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2010年11月15日

【気づかい】『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』能町光香


誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「気がきかない」私にとっては、耳イタイ1冊。

著者の能町光香さんは、「日本人では数少ない上級米国秘書検定(CAP)合格者」で、重役秘書として主に活躍されてきた方なのだそうです。

アマゾンの内容紹介から。
いい人、優しい人、頭のいい人とはちょっと違う「気のきく人」。「気のきく」人は、余計なお世話をせず、感謝と信頼を集めるポイントをおさえているのです。相手の考えを理解し、先読みする技術と習慣を学びましょう。
思ったよりも仕事術系なのが、ちょっと嬉しかったりw


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【目次】

第1章 いつでも気がきく人の3つの共通点

第2章 信頼される人の気づかいの習慣

第3章 臨機応変なコミュニケーションで敵をつくらない

第4章 細やかな配慮でやる気を引き出す

第5章 言いにくいことも言えるようになるスマートな伝え方

第6章 気配り上手の効率的なタイムマネジメント

終章 今さら人には聞けない、オトナの常識とマナー 5編


【ポイント】

■1.行動が伴なうと、気持ちがより伝わる

◆誰でも疲れているときに、気づかいの言葉だけでなく、何らかの「行為」があると、より一層嬉しかったりするもの。

例えば夜遅く、会議が終わって疲れているところに「お疲れ様でした」と言うだけでなく、一緒に飴やクッキーを渡したなら、きっと「気がきく」と思われます。
 これは、本当にちょっとしたことでもいいのです。
 言葉だけない何かを添えて、行動として見せることが本当の気づかいだと思います。
これはまさに「なるほど」なポイント。

ただ、私の場合は、行動以前に、「気づかいの言葉」すらも、忘れがちなんですがw


■2.タイミングを読む

◆一方、その行動以上に大切なのが、「タイミング」である、と。
 私もよく、「なんか集中できないなぁ」と思っていると、上司が「コーヒーが飲みたいな。ちょっとスタバに行かない?」なんて声をかけてくれることがありました。
 ほんの15分コーヒーを飲みに行き、他愛もない話をするだけですが、これが本当にいい気分転換になるのです。
 たぶん、私が疲れた顔をしていたのだと思います。
ただ、このタイミングを読むためには、相手をよく観察する必要があります。

私は会社員時代、飲み会で上司の話を熱心に聞くあまり、よくお酒を注ぐタイミングをよく逸して、手酌されていましたがw


■3.想像力で先読みする

◆著者の能町さんは、外国人が上司になったときに、新幹線の席を取る際に気をつけていることがあるそう。

それは何か?
…正解は、「必ず、富士山の見える窓側の座席を予約すること」でした。外国人ですと、やはり「マウントフジを見てみたい!」という方は多いのです。
これがもし、ノマドワーカーが上司になったらこうなります。


Togetter - 「@shigotanoさんが新幹線でやっているライフハック」

こうした細やかな準備や段取りに必要なのは、やはり「想像力」なんですね…って、大橋さんの例はちょっと特殊ですがw


■4.マネンジメントはしてもコントロールしない

◆能町さんがご覧になってきた限り、「いい上司」に共通する「いい接し方」と、「悪い上司」に共通する「悪い接し方」があるのだそう。

それは、「いい接し方」「マネジメント」であり、「悪い接し方」「コントロール」なのだとか。
たとえば人に何かお願い事を頼んでやってもらうことも、自分の身体を健康に保つのもマネジメントです。
 いい上司は本当にこれが上手で、自分のやりたいことに向けて人やものを動かし、その間に多くの人の信頼や感謝を集めてしまいます。(中略)

 一方、私の中でマネジメントと対義語になっているのが「コントロール」という言葉です。コントロールとは、日本語でいえば「支配」といったニュアンス。悪い上司は、人や組織に対してこれをやっていることが多い気がします。
これはまさに「子育て」にも言えることで、読んだ直後は深く反省致しました。

でも、その後、結局ムスメに「お片づけしなさ〜い!」と命令してしまったのですがw


■5.お礼には一筆添える

「お!お礼状なら自分もやってる!」とオモタのですが、プロはひと味違いましたw
 私はこのとき、カードだけではなく、ちょっとした贈り物も添えて、メッセージと一緒に届けることにしています。
 相手が女性なら「香りのいい石鹸」、男性なら「ハンカチ」、きちんとしたお礼なら「ネクタイ」を添えて、外国人の場合は「漆塗り風の手鏡(あくまで漆塗り"風"ですが)」…といった具合です。
しかも、こういったものは、あらかじめ大量に買い占めておくのだそう。

まさに「備えあれば憂いなし」ですね。


【感想】

◆自分自身、この本を読んで「出来ていない部分が多い」ことに、結構愕然としました。

いえ、そんなに気がきく方でもないことは認識しておりましたが、それにしても……。

例えば、上記でも触れたように、「お酒を注げない」というのは前々から気にはなっていたものの、最近は酒の席に出ていないこともあり、すっかり忘れていた次第。

「そうそう、タイミング計るのが下手だったんだ!」←今さらw


◆また、3番目の「想像力」の件で思い出したのが、「コピー取り」のお話。

会議の資料をコピーするよう言われた場合に、「どういう会議」「どういう出席者がいるか」等によって、コピーの取り方も変わってきます。

コピー取りも重要な仕事のうちの一つ|浜口直太の独り言

このレベルになるには、「想像力」だけでなく「観察力」も、当然必要だと思われ。


◆本書は最初に装丁とタイトルを見たときは、普通の「自己啓発系」の本だと思いました。

しかし実際は、「ビジネススキル」「コミュニケーション」「マネジメント」といった、ビジネスシーンでスグにでも実践できるものばかり。

その分(?)、45の習慣の中には「気がきく」こととちょっと離れたものもありますが、いつも通り「使えるものだけ使う」スタンスなら、全く問題ないかと。


出世できるのは、こういう気づかいができる人なのかも!

誰からも「気がきく」と言われる45の習慣
誰からも「気がきく」と言われる45の習慣


【関連記事】

【仕事術】『残念な人の仕事の習慣』山崎将志(2010年09月21日)

【出世する仕事術】「仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! 」酒巻 久(2010年03月19日)

【仕事術】「自分は評価されていないと思ったら読む本」から学ぶ7つのポイント(2009年12月30日)

【仕事観】「いい仕事ができる人の考え方」村山 昇(2009年04月06日)

【処世術】「認められる力 会社で成功する理論と実践」太田 肇(2009年02月26日)


【編集後記】

◆今日の本に関連して。

こんな言葉で叱られたい (文春新書)
こんな言葉で叱られたい (文春新書)

まさに「コントロール」ではなく、「マネジメント」にしなくては。


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この記事へのコメント
               
ご無沙汰しております。

これは!!!!まさに私に必要な一冊!!!! 買わせていただきます……。(涙目)
Posted by 赤っぴ at 2010年11月15日 20:43
               
>赤っぴさん

こちらこそ、ご無沙汰しております!
また、アマゾンアタックありがとうございます(涙)!

え?でも赤っぴさんて、気遣いできてそうなんですが、なぜに???
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年11月16日 03:08