2011年01月18日
【読書術】『頼れる!読書術』@週刊東洋経済
![週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]](http://rcm-images.amazon.com/images/P/B004H26T02.09.MZZZZZZZ.jpg)
週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、昨日発売になった『週刊東洋経済 2011年 1/22号』。巻頭特集はお約束の「読書術」でございます。
いやー、この特集は定期的に行われているんですけど、毎回買ってしまうんですよね、やはりw
既にお買い求めになってる方も多いでしょうから、備忘録代わりに簡単にまとめておきます。

【目次】
頼れる!読書術
P.34 【1000人アンケート】 ビジネスパーソンの「読書」の実態
PART 1 できる人は「何を」「どう」読むか
今すぐ実践! 忙しい人の読書術
営業、コンサル、弁護士、商品開発… できるビジネス人の読書と仕事
COLUMN│読書会って、みんな何してるの?
岡藤正広/伊藤忠商事社長
読書はまず要約で厳選する。本は若いうちに読んでおくべき
PART 2 読書領域を広げる楽しみ方
図書館を使い倒せ
覆面調査! 書店員のお薦め本は頼れるか
中古本最前線
COLUMN│便利?不便?“自炊”生活
ソーシャルリーディングで広がる読書体験
野口聡一/宇宙飛行士
宇宙でも読書を楽しんだ。電子書籍も慣れれば悪くない
PART 3 1冊1分! 頼りになる30冊
“行き詰まったとき”に読む10冊
“ビジネス力をアップ”させる10冊
“もう一歩先へ進む”ための10冊
INTERVIEW 読書で無から有を創り出す
佐々木 譲
安彦良和
大森一樹
【ポイント】
■1000人アンケート ビジネスパーソンの「読書」の実態◆まず初っ端は、gooリサーチと『週刊東洋経済』が共同で実施した「1000人アンケート」の結果から。
内訳は「男女ほぼ同数の20代〜60代の就業者」ということで、かなり平均的な線だと思います。
質問内容をいくつかご紹介しておきますと……
●読書するのはいつですか?
●読んだ本の感想やメモなどを書く?
●新刊/中古本を購入した店は?
●2010年に読んだ本の数
などなど。
◆この中では、やはり「読んだ本の数」に注目したいのですが、年平均で●●冊(ネタバレ自重)、というのは、ちょっと少ないような(月ではないです)。
また読んだ本の内訳を見ても、ビジネス・経済・法律分野の本を1冊も読んでない層が6割もいるとのこと。
ノウハウ本を読むだけで、何もしていないことを揶揄する論調もありますが、まったく読んでない層に比べれば、まだマシだと思われ。
私も引き続き、粛々と読み続けたいな、と思った次第です。
■今すぐ実践! 忙しい人の読書術
◆ここではお馴染み土井英司さんが登場。
題して「できる人になるための選書術の5箇条」。
その中から3つほど抜粋してご紹介。
●分厚い本を読む
「いちばんいいのは、分厚く難しい本を読むこと。結局それが早道でお得」

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版
●タネ本を読む
「派生本を何冊も読むなら、タネ本を1冊読んだほうが時間の節約になる」
![影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41dnX2kbwFL._SL75_.jpg)
影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
●ライバルが読む本を読む
「読んだ人の認識が変わるような本は、競争相手に出し抜かれないために読んだほうがいい」

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
ちなみに、この土井さんのパートは初級編で、さらに中級、上級と続きますので、気になる方は誌面でご確認を。
■COLUMN 読書会って、みんな何してるの?
◆最近、広まりつつある読書会。
今回の特集では、まず「読書朝食会 "Reading-Lab"」の集まりの模様が紹介されています。
スタイルとしては、皆でお薦め本を持ち寄るもの。
また、「夜の読書会MAX」(mixi内のコミュニティなのでリンクは省略)は、未読の本を持ち寄るのが特徴とのこと。
◆一方、「名古屋アウトプット勉強会」は、課題図書型の読書会だそう。
それぞれ、向き不向きなどがあると思いますので、mixi等のSNSで色々と調べて参加してみると良いと思います。
ひょっとして、これからはFacebookで集まりが広まるのかもしれませんが。
ちなみにこの本は、読書会運営上の色々なTipsが収録されており、読書会をやってみたい方にはお薦めです。

本は絶対、1人で読むな!
参考記事:【読書】『本は絶対、1人で読むな!』中島孝志(2011年01月15日)
■ソーシャルリーディングで広がる読書体験
◆小見出しだけ見て、てっきり「メディアマーカー」のことかと思いきや、あにはからんや。
書名や感想だけでなく、スクラップやコメントを共有できるサービスが広がっているよう。
まず、一応私も知っていた「ブクログ」。
◆そしてこちらは、ほかの読者のコメントがリアルタイムで自分の電子書籍端末に反映される「Qlippy」。
えーっと、今更ですが、普通のPCじゃダメみたいですね。
iPad専用アプリとウェブの連動で新たなeBook体験を可能にする「Qlippy」【東京Camp】:TechWave
また、「share reader」は、気に入った本のフレーズを引用してシェアするサイトです。
なるほど、色々な読書体験が味わえるようになってきたんだな、と…。
■1冊1分! 頼りになる30冊
◆このコーナーは、東洋経済版の「重要本ガイドブック」とも言えるもの。
30冊紹介されている中から、いくつか見繕って。
●「"行き詰まったとき"に読む10冊」より
「人生の転機を乗り越えたい」

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 新潮文庫
⇒土井英司さんも以前激プッシュされてました
「自分の話し方に自信が持てなくなったとき」

私はどうして販売外交に成功したか (Life & business series)
⇒当ブログではあまり営業スキル本はご紹介しないのですが、この本はすべての方にオススメ
参考記事:【名著!】「私はどうして販売外交に成功したか」フランク・ベトガー(2008年10月26日)
●「"ビジネス力をアップ"させる10冊」より
「売れるコピーを書きたい」

ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則
⇒とにかく「人を動かすフレーズ」を学ぶには必須の1冊
参考記事:【フツウにスゴ本】「ザ・コピーライティング」ジョン・ケープルズ (著), 神田昌典 (監修)(2008年10月20日)
「衰退産業にいながら「生き残り」を図るには…」

イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
⇒すいません、ブログで紹介してないんですが、名著だと思います
●「"もう一歩先へ進む"ための10冊」
「今年こそ使える英語を身に付けたい」

どうして英語が使えない?―「学校英語」につける薬 (ちくま学芸文庫)
⇒この本は全く知らなかったのですが、多読と多聴を推奨しているのだそう
「ビジネス書では学べない自社の競争優位が欲しい」

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
⇒この本も「名著」として名高いのですが、なかなか読むタイミングがなくて…
【感想】
◆同じ読書ネタの特集にしても、『週刊ダイヤモンド』と比較すると、なかなか面白かったな、と。例えば、ダイヤモンド社の場合、自社で率先して電子書籍を出したり、ビューワーをリリースしたりしているわけでして。
それと比較すると、どうしても『週刊東洋経済』は、それほど電子書籍に対してはそれほど意欲的ではないような。
◆一方、上記では取り上げていないのですが、「図書館」にフォーカスした部分が興味深かったです。
その中でも掘り出し物(?)と言えそうなのが、豊島区立中央図書館。
ここではフロアの一隅にビジネス支援コーナーを設けており、ネットワーク環境を整えたPC持ち込み席が16席あるのだそう。
意外と席も空いているそうなので、お近くの方はお試しアレ。
読書好きなら一読の価値アリ!
![週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61%2BKdywsHPL._SL75_.jpg)
週刊 東洋経済 2011年 1/22号 [雑誌]
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【編集後記】
一昨日お会いした勝間さんからご紹介受けたイベントを。私も第1回に参加した「Chabo!著者と読者の集い」の第2回が、2月7日(月)に開かれるそうです!
参考記事:【セミナー】「Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法」に参加しました!(2008年12月06日)
著者の皆さんは手弁当で駆けつけられるので、非常に良心的な価格設定。
良い席はどうも早い者勝ちみたいなので、お申込みはお早めに!

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