2010年04月09日
【本田流】「カラダマネジメント術!」本田直之
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、お馴染み本田直之さんの最新刊。以前、風のウワサ(?)で、「トライアスロン本を出す」聞いており、ただでさえ運動苦手な私は、「何それムリポ」と思ってましたが、あにはからんやw
予想に反して、自分自身のココロとカラダをマネジメントするための良質な1冊でした。
私と同じように「運動した方がいいと分かっていてもできない」方なら、必見です!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
1.カラダマネジメントで仕事力をアップする
なかなか早起きができない
タイムマネジメントができない
メンタルが弱い
すぐにいっぱいいっぱいになる ほか
2.カラダ負債を貯めない技術
30代の80%以上は運動していない
30代から簿外債務のようにカラダ負債が貯まる
大人はがむしゃらにではなく効率的にトレーニング
QOLを保つための投資 ほか
3.カラダマネジメントを習慣化する
習慣が運命を変える
始めやすく、やめやすい
続ける自信がない人は外部強制力に頼る
自分ひとりでやろうとしない ほか
4.大人の効率的トレーニング術
トレーニングの流れを知る
大人はカラダではなく頭を使う
体力の現状を知る
心拍トレーニングをする ほか
付録:カラダマネジメントおすすめ情報
おすすめトレーニング本
おすすめトレーニングコース
おすすめ科学的トレーニング法
おすすめトレーニンググッズ ほか
【ポイント】
■カラダマネジメントは時間の使い方のトレーニングにもなる「平日は忙しくてトレーニングをする余裕はない」という声をよく耳にします。しかし「できない」と最初から諦めたら、たぶんこの先一生トレーニングはできないと思います。きっかけがないと仕事を効率化するクセがつかないので、いつまでも残業ばかりで時間に追われる生活を続けてしまうかもしれません。カラダマネジメントは時間の使い方のトレーニングにもなります。だから時間の使い方がうまくなり、仕事も人生も正のスパイラルに入るのです。
■トレーニングによって仕事にも良い影響がある
仕事だと「あいつばかり営業成績がいいのは、上司が依怙贔屓するからだ」という責任転嫁や言い訳も成り立ちますが、ランニングのタイムは、すべて自らの責任です。責任を自分で全部引き受けるトレーニングという世界の中で、苦手意識を克服して小さな成功体験を積み重ねていく。この訓練で「自分はこういうふうにやればうまくいくんだ」という自信をつけると、それは仕事にも良い影響を及ぼします。
■潜在能力を発揮できるようになる
わたしも昨年1年間のトレーニングでカラダが相当変わりました。パワーもスタミナもつきましたが、それと同時に「カラダが目覚めた!」という感覚が強くあります。
カラダと心は表裏一体です。カラダが目覚めると、マインドがリセットされて自分なりの限界値の設定も変わります。
限界値が上げられると「もっといける」と何事にも前向きに変わるので、仕事に関しても持っている潜在能力がフルに発揮できるようになりました。
■ビジネス書よりもROI(投下資本利益率)が高いのは、カラダへの投資
ビジネスの場合、ビジネス書のメソッドを取り入れても、自分に合わなかったり、短期間では成果が出なかったりするケースもあります。ROIは低くないにしても、カラダ投資のようにリターンが必ずしも保証されているわけではないのです。一方、カラダマネジメントで得られるリターンは、超長期にわたって保証されていますし、ビジネスへの波及効果も高いものがあります。
■朝の読書+トレーニング
朝の読書も勉強会もいい習慣ですが、それにトレーニングをプラスすると、脳へのインプットとカラダへのインプットが両方バランスよく行えるようになります。
読書などで得られることと、カラダを動かして得られることは違いますが、両者を組み合わせると、相乗効果が期待できます。
たとえば、読書で得た情報やデータを頭にインプットしてからランニングすると、走っている間に情報が整理されて、新しいアイデアが次から次へと湧いてきます。
■続ける自信がない人は外部強制力に頼る
わたしがトライアスロンを始めるときに最初にやったのは、チームを作ることでした。みんなでトレーニングすると、ちょっと辛くなったからといって「オレ、ここでやめるわ」とひとりだけ途中で抜けるわけにはいきません。その繰り返しで、トレーニングが習慣になったのです。
