2010年04月12日
【モテ】「すごいモテ方」内藤誼人

すごいモテ方---オンナ心をつかんで離さない魔法の法則
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、当ブログの定番ネタである「モテ本」。著者の内藤誼人さんは今までも何冊か恋愛関係の本を出されていますが、それらと違って本書の想定読者は、「"超"がつくほどの恋愛初心者」なのだとか。
アマゾンの内容紹介から。
巻末に海外の参考文献がビッシリあったので、それらを中心にピックアップしてみます。満足に女の子とも話せない。知り合うきっかけさえつかめない。そんなあなたでも、どんな女の子とも楽しめるモテ男へと変貌できる究極のテクニックが本書で明らかになる!

【目次】
まえがき
第1章 "普通の恋愛力"を高める基本ルール
恋愛から遠ざかりすぎるな
相手によって対応を変えるな
便利屋になりきれ ほか
第2章 大好きな女の子にはこうアプローチしろ
女の子から言い寄られるのを待つな
恋愛は、女の子に断られたところからはじまる
ときには松岡修造のようにアツくなれ ほか
第3章 心理戦を制すればどんな女の子とも楽しく遊べる
デートは女の子に決めさせろ
デートは物足りないくらいがいい
男をあげるスマートなお金の使い方 ほか
第4章 モテる男へと変貌を遂げる心理テクニック
冷静に自分を見つめろ
「彼氏がいる」なんて気にするな
できるところからはじめろ ほか
第5章 どんな女の子でも手玉にとれる"おしゃべり"術
「笑える話」ネタを事前に仕込んでおけ
バカな話は8:2が黄金比率
大いなる夢を語れ ほか
第6章 恋愛スキルを高める魔法のテクニック
「嫌われてもいいや」と開き直れ
自分が楽しむことが先決だ
うじうじ考えるくらいなら、直接聞いちゃえ ほか
あとがき
【ポイント】
■相手によってコロコロと態度を変えないピザの宅配員とかラーメン屋の出前持ちの人に、横柄な口をきくヤツがいるだろ。お金を投げてよこすようなさ。会社にもいるよね。偉い部長さんには思いっきりペコペコしているのに、バイトの男の子にはふんぞり返るような対応をするヤツ。
そうやって相手によって対応を変えるような男は、女の子に本気で軽蔑される。女の子というのは、そのあたりの人間性は怖いくらいに観察しているからね。
オランダのレイデン大学のルース・フォンク博士も、「上司だからといってへいこらしたり、部下だからといって横柄な態度をとっていたりすると、すごく嫌われる」と警告を発している。
■女の子に幻想を抱かない
女の子に幻想を抱いているうちは、恋愛もうまくいかない。なぜなら、自分勝手なイメージを女の子に押しつけているだけだから。
早く夢から覚めたほうがいい。モテる連中は、モテない人間に比べて、女の子に対して幻想を持っていない。だから妙に身構えたりしない。(中略)
米国アリゾナ大学のクリス・セグリンという心理学者は、米国で離婚率が高いのは、みんなが結婚に対してあまりにも理想化した幻想を持っているからじゃないか、都市的している。なかなかいいところをついている。
■デートの約束は"前倒し"せよ
いいかい、約束というのは、後ろに持っていこうとすればするほど。実行可能性は低くなっていっちゃうもの。
つまりは、そのうち立ち消えになっちゃうわけ。
みんなだって、明日の予定の方が、3か月後の予定よりも、はっきりしているでしょ。明日の予定なら、ほぼ間違いなく実行できるはず。
■情報を引き出すなら、自分のことを語れ
(1)まず、"自分のこと"を語る
(2)それから、彼女に話を振る
という二段構えがいい。
これは米国パーデュ大学のスコット・ナイマン博士が明らかにしているテクニック。自分のことを語って、それから「キミは?」って聞くのが自然なやり方だそう。しかも、このほうが、"温かみ"や"信頼"を得るのに好都合という。
■デートは物足りないくらいのタイミングで切り上げよ
ドイツ北部のニーダーザクセン州にあるオスナブリュック大学の心理学者トーマス・ゴシュケ博士によると、人間は"最後のこと"だけをよく記憶する傾向があるという。そればかりが、頭に残るそうだ。
楽しいタイミングで別れれば、彼女の頭の中にはキミと過ごした楽しい時間だけが記憶される。逆に、ズルズルと女の子を引っ張って、「もう退屈」という気分にさせちゃうと、「退屈した」という記憶しか女の子の頭の中には残らない。
■自慢話は百害あって一利なし
基本的に自慢話めいたことは全部NG。自分を大きく見せようとすればするほど、かえって小さく見えちゃう。
弱い犬ほどよく吠えるっていうのは本当で、小さいヤツほど自慢話に頼ろうとするんだよな。
女の子は、男の自慢話が死ぬほどイヤなんだ。そんな男とは、死んだってつきあわない。(中略)
だから、女の子と会話するときには、自慢話じゃなくて、自分のドジな話、失敗談みたいな、自分をネタにする笑い話がいいぞ。
■女の子とのおしゃべり自体を楽しめ
職場の女の子だろうが、飲み屋のお姉さんだろうが、一番モテるのは、「おしゃべりを楽しもうとする姿勢」を身につけている男だ。
なぜなら、楽しいおしゃべりは、どんな女の子も大好きだから。(中略)
英国カーディフ大学のジャスティン・クープランド博士によると、年齢があがってくると、男女ともに「性的でない人間的なつながり」が重要視される傾向があるそうだ。エッチなんかより、おしゃべりそれ自体が楽しくなってくるわけ。
■自分が楽しめば、女の子も楽しい
キミが、「この子とのおしゃべり楽しいな」と思っていれば、女の子のほうも同じ気持ちでいるはずさ。「また会いたいな」って思っているときは、女の子もそう思っているんだって。
米国カトリック大学のリチャード・ボッシュ博士によると、お互いの満足感は、信じられないくらい一致すると指摘している。だから、自分が楽しいときには、女の子も楽しいはずだから、大丈夫。
【感想】
◆冒頭でも触れたように、本書は「恋愛初心者向け」ということで、確かに異性間コミュニケーションの話としては、ベーシックなものが多かったです。まえがきにも
とありましたが、まさにそんな感じ。この本は、超・超・超と「超」が3つもつくくらいの超恋愛初心者向けのマニュアルだ。
ただ、ポイントでもお気づきのように、やたらと海外の参考文献が多いので、私は「エビデンスがあるならば」と、説得されてしまいました。←権威に弱いw
もっとも、中には丸ごと鵜呑みにするのは、ちょっとリスキーなものもちらほら。
◆例えばポイントの最後の話は、『「この子とのおしゃべり楽しいな」と延々と自分の変わった趣味の話をしていて、女の子は顔に出さずにいやいや聞いているのを、気がつかなかっただけ』、というケースはありそうです。
そういう相手の「微妙な空気」が読めないから「恋愛初心者」に甘んじている人だっているハズ。
こんな時は、いくつかネタふってみて、彼女が楽しんでいる話があったら、「それを一緒になって楽しむ」のが良いのではないかと。
ちなみに「話の広げ方」については、以前ご紹介したこの本が秀逸でした。

