2010年05月25日
【ノート&書類術】相変わらずアソシエムックが高クオリティな件
実践ノート&書類術 (日経BPムック スキルアップシリーズ)
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日経BP社
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【はじめに】
◆今日ご紹介するのは、先日のムック本の記事で追加した、アソシエムックの新作。テーマはこれまた「定番」の「ノート&書類術」です。
相変わらずアマゾンには情報がないままなので、出版社のサイトから一部引用。
いつも通り、豊富な事例がフルカラーで展開されており、見ているだけで楽しめる1冊です!パソコンや携帯電話を駆使して働くのが当たり前になった今日でも、あらゆるビジネスシーンにおいて、究極のアナログツールである「ノート」と「書類」の重要性は少しも変わっていない。そのノートの選び方や使い方、書類の書き方などについて、基本的な考え方はもちろん、達人の実践ノウハウや極意を、実際に使っているノートや書類を示しながら、具体的に、分かりやすく、解説します。
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
ノート術 本当の極意
成長し続ける人のノート術
見せる書類のテクニック
紙1枚にまとめる技術
最強の"メモ"テクニック
【ポイント】
■ノート術 本当の極意◆ここでは「現代のノート使いの達人たち」から日々の仕事に効くビジネスノート術を学びます。
登場される方の中からかいつまんでご紹介。
なお、基本的に全ての方の顔写真&ノートの具体例が収録されていますが、画像は適度に掲載していきます。
●高原慶一朗氏(ユニチャーム会長)
45年間で書いたノートが650冊以上という、高原さん。言うまでもないことですが、ノートは見た目やブランドではなく、中身が重要です。自分でページ番号を振り、あらかじめ最初の数ページを目次と要点をまとめるページに割いておき、本文を書くという形式を取っています。
ビジネスパーソンにとってのノートとは「毎日できるトレーニング」なのだそう。
●嶋 浩一郎氏
と、一風変わったノートの取り方をする嶋さんが、ノートに書くのは「ネタ」。必ず1ヵ月寝かせてから書きます。本に付箋を貼ってもすぐには書かない。1ヵ月後にココ何で貼ったんだっけ?と思い出すことで記憶が定着する。書く前には、周辺情報を『Google』で調べ、追加情報を加味して書く。
付箋を貼った本や、打ち合わせ等で思いついたことを書く「2軍のノート」から書き写してできる「1軍の手帳」は、1冊に約1000のネタが詰まっており、現在までに15冊たまっているそうです。
企画力
■成長し続ける人のノート術
◆ここでは、達人それぞれのノートの取り方等に注目。
●木村尚義氏(創客営業研究所代表)
◆木村さんは、ぺんてるの「airpenストレージノート」(以下エアペン)の利点を解説。
詳細はメーカーサイトでも読めますが、キモは「手書き文字認識ソフトウェアとの統合により、筆跡のアップロードと同時にテキストデータ変換が可能」ということですね。
…私のような悪筆なモノにとっては、ちょっと微妙ですがw
ぺんてる airpenストレージノート2.0 文字認識ライセンス同梱版 EA2-DS1
●奥野宣之氏
◆「ノート術」といえば、やはり奥野さんを挙げないわけには参りませぬ。
今回のムックでは、奥野さんの「100円ノート」の実物や、そこに貼り付けてある新聞の画像等もアリ。
個人的には、A6だと折りたたんでもギチギチなんで、ワンサイズ大きいB6ノートの方がいいような気がしてるんですけどねw
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
参考記事:【100円ノート式】「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之(2008年03月18日)
■見せる書類のテクニック
◆ここからはノートにこだわらない書類作成のTIPS等を。
●吉越浩一郎氏
◆元トリンプの吉越さんは、「働き方」について書かれた本が多いのですが、アソシエでの連載ではその「手描き図」が評判でした。
実際にアソシエ連載での図が、パワーポイント化されて講演でも使われたのだそう。
こういう図をサラサラっとナプキンとかに描けたらいいですよねw
そして、そんな手描き図が豊富に収録されているのが、こちらの本です。
仕事が速くなる プロの整理術
参考記事:【整理】「『仕事が速くなる プロの整理術』を読んで(A4とかクリアフォルダとか)(2008年12月10日)
●久門 易氏(写真家)
◆久門さんは「デジカメ撮影術」を伝授。
キモは、「望遠」「斜め」「背景」の3点(詳しくは本書を)。
正直、このブログのほとんどの画像は、デジカメではなく「ケータイ画像」で、しかも「130万画素」というロースペックなモノなんですが、デジカメで記事を書く際には覚えておきます!
