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2010年04月04日

【マインドマップ】「本当に頭が良くなるマインドマップ(R)“かき方”超入門」がやはりキテた件




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、マインドマップのムック本。

以前、当ブログでも大人気だった『マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本』と同じくアスキーさんのシリーズだけあって、今回も充実した内容です。

もちろん、「全ページフルカラー」「iMindMapお試し版CD-ROM付き」なのは本書も同様。

これからマインドマップを始めたい方、今ひとつ自分の描き方に自信がない方にはうってつけだと思われ!


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【目次】

002 巻頭インタビュー 神田昌典「マインドマップは社会に必須のコミュニケーション手段になる」
006 マインドマップって、何に使えるの? どんな効果があるの?

第1章 マインドマップの基本を押さえる
[基本編]
010 マインドマップとは?
012 マインドマップの専門用語
014 マインドマップ上達の秘訣
[実践編]
016 ミニ・マインドマップをかいてみる
018 フル・マインドマップをかいてみる
[応用編]
020 マインドマップの便利ワザ

第2章 「マインドマップ 検定」で“かき方”を学ぶ
[検定準備編]
028 実戦スキルが最短で身につく! 「マインドマップ 検定」の秘密
030 ブランチの“かき方”を徹底マスター
032 セントラル・イメージとBOIを理解する
[検定対策編]
034 マインドマップ検定にチャレンジ!

044 マインドマップの上達が早くなるペン&ノート人気ランキング

第3章 勉強・ビジネスに役立つ“かき方”を覚える
[個人スキル編]
048 ToDoリスト 一日の業務と進捗が一発でわかる
052 家計簿 年間の目標を月単位に落とし込む
056 講義メモ 情報を取捨選択し、実践につなげる
060 暗記術 再現できるまで繰り返しかく
064 スピーチ 6段構成に沿って内容を整理する
068 交渉力 “段取り”を整えて納得を引き出す
072 メンタル 「見える化」で心の不安を解消する
076 原稿執筆 テーマを明確にして構成を練る
[ビジネス実践編]
080 会議 合意の下に発散・収束し結論を導く
084 中期計画 社長の頭の中を「見える化」する
088 数値目標 可視化でプレッシャーを軽減する
092 業務フロー 業務の流れと関係性を一望できる
096 改善案 理想像と現状から改善策を練る
100 商品開発 全体像を明らかにして検証を行う
104 顧客戦略 レベル別に顧客の動向を予測する
[特別編]
108 マインドマップで文章をまとめる

116 連敗続きのチームが変わった! マインドマップが呼んだ“奇跡”

第4章 パソコンソフトでの“かき方”をマスターする
[iMindMap基本編]
120 オーバービュー
122 操作を覚える
[iMindMap応用編]
124 マニュアル&テンプレートを作る
126 オリジナルテンプレートでiMindMapが活きる

128 CD-ROMの使い方


【ポイント】

■神田昌典さんインタビュー

神田昌典氏インタビュー













◆前回に続いて、神田さんのお話が。

中でも興味深かったのが、既に現在は「情報社会」は終わっており、「知識社会」である、ということと、「知識社会」では、「情報」ではなく、「問題解決」にお金を払う、というクダリ。

そして、そこで必要とされるのが「マインドマップである」、と。

なお、画像右下の神田さん作のマインドマップは、書影が見えている「全脳思考」ではなく、「全脳思考」に登場する「U理論」の原典である「Theory U」です。


■ブザン公認マインドマップインストラクター事例

◆ここでは、ブザン公認マインドマップインストラクター11人による事例が、こんな感じで顔写真とともに掲載されています。

インストラクター事例













スイマセン、あと4名は次のページなんですが、割愛。

ここを見れば、どのインストラクターがどんなマップを描くのかひと目でわかって便利ですね。

なお、ここに登場しないインストラクターも、後のページに載っていたりするので、そちらも要チェックで。


■マインドマップ上達の秘訣

◆マインドマップの上達のきっかけとなる「7つのコツ」をここではご紹介。

7つのコツ













「紙の選び方」や、「色の使い方」など、意外と大事なことが挙げられているので、ここも一通り目を通して欲しいところです。

ちなみに、「重要なことを思いついたら、階層にかかわらず大きくかく」というのは、私も知りませんでした。


■ 「マインドマップ 検定」で"かき方"を学ぶ

◆私も知らなかったのですが、「マインドマップ検定」というのが出来たんですね〜!



