2011年01月10日
【ブランド】『人生を変える自分ブランド塾』に学ぶ自分ブランド7つのポイント
人生を変える自分ブランド塾―ブレない人の74の習慣 (成美文庫)
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「パーソナルブランディング」を学ぶには恰好の作品。著者の中谷彰宏さんは、超多作な著者さんではありますが、ことこのテーマに関してなら「外れようがない」と判断し、リアル書店で見つけて即買いしましたw
本書は文庫本の書き下ろしということで、お値段は控えめ。
なのに中身は「なるほど納得」な1冊でした!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
第1章 誰でも幸せになる力を持っている。
楽しそうにやっていることが、自分ブランド。
ワクワクすることが、自分をブランド化にできる。 ほか
第2章 成功する人は、迷いがない。
「これしかやらない」ことが見つかったら、勝ち。
流行っている店は、メニューが少ない。 ほか
第3章 自分ブランドの方程式を見つける。
100円ショップの買物で、自分らしさが出る。
自分の方程式を、身につける。 ほか
第4章 やりたいことで失敗する勇気を持つ。
「私は○○だけど、△△」というかけ算がブランドになる。
「元○○」から、早く抜け出す。 ほか
第5章 時代に左右されない価値を高める。
叱られることを目標にすると、ハードルが上がる。
ハードルの高さが、その人のブランド。 ほか
【ポイント】
■1.気がついたら話していたことがブランドになる自分ブランドに正解はありません。
「この人のやることは、全部正解」というのが、自分ブランドです。
考えて出た言葉では、もはやダメです。
気がついたら話していたというのが、好きなものです。
■2.最初の1人の支持者をつくる
アートは、自分ブランドです。
粗大ゴミから現代アートに生まれ変わるのは、誰か1人が「これって面白い」と言った瞬間です。
1人がそう言うと、ほかの人たちも「そういえば、アートだね」と言い始めます。
まず、この1人を生み出すことです。
■3.自分の方程式を身につける
自分ブランドは、X軸とY軸です。
X軸は、「自分が」できることです。
Y軸は、「相手が」幸せになることです。
ほとんどの人がXかYかどちらかで考えます。
これではブランドはできません。
ブランドは、XとYの組み合わせです。
2つの要素から成る人間連立方程式です。
■4.キャラはかけ算で考える
自分を「○○だけど、△△」と表現すると、どうなりますか。(中略)
キャラは、かけ算です。
1つのキャラだけでは、かぶる人がたくさんいます。
ところが、「コクがあるのにキレがある」という相反するものを持ってくることで、その人のキャラが明確になります。
■5.成功することより、成功の仕組みをつくる
何かで成功したら自分ブランドになるというわけではありません。
成功は、自分ブランドにはなりません。
成功は、ただ単に1回の成功にすぎません。
モノが売れたのは、ヒットして売れただけです。
「成功の仕組み」ができた時に、初めてそれが自分ブランドになります。
■6.カッコよく負けることがブランド
カッコよく勝つというのは当たり前です。
一番のブランドは「あの負け方はカッコいいね」と言われるような負け方ができることです。
成功するかしないか、結果を出すか出さないかではありません。
失敗しても、結果が出せなくても、しくじってもカッコいいというのがブランドです。
■7.気くばりせずに突き抜ける
嫌われないように気くばりしても、限界があります。結局は嫌われます。
「嫌われないためにやってたんだな」と見えます。
ところが、「あいつ、気くばりとかしないけど許す」「しょうがない、あいつは」「あいつは論外だよね」と思われる人がいます。
気くばりをするエネルギーを、突き抜けるほうに使ったほうがはるかにいいのです。
これが自分ブランドです。
【感想】
◆本書は相変わらずの(?)「中谷節」が炸裂しておりましたが、冒頭でも触れたように、こと「ブランディング」に関してなら、中谷彰宏さんのお言葉は、いつもの2割増しくらいのありがたさwそもそも、ありとあらゆる出版社から作品を出していて、その多くのフォーマットがほとんど同じ、というのがスゴイです(いい意味で)。
これは、しっかりご自身の「方程式」を持って、「仕組化」されているということかと。
ちなみに、本書によれば南原清隆さんに、「中谷さんは方程式持っているなぁ」と言われたことがあるのだとか。
芸人さんに、そこまで言わせるなんて、やはり「突き抜けて」ますよねw
◆とにかく付箋を貼りまくったので、割愛したところだらけなんですが、自分自身のために挙げておきたいのが、『「やらなきゃよかった」で後悔することは、実は1つもない』というくだり。
逆に「やっておけばよかった」という失敗をいくら積み重ねても、上記3番目の「方程式」に近づけません。
ですから、「やらなきゃよかった」という失敗を分析して、自らの「方程式」を生み出すべし。
そしてそのためにも、「量稽古」は大切である、と中谷さんは言われています。
◆また、『本を挙げて、「この人が薦める本なら、まず間違いなく面白い」と思ってもらえることが、ブランドです』という部分には、ドキっとしました。
これは特に書評ブロガーのことを指しているわけじゃないのでしょうが、自分自身を振り返ってみたり。
「みんながみんな、同じ本が面白いと思うわけじゃない」、という判断から「でも、こういう人には微妙かも」と逃げてしまうsmooth涙目の巻w
やはり小飼さんのように、「弾言」できる人、というのは、キチンと「自分ブランド」ができている、ということなのかと。
◆本書は「自分ブランド」に関して、非常に得るところが多かったです。
「気づき」という言葉はあまり好きじゃないのですが、テクニカルな部分よりも、「考え方」について腑に落ちまくり。
逆に、下記関連記事に挙げた本は、テクニカルなお話が多いので、先に本書を読んでおくとよいかもしれません。
もちろん既にお読みの方は、本書を読むと、改めて気がつく点や改善できる点があるかと。
「中谷ブランド」構築の秘密がここに!