標準デジカメ撮影講座
■紙1枚にまとめる技術
◆文字通り「紙1枚」ということで、企画書やプレゼン資料等が数多く登場しております。
●桜田圭子氏
ファッション誌で「一人勝ち」状態の宝島社のマーケティングを担当(広報課 課長)されている桜田さん。
ちょっと見にくいのですが、下の画像の左半分が桜田さんパートでして、取り上げられているのは「『InRed』販促キャンペーン企画」。
「書店向け」「読者向け」と「価格」「非価格」の2軸4象限で分かり易く整理されています。
■最強の"メモ"テクニック
◆最後に、「メモ」の達人ワザを
●くらたまなぶ氏
◆リクルート時代、20年在籍してその間立ち上がった28の事業のうち、半分の14を開発された、「創刊男」。
メモ自体はパッと見てもとりたててスゴイとは思わないのですが、そこから形に仕上げていくまでの過程がサスガです。
●明日からすぐに使える実践メモ術
◆アソシエではおなじみのTIPS集も当然収録。
紹介されている中では、テープ起こしの際に便利なソフト「okoshiyasu2」が気になりました。
当ブログでは、記事にしにくいのでオーディオブックを避けていましたが、コレを使えば作業もラクになりそうです。再生速度や音程をお互いに影響を与えず個別変更する機能や、周波数帯ごとに音量を上下させるイコライザー機能を利用できる。たとえば講演や会議などを録音した音声ファイルを、人の声を強調させながらゆっくりと再生し、さらにメモ帳などの別ソフトを使用しながら一時停止や聞き直しができて便利。ホットキーは再生、停止、早送り、巻き戻しの動作に対して割り当て可能で、再生中に再生キーを押すと一時停止となる。1回の早送りや巻き戻し操作で移動する時間は秒単位で指定できるほか、一時停止時に自動的に巻き戻す秒数も指定可能。
【感想】
◆というわけで、「いつも通りのクオリティ」で、安心して楽しめました。ムック本は色々ありますが、「全ページフルカラー」なのが、このアソシエムックの大きな特長。
特に今回のような「ノート&書類」や、「手帳」「文房具」あたりのテーマは、「カラーならでは」と言えるかと。
せっかく多色使いで書かれたノートが、モノクロで掲載されても、理解しにくいですし。
…逆に「営業」とかだと、正直オーバースペックな気がしないでもないですがw
◆今回は一部デジタルなお話もありましたが、基本的には「アナログ」がメインです(パワポ資料を除く)。
まぁ、上記の「airpen」も、手書き文字をどう保存するかのお話ですから、アナログといえばアナログですか。
もちろん、デジタルなツールやサービスも便利ですし、私個人も好き(使えこなせてませんが)ですが、「5年・10年経っても劣化しない」という点で、本書のようなアナログネタは、重宝すると思います。
ぶっちゃけ、人の手書きのメモやノートを見るのが好き、というのが大きいんですがw
好きな人なら買わざるを得ない1冊!
実践ノート&書類術 (日経BPムック スキルアップシリーズ)
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【編集後記】
◆以前、当ブログでも速読本をご紹介した呉真由美さんの新刊は、とうとう(?)「スポーツ面」等の速読訓練の副作用にシフトしたよう。スポーツ速読完全マスターBOOK (DVD付き)
アマゾンに動画があって、つい見入ってしまいましたw
ご声援ありがとうございました!
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