2010年12月02日
【名言集】『トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉』本田直之
トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉
【本の概要】
今日ご紹介するのは、本田直之さんの本のエッセンスを凝縮した1冊。本田さんの著作17作の中から、キラーフレーズばかり170個抽出したのですから、それは濃くもなります罠。
プロローグによると本田さんは、「ぱっと開いただけで、私の主な著作に書かれていることが一瞬で理解できて、読者のみなさんが即座に活用できる本をつくれないか?」という趣旨のもと、本書を作られたのだそう。
これは活用せざるを得ませぬ!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
Chapter 1 セルフ・マネジメントの言葉──フレーズNo.001-029
Chapter 2 自己プロデュースの言葉──フレーズNo.030-051
Chapter 3 レバレッジをきかせる言葉──フレーズNo.052-074
Chapter 4 キャリアを考える言葉──フレーズNo.075-099
Chapter 5 コントリビューションの言葉──フレーズNo.100-125
Chapter 6 インプットのための言葉──フレーズNo.126-149
Chapter 7 プライベートと未来をつくる言葉──フレーズNo.150-170
【ポイント】
■小さな習慣を身につけていくと、良い流れが生まれる明日から毎朝3時間、英語を勉強してから出社する……。
いきなり大きすぎる習慣を身につけようとするのは、大きなストレス。
大きな習慣にチャレンジする前に、まず、すぐ実行できそうな小さな習慣を身につけましょう。靴を揃える、部屋を片づける。
小さなことでも、何か1つを習慣にできれば、良い流れを呼ぴ込めます。
「今回成功したから次もできる!」と思えるようになれば、やがて大きな習慣を身につけることができるでしょう。
■努力と工夫を間違えない
「努力」をする方向を間違えないために考えることが「工夫」です。
「工夫」と「努力」の違いは、そこに強い意志が必要かどうか。
常に気合が必要な「努力」に対して、効率的に成果を出す方法を極めた「工夫」は、気合を必要としません。
「工夫」とは、努力して得られる成果を苦痛なく得る方法を考えることです。
■アウトプットのいいところは、「失敗」という最大の学びを経験できること
知識を増やす、スキルを磨く、といったインプットは大切なこと。
しかし、インプットするだけでは宝の持ち腐れです。
得たものは積極的に使うこと。
何が役に立つのか、何が間違っているのかを知るには、アウトプットしてみることです。
失敗を恐れることはありません。
経験を積み、度胸をつけてどんどん視野を広けていきましょう。
■好きを仕事にせず、仕事を好きになる
いくら好きなことでも仕事にしたた途端、純粋に楽しむことができなくなってしまいます。
だから好きなことを仕事にすることはあまりおすすめしません。
趣味は楽しむためのものとして続けながら、仕事を好きになることです。
好きなことを仕事にしたいとこだわると、自分の可能性を狭めることにもなります。
■実力より少し背伸びをして見せておき、足りない分を必死に努力して埋める
自分のことをどう評価するかで、できる仕事が変わってきます。
過大に評価しても、中身が伴わないのでは意味がありません。
過小に評価しすぎては、自分の可能性を狭めてしまいます。
おすすめなのは、「実力より少しだけ良い評価」をすること。
ほんのちょっと頑張ればできる、という程度の自分を周りに示すことで、常に頑張れる状況をつくり出しましょう。
■誰を知っているかではなく、誰に知られているか
いざというときに頼れる人をキープしている状態を人脈というのではありません。
目指すべきは、自分が頼るより、むしろ頼られるような関係です。
そのためには相手のために何ができるかを常に考えておくことです。
■勉強そのものより、いかに勉強するか、その仕組みづくりが大切だ
その気になれば、勉強は際限なくできるものですが、時間には限りがあります。
限られた時間で勉強の成果を出すには、効率の良い仕組みが必要です。
方向性を持たずに始めるのではなく、手抜きをして成果を得られる仕組みを練ってから勉強しましょう。
効果的に勉強できるかどうかは、良い仕組みがつくれるかどうかにかかっているのです。
■性格は変えられないが、考え方は変えられる
意思が弱い、物事を決められない。
そんな人でも、意思決定力を強くすることはできます。
毎日、小さなことでも意思決定するトレーニングを繰り返す。
性格を変えることはなかなかできませんが、思考のクセや考え方は、直そうと思えばその瞬間から変えられます。
【感想】
170ものトリガー・フレーズの中から、たった8つだけ選んでみました。もちろん他のフレーズを選ばれる方もいらっしゃるでしょうし、その辺は人それぞれだとは思います。
例えば、一番最初の「小さな習慣」のお話は、実は初めて本田さんとお会いした際に、直接お伺いしたことでもあり、今でもはっきり覚えているわけでして。
あれは2007年の夏ごろだったと思いますので、もう3年以上前になるんですか(遠い目)。
そのおかげか(?)、私は3歳になるムスコにも、靴を揃えるようにしつけてますがw
◆ところで、上記のフレーズとその解説文(引用部分)は、本書のそれぞれのフレーズ&解説をそのまま持ってきたものです。
……って、ここだけ見たら、通常の本と見分けが付きませんよね?