人生を変える自分ブランド塾―ブレない人の74の習慣 (成美文庫)
【関連記事】
【キャリア構築】『会社で「ブランド人」になれ!』デービッド・ダレッサンドロ(2010年08月04日)【メモ】セルフブランディングを考える際に意識しておきたい5つのポイント(2010年06月23日)
【個人ブランディング】あなたが『Me2.0』を買うべき3つの理由(2010年05月02日)
「パーソナル・マーケティング」をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた(2009年11月18日)
「パーソナルブランディング」 ピーター・モトンヤ (著) 本田直之 (訳)(2005年06月09日)
【編集後記】
◆今日ご紹介の本は、中谷さんの現時点での最新作ですが、もうすぐこんな本もお出しになります。伝説のホストに学ぶ82の成功法則-仕事と恋愛でナンバーワンになろう-
まるで当ブログを狙い撃つような内容ワロスwww
ご声援ありがとうございました!
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この記事へのコメント
ちょっと質問なのですが、ブログを作るのに、HTML言語やCSSは必要ですか?
Posted by KT at 2011年01月10日 11:19
あ、書き忘れましたが、このブログの根強いファンですw。
もう一つ質問が。
ブログサービスを使うとしたら、どれがいいですかね?(ライブドアやアメーバなど)
もう一つ質問が。
ブログサービスを使うとしたら、どれがいいですかね?(ライブドアやアメーバなど)
Posted by KT at 2011年01月10日 15:08
>KTさん
いつもご覧頂き感謝です!
HTMLやCSSは使いこなせた方が自分なりのブログができるので有利だとは思いますが、私のようにほとんどわかってなくても、ブログを運営することは可能ですよ。
最近はググってなかったのでどの比較サイトがいい、というのは分からないのですが、「ブログ 比較」とかでググると出てきますので、それを見てご検討を。
アフィリエイトが不可のところや、せっかくHTML学んでも編集が不可のところもあるので、どういうことがやりたいか、を考えるべきかな、と。
私は実は、色んなサービスでブログをやってみたのですが、ライブドアブログの有料版が自分には合ってると判断し、無料版から有料版に格上げして続けています。
参考になれば、幸いです。
いつもご覧頂き感謝です!
HTMLやCSSは使いこなせた方が自分なりのブログができるので有利だとは思いますが、私のようにほとんどわかってなくても、ブログを運営することは可能ですよ。
最近はググってなかったのでどの比較サイトがいい、というのは分からないのですが、「ブログ 比較」とかでググると出てきますので、それを見てご検討を。
アフィリエイトが不可のところや、せっかくHTML学んでも編集が不可のところもあるので、どういうことがやりたいか、を考えるべきかな、と。
私は実は、色んなサービスでブログをやってみたのですが、ライブドアブログの有料版が自分には合ってると判断し、無料版から有料版に格上げして続けています。
参考になれば、幸いです。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年01月10日 15:22
返事、ありがとうございます!
ライブドア有料ブログは良さそうですね。
ビジネス書ブログをやりたいなと考えています。
Amazonアフィリエイトはもちろんですが、サイトに広告を貼ることで、広告料は取れるのかな?