キラークエスチョン (光文社新書)
参考記事:【これは使える!】「キラークエスチョン」山田玲司(2009年08月19日)
◆また、本書は基本的には、彼女もしくは彼女候補、ないしは周囲にある程度女性のいる環境が前提とされています。
従って、この前提の対象外であるがゆえに「恋愛初心者のまま」の方も、将来に向けての「投資」として読むのはアリですが、即効性は微妙。
とはいえ、それは「ナンパ本以外の全てのモテ本」が抱えている問題でもあるので、本書に限ったことではありません。
…本書の教えを試すためにも、ぜひとも「人の集まる場所」に出かけて行って、コミュニケートする相手を見つけて頂きたく。
◆逆に、学校や職場に一定数の女性がいて、そういう女性たちとのコミュニケーションが上手く取れない方なら、本書の内容はツボだと思われ。
また、リアルでのコミュニケーションだけでなく、ネット上(特にTwitter等)でのやりとりでも、取り入れられる点は多々あります。
特に、今まで当ブログでご紹介してきたモテ本の内容がハードで、どうにも実践できなかった方なら、本書は検討の価値大。
今までのビジネス書の著作とは全然違うフランクな口調で、内藤先生が兄貴分のように親身になって指導してくれていますからw
まずは女性にとって「友達以上」の存在になるために!

すごいモテ方---オンナ心をつかんで離さない魔法の法則
【関連記事】
「女の子の取扱い説明書」について最低限知っておくべき3つのこと(2010年03月28日)完全「モテ本」マニュアル 永久保存版(2008年10月18日)
【全11冊+α】今年紹介したモテ本を振り返ってみました(2009年12月29日)
【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)
【モテ】「また会いたくなる人 婚活のためのモテ講座」大橋清朗(2009年01月27日)
【編集後記】
◆こちらは今日ご紹介した本とは違って、コテコテのナンパ本。
「ナンパ塾」完全極秘マニュアル---最新最強の口説き術
なのに、同じ河出書房新社というのが面白いですねw

この記事のカテゴリー:「モテ・恋愛」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。