2010年06月05日
【1秒】「初対面で相手の心をグッとつかむ印象は1秒で決まる!」谷澤 史子
初対面で相手の心をグッとつかむ印象は1秒で決まる!
【本の概要】
◆今日は久しぶりに身だしなみに関するご本をご紹介。本書の著者である谷澤史子サンはイメージコンサルタントであり、以前、「仕事は見た目」というご本を当ブログでも取り上げたことがあります。
参考記事:【外見】「仕事は見た目」谷澤史子(2008年11月04日)
その本に比べると、本書はより親身というか、どちらかというとビギナー向け。
新入社員さんや、身だしなみに自信がない方なら、要チェックです!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
1 服飾篇
スーツ
シャツ
ネクタイ
靴
バッグ
小物
2 フェイス篇
肌
ヒゲ
髪・髪型
歯・口臭
フェイスその他
3 ボディ篇
気になるニオイ
手・ツメ
【ポイント】
■1.スーツ◆まずは本丸である「スーツ」。
現在の主流は「細身のシングル2ボタン」なのだそう。
もちろん、変にトレンドを追うよりも、サイジングを気にすべき。
自分の体型に合ったシルエットとサイズを追求することに力を注ごう。スーツはジャストサイズが、最も着る人を良く見せるからだ。
◆次にスーツの「色」ですが、テッパンなのは「ネイビー」や「チャコールグレー」といったダークスーツ。
逆に、茶やカーキ、ベージュはカジュアル色が強いです。
実際、着こなしもベーシックな色の方がやりやすかったりしますよね。こうしたソフトなカラーが許される業界もあるだろうが、一般的には手を出さないほうが無難だ。ビジネスシーンでは、スーツだけが一人歩きして目立っても何の得にもならない。あくまでべーシックな色を選択することで、ビジネスのルールに則っているという姿勢を見せたほうが社会人としてはスマートだろう。
■2.シャツ
◆シャツはまず「衿(カラー)」の形から。
一番望ましいのは「セミワイドカラー」。
両衿先の開きが90度程度の、こんな感じのヤツですね。
●セミワイドカラーのシャツ(参考画像:以下商品画像は全て参考であり、本書内で推奨されている商品というわけではありません)
なお、愛用者の多い「ボタンダウンカラー」はビジネスではNG!。
私は人と会わない限りノーネクタイなので、まぁいいのか…な?アメリカントラッドの定番となっているカラーで、あくまでカジュアルな着こなしのためのもの。ノーネクタイのビジネスカジュアルであればOKだが、スーツを着用しネクタイを締める着こなしとは合わせないのが鉄則だ。
◆次にシャツの「色」ですが、基本は「白」。
ただし、海外では白シャツは「フォーマルすぎる」と思われる場合もあるそう。
そこで、白の次には「淡いブルーの無地」がオススメ。
淡いブルーなら、ベーシックな色のスーツとも相性良いですし。
ちなみに、「クレリックシャツ」は「フォーマル度が高く、キチンとして見える」と言うことで、本書では推奨されている感じ(私は1枚も持ってませんがw)。
●クレリックシャツ
■3.靴
◆まず大前提として、ビジネスシューズとしては、「紐靴のみOK」。
餃子靴はおろか、スリッポンタイプはビジネスシーンではすべてNG。
…私もたまにローファー履いちゃうんですけどねw
これまた、今までもご紹介したことあるんですが、オススメの靴のタイプ、トップ3を。
●プレーントゥ
●ウイングチップ
●ストレートチップ
◆一方、靴の「色」については、やはり「黒」と「ダークブラウン」推奨。
さらに、靴の色に合わせて「ベルト」、できたら「バッグ」の色まで合わせられたら完璧とのこと。まずはこの2色から、ウィークデイに履き回す3足を選ぶのが正解だ。どちらもスーツの基本色となるネイビーやチャコールグレーとの相性が良く、コーディネイトに迷うこともない。薄茶の靴も正解ではあるが、スーツの色を選ぶため上級者向けアイテムだと覚えておこう。
私の場合、すべて黒で統一しちゃっているので、常に完璧(?)ですw
■4.バッグ
◆まずはバッグの型から。
本書で推奨されているのは「ブリーフケース」「ドクターズバッグ」「アタッシュケース」「ビジネストート」などなど。
ポイントは「すべて手提げ式」であることです。
「色」は上で見てきたように、靴やベルトと合わせる関係上、「黒」か「茶」になります。<ショルダータイプ>はスーツにシワを作り、肩パットや芯地にダメージを与える上に、全体のシルエットも崩れるのでNG。さらに肩に掛ければオジさん臭く、斜めがけにすれば子どもっぽく見えてしまう。同じ理由から、リュックサックやトーとバッグといった肩掛けしなければ持ち歩けないものは避けること。
●ブリーフケース
■5.ヒゲ
◆目次にもありますように、PART1が「服飾編」で、PART2「フェイス編」。
「洗顔」や「保湿」といった部分もあるのですが割愛して、いきなり「ヒゲ」をw
といっても、ヒゲのスタイルとかではなく、髭剃りのお話。