私は通常の本から引用する場合には、個人的に「ここぞ!」と思う部分を抜き出しているのですが、本書はそれを本田さん自身がおやりになったということ。
いわば、本田さんの17冊の著作から、「smoothブログ風」にセレクトしたようなものなワケです(←ちょっと違いますがw)。
なお、フレーズ部分は基本的には著作から引用してらっしゃいますが、解説部分は今回新たに書き下ろしたものだそう。
その分、コンパクトにまとまっているので、さらに実践しやすくなっていると思います。
◆また、普通の「名言集」「フレーズ集」と違うのが、デザインに対するこだわり。
装丁は比較的シンプルなものの、中身はかなり大胆なデザインになっています。
そのことに関して、本田さん曰く
デザインにこだわり、記憶に残るビジュアルにしたとのこと。
ネタバレになるので画像は載せませんけど、コピーライター風(?)といった感じ。
これ、「ポストカード」とかにして、売ったら売れるんじゃないでしょうか?
私だったら、気に入ったフレーズのポストカードをコルクボードにピンで刺しておきたいところです。
◆本書は、本田さんのファンだったら、「辞書のように」手元に置いておくと良いと思われ。
逆に、全くの初心者だったら、「本田本ガイドブック」として活用できるかと。
私は滅多に本を読み返さないタイプなのですが、この本1冊あれば、本田さんの全作品を俯瞰できるので、時おり目を通すつもりです。
それ以上に、とにかく書かれていることを実践しなくては!
まさに"メタ本田本"と言える1冊です!
トリガー・フレーズ―自分にスイッチを入れる170の言葉
【関連書籍&記事】
◆本書の元となった17作品と当ブログにおけるその紹介記事を一挙ご紹介しておきます。なお、それ以外の本田さんの監修本等については、カテゴリー:本田直之をご覧下さい。
レバレッジ・リーディング
参考記事:「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日)
レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
参考記事:【自己投資】「レバレッジ・シンキング」本田直之(2007年06月29日)
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)
参考記事:【時間の投資】「レバレッジ時間術」本田直之(2007年06月05日)
レバレッジ勉強法
参考記事:【レバレッジ】「レバレッジ勉強法」本田直之(2007年09月25日)
レバレッジ人脈術
参考記事:【人脈】「レバレッジ人脈術」本田直之(2007年12月14日)
レバレッジ英語勉強法
参考記事:【英語】「レバレッジ英語勉強法」本田直之(2008年04月04日)
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
参考記事:【レバレッジ成功法】「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」本田直之(2009年01月15日)
レバレッジ・マネジメント―少ない労力で大きな成果をあげる経営戦略』
参考記事:【実践的経営法】「レバレッジ・マネジメント」本田直之(2009年01月16日)
本田式サバイバル・キャリア術
参考記事:【キャリア育成】「本田式サバイバル・キャリア術」本田直之(2009年03月21日)
ビジネスパーソンのための家計簿―本田直之式アカウントブック
参考記事:【本田直之式】「ビジネスパーソンのための家計簿」を使い始めることにしました!(2009年07月05日)
なまけもののあなたがうまくいく57の法則
参考記事:【工夫志向】「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」本田直之(2009年07月16日)
意思決定力
参考記事:【決断】本田直之さんの「意思決定力」から学んだ6つのポイント(2009年10月17日)
パーソナル・マーケティング
参考記事:「パーソナル・マーケティング」をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた(2009年11月18日)
本田流 しりあがり的 額に汗する幸福論
参考記事:【本田流 しりあがり的】「額に汗する幸福論」から学ぶ7つのポイント(2009年12月15日)
カラダマネジメント術!
参考記事:【本田流】「カラダマネジメント術!」本田直之(2010年04月09日)
たった3つのクセを直せば人生がうまくいく
参考記事:【思考法】「たった3つのクセを直せば人生がうまくいく」本田直之(2010年04月14日)
ゆるい生き方 ‾ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜
参考記事:【ストレスフリー】「ゆるい生き方〜ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜」本田直之(2010年05月23日)
【編集後記】
◆野口嘉則さんの新刊が今日発売です。僕を支えた母の言葉
元となっているYouTube動画はコチラ。
(´;ω;`)ブワッ
ご声援ありがとうございました!
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