2010年04月27日
【モテ】「お見合い1勝99敗」から学んだ6つのポイント
お見合い1勝99敗 (PHP新書)
【本の概要】
◆今日お送りするのは、新聞記者という職業に就きながら、お見合いを100回どころか150回ほどこなしてゴールインしたという吉良友佑サンのご本、「お見合い1勝99敗」。本書は「産経関西」の関連サイトでもある吉良さんのブログ、「お見合い達人の裏話」を1冊にまとめたものです。
内容的には、タイトルの「1勝99敗」そのまま、失敗談の連続。
ただし、その失敗の中からも「学ぶべき点」が多々あるため、今回はその中から6つご紹介してみます。
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【目次】
第1章 お見合いを始める心構え
第2章 お見合いの場で
第3章 デートの作法
第4章 相手の見極め方
第5章 結論の出し方
第6章 結婚についての考え方
第7章 お見合い相談室
第8章 お見合い余話
【ポイント】
■1.「フタマタ」OKの巻◆本書を読むまで、お恥ずかしながら全然知らなかったのですが、お見合いって、「フタマタOK」なんですね。
お見合い以外の、結婚をまだ考えないカジュアルなお付き合いなら「言語道断」なことが、法的な手続きである「結婚」を前提とした行為であるお見合いで許されている、というのがちょっとビックリ。恋愛では道義的に許されず、お見合いで許されるのは「フタマタお見合い」。つまり複数の異性と同時並行でお見合いをして、お付き合いをすることだ。お見合いをする人の大半はできる限り早く結婚したいと考えており、時間を有効に使うための手法だ。お見合いをする人たちの間では「フタマタお見合い」は暗黙の了解事項だと考えておいたほうがいい。
もちろん、この場合でも、フタマタかけていることは、相手には悟られないようにするのは当然ですがw
■2."書類選考"で断らない
お見合いの場合、最初に必ず「釣書」「写真」等の書類が交換され、その時点で判断をすることが可能です(もちろん、相手にとってもw)。
しかし吉良さん曰く、「書類の時点で断るな」と。
逆に、実際に会うと、5分であっても結構相手のことが分かるのだとか(特に「合わない場合」)。長くお見合いを重ねた経験からいわせていただければ、釣書や写真にはお見合い相手として必要な情報はあまりないと思う。釣書に書かれている家族構成や学歴、趣味などからでは、私が結婚相手選びで最も重要と考える自分との相性を知ることができないからだ。「長女はのんびりしている」とか「スボーツ好きは積極的な人が多い」などとよく言われるが、これらは一般論にすぎない。
■3.話し方を相手に合わせる
◆お見合いですと、初対面同士、緊張してなかなか会話が弾まないこともあります。
ただ、緊張しているのは、女性も同じ。
そんな時には話し方を相手に合わせると良いそう。
相手の話の腰を折ったり、相手の話のテーマを変えるよりは、こちらの方が数倍好印象ですね。ゆっくり小声で話す相手には、こちらもゆっくりと小声で、元気に早口で語る女性には私も同じ感じで話した。相手の関心事を尊重して、相手が一つのテーマで話を始めたら、こちらがテーマを変えることはせず、相手が変えるまで同じテーマで話を続けた。
■4.とりあえず奢っておく
◆これはもちろん、「相手の女性に対して印象を良くする」、という効果もありますが、本書を読んで「なるほど」と思ったのは、この一節。
奢った金額をそのお見合い1回だけの効果に留めず、「次回以降」の別の女性とのお見合いに活かす、という考え方は、ビジネスでも大事だな、と。←違うw仲人さんの間での評価を高めておこうという打算もあった。お見合いやその後のデートでどう振る舞ったかは相手の女性を通じて相手方の仲人に報告される。その報告は仲人の間で共有され、報告の積み重ねがその人の評価になる。態度が悪い人は事実上、「ブラックリス卜」に載り、スポイルされるケースもある。評価が高ければ、断った相手の仲人さんでも「あの男性は誠実だから、前にうちが紹介した人は断られただけれど、新しい人を紹介してみたい」と考えてくれる世界なのである。
■5.変わった趣味のカミングアウトは時期をみて
◆「自分の趣味」のために、お見合い相手から交際を断られた経験のある男性に多いのが、その趣味の早期でのカミングアウト。
いずれ断られるにしても(?)、初っ端でブチ壊すのは、相手に対しても失礼、だということ。この発想には相手が自分とのお見合いのために時間を割いてくれたことへの感謝の気持ちが欠けている。こんな発言をして自分の趣味が相手にとってNGとなる確率より、この発言そのものがNGとなる確率のほうが高いかもしれないという思いに至っていないのだろう。お見合い相手に対しては、まずお互いに共感し合える話題から始めてリラックスした雰囲気を作り、その上で話のキャッチボールをしながら「私はこんな趣味を持っています」と話すのがマナーだと思う。
私の場合は、ヨメと共通だった「黒人音楽」という趣味が、今や「ビジネス書の読書」に変わってしまったのですから、これはこれで、ヨメからクレームが来てもおかしくないところですがw
■6.女性を知るには"母親"を見よ
◆これはよく言われていることですねw
一時的な恋愛ならまだしも、「結婚」を考える相手ならば、当然長い期間に渡って一緒にいるわけですから、一応チェックしておきたいところ。「女性を知るには、彼女の母親を見よ」という教えは昔からよく言われており、今も通用する結婚の鉄則だと思う。母と娘は意外なほどよく似るからだ。それは性格や考え方にとどまらない。容貌も年をとれば、母親そっくりになることが多い。
特に外見については、相手の女性のお母さんの、若い頃の写真が、その女性にそっくりならば、「テッパン」のようですw
【感想】
◆本書は、アドバイスのような形で7章までで「50の法則」を列挙。さらに8章で「お見合い余話」と題されたエピソードが10話収録されています。
冒頭でも触れたように、吉良さんご自身が、150回ほどのお見合い経験者とあって、失敗談が満載w
もちろん、吉良さんの方から断った例もあるのですが、「断った話」よりも「断られた話」の方が、当然得られるべき点は多いです。
◆ただ、個人的に気になったところもあって、吉良さんのご意見に「100%同意」ではないカモ。
例えばご自身が「マザコン」と言われることが多い点に関して、「開き直り?」のような論調で書かれているのはどうかな、と。
女性にとっては、相手の男性の母親と自分が何かの点で対立した場合、男性が自分の側についてくれないようでは、その男性とは結婚できないと思いますし、そんな男性の下に嫁がせたいと思う親もあまりいないのではないでしょうか?
…と、自分もムスメができたのでつぶやいてみるテストw
◆それでも、男性でここまでお見合いをされ、かつ、そのことを踏まえてサイトまで作られている方は他にはいらっしゃりませんし、本書1冊を読むだけで、何も知らずにお見合いをいきなりするよりは、数倍良い結果が期待できると思われ。
結局、お見合いも恋愛と一緒で、ある程度の経験を経ないと分からないこともあるのでしょうし、また、断られることで、タフになっていくのかもしれません。
また、周囲に適齢期の女性がいない男性が、異性とのコミュニケーションの場数を踏むには、お見合いは格好の舞台!
と言いつつ、私自身はバブル時代に鬼のようにお見合いの話が来たものの、結局1度もしなかった人間なんですがーw
これからお見合いを考える方なら一読の価値アリ!
お見合い1勝99敗 (PHP新書)
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【編集後記】
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