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2010年05月22日

【元気の素】「やる気の大学」千葉智之


やる気の大学
やる気の大学

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、「出逢いの大学」でお馴染みの千葉智之さんの新刊。

私自身はどちらかというと「やる気はあっても要領が悪いw」タイプなので、ハック系のビジネス書が好きなのですが、もし心が折れそうになったら、本書を読んで復活したいな、と。

アマゾンの内容紹介にある、『サラリーマンのための「読むだけで元気になるやる気術」』というフレーズに、思わず納得な1冊です。


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【目次】

第1章 やる気とは何か
 講座1 コントロールされた「やる気」とはどんなものか
 講座2 とにかく楽しくなる
 講座3 やる気をコントロールすれば、成果は自然についてくる! ほか

第2章 ココロガソリン
 講座8 やる気の分散投資 卵を1つのカゴに盛るな
 講座9 危険! 現状満足
 講座10 楽しいことを未来に仕込む ほか

第3章 ヒトガソリン
 講座23 人に逢うことによって元気になる方法
 講座24 ミラーニューロンを活用する
 講座25 「即効で元気が出る」キット ほか

第4章 モノガソリン
 講座36 あたりまえのことだからこそ継続できる
 講座37 デイリー・スケジュールを作ろう!
 講座38 ココロとカラダ ほか

終章 「やる気」高速道路を走ろう
 補講1 「やる気」高速道路の見つけ方1
 補講2 「やる気」高速道路の見つけ方2
 補講3 「やる気」高速道路の見つけ方3 ほか


【ポイント】

■やる気はコントロールするもの

 僕は、やる気って「メンテナンスして、コントロールするもの」だと思ってます。自然に出るものでも、必要だからって急に「出せる」ものでもないんです。特別やる気の必要ない「普通の日」でも、自分のやる気をメンテナンスして、日ごろからコントロールすることを意識する。そうしておいて初めて、必要なときに自然にやる気が出るし、いざってときでもやる気が出せるんです。


■人に逢うことによって、元気になる

なんだか気分がすぐれないときってありますよね。そんなときって何にもしたくなくなったり、だれともしゃべりたくなかったりしますよね。
 けど、そういうときほど人に逢いましょう!
 僕の経験からも、行く前から気分が乗らないときほど「行ってよかった!」って思えて元気が出ることが多いです。
 なぜかというと元気って伝染するものだから。だから元気な人と逢えばいい。(中略)

 ただし、相手はだれでもいいってわけではありませせん。元気になる相手の代表は次の3選手。
 (1)ポジティブな人
(2)自分を認めてくれる人
(3)一緒にいるだけで癒される人


■YouTubeやDVDを活用する

一番いいのは実際に逢うことですが、それが難しい場合におススメなのは、「YouTube」やDVDで元気な人の映像を見ることです。
 たとえば、お笑い。最近は有名なお笑いコンビの作品はほとんど網羅されています。(中略)

 お笑い以外だと、人生の大切さを教えてくれる人の映像もよく見ます。
 数あるおススメ映像の中から本当に素晴らしい2本を紹介します。




■嬉しいメールを読み返す

 みなさんは仕事にプライべートにと、1日にたくさんのメールのやり取りをしていると思います。その中から、仕事でほめられたメールや、友達から感謝されたメール、恋人からのラブラブメールなど、何でもいいので読むと嬉しくなるメールを集めてください。
 そして、「嬉しいメールフォルダ」を作って、その中に放り込んでおきましょう。へこんだときに読み返すと、本当に効果抜群ですよ。


■生きていればそれでいい

 人と普通にコミュニケーションができること、毎日普通にご飯を食べられて生活できること。
 僕らは幸せが普通になりすぎて、麻痺しているんだと思います。(中略)
 僕は自分がどれだけ恵まれている存在なのかということをつねに意識して、1分1秒の時間を大切に毎日を悔いがないように生きていきたいと強く思っています。


■おいしいものをたくさん食べる

 「カラダ」が元気になれぱ「ココロ」も元気になるし、逆に「カラダ」が弱っていると「ココロ」も調子が出ません。つまり「やる気」を出すには、まずはカラダを元気にすること、つまりちゃんと栄養を摂ることが重要なんですね。


