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2010年09月14日

【映画】『BECK』を劇場で観てきました!


BECK












【はじめに】

◆今日は、当ブログとしては初の「映画レビュー」を。

アジャイルメディアネットワーク(AMN)さんの「映画『BECK』劇場鑑賞券プレゼントキャンペーン」に応募したところ、ラッキーなことに当選してしまいましたw

今まで試写会等に招待されても食指が動かなかった私が、今回応募したのは、「男性限定」という指定があったから。

きっと「やらないか」的な展開が期待できる……じゃなくて、映画としてのクオリティに自信があるから、と判断した次第です。

ネタバレに注意しつつ、音ネタや動画を含めてご紹介してみようかと。

(なお、記事内ではキャストや登場人物について、すべて敬称略させて頂きます)


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【あらすじ】

◆上記AMNのサイトから引用します。
奇跡の出会いによって生まれたバンド、ベック。
青春のすべてが、ここにある。
ニューヨーク帰りの天才ギタリスト竜介(水嶋ヒロ)との出会いをきっかけに、平凡な高校生・コユキ(佐藤健)は、音楽の魅力にのめりこんでいく。竜介の下に、ベースの平(向井理)、ラップの千葉(桐谷健太)、そしてギター&ボーカルのコユキとドラムのサク(中村蒼)が集まり、最高の音楽を目指すバンド・BECK<ベック>が結成。竜介の妹・真帆(忽那汐里)の応援もあり、夢中でバンド活動に取り組むうち、コユキは自分では全く気付かなかった天性の歌の才能を開花させていく。次第に頭角をあらわしていくBECK、皆が胸に抱いていた夢、日本最大のロックフェス出演が実現しかけた矢先、バンドの存続にかかわる大きな危機が。果たして、そのとき彼らは――。
累計発行部数1500万部超の大ヒットコミック待望の実写映画化。音楽という絆で結ばれた若者たちの成長と友情を描く、最高に熱くなる青春ストーリー!


【キャスト】

水嶋ヒロ(南 竜介)

佐藤 健(田中幸雄"コユキ")

桐谷健太(千葉恒美)

中村 蒼(桜井裕志"サク")

向井 理(平 義行)

忽那汐里(南 真帆)


【感想などなど】

◆物語は原作が全34巻のうち、最初の10巻分を映像化したもの。

全体の中でいくつか山場があるうち、最初の1発目となる、ロックフェス(「グレートフルサウンド」)の出演までが描かれています。

一応私は、途中から知ったものの原作を一通り読んでおり、特に連載最後の半年くらいについては、リアルタイムで月刊マガジンでも読んでいる程度のファンでした。

というか、ビジネス書を読み始めてから、実際に単行本を買ったマンガはこの『BECK』くらい。

かつ、そもそもマンガの原作の映画が多々あれど、ほとんど観たことのない私にとっては、この『BECK』は「結構原作に忠実だった」と感じました。


◆まず、出演キャストが、かなり原作の世界感に近いと言えるかと。

最初に、竜介を水嶋ヒロが演じる、と聞いたときは、なるほどハマリ役だ、と思ったくらいです。

特に帰国子女で英語がペラペラという設定上、実際に帰国子女である彼のキャスティングは、個人的には異論はナシ。

それは同様に、妹の真帆役である忽那汐里も同様で、お恥ずかしながら、彼女のプロフィールを知らなかった私は「英語うめーなー」とか劇場では思っていました(彼女も帰国子女です)。


◆また、ある意味一番キャラが立っていた千葉役の桐谷健太も、かなりハマっていた感じ。

ライブシーンでは、原作同様、彼のパフォーマンスが光っていました。

一方、佐藤 健、中村 蒼、向井 理の3人ははっちゃけキャラじゃない分、堅実な演技がたのもしかったです。

それにしても、これだけ違和感がないのに、バンドのメンバー5人ともが、楽器演奏の経験がないなんてw

実際のバンドの映画でも、演奏シーンは後で入れたりしている(ドキュメンタリーを除く)わけなので、全員バンドやってた、と言われても信じちゃいそうなくらい見事でした。

さすが俳優さんは違います罠w


◆ストーリー的には、基本的には原作通りなのですが、シンプルにまとめる関係上か、いくつかのエピソードや登場人物が割愛されています。

ただこれも、大筋ではあまり影響が大きくない部分なので、まったくと言っていいほど問題なし。

むしろMaciPodが、連載当時ではなく現代のバージョンだったり、BECKが有名になっていく過程でYouTubeが登場したり、という変更点は、その方が自然に感じます。

