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2010年05月30日

本場でも通じる「最強の勉強法」テクニック


仕事力300%UP最強の勉強法―カリスマ講師陣が勢ぞろい! (AERA Mook)
仕事力300%UP最強の勉強法―カリスマ講師陣が勢ぞろい! (AERA Mook)


【本の概要】

◆今日お送りするのは、先日のムック本の記事でもご紹介した、勉強本

アエラのムックは、確か初めてですが、なかなか盛り沢山な内容となっております。

登場される方々のご本も、結構当ブログで取り上げており、読者の皆さんとの親和性も高そうな感じ。

今回は、その中から目に付いた部分を簡単にまとめてみます。

なお、タイトルは久しぶりに「ホッテントリメーカー」にお世話になりましたw


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【目次】

■巻頭インタビュー「社会人こそ、学びが必要である。」マイクロソフト株式会社 代表執行役社長 樋口泰行

■20〜30代500人に大アンケート ビジネスパーソンの勉強事情

■CHAPTER1 賢人が実践 最強の勉強法

PART1 スケジューリング術「レバレッジ」シリーズ著者 本田直之
PART2 資格試験必勝法『最短で結果が出る超勉強法』著者 荘司雅彦(弁護士)
PART3 脳活用術『脳に悪い7つの習慣』著者 林成之(日本大学大学院総合科学研究科教授)/『脳が冴える15の習慣――記憶・集中・思考力を高める』著者 築山節(北品川病院院長)
PART4 モチベーション維持法『「続ける」技術』著者 石田淳(行動科学マネジメント研究所所長)
PART5 情報収集&整理術『知的ストレッチ入門』著者 日垣隆(ジャーナリスト、作家)/『村上式シンプル英語勉強法』著者 村上憲郎(グーグル日本法人名誉会長)/『藤巻健史の「金融情報」はこう読め!』著者 藤巻健史(株式会社フジマキ・ジャパン代表取締役)
PART6 IT活用術「HACKS」シリーズ著者 小山龍介

■CHAPTER2 ビジネスパーソン必須 4大基礎知識

PART1 数字力 講師 小宮一慶 経営コンサルタント
PART2 会計力 講師 國貞克則 『財務3表一体理解法』著者
PART3 英語力 講師 安河内哲也 東進ハイスクール講師
PART4 法務力 講師 芦原一郎(弁護士) みずほ証券株式会社 法務部

■明日へのエネルギーをチャージ! 賢人たちの言葉

■企業トップの読書案内 リーダーたちの本棚


【ポイント】

★なお、以下掲載している書籍は、当ブログで登場するものを優先しております。

■1.ビジネスパーソンの勉強事情

◆なかなか興味深かったのが、このアンケート。

対象は「キャリアアップのための勉強を行っている全国20〜30代のビジネスパーソン男女500人」だそうで、特にアエラの読者さんというわけではないようです。

回答の中で目立ったところでは…

●資格試験の勉強をしている人が73%

●勉強中の資格試験で多いのが、TOEIC(23%)、日商簿記検定(13.8%)、ファイナンシャル・プランナー(10.4%)

●1ヵ月の読書量のトップは「1〜3冊」(61%)、2番目が「4〜6冊」(17%)

●勉強方法は、「市販の書籍」(67.2%)、「教材、テキストブック」(53.4%)


といったところですか。


◆資格試験にTOEICを含めれば、それは多くなるとは言え、73%もの人が資格試験の勉強をしている、というのはちょっとビックリでした。

もっとも、そもそもの母数が「勉強している層」なワケなので、このくらいでも当然なのかも。

なお、読書量が若干少ないような気もしますが、逆にガチで資格試験の勉強していたら、テキスト以外の本なんて、読む暇ないですから(マジで)。


■2.本田直之さん

◆さて、上記アンケートでは資格試験の受験予定のトップがTOEICでしたが、本田さんはそれには反対のよう。

「僕自身は、経営者が話す英語を学びたかったので、TOEIC対策などはせず、小さな会社のアメリカ人社長に個人レッスンを頼んでいました。このように、自分にとって必要な"偏った英語"に照準を合わせればいいのです」

またそれ以外の部分では、「スケジューリング」「予定」といった、どちらかというと「時間術」のお話が中心でした。

実際、こちらのご本は、某有名著者さんから、「何で他の本のど注目されないのかわからない」とまで言われた記憶が。

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)
レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)

参考記事:【時間の投資】「レバレッジ時間術」本田直之(2007年06月05日)


■3.荘司雅彦さん

◆今回登場される著者さんの中では、安河内さんとともに唯一(?)「ガチ系」の勉強本をだされているのが荘司さん。

やはり「基本書の余白にすべて集約する」お話が登場しております。

「過去によく出題されたぺージは書き込みでいっぱいになるので、どの範囲が重要なのかひと目で分かります。こうした部分は何度も開くことになるので自然と頭に入るし、学習の成果がこの一冊にすぺて集約されているので安心感がある。まさに自分だけのバイブルです」

王道ですけど、このやり方は、資格試験にはマストですね。

こちらの本は、2007年に記事にしたにもかかわらず、当ブログの2009年年間売上5位につけた名著です。

最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)
最短で結果が出る超勉強法 (講談社BIZ)

参考記事:【スタディ・ハック】「最短で結果が出る超勉強法」荘司雅彦(2007年07月02日)


■4.築山 節さん

◆私自身は、本田直之さんから本を推奨されて以来、注目し続けている築山さん。

本書においての「集中力を高めるのには、どうしたらいいか」、という質問に対する答えがこちら。

家事や書類の整理などの雑用をこなしてから、仕事や勉強を始めることです」

今、自宅の整理整頓とは程遠い机の上で、しこしこ下書きしているsmooth涙目の巻…。

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

参考記事:「脳が冴える15の習慣」築山 節(2006年11月18日)


