2010年03月14日
【200冊のエッセンス!】『「結果を出す人」の仕事のすすめ方 』美崎栄一郎
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、当ブログにもファンの多い美崎栄一郎さんの最新作。今回の本では、ビジネス書が「200冊」登場しますが、単なるガイドブックではありません。
つまり、本の内容紹介ではなく、美崎さんご自身が「何をされたか」がキモとなっているという。本書は、有名著者、書評ブロガー、書店員、編集者など本のプロたちが推薦する良書200冊を、著者が読破し、それぞれの「仕事に効果的な部分」をすぐ実践した「具体的なアクション」が多数紹介されています。
私のように「読んでもそれっきりー」なモノにとっては、非常に参考になる1冊でした!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
まえがき
第1章 アクションリストをつくる5つのルール
第2章 「目標達成」のためのアクション
第3章 「効率アップ」のためのアクション
第4章 「問題解決」のためのアクション
第5章 「人間関係」のためのアクション
第6章 「アイデア出し」のためのアクション
第7章 「時間管理」のためのアクション
第8章 「すぐやる」ためのアクション
【当ブログで取り上げている書籍】
◆今回、200冊をチェックしたところ、思いのほか、当ブログでご紹介した本とかぶっていることが判明。そこでちょっと変則的ですが、それらかぶっている本と、その紹介記事を、章ごとに列挙してみることにしました。
ちょっとネタバレ気味かなー、と思ったのですが、美崎さんから了承を頂けましたので、ありがたくウンチク三昧(?)。
これらの本を読んで、美崎さんがどういうアクションをされたか、については、本書をお買い求めの上、ご覧頂きたく…。
ちなみに、本書では各ページの下の部分に書影とともに「100文字書評」が掲載されていますので、概要は簡単につかむことができます。
■「目標達成」のためのアクション
出逢いの大学
◆当ブログでも人気の高かった人脈本。
書かれている内容が実践できれば、かなり人脈は広がると思われ。
参考記事:【人脈術】「出逢いの大学」千葉智之(2008年05月17日)
パーソナル・マーケティング
◆昨今のパーソナル・マーケティングブームを先取るような本田直之さんのブランディング論。
意外なことに初のディスカヴァー21さんでの作品でした(監修除く)。
参考記事:「パーソナル・マーケティング」をうまく使う、たったひとつの冴えたやりかた(2009年11月18日)
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
◆美崎さんの処女作と同じ編集の方の手による大ヒット本。
この本を読んで、100円ノートに挑戦した方も多かったです。
参考記事:【100円ノート式】「情報は1冊のノートにまとめなさい」奥野宣之(2008年03月18日)
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
◆思い起こせば、小山&原尻コンビのデビュー作がコチラ。
手に取ったら買いたくなるレイアウトや写真の使い方は、その後のハック系の本にも影響を与えたハズ。
参考記事:「IDEA HACKS!」原尻淳一 ・小山龍介(著)(2006年07月29日)
できる大人の“一筆添える”技術
◆私もたまに活用している手書き一筆箋。
こういったアナログなツールは、私もそうなんですけど「響く人には響く」もんです。
参考記事:【Amazonキャンペーン有】「できる大人の“一筆添える”技術」むらかみかずこ(2009年03月24日)
たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)
◆本よりも、本人の方がよほどキャラが立っている浅野さん。
この本は想定外に売れちゃいましたが、あの方の魅力はもっと違うところにあると思われ。
参考記事:【モテ?】「たった1通で人を動かすメールの仕掛け」に学んだ7つのメールテク(2009年08月26日)
スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学
◆ベストセラーになった当時はあえて(?)買わないでいた1冊。
ほとぼりが冷めた頃に読んでみたら、すこぶる面白くて後悔した記憶がw
参考記事:【今さらでつが(汗)】「スタバではグランデを買え!」吉本佳生(2008年09月16日)
60分間・企業ダントツ化プロジェクト 顧客感情をベースにした戦略構築法
◆実は神田さんの著作の中で、もっとも評価が高いと言われているのがこの本。
実際、神田さんにとっても自信作だったのに、数字が伸びなかったといういわく付きの1冊です。
参考記事:「60分間・企業ダントツ化プロジェクト」 神田昌典 (著)(2005年06月30日)
視覚マーケティングのススメ (アスカビジネス)
◆美崎さんも意識されていた「トーン&マナー」について解説されているお役立ち本がコチラ。
このブログもはてブで「見にくい」というコメントをもらうたびにどうしたものか、と思案しているのですが…。
参考記事:【オススメ】「視覚マーケティングのススメ」はお役立ち!(2008年07月27日)
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
◆突然(?)、つい最近の本も登場w
確かに美崎さんも、「FREE」の読者プレゼントをおやりになってますね。
参考記事:【スゴ本】「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」クリス・アンダーソン (著), 小林弘人(監修)(2009年12月02日)
■「効率アップ」のためのアクション
仕事は、かけ算。 ~20倍速で自分を成長させる
◆仕事術系の本の「ド定番」。
過去の名著のエッセンスもカバーしており、最近ビジネス書を読み始めた方には、ぜひ読んで頂きたい1冊です。
参考記事:続「仕事は、かけ算。」鮒谷周史(著)(2006年06月15日)
整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
◆小山さんのHACKシリーズの中では、おそらく最も売れているであろう作品。
私はこの本を読んで、クラウド系のサービスに興味を持ちました。
参考記事:【整理術】「整理HACKS!」小山龍介(2009年06月29日)
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
◆同じくクラウド系のサービスや、各種ツールの使いこなしが満載の1冊。
新書なので図や写真は少なめですが、好きな人ならたまらない内容でしょうね。
参考記事:【超仕事術?】「仕事するのにオフィスはいらない」佐々木俊尚(2009年07月20日)
クラッシュ・マーケティング
◆私自身、新聞広告等に推薦文を寄せさせて頂いたマーケ本。
かなり実践的な内容だけに、実際にビジネスで活用すれば効果は出ると思われ。
参考記事:【お知らせ】「クラッシュ・マーケティング」がいよいよ発売されました!(2009年11月06日)
ツイッター 140文字が世界を変える (マイコミ新書)
◆Twitterの面白みを知ることができる、もっともフラットな内容の1冊。
上司から「ツイッターって何?」と聞かれたら、この本の出番です!