この検定の趣旨やシステム等については、上記リンク先や本書のこの部分を読んでいただくとして、ここでは「検定対策」を指導。

マインドマップ検定













分かりにくいののですけど、右上が「5級」の問題。

そして左下がその解答例となっています。

基本的に、マインドマップは描く人それぞれ違っていていいものとはいえ、こうして標準化のようなことがされると、学習する側からしたら分かりやくて良いのかも。


■マインドマップの上達が早くなるペン&ノート人気ランキング

◆公認インストラクター32人のアンケート結果、上位となった「ペン」「ノート」を、計12個掲載。

ペン&ノート













気になる1位のペンとノートをそれぞれご紹介しておきます。

●ペン


サーセン、この商品知りませんでした。

何でも、フタを閉め忘れても「2日間ペン先が乾かない」のだそう。

また、軸が三角で描くときの疲労も軽減する、というのも魅力的。


●ノート


ニーシモネは、今まで当ブログでも何度かご紹介済み。

公認インストラクターからも紙質が絶賛されているそう。


■勉強・ビジネスに役立つ"かき方"を覚える

◆今度は実際に、「個人スキル」「ビジネスシーンでの活用法」を、公認インストラクターが指導。

目次にもあるように、個人スキルは「ToDoリスト」「家計簿」「講義メモ」「暗記術」「スピーチ」「交渉力」「メンタル」「原稿執筆」

ビジネスでは「会議」「中期計画」「数値目標」「業務フロー」「改善案」「商品開発」「顧客戦略」といったところが。

それぞれ画像を1つずつ載せてみます。

暗記術













業務フロー













◆上は、「暗記術」で、下が「業務フロー」

特に暗記術の方は、講師が「マインドマップ資格試験勉強法」の共著者である近藤哲生サンで、その本に沿った進め方をされているので、ご本をお持ちの方はこの部分はご確認頂きたく。


参考記事:【勉強本】「マインドマップ資格試験勉強法」萩原京二,近藤哲生(2009年04月21日)


■iMindMap Ver.4活用法

◆つい先日発売になった「iMindMap Ver.4」を使って、パソコンを利用したマインドマップの作成法をここでは指導。

Buzan's iMindMap Ver.4 日本語版 Pro for Windows
Buzan's iMindMap Ver.4 日本語版 Pro for Mac

iMindMap













画像だと見にくいのですが、左はしの方に、Ver.4での「注目機能」が掲載されていましたので、こちらも簡単にご紹介。


●1.ボックスブランチで文章を枝にのせる

⇒うまく単語に落とし込めないときに、一旦文章の形でボックスに書き込んで、あとで戻せる


●2.ブランチの編集が手早く実行できる

⇒選択状態のブランチにカーソルを近づけるとポップアップメニューが表示されて、素早く編集ができる


●3.画像貼り付けの自由度が上がった

⇒デスクトップから画像ファイルをドラッグ&ドロップして直接貼り付けられる


今回は週末なので時間がなく(普通と逆w)、体験版を試す時間がなかったのですが、いずれぜひ挑戦したいな、と。


【感想】

◆冒頭でも触れたように、アスキーさんのマインドマップのムック本のシリーズは、過去2作ともクオリティが高く、マインドマップの初心者にとっては、それぞれ「出た時点でベスト」の作品だったと思います。


参考記事:【MindMap】「マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本」がかなりキテる件(2008年07月04日)


参考記事:【マインドマップ】「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術(2007年09月13日)

マインドマップというもの自体、「カラー」であることが必須であり、それをクリアしつつ、値段も抑えているのがうれしい限り。

そして本作も、その流れは踏襲され、今からマインドマップを始めたい方に、オススメできる出来となりました。


◆もちろん初心者でなくとも、本書のコンテンツは有用ですし、むしろ私のように公認インストラクターの講習を受けてないモノにとっては、「正しいマインドマップ」を学ぶ(もしくは思い出させる)、良いきっかけになるのではないか、と。

私もかつてのように1冊1冊、本の内容をマインドマップにすることはなくなりましたが、今でも取材を受ける前には、話す内容はマインドマップでまとめています。

実際、自分の中にある「何か」をアウトプットするには、マインドマップは非常に良いツールだと思われ。

自分の子どもにも、いずれマインドマップを体験させるつもりですし。


◆結局マインドマップも、描くことが目的ではなく、それを使って「何をするか」が問題なわけでして。

本書のように、さまざまなシーンでの具体的な活用法を伝授してくれると、「マインドマップをやりたい」と漠然と思っている人も、実行しやすいと思います。

「なるほど、こういう使い方もあるのか」という気づきの積み重ねが、きっとマインドマップ上達につながるハズ。

私も「自己紹介」「TODOの洗い出し」みたいな使い方だけでなく、ビジネスに活かすようにしたいな、と。


初心者から中級以上の方まで、見逃せない1冊!



【関連記事】

【MindMap】「マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本」がかなりキテる件(2008年07月04日)

【マインドマップ】「できる社員」の最強メソッド マインドマップ(R)ビジネス超発想術(2007年09月13日)

【真打登場】伊藤賢さんのiMindMap本を読みました!(2009年07月02日)

【iMindMap】iMindMap Ver.3を試してみました(2009年05月07日)

【勉強本】「マインドマップ資格試験勉強法」萩原京二,近藤哲生(2009年04月21日)


【編集後記】

◆昨日は、ムスメの音楽教室の発表会でした。

この日に備えて、私も何度も「ニセ残業w」を早めに切り上げて、練習に付き合ったものです。

といっても、集団でのアンサンブルなんで、どのくらい上手く弾けていたかは、全然分からなかったのですがーw


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

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Posted by smoothfoxxx at 09:30
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