■たくさんの生き方のサンブルを集める

長い人生の中で、心から「やりたいこと」をもつことは幸せなことだと思います。
 そして、「やりたいこと」をやっていれぱ、やる気は自然とモリモリ出てきて、結果的にいい成果が出るはずです。だから、「自分が何をやりたいか」「何をやっているときに幸せか」を追求することは、たくさんの貴重な時間と労力を投資してもいいことだと強く思います。
 で、本題ですが、どうやって「やりたいこと」を見つけるのか?
 結論をいってしまうと、「たくさんの生き方のサンプルを集めること」
 「ハッキリいって、みんなもっているサンブルが少なすぎる!」
と声を大にしていいたい。


【感想】

◆冒頭で触れたように、私自身は、自分のやる気のなさに悩んだことはほとんどなく、むしろどの人生の時点でも「やる気はあるんだけど何かが足りない」状態に陥っていました。

しいて言えば、ひと昔前の世代の「愚直にやり続ける」タイプですねw

税理士試験の勉強もそのスタイルでやり続け、結果的に合格はしたものの、今考えればもうちょっと要領の良い方法を選択しとくべきだったな、と。

そして、そういう「やる気中心」スタイルを否定したのが、勝間さんや本田さんの本を初めとする、一連の「仕組み中心」のスタイル。

かつての自分に欠けていた分、私は今、その手の本を読み漁っているワケなんですが。


◆とはいえ、いくらハック系の本で理論武装しても、「最低限のやる気」は必要です。

また、やる気に溢れている人でも、何かの拍子に落ち込んだりすることもあるはず。

本書は、そんな方への「元気の処方箋」とも言える内容。

言われればわかっていることでも、メンタルな話については、男性はあまり他人に相談しないものですし、そもそもそういう弱い部分を他人に見せたくないものですから、こういった本でカバーする必要があります。

ちなみに、「おいしいものをたくさん食べる」なんてハック(?)は、ヨメはいつもやってますが、あまり食に興味のない私には思いつきもしませんでしたよw


◆ポイントの最後の「やりたいこと」を見つけるお話も同意。

ただし「やりたいこと」は、必ずしも「仕事」である必要もなく、例えば私も「ブログ」に熱中することで、楽しく暮らしております。

……時間がかかりすぎて、この年で毎日の睡眠時間が昼寝を併せても5時間ほどなのはどうかと思いますがw

それでも眠いのは別としても、全然辛くはないのは、こちらの中島聡さんのエントリと同じです。

Life is beautiful: 「金メダリストは『練習が楽しくてしかたがない』からこそ強くなれた」説

中島さんの方は、きちんと「お仕事の話」なんですけどねw


◆なお、前作同様、イラストやレイアウトは、人によって好みが分かれそう(スペースはもうちょっと少なめの方がw)。

どんな感じがお知りになりたい方は、リアル書店で立ち読みされるか、下記特設サイト経由で、試し読みしてみると良いかと。



こちらは期間限定とのことなので、お早めに。


元気が欲しくなったら読みたい1冊!

やる気の大学
やる気の大学


【関連記事】

【人脈術】「出逢いの大学」千葉智之(2008年05月17日)

【新常識】「やらなくてもいい、できなくてもいい。」四角大輔(2010年04月30日)

【工夫志向】「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」本田直之(2009年07月16日)

【ストレス耐性】「凹まない人の秘密」アル・シーバート(著) 林田レジリ浩文(翻訳)(2008年04月24日)

【メンタルタフネス!】『「打たれ強さ」の秘密』岡本正善(2007年11月14日)


【編集後記】

◆スイマセン、ご紹介が遅れてますが、本田直之さんの新刊も出ております。

ゆるい生き方 ?ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜
ゆるい生き方 ?ストレスフリーな人生を手に入れる60の習慣〜

「いかにも」なタイトルですねw


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この記事へのコメント
               
smoothさん


千葉です。
本の紹介ありがとうございます!

読むだけで元気になる
レッドブルのような本を目指しました


smoothさんのやりきる力は
スゴいと思います。


ありがとうございました!

Posted by 千葉智之 at 2010年05月23日 05:35
               
>千葉智之さん

著者さま直々のコメントありがとうございます。
いつもエネルギッシュな千葉さんの秘密を垣間見ることができました。

実は、本の中で紹介されているイタリアンのお店が職場から近いので、今度覗いてみようかと思っております(笑)。
今後とも宜しくお願いしますね!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年05月24日 01:12