参考記事:【鳩山総理も読んだ?】「ツイッター 140文字が世界を変える」コグレ マサト,いしたに まさき(2009年10月11日)
「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術
◆「多作」ゆえにさけていた齋藤 孝先生ですが、この本は過去の著作のうち「知的生産」についてまとめたような内容でお買い得かと。
装丁もしっかりしていますし、かって損のない作品でした。
参考記事:【知的生産】『「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術』齋藤 孝(2009年09月02日)
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
◆思い起こせば、この本が私にとっての初めてのダニエル・ピンクの作品でした。
当時はイマイチ理解できずにいましたが、その後の情勢を鑑みると、彼の言うような世の中になりつつあるな、と。
参考記事:続「ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代」ダニエル・ピンク (著), 大前 研一 (翻訳)(2006年05月26日)
ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話
◆この本に関しては、収録されているお話うんぬんよりも、テーマに対するアプローチの仕方が秀逸だったと思います。
次回作を出されるとして、どうなさるつもりなのか、興味津々。
参考記事:【ヤバ本?】「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」その他お金関係の本(2009年11月28日)
面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則
◆3冊目の本田さんの本。
この本に関しては、とにかくコストパフォーマンスが良いのにビックリしました。
参考記事:【レバレッジ成功法】「面倒くさがりやのあなたがうまくいく55の法則」本田直之(2009年01月15日)
「眼力」をつける読書術
◆読書本というと「速読系」の本が多いのですが、この本は別。
やたら骨太なので、速読派の人も、意外と「目からウロコ」となるかも。
参考記事:【読書術】『「眼力」をつける読書術』吉岡友治(2009年11月30日)
■「問題解決」のためのアクション
大人げない大人になれ!
◆堀江貴文氏のブログでバカ売れしているらしい1冊。
本書に登場する著名人たちの「大人げなさ」も読みどころの1つです。
参考記事:【痛快!】「大人げない大人になれ!」成毛眞(2009年11月25日)
楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方
◆知る人ぞ知るなかなか面白い作品。
タイトルに「楽天大学学長が教える〜」とありますが、ネットショップ運営者の方でなくとも、得る点はたくさんあります。
参考記事:【視点】『楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方』仲山進也(2010年01月20日)
アメリカCEOのベストビジネス書100
◆お馴染み土井英司さん監修の、アメリカの読書ガイド本。
中身の濃さから言ったら、今回の記事の中でも屈指です。
参考記事:【スゴ本】アナタが「アメリカCEOのベストビジネス書100」を読むべき6つの理由(2009年11月17日)
10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!
◆こちらはGEのジャック・ウエルチの奥さんが書かれた本。
目先のみならず、中期、長期の視点でも物事を考えるのは重要だと思われ。
参考記事:【5つのツボ】「10-10-10人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい! 」スージー・ウェルチ(2010年01月26日)
■「人間関係」のためのアクション
ビジネス書大賞 Biz-Tai 2010
◆えー、こういうガイドブックを美崎さんに推薦しては、アクションしにくくて、可愛そうだと思うんですがw
ちなみに私も、この本に推薦文を載せていただいております。
参考記事:【速報】「ビジネス書大賞 Biz-Tai 2010」が届きました!(2010年01月22日)
ロジカルシンキング・リーディング
◆その「ビジネス書大賞」に推薦させていただいた5冊の中の1冊。
「目からウロコが落ちる」コンサルチックな読書術が展開されています。
参考記事:すぐに使える「ロジカルシンキング・リーディング」テクニック5選(2009年09月04日)
■「アイデア出し」のためのアクション
会社って楽しい?
◆美崎さんの2作目。
3作目である本書を読んで、この本のタイトルや装丁、さらにはTwitterを使った販促等の秘密を知ることができました!
