2010年06月18日
【Amazonキャンペーン有】『ビジネス本作家の値打ち』水野俊哉
ビジネス本作家の値打ち
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、私たち「書評系ブロガー」のライバル(?)である、水野俊哉さんの最新作であり問題作。本書は、水野さんのデビュー作である『成功本50冊「勝ち抜け」案内』同様、ほぼ全面的に「書評」で埋め尽くされています。
ただし、従来の作品と違うのは、「著者」にフォーカスしている点。
アイウエオ順に並べられた各著者について、2ページ弱で紹介をした後、その著者の作品を3〜8冊ずつ点数付けて斬りまくってらっしゃいます。
なお、本日から始まる「アマゾンキャンペーン」のお知らせも後半にございますので、お見逃しなく!
いつも応援ありがとうございます!
【所感などなど】
◆本書は基本的にはガイドブックなので、いつものようなポイント列挙は割愛します。その代わりと言っては何ですが、本書の読みどころを。
まず目次の次にあるのが、点数の解説。
真ん中より上は、まだいいですけど、一番下なんか「なんぞこれw」ですよね。86〜100点 ビジネス本のマスターピース
76〜85点 極めて優れたビジネス本
61〜75点 平均レベルのビジネス本
50〜60点 買うのに勇気がいるビジネス本
49点以下 ポンチビジネス本
◆水野さんは今回論評した作家さんの半数以上とは顔見知りとのことなのですが、この「ポンチビジネス本」評価されている本が、本書の中に10冊ほどあります。
しかも、私が知ってる限り、サシで会っている(仲が良いと思われる)作家さんの本もその10冊の中に見受けられるという…。
何というチャレンジャーぶり!
とにかく「歯に衣着せぬ」と言いますか、今後リアルでどこかで会ったら、嫌味の1つも言われても不思議ではないほどの切れ味でございます。
◆具体的に書くと、ネタバレになるので、低評価な作品の特徴を。
●物語形式は、一部の名作を除いて、評価が低め
●多作な作家の「ネタかぶり」な本も微妙
●逆に「ネタかぶり」を避けるためか、「奇をてらったような」本も辛口
◆一方、その作家さん自体が比較的低評価な方について
●やたら多作なX氏については、「読後に、驚くほど何も残らない」とバッサリ
⇒水野さんからのメールによると、この方と昨日対談で会われているハズなんですけど、大丈夫なんですかね?
●自己啓発系の売れっ子新人Y氏を「ビジネス本バブルの徒花」と批評
⇒まだこの後も本が出ること決まってるんですが…。
他にも、結構な大御所に正面口撃かましたりしているので、お楽しみにw
◆もちろん、「高評価」な方もいらっしゃるので、こちらも参考まで。
●大前研一さん(登場する5作品中3作品80点台、2作品90点台)
●橘 玲さん(8作品中、1作70点台、5作品80点台、2作品90点台)
●中島孝志さん(5作品全て80点台)
●吉越浩一郎さん(5作品全て85点以上、1作品90点台)
また、1作品だけ極端に悪いものの、他は良かったりする惜しい方とかもいらっしゃるので、詳細は本書にて。
【その他もろもろ】
◆本書は、「はじめに」と、本文中に挿入される「コラム」にて、「ビジネス本業界」の現状について言及しています。特に最近は、電子書籍ブームにあわせるかのように、「元々からある問題点」(資金繰りの関係で新刊を量産せざるを得ない等)についても、ご存知の方も増えてきていると思いますので、この辺は一つの読みどころだと思われ。
他にも、レビュー操作やランキング操作、さらには身内の本ばかりを激賞するブログやメルマガといった問題についても、思い当たるフシのある方はいらっしゃるハズ。
私自身、良くない、と思った本は華麗にスルーしてしまっているので、本書での水野さんのように、「読者のために」、あえて「茨の道」を歩まれている方は、素直にスゴイと思います。
◆なお、コラムの1つである「書評ブログの影響力」では、水野さん作成によるブロガーマトリックスについて言及アリ。
そして、その中で「御三家」として、小飼 弾さん、聖幸さんとともに、私もご紹介頂いております。
水野さん、ありがとうございました!
コラムは他にも『ビジネス本ブームの立役者』『「売れるビジネス本」の条件』『ビジネス本を「売る努力」』『出版セミナーと作家デビュー』といったテーマがありますので、こちらも要チェックで。
ビジネス書好きなら読まないわけにはいきますまい!
