は約3倍にもなるといわれています。
うつむきの姿勢って、まさに今、このエントリをパソコンで打ってる状態がそうなんですがw

なるほど、現代人に「首こり」が多いワケですね。


■首疲労治療で効果のある16の疾患

◆アマゾンの内容紹介よりも具体的な表記が本書内にはあります。
緊張性頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ状態(頸性うつ)、パニック障害、ムチウチ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、多汗症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス――この16の疾患です。
本書では第3章を丸々使って、この16の疾患の特徴とそれぞれに対する首疲労治療の効果について解説しています。

特に、ほかの病院で「うつ状態」(軽症うつ)と診断された患者さんの多くが、首疲労治療で回復する、という点は見逃せないところ。

ほかにも自律神経失調症や過敏性腸症候群のように、「え?首が原因」というような疾患も、かなりの確率で完治しているのがスゴイです。


■首を疲れさせない生活法

◆ある意味、ここが一般的な読者さんにとっては本書の「キモ」なので、あまり詳しく書いてしまうと、ネタバレになってしまいそうな。

そこで、簡単に抜粋して。

 ●15分ごとに30秒の「首休憩」をはさむ

 ⇒具体的な休憩の取り方についての言及アリ。


 ●低めの枕で8時間睡眠

 ⇒枕についても考えるべき点が


 ●「555体操」で首の筋肉をトレーニング

 ⇒本書ではイラストにて解説されています


他にも「ノートパソコンよりデスクトップ型パソコン」とか、「とにかく首を冷やさない」といったポイントも要チェックだと思われ。

詳細は本書にてご確認下さい(スイマセン!)。


体調不良の原因の多くが首こりにあるのかも!

首こりは万病のもと―うつ・頭痛・慢性疲労・胃腸不良の原因は首疲労だった! (幻冬舎新書)
首こりは万病のもと―うつ・頭痛・慢性疲労・胃腸不良の原因は首疲労だった! (幻冬舎新書)


【関連記事】

【健康】「病気が消える習慣」入谷栄一(2010年02月08日)

【健康】「HEALTH HACKS! ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術」川田浩志(2009年02月14日)

【抗加齢】「サクセスフルエイジングのための3つの自己改革」川田浩志(2008年02月19日)

【レバレッジ筋トレ術】「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」山本ケイイチ(2008年05月31日)


【編集後記】

今日ご紹介したご本は、幻冬舎新書の1月の新刊なのですが、こちらも同じタイミングで出た本。

お金が貯まる5つの習慣―節約・投資・教育・計算そして感謝 (幻冬舎新書)
お金が貯まる5つの習慣―節約・投資・教育・計算そして感謝 (幻冬舎新書)

テーマ的に当ブログでは取り扱いにくいのですが、ご参考まで。


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Posted by smoothfoxxx at 08:30
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この記事へのコメント
               
こんにちは。
肩こりならぬ「首こり」わかるような気がします。
首ヘルニアというのもあるようですし。
私も万年肩こり。肩こりから首すじへと痛みが移動したようです。
特に冬場は皆さんつらいでしょうね…
Posted by 理事太郎 at 2011年02月08日 09:43
               
万病のもとなんですね。私も50肩、50首(?)に悩まされています。ゆっくりとストレッチをして気長に回復を待つ身でしたが、ご紹介いただいた本が気になります。購入してみます。
Posted by 片木 at 2011年02月08日 19:49
               
そうなんですか!早速買って読みます。僕は母子家庭だったのが、小二のときに急に「父親」が出来、これ以来首凝りになりました。それからは惨憺たる日々で…。人生を変えそうな書だと感じますので読みます!
Posted by えいちゃん at 2011年02月08日 23:34
               
>理事太郎さん

肩こりになるような方は、本書を読む限りでは、生活習慣的に首もこりそうな感じです。
おっしゃるように、私も冬場は首の筋をよく違えますね〜(涙)。

>片木さん

アマゾンアタックありがとうございます(涙)。
もちろんストレッチ大事です!
私もブログ書く時には、15分ごとに休憩とるようにしました。
首自体に異変がおありなのでしたら、もしほかの諸症状があったら疑ってみるべきかも。

>えいちゃんさん

はじめまして、コメントありがとうございます!
首こりを子供のころから自覚されているのでしたら、多分本書にあるような諸症状もお持ちだと思います。
最終的には本書の著者である松井先生の提携病院に行くことになるのかもしれませんが、それを判断する上でも、ぜひお読みください。
今現在、アマゾンの在庫がないので、お急ぎでしたら、リアル書店の方が早いかも。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年02月09日 04:57
               
私も首こり悩んでます!
Posted by 齊藤正明 at 2011年02月09日 11:41
               
>齊藤正明さん

およ!齊藤さんもですか!
ならばこの本オススメっす〜!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年02月10日 08:24