参考記事:【勉強会!】「会社って楽しい?」美崎栄一郎(2010年01月29日)
走る男になりなさい
◆なんと本田さん3冊め。
自己啓発系のストーリー形式としては、上記美崎さんの「会社って楽しい?」に通ずるところがありますね。
参考記事:【本田直之さん初の小説!】「走る男になりなさい」を読みました!(2009年10月21日)
任天堂 “驚き”を生む方程式
◆今回の200冊は、必ずしも章ごとのタイトルと一致してなさそうな書籍が分類されていたりすると思うのですが、本書は別。
こと「アイデア」というテーマだったらぴったりの1冊です。
参考記事:【枯れた技術の水平思考】「任天堂 “驚き”を生む方程式」井上 理(2009年05月15日)
アイデアのつくり方
◆これはもう、「古典的名著」でしょう。
今出ているアイデア本のほとんどが、本書の影響を受けています。
参考記事:「アイデアのつくり方」 ジェームス・W・ヤング(2006年04月14日)
■「時間管理」のためのアクション
Twitter使いこなし術 パワーユーザー100人の「技」を公開 (アスキー新書)
◆新書と言うと、通常は初心者向けが多いのですが、この本はTwitterの「中級者以上」の方向け。
私個人は、この本を読んで「インプット中心のTwitter」に自信を深めた(?)のですがw
参考記事:シンプルでセンスの良い「Twitter使いこなし術」一覧(2010年01月13日)
会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)
◆古くからのブログ仲間である、齊藤正明さんのデビュー作。
舞台が舞台なだけに、出版後は各地で話題になったのも記憶に新しいのですが、もう1年経ったのですね。
参考記事:【Amazon】ちょwwwおまwww「本を買ってマグロをもらおう」って、何なの?ネタなの?(2009年02月26日)
■「すぐやる」ためのアクション
ワークライフ“アンバランス”の仕事力
◆ワークライフバランスの真逆を行く、会社人生ぶりに眩暈がw
田島さん、男前杉ます!
参考記事:【熱血仕事術】「ワークライフ"アンバランス"の仕事力」田島弓子(2008年11月18日)
夢をかなえる メモの習慣
◆こちらは、メモをとるための文房具やガジェットが満載で、下記参考記事もそのような仕様になっております。
以前ご紹介した、同じ佐藤さんの「1日5分 頭がよくなる習慣」もそうなんですが、個人的にはお買い得感が大きい作品かと。
参考記事:【小ネタ満載】「夢をかなえる メモの習慣」佐藤 伝(2009年01月07日)
本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)
◆「速読本」も当ブログでは定番ネタの1つ。
この本の著者である園さんは、勝間さんのフォトリーディングの先生して有名な方です。
参考記事:【速読】「本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法!」園 善博(2009年04月15日)
【感想】
◆というわけで、かぶっている全35冊をご紹介してみました。通常、こうした推薦本だとほとんどかぶらないのが仕様となっているのですが、今回は推薦者の方々が比較的若い著者さんやブロガーさん、編集者さん、Twitterユーザーの方々で構成されているので、比較的当ブログと選書の感じが近かったかもしれません。
また、傾向としても「資産運用」ですとか「税務会計」といった、ウチで扱えない本が少なかったので、それもあったように感じます。
もちろん、私が読んでないだけで、200冊の中には「古典」「定番」の作品も含まれていますので、ぜひ実際に本書でご確認頂きたく。
◆それにしても美崎さんがスゴイのは、他人から推薦された200冊を読んで、最低でも1つのアクションを起こしていること。
それだけでも「200のアクション」が行われたわけで、何もしてない場合との差はかなり大きなものとなっていると思います。
特に今回、アクションの対象が、美崎さんの1冊目と2冊目に関係しているものが多かったので、「自分も本を出したい!」と思われている方なら、なおさら必見かと。
そうでなくとも、昨日リアル書店では平積み大展開されてましたけどねw
「読むだけで終わり」の方こそ必読! ←それ自分だからw
【関連記事】
【速報】「ビジネス書大賞 Biz-Tai 2010」が届きました!(2010年01月22日)【本ネタ】当ブログの人気「読書本」はコレだ(2009/11)!(2009年11月04日)
【アマゾンキャンペーン有】『「ビジネス書」のトリセツ』水野俊哉(2009年08月01日)
【読書】「ほんとうに読んでほしい本150冊」は結構キテます!(2009年06月21日)
【超強力ガイド本】「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」神田昌典&勝間和代(2008年10月31日)
【編集後記】
◆今日はホワイトデーです。今からじゃもう間に合いませんが、こんな商品を銀座伊東屋で発見。
「遅くなってごめんね」と一声添えて差し上げてください。
ご声援ありがとうございました!
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読書(どくしょ)ではなく読使用(どくしよう) 【「結果を出す人」の仕事のすすめ方】 美崎栄一郎【僕の問題は誰かが解決している】at 2010年03月15日 16:10
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