2010年07月18日
【モテ】「モテるデート」もコストパフォーマンス高杉な件
![]() |
【本の概要】
◆今日お送りするのは、先日ご紹介した、『モテる出会い』の続編。参考記事:【モテ】「モテる出会い」は単行本なのに、お値段530円ナリ!(2010年07月13日)
というか、厳密には昨年ご紹介済みの『モテの真実』のスピンオフ第2弾で、前編同様お値段「530円」です。
今回はタイトルに「デート」と入っているだけあって、女性とのコミュニケーションに関して、知っておくべき有用なお話が満載。
さらに、鬼門である(?)「告白の仕方」についても触れられております。
「お目当ての女性がいる」方、「来るべき日に備えたい」方なら、必読かと。

【目次】
1 デート編1―「デート」で自分に合った相手を見つける
女性との距離を縮めるのはデート
最初はランチに誘う ほか
2 デート編2―「デート」で大切な女性ウケする会話術7
共感を示す
自慢しない ほか
3 告白編―「告白」しよう
告白の目安はデート5〜7回
関係を持つ前に告白すること ほか
4 お付き合い編1―「彼氏」の心構え
理想どおりの女性なんて現実にはいない
彼女の相談に答えてはいけない ほか
5 お付き合い編2―長続きする「恋人同士」の付き合い方
小さな変化を大切にする
目線をそらさない ほか
【ポイント】
■デートに誘うときには「おいしいエサ」を女性はデートに誘われた時、「面倒だなあ」という気持ちと、「デートに行ってみたいなあ」という2つの矛盾した気持ちを抱くのです。つまり、「行ってみたい」という気持ちが勝てば誘いに乗り、「面倒」という気持ちが勝てば断るということ。
デートに来てほしいなら、女性の「面倒」という気持ちを少なくする誘い方が必要なのです。
女性の「面倒」という気持ちを少なくするいちばんいい方法、それが、「おいしいご飯があるから」と理由を付けること。「おいしいエサ」です。
■彼女の危険信号を刺激しないデートの3つのポイント
●ランチデートを提案する
●デートのプラン自体を先に言っておく
●帰る時間をあらかじめ伝えておく
「デートが、ロマンチックでムードのある展開」と考えるのは、男の欲が先走っているだけ。その点、ランチから始めれば、日中の明るさを利用して、「健全な関係」であることを印象付けられるのです。
■女性に上手に共感するための4つのポイント
1.会話内容よりも、感情の動きに注意する
2.相手の目や表情を見る共感は相手と心を通わせることで生まれるもの。相手の話を吟味することも大事なのですが、「自分も相手と同じ気持ちになっているんだ」とシンクロ状態になることが大切です。
3.相づちをうつ
4.結論は彼女に言わせる
男性は起承転結の「結」を重要視する生き物であるため、とかく結論を急ぎたがります。「話はわかったよ。とりあえず君はこうすぺきだよ」と相手の話の内容に対し、自分が結論をつけたがってしまうことがよくあります。
実はこれ、女性に対して「絶対にやってはいけないタブー」の1つ。賢い人ほど、相手の会話の先読みができてしまうものですが、ここはぐっとこらえて相手が結論を言うまで待ちましよう。
■批評家にならない
モテない男性ほど「世の中の森羅万象は、すべて自分の頭脳で解析できる」とでも言わんばかりに、批評、それも悪い評価、つまり否定・批判ばかりを繰り返します。これは、自分以外の何かを否定することによって、自分の頭脳が優れていること、世の中よりも一歩抜きん出ていることを示したいための行動。(中略)
しかし、女性には、相手と「批評と批評で戦う」という習慣がありません。
女性は戦いよりも和を重んじるからです。
そのため、批評をされると、女性は「なに? マイナスのことばっかり言って。場がしらけちゃうじゃない」と思ってしまうのです。
■告白するのに適した場所とは?
告白に適した場所は、どれも「薄暗い」か「暗い」場所で「キレイなところ」であることが、わかったかと思います。
ムードの演出には、光を減らすことがもっとも手っ取り早いのです。
ですので、告白を昼にするのはできる限りやめておいたほうがよいでしょう。告白は夜にするほうが、断然、成功しやすいのです。
また、昼に告白する場合でも、どこかのお店に入るなどして光を減らし、ムードを作るような演出にするとよいでしよう。
■理想どおりの女性なんて現実にはいない
まず、男性が肝に銘じておかなくてはいけないのが、自分の理想に彼女を当てはめないこと。
自分の理想を100%叶えてくれる女性と出会うことはまず奇跡であり、そんなことはありえないと考えておきましょう。自分の理想の女性と付き合うのは、自分の頭の中だけにしておいてください。(中略)
理想像を無理やり押し付けるということは、場合によっては相手の女性の人生、人間性そのものを否定するということになりかねません。
そんな権限など、男性にはないのです。
■女性に相談されてもアドバイスはするな!
(女性から相談されても)「なんのアドバイスもしなくてよい」のです。大部分は女性側が自分で解答を持っています。そのうえで、問題の発生から結論までのプロセスに対して自分が思ったことを、誰かと分かち合いたいと思っているだけなのです。つまり、共感が欲しいのです。
それななのに「相談→アドバイス」の繰り返しになってしまうと、女性は「私の話を全然聞いてくれない」と思い、男性に対して不信感を抱くようになります。
だから、貴方が相談された時には、何か言いたくなってもガマンして聞く。
これに徹してください。
【感想】
◆冒頭でも触れたように、本書は同じ織田さんの著作である「モテの真実」の後半部分からピックアップして書かれている関係上、「モテの真実」の記事でとりあげた部分というのは、当然本書にも含まれております。そこで今回、記事を書くに当たっては、それらとは、できるだけかぶらないようにしました。
当然、上記記事にもキモとなるポイントは多々ありますので、今回の記事と併せてお読み頂きたく。
例えば『6.婉曲表現は疑問形を取って考える』あたりは、知っておくと役立ちそうなw
◆さて、本書を読んで感じたのが、当ブログでも大人気の「ベスト・パートナーになるために」との共通点です。

ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた (知的生きかた文庫)
参考記事:【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)
「共感する」「批評家にならない」「アドバイスしない」なんてあたりは、まさにそう。
ナンパ系のモテ本ですと、このあたりはあまり触れられていないのですが、「真面目に女性と付き合う」のであれば、当然知っておくべきこと。
それは既に結婚している私のような人間でも同様です。
私も結婚してから「ベスト・パートナーになるために」を読んで、深く反省したクチですがw
◆また、「告白」にウェイトを置いているのも、本書の特徴の1つ。
「告白はするな、相手からさせろ」とか、「告白するにしても、カラダの関係を持ってから」というような本もあるのですが、織田さんは違います。
とにかく、女性の心理面を熟知した上でのアドバイスは、まっとうな恋愛を目指す方には、ドンピシャ。
独身男性を対象としている分、「ベスト・パートナーになるために」より使えるかもしれません。
◆ただし、前編の記事からも何度か申し上げているように、本書は「モテの真実」のスピンアウト本であり、「モテの真実」をお持ちの方は、特にお買い求めの必要はないかと。
また、デートを含めた「女性とのコミュニケーション」がテーマゆえ、現時点で、全く対象となる女性がいない場合には、宝の持ち腐れになりそうなヨカン。
そういう方は、まずは「モテる出会い」を読んでいただいて、必要に応じて本書に移行されると良いと思われ。
いずれにせよ、「2冊買っても1,060円」なんですけどねw
もはや、モテ本の「価格破壊」です!!

モテるデート (男のモテ本 Vol. 2)
【関連記事】
【モテ】「モテる出会い」は単行本なのに、お値段530円ナリ!(2010年07月13日)【モテ】「モテの真実」に学ぶ7つのポイント(2009年08月31日)
「女の子の取扱い説明書」について最低限知っておくべき3つのこと(2010年03月28日)
【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)
【モテ】「また会いたくなる人 婚活のためのモテ講座」大橋清朗(2009年01月27日)
【編集後記】
◆大ヒットとなった、「話を聞かない男、地図が読めない女」でお馴染みの、アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ夫妻の最新作が登場、
セックスしたがる男、愛を求める女
「身も蓋もない」タイトルですが、これは私は読んでおかねば…。

この記事のカテゴリー:「モテ・恋愛」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。