劇中、真帆が作成したPVがYouTubeにアップされているのですが、ひょっとしたらそれがYouTubeにあるんじゃないか、と漁ってみたものの、それはなかったよう。

ホントにあったら、映画のバイラルマーケティングになったかもしれませんがw


◆ただし、やはり触れないわけにはいかないのが、コユキのボーカルの件。

設定としては「うまい」ではなく「スゴイ」「観客を呼べる」というものなので、必ずしも歌がめちゃくちゃ上手いボーカルをかぶせればいい、というものでもなく。

映画を観る前は、あのボーカルをどう実写で表現するのかと思っていたら、「なるほど、そう来ましたかw」

ネタバレを伏せて書くと、「ベストかどうかは分からないけれど、原作に忠実であるのならこれ以外にどんな方法が?」といったところでしょうか。

一応、ネットでも賛否両論らしいですが……。


◆同じく、原作で登場する各オリジナル曲は映画では出てこず、映画独自のオリジナル曲が演奏されています。

これは、著作権等は関係ないハズなので、やはり原作とのイメージの違いを回避したのかも。

こちらは劇中何度か演奏される、半ば「メインテーマ」とも言える『EVOLUTION』




このPVもなかなかカッコいいのですが、実際に劇場の大画面で観ると、さらに迫力が増します!

私は映画のDVDが出たら買うつもりなのですが、この迫力だけは、やはり映画館で味わうしかないですね。


◆ちなみに、全然知らなかったのですが、この曲、元ネタ(カバー?)があったのですね。



舞台となっているのは、ロックフェスの老舗である「レディング・フェスティバル」

さすがに本場のフェスは人がスゴイっす。

なお、この曲「PRIDE」のフジテレビ中継時のテーマ曲だったそう(これまた知らなんだ)。


◆ついでに、映画のテーマ曲も。

●オープニングテーマ

Red Hot Chili Peppers - Around The World (Video) (YouTubeの埋め込み無効動画)

●エンディングテーマ



この曲や上記のRage Against The Machineの曲が入ったオムニバスアルバムがこちら。

BECK the movie~OFFICIAL INSPIRED BY...
BECK the movie~OFFICIAL INSPIRED BY...

サントラも出るようなのですが、現時点では内容がちょっとよく分からず。

BECK オリジナル・サウンドトラック
BECK オリジナル・サウンドトラック


◆こちらはすでに発売されているメイキングやインタビューを収録したDVD。

BECK IS BORN [DVD]
BECK IS BORN [DVD]

映画の鑑賞後に観るといい感じっぽいです。

そして、原作をご覧になったことのない方には「オトナ買い」全巻セットw

BECK 全34巻完結セット (KCデラックス)
BECK 全34巻完結セット (KCデラックス)

丁度アマゾンでも特集ページが作られていますので、コミックス各巻についてはこちらからご覧下さい。




その他、皆さんの感想はこちらからどうぞ。




【編集後記】

◆今回の記事を書くにあたって、ついつい脱線して(?)色んなライブ動画を漁っていたんですが、やはりこれが最強かな、とかw



演奏もタイトでカッコいいんですけど、やはりnokkoのボーカルにヤラレます。


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 08:00
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この記事へのコメント
               
またお邪魔しました!
BECKは原作を知ってる分ちょっとさけてた部分がありましたが、面白そうなのでちょっと見てみようかなと思います。
Posted by タカダヨシヒコ at 2010年09月14日 18:36
               
>タカダヨシヒコさん

原作に忠実という意味では、かなりスゴイです。
ホント、ボーカルの件だけどう思われるか、でしょうか…。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月15日 06:37