■「元体育会系」でない方が向いている
かつてスポーツで頑張っていた人に限って、何も考えずになりふり構わず練習していた頃の悪いクセが残っています。昔の成功体験に頼り、トレーニング法を工夫しないでひたすら練習しても、思うような効果は出てきません。カラダの外側も内側も、10代の頃とは様変わりしているからです。(中略)
むしろ大人になってからスポーツを始めた人のほうが、余計な過去の成功体験がない分、まっさらな気持ちでトレーニングに向き合えます。経験のない自分が、限られた時間の中で何をすべきかを謙虚に考えるので、経験者よりもランニングやスイムのタイムがどんどん伸びることもよくあります。
■効率的な泳ぎ方を覚える
水泳の苦手な人は少なくありませんが、効率的にトレーニングすれば誰でも1.5km(トライアスロンのスイム距離)くらいはすぐに泳げるようになります。わたしのおすすめの練習法は「トータル・イマージョン」。アメリカ生まれの練習法で、"カナヅチ"の人でもどんどん泳げるようになる恐るべきメソッドです。
【感想】
◆今でこそ「かれこれ10年以上運動してない」と公言している私ですが、実は中学・高校と、中距離走が得意で、中学3年時には校内トップのタイムを出していたりします。また、税理士試験の受験時代も水泳にハマり、週に2,3回は区営プールに通っていたりしました(べ、勉強は?)。
そんな私ですから、「まだ本気出してないだけ」とウソぶいていたのですが、本書を読んで改心。
「昔取った杵柄」ほど、危ないものはなさげです。
もしくは、急に運動をハゲシク始めようものなら、「筋肉痛」で起き上がれないヨカンw
私の年齢だと、もはや「年寄りの冷や水」状態です罠。
◆本書の巻末には付録として、本田さんオススメの本やトレーニング法が掲載されており、その中には上記ポイントにも登場した「トータル・イマージョン」のスクールも掲載されています。
上記の動画もこちらのスクールのサイトにあったものですが、泳ぎが非常になめらかですよね~。
「魚のように泳ぐ」というコンセプトも納得。
せっかく自宅の最寄のスポーツクラブにプールがあるので、「今年こそは泳ぐ!」と年始に誓ったことを思い出した自分w
◆また、トレーニングをすることは、単純にカラダへの投資のみならず、「ビジネスにも良い影響を与える」というのは、「目からウロコ」でした。
特に、「読書の後のランニング」に、「アイデア創出」の効果があったとは。
確かに走っている間は、脳に血液がガンガン行ってそうですから、何かが閃いたとしても不思議ではありません。
仕事上の問題に対して「いい案が浮かばなくて困った」ということがあったら、試しにやってみたいところです。
◆私も子どもがまだ小さいので、まだまだ元気で働かなくてはいけません。
何も運動をしないと、徐々に「カラダ負債」が溜まっていく、という表現は、まさに言い得て妙。
私のように運動不足気味の旦那さんや、知人・友人がいたら、この本をプレゼントしても良いかも。
私は本書を読んで、初めて「このままじゃマジでヤバい」と思いましたからw
トライアスロンは無理でも、まずは走るか泳ぐところから!
カラダマネジメント術!
【関連記事】
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【編集後記】
◆巻末の推薦本にはなかったものの、Twitter上では大人気の本がコチラ。BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
ジャンル的に当ブログではご紹介しにくい本ではありますが、非常に面白そうです!
ご声援ありがとうございました!
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アソシエの文具活用術も、とてもおいしかったです(^v^)。
今後とも、宜しくお願い申し上げます!
アマゾンアタックありがとうございます(涙)。
最近数字が好調だったのは、やはり先生のおかげでしたかw
アソシエは私もツボでした!
ただ、あそこの文房具特集は、毎回あの位充実してるハズです。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!
私も正直、今すぐにでも始めないとヤバい状態のような気がしています。
それにしても、歩いてスグのところにスポーツクラブがあるのに運動しない自分もスゴイな、と(笑)。