■5.石田 淳さん

◆資格試験等の勉強に必須なのが「モチベーションの維持」

まさに「続ける技術」の伝道師である石田さんの本は、受験生なら読んでおきたいところです。

「やる気があれば、続けられると思っている人は多い。しかし、継続は、行動を積み重ねたもの。意志の強さではないのです」

そう、受験も根性だけではいけないんですね。

超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法
超! 自分マネジメント整理術 行動科学で3倍の成果を上げる方法

参考記事:【整理術】「超! 自分マネジメント整理術」石田 淳(2008年08月23日)


■6.ベストセラー・ビジネス書から学ぶ、やる気アップテクニック

◆こちらは、見開き2ページだけなのですが、話題のビジネス書が30冊登場。

やる気アップテクニック













「情報」「考え方」「時間」「空間」の4つについて「整理」している、という見解です。

私はこのうち20冊超を読み、18冊記事にしておりました。

ちょっと量的に多すぎるので、各々の書籍はここでは挙げませんがーw


■7.日垣 隆さん

◆日垣さんのコーナーからは「情報整理」、特に本とのハイレベルな接し方が学べます(詳細は本書にて)。

付箋の縦横の使い分けが、実は私も同じやり方だったり。

また、個人的には、日垣さんの「書斎の画像」が、小飼さんとは違った意味で楽しめましたw

なお、下記の本は単行本を記事にしておりますが、文庫化に際して、「iPhone/Twitter論」が増補されているそうです。

知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)
知的ストレッチ入門―すいすい読める書けるアイデアが出る (新潮文庫)

参考記事:「知的ストレッチ入門」日垣隆(著)(2006年10月12日)


■8.勉強会ネットワーク 全国に拡大中

◆勉強会というと、どうしても「有志」が集まってやるイメージがありますが、他にも「ビジネススクール主催」「企業主催」があることを、本書を読んで初めて知りました。

しかも「有志」(本書では「社会人」というくくり)には、「勉強会四天王」と呼ばれる方々がいるのだとか。

美崎栄一郎さん

千葉智之さん

嶋ひろゆきさん

大田正文さん

…最初のお二人は、今月ご本を紹介したばかりですねw

なお、本書では各勉強会についての解説や、それ以外の全国の主な勉強会も収録。

興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい。


【所感などなど】

◆駆け足でご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

割愛してしまった著者さん(しかもブログでご本も紹介済みの)が何人もいらっしゃって、心苦しいところではありますが、スペース的にもこの辺にしておくべきかな、と。

また著者さん以外にも、「企業トップの読書案内 リーダーたちの本棚」と題して、各有名企業の社長さんたちがオススメ本や読書について語ってらっしゃるコーナーも、日頃当ブログで取り扱う本とは違っていて、味わい深かったです。

やはり、企業(しかも有名な)のトップに立たれる方は、読書についても一家言お持ちでいらっしゃいますよね。


◆また、アソシエムックと比べると、地味な印象を受けます(巻頭がカラー以外はほとんどモノクロで、部分的に2色刷り)が、その分、中身は詰め込まれている感じ。

まぁ、文房具等でもないのに、フルカラーでやる必要は特にないので、私はこのテーマなら、この作りでも全然OKです。

下手にフルカラーで出されて、値段が高くなるよりいいですしw

さすがに、本書を読んで「即、資格試験合格!」ということはないですし、そもそも、「受験用の勉強法」に比重が置かれてはいませんので、これから勉強したいビジネスパーソンが、ガイドブック的に使うのが良いと思われ。

何たって、タイトルの冒頭も「仕事力300%UP」ですし。


「広義の勉強本」としては、なかなかの出来です!

仕事力300%UP最強の勉強法―カリスマ講師陣が勢ぞろい! (AERA Mook)
仕事力300%UP最強の勉強法―カリスマ講師陣が勢ぞろい! (AERA Mook)


【関連記事】

◆ここでは、同じようにムック形式の勉強ネタの本を。

【祝掲載】ビジネスマンの強化書 vol.1―必ず勝ち抜ける仕事の方程式 (1)(2008年06月14日)

【勉強法!】「プロの勉強法」もネタがいっぱい!(2008年03月31日)

【勉強法てんこ盛り】『「究極」の勉強法』は読みどころ満載!(2008年03月16日)


【編集後記】

◆こちらは、ガチ系の勉強本のよう。

過去問で効率的に突破する! 「中小企業診断士試験」勉強法 (DO BOOKS)
過去問で効率的に突破する! 「中小企業診断士試験」勉強法 (DO BOOKS)

今まで、色々な資格試験向けの勉強本をご紹介してきましたが、確か診断士向けはなかったような?


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この記事へのコメント
               
smoothさん、
ご紹介ありがとうございます。
勉強会はドンドンブームとなってきています。

最近は地方でも会が立ち上がっているように感じます。

今後ともよろしくお願いします。


Posted by 嶋ひろゆき at 2010年05月30日 23:21
               
>嶋ひろゆきさん

コメントありがとうございます。
私自身が子育てとブログ書きで忙しいため、勉強会には出たことはないのですが、色々本や雑誌でも紹介されていることもあり、気になっています。

確かに本書でも、結構地方開催の会が紹介されていて、ちょっとビックリしました。
皆さん、勉強熱心ですよね…。

こちらこそ、今後とも宜しくお願いします。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年05月31日 01:29