あと、検索の仕方の本の特集をやってもらえると助かります。
俺は、検索が下手でしてw
グーグルやヤフーや、英語圏の検索の仕方まで、ぜひともよろしくお願いします。
ライブドア有料ブログは良さそうですね。
ビジネス書ブログをやりたいなと考えています。
Amazonアフィリエイトはもちろんですが、サイトに広告を貼ることで、広告料は取れるのかな?
あと、検索の仕方の本の特集をやってもらえると助かります。
俺は、検索が下手でしてw
グーグルやヤフーや、英語圏の検索の仕方まで、ぜひともよろしくお願いします。
Posted by KT at 2011年01月10日 15:51
>KTさん
ビジネス書ブログですか〜。
なかなかレッドオーシャンだと思いますので、アフィリエイト等は最初から期待しない方がいいと思いますよ(マジで)。
検索については、私もついつい身内の詳しい人にメールで問い合わせるような人間なので、ご紹介できるようなスキルもオススメの本もないのが現状です。
「ネット 検索の仕方」でググったら、こんなサイトが。
http://www.arakawa-unet.jp/info/wordhelp/index.html
ただ、ほかの読者の方の手前、できれば、あまりビジネス書と関係のないご質問はご勘弁をw
ビジネス書ブログですか〜。
なかなかレッドオーシャンだと思いますので、アフィリエイト等は最初から期待しない方がいいと思いますよ(マジで)。
検索については、私もついつい身内の詳しい人にメールで問い合わせるような人間なので、ご紹介できるようなスキルもオススメの本もないのが現状です。
「ネット 検索の仕方」でググったら、こんなサイトが。
http://www.arakawa-unet.jp/info/wordhelp/index.html
ただ、ほかの読者の方の手前、できれば、あまりビジネス書と関係のないご質問はご勘弁をw
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年01月11日 01:18
ビジネス書といっても、smoothさんとはかぶらない本が多そうですw
でも、マインドマップ的読書感想文の本は本当にいい本が多いので、ついつい買っちゃいますw
アフィリエイトは、儲からなそうだと思っているので、広告勝負にしたいのですが。。。
検索の基本が載ってましたね!
ビジネス書と関係ない話題ですいません。
個人的な質問はどこに送ればいいのだろう?うーむ。
では、ありがとうございました!
でも、マインドマップ的読書感想文の本は本当にいい本が多いので、ついつい買っちゃいますw
アフィリエイトは、儲からなそうだと思っているので、広告勝負にしたいのですが。。。
検索の基本が載ってましたね!
ビジネス書と関係ない話題ですいません。
個人的な質問はどこに送ればいいのだろう?うーむ。
では、ありがとうございました!
Posted by KT at 2011年01月11日 08:14
>KTさん
ご本のお買い上げありがとうございます(涙)。
広告にせよアフィリエイトにせよ、ある程度はアクセスが集まらないとダメなので、まずはそこまで頑張ってみてください。
個人的な質問ですかー。
そっか、今メアド隠しちゃってるんですもんね。
すいません、出版社さんからのメールがあまりに多かったので、現在非公開としております。
また、ご質問も基本的には読者さん全体に有益なものであると助かります。
Twitterもfacebookも手が回らないくらいテンパってますので…。
ご本のお買い上げありがとうございます(涙)。
広告にせよアフィリエイトにせよ、ある程度はアクセスが集まらないとダメなので、まずはそこまで頑張ってみてください。
個人的な質問ですかー。
そっか、今メアド隠しちゃってるんですもんね。
すいません、出版社さんからのメールがあまりに多かったので、現在非公開としております。
また、ご質問も基本的には読者さん全体に有益なものであると助かります。
Twitterもfacebookも手が回らないくらいテンパってますので…。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年01月12日 01:47
中谷彰宏事務所の淺野昌規です。
【自分ブランド塾】を紹介していただき、感謝です。
初の文庫書き下ろしのせいか、
「2割増し」は、当たっているかも
しれません。
ありがとうございます。
【自分ブランド塾】を紹介していただき、感謝です。
初の文庫書き下ろしのせいか、
「2割増し」は、当たっているかも
しれません。
ありがとうございます。
Posted by 淺野 昌規 at 2011年01月12日 14:58
>淺野 昌規さん
コメントありがとうございます。
この本、書店で見て、ビビビと来ました!
さすが中谷さんだな、と。
しかも中谷さん、あれだけご本出されていて「初文庫本」だったんですか!
存じ上げず失礼しました。
それは記事で触れるべきだったかも。
コメントありがとうございます。
この本、書店で見て、ビビビと来ました!
さすが中谷さんだな、と。
しかも中谷さん、あれだけご本出されていて「初文庫本」だったんですか!
存じ上げず失礼しました。
それは記事で触れるべきだったかも。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2011年01月13日 06:18
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