私は知らなかったんですけど、T字カミソリでヒゲを剃る場合、「石けんは絶対禁止」なんですね。
逆に、電動シェーバーは、刃が直接肌に触れないので、肌へのダメージも少ないのだとか。石けんの泡は粒子が粗いため、カミソリの刃を傷めてしまう。刃こぽれしたカミソリで剃ると、カミソリ負けやヒリつきの原因にもなるので注意。
ちなみに私は結構ヒゲが濃いので、T字型は使ったことないです。
■6.髪・髪型
◆髪型うんぬんの前に、まずは清潔感。
注意すべきは「耳の周辺やえり足」です。
確かに、えり足が妙に伸びている髪型は、あまりいい印象ではありません。髪は1カ月で1〜1.3cm伸びる。全てが同じスピードで伸びるのではなく、頭頂部よりも耳の周辺やえリ足の方が伸びるのが速い。髪の毛で耳が隠れたり、えり足が伸びきっていたりすると、だらしなく見えるため、こまめにカットしよう。
特に「合コン」時には、女性陣から密かにダメ出しされる可能性大です。
なお、本書では具体的な髪型のオススメはないものの、「前髪のあるスタイルの方が若々しく、同時に謙虚にも見える」ので、少なくとも坊主頭はNGみたいです。
(´・ω・`)ショボーン
■7.手&ツメ
◆PART3の「ボディ編」は、「臭い対策」に結構ページが割かれているのですが、ここでは「手&ツメ」をピックアップ。
言われてみれば、確かにそうですね。ビジネスマンの手は、思っているより人の視線にさらされている。スーツと靴で覆われているため、顔以外で肌が露出しているのは、手だけなのだ。
それはもちろんなんですけど、むしろ、手が汚いと「女性陣の印象がすこぶる悪い」です(「モテ」的な意味でも)。ツメがやたらと伸びていて、黒く汚れていたら相手はどう思うだろう? 不潔な手は、間違いなく相手を不快にさせる。さらに、手がガサガサに肌荒れし、指先にささくれがあるとみすぼらしい印象を与えるうえ、不健康な生活をしていると受け取られてもしょうがない。(中略)
ほかにもブレゼンの前に資料を配るとき、書類に何かを書き込むときなど、手に注目が集まる場面は多い。きれいに切りそろえたツメ、肌に張りがあって健康そうな手元をキープしていれば、なにより自分自身が堂々と振る舞える。
肌の張りはさておき、少なくともツメが伸びてたり、汚れているのは問題外かと。
【感想】
◆若干、服飾編に偏ったご紹介になってしまいましたが、この辺で。しかも、その服装編も、かなり「テッパン」というか、もろ「王道系」のノウハウばかりでした。
実際本書では、妙な色気(?)を出すことなく、「大多数のビジネスパーソンにとって有意義であるかどうか」に趣きを置いており、「オレって個性派」という方には、物足りないと思います。
まぁ、そもそも個性派とか思っている方は、この手のノウハウ本には手を出さないと思いますがw
同様に、ファッション雑誌を購入する層というのは、その時点である程度ファッションに興味や自信を持っていたりするので、かえって基本的な部分を指南する媒体というのがないのかも。
◆本書の場合、前半が服飾編で、後半はそれ以外の「身だしなみ全般」であり、これら全てをカバーすることによって、「好印象」が構築される仕様。
スキンケア、ボディケア、ヘアケアもやってこその「身だしなみ」ですから。
これは、ビジネスシーンはもちろんのこと、むしろオフタイムというか「モテ」の面でも重要。
特に「臭いケア」は、これからのシーズン、非常に大事ですから、身に覚え(?)のある方は、ぜひ後半部分もチェックしてみてください。
◆今まで当ブログでご紹介してきた本は、スーツや靴や身だしなみ、といった具合に、それぞれある程度別々なテーマで掘り下げられており、本書のように、丸ごと1冊に詰め込んでいるのは、あまりなかった記憶が。
そういう意味では「1冊で全部カバー」していると言えますし、それぞれもっと知りたい、という方は別途専門の本に当たって頂きたく。
自分自身、NGな部分もありましたし、とりあえず「マイナス点を少しでもプラスにする」ために読むのが宜しいかと。
…まずはスーツが「三つボタンだらけ」なので、「二つボタンの細身のスーツ」を揃えたいな、とヨメに言ってみなくてはw
ビジネスもモテも身だしなみからですよ!
初対面で相手の心をグッとつかむ印象は1秒で決まる!
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【編集後記】
◆「臭い対策」が大事、というお話はしましたが、逆に「香水(コロン等)」を上手く使いこなす、という手もあります。そんな時頼りになるのがこちら。
デキる男は香りが違う! プロが教える香水120%活用術 (ソフトバンク新書 91)
私もこの本を読んでチェックしたコロンが、すでに2本目に突入中。
新書なのにカラー満載でオススメです。
参考記事:【香】「デキる男は香りが違う! 」榎本雄作(2008年11月21日)
ご声援ありがとうございました!
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