ビジネス本作家の値打ち
【参考】
◆目次に登場されている作家さん全40名をアマゾンリンクにてご紹介しておきます(敬称略)。石井裕之
泉 正人
稲森和夫
臼井由妃
大塚 寿
大前研一
奥野宣之
勝間和代
金森重樹
神田昌典
小飼 弾
小堺桂悦郎
午堂登紀雄
小宮一慶
小室淑恵
小山龍介×原尻淳一
斎藤一人
佐藤富雄
橘 玲
苫米地英人
内藤 忍
中島孝志
中谷彰宏
野口嘉則
日垣 隆
福島正伸
藤井孝一
船井幸雄
古市幸雄
本田 健
本田直之
美崎栄一郎
茂木健一郎
安田佳生
八木宏之
山田真哉
吉越浩一郎
和田裕美
渡邉美樹
【アマゾンキャンペーンのお知らせ】
◆本書の発売を記念して、「アマゾンキャンペーン」が行われます。ビジネス本作家の値打ち|Web SPA!
■期間
●2010年6月18日(金)〜2010年6月22日(火)
■特典
【特典1】
7月4日(日曜)「水野俊哉×切込隊長×中川淳一郎『ビジネス本作家の値打ち』
発売記念トークイベント」ご招待(3名様)
本書の発売を記念したトークイベント。カツマーから勉強会ブームまでビジネス本シーンをめった斬り! 本バブルはもう終わり!? 過激な論客3名による奇跡の言論ビックバン。
出演/水野俊哉、山本一郎(切込隊長)、中川淳一郎and more?
会場/お台場「カルチャーカルチャー」
日時/7/4(日) 開場17時・開演18時・21時終演予定
【特典2】
特製「ビジネス本作家の似顔絵アイコン集」(応募者全員)
本書を飾る、人気ビジネス本作家36人の「似顔絵」がポップなアイコンに! プリントアウトしてシールとして楽しむもよし。勝間和代さん、本田直之さん、茂木健一郎さんetcが、あなたのデスクトップや手帳を彩ります。
【特典3】
「スペンサー・ジョンソン」2冊セット(5名様)
扶桑社が誇るビジネス本の大ベストセラー、スペンサー・ジョンソン著『チーズはどこへ消えた?』と、昨年秋刊行の話題作『頂きはどこにある?』の2冊をセットで。
【特典4】
水野俊哉「ビジネス書の書き方セミナー」ご招待(1名様)
スタートしてからわずか1年あまりで受講生が次々と出版デビューを果たしている、水野俊哉氏主宰の出版セミナーにご招待。
特典それぞれに「応募はこちらから」とありますが、どれをクリックしても同じ画面に飛んで、「全選択」という選択肢がありますので、ご安心をw
応募フォームや詳細等は、特設サイトまで!
ビジネス本作家の値打ち|Web SPA!
【関連記事】
【キャンペーン有】「誰もが無理なく夢を引き寄せる365の法則(気づき)」水野俊哉(2009年12月25日)【アマゾンキャンペーン有】『「ビジネス書」のトリセツ』水野俊哉(2009年08月01日)
【豪華キャンペーン有】「知っているようで知らない 法則のトリセツ」水野俊哉(2009年02月27日)
【Amazonキャンペーン有】『成功本51冊もっと「勝ち抜け」案内 』水野俊哉(2008年08月25日)
【成功本!】『成功本50冊「勝ち抜け」案内』水野俊哉(2008年02月05日)
【編集後記】
◆実は昨日のお昼から既に始まっているのですが、花輪陽子さんのご本のアマゾンキャンペーンも本日お昼の12:00まで行われております。花輪陽子公式ブログ:資産形成エリートを目指そう! ? 出版記念 Amazon キャンペーン
特典は次のとおり。
この機会にぜひ!・セミナーに無料ご招待(※1)
・ツールキット(※2)
・『資産を築く黄金のルール』(※3)
セミナー映像
※1.セミナーは7月24日午後 都内某所にて80名限定で開催。ご参加いただけない方にも、セミナー内容を録音した音声データを差し上げます
※2.家計簿、個人資産バランスシート、キャッシュ・フロー表
※3.本書で載せなかった非売品PDFファイル
夫婦で年収600万円をめざす! 二人で時代を生き抜くお金管理術
ご声援ありがとうございました!
この記事のカテゴリー:「読書・速読」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバック
【スマイルシグナル的要約】
出版元の扶桑社さんから、献本いただきました。
ありがとうございます。
書きづらい(笑)
この本の基準??.
もうバブルははじけてますよ 【ビジネス本作家の値打ち 】 水野 俊哉【僕の問題は誰かが解決している】at 2010年06月22日 17:49
この記事へのコメント
感謝!
Posted by mizuno at 2010年06月18日 13:37
>mizunoさん
お忙しいところ、コメントどうもです。
次の本の追い込み頑張ってくださいね!
お忙しいところ、コメントどうもです。
次の本の追い込み頑張ってくださいね!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年06月19日 06:04
当ブログの一番人気!
10月10日まで
9月26日までのところ一部値引に移行して延長中
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです