2010年02月08日
【健康】「病気が消える習慣」入谷栄一
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「シゴタノ!」さんの記事で拝見して気になっていた1冊。私自身、ほぼ四半世紀以上に渡って花粉症で苦しんでいるクチなので、思わず買ってしまいました。
アマゾンの内容紹介から。
果たして今年の花粉症シーズンはこの本で乗り切れるのでしょうか?最新医学では常識な、免疫力アップの決め手、体を強くする「ハイパーフィトケミカル(=植物由来の物質)」を徹底紹介。
健康には人一倍、気をつかっている・・
ビタミン剤、サプリを欠かさず飲んでいる・・
薬が好きで、長く飲み続けている・・
実は、こんな人は、早死にする危険信号!
クスリやサプリでは治らなかった「病気が消えた症例」多数紹介!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
第1章 病気はなぜ、「ハイパーフィトケミカル」で消える?
「ハイパーフィトケミカル」が生命力を高める
病気を消し去る生命力の源をいただく
カゼ退治は、現代医薬品よりもフィトケミカルだ ほか
第2章 病気が消える”ハーブ習慣”
呼吸器系のハイパーフィトケミカル療法
免疫系のハイパーフィトケミカル療法
心・血管系のハイパーフィトケミカル療法 ほか
第3章 「レインボーフーズ」が体を強くする
がん、精神病、アレルギーをも予防する
「七色の野菜」で驚異の効果
特定保健用食品(トクホ)をうまく利用しよう ほか
第4章 各界のトップVIPも実行している超免疫力維持法
病気を消す「ツボ」習慣
病気を消す「お風呂」習慣
病気を消す「運動」習慣 ほか
治療事例集 こんな病気、こうして消えた
【ポイント】
■ハイパーフィトケミカルとは?「フィトケミカル」とは植物からしか摂取できない重要な物質で、「ハイパーフィトケミカル」は、まさにいまからだが最も必要としているフィトケミカルのことを言います。
■緑茶うがいの優れた効果
私の外来では患者さんに緑茶うがいを勧めています。なぜかといえば、市販のうがい薬はヨード成分の入っているものもあり、1日に何十回とうがいをした場合、甲状腺に影響を及ぼす危険性もあるからです。
インフルエンザが流行っている時期には、緑茶うがいを1日10回以上してもらいますが、非常に良い結果が得られています。
■カゼの引き初めにお勧めの「エキナセア」
カゼを引いたときには、免疫力を高めるフィトケミカルのエキナセアを勧めます。
初めてお聞きになられた方もいるかもしれませんが、医学論文でも紹介されるほど、効果が認められているハーブです。病院に行くほどでもない時期に、エキナセアのハーブティを飲む。患者さんはみな、そのフィトケミカル効果に驚きます。
生活の木 (4)
■健康を維持するには、からだに良いことを幅広く、まんべんなく続ける
すごく疲れている時にビタミン剤や健康ドリンクを飲むと即座に疲れがとれます。健康食品も同様で、健康に良いといわれるものを始めたときは、何日間かは非常に調子が良いかもしれません。
しかし、だんだん続けていくと、効果が実感できなくなり、そのうち苦痛となってくることがあります。
それは、もうからだが欲していないSOSシグナルです。からだにとって、ストレス状態におちいっているのです。
■花粉症にお勧めのハーブティ
セルフケアとしてのハーブは、ネトルがお勧めです。ネトルの和名はイラクサといいます。イラクサ科の植物は日本にも生息していますが、種は異なります。最近では花粉症だけでなく、じんま疹やアレルギー性鼻炎等のアレルギー症状の改善にも使用されることが多くなってきました。(中略)
ごく軽い花粉症では、約70%の方がこのハーブで症状の緩和がみられます。
■フィトケミカルは色で選ぶ
日本の食生活で、昔に比べて大きく変わった点があります。それは食材を色と味で選ばなくなったことです。野菜の色は、それぞれの野菜に含まれている「フィトケミカル」に由来しています。この色を無視することは、生命の源でもあるフィトケミカルをうまくからだに取り入れていない可能性があります。
■免疫力をアップさせるフィトケミカル入浴
フィトケミカル入浴で最もポピュラーなのはゆず湯です。(中略)
東京ガス(株)都市生活研究所の報告では、ゆず湯は通常のお湯に比べ、ノルアドレナリンという副交感神経伝達物質の濃度が約4倍になることを発表しました。
■肩こりも免疫力低下の要因?
肩こりを訴える患者さんも、得てして免疫力が低下しています。肩こりは筋肉の血流の悪さを意味しており、免疫力低下の引き金になります。
肩こりを感じたら、こまめなマッサージやストレッチ体操をおこない、早めに回復させることが大切です。特にデスクワークが多い人は、同じ姿勢をとり続けているため、コリや疲れを感じやすくなります。
■アロマはフィトケミカルの濃縮液で三経路より作用する
まず、一つめは神経を介して脳に働きかける経路です。(中略)
二つめは、皮膚から浸透して、血液に入る経路です。(中略)
三つめは肺から血液に入る経路です。
【感想】
◆健康的な生活から程遠いところにいる私には大変耳痛いご本でした。本書で警鐘を鳴らしているのが、現代人に多い「質の悪い食生活」「運動不足」「薬・サプリメントの多用」「睡眠不足」等々なのですが、いずれも当てはまっているという。
なにせ、食生活だけは結婚して多少良くなったものの、昼食はあいかわらずコンビニ飯中心。
さらに運動はここ10年以上まともにしてませんし、ブログのおかげで(?)常時睡眠不足。
そして、睡眠不足や疲労を感じると即、スタミナドリンクを飲むというアリサマです。
◆そんな私でも、学生の頃に発症した花粉症が、税理士試験の受験勉強に大きなマイナスになると考え、この本を読んで、ハーブティーに挑戦しようとしたことがありました。
ただ、当時はネットもなく、お目当てのハーブティを探すのも一苦労。
その頃に比べると、今やアマゾンで検索するだけでダーっと商品が出てくるのですから、有難い限りです。
なお、上記で挙げた商品は、著者の入谷先生のお勧めというワケではなくて、アマゾンで上の方に出てきたのを何も考えずにリンク貼っただけですので、あしからず。
◆なお、このような本を書かれているからといっても、入谷先生は「何が何でも民間療法」というスタンスではありません。
…私の場合は、その後「レーザー手術」(当時は保険が効かなかった)に踏み切ったものの、結局完治しなかったんですが。私はがんの研究をしていますが、患者さんの中には進行の早いがんに対して、民間療法で治したいという人がいます。そのために、それまでの治療をやめてしまった人もいるほどです。
しかし、進行が早いがんの場合、民間療法だけで治せた経験はありません。(中略)
サプリメントやハーブをはじめとする民間療法は、自分の意志で始めるものです。そのため、効果の有無、副作用の有無、続けるかどうかなどすべて自己責任になります。民間療法が合っていないと感じた場合は、早めに別の治療法に切り替える勇気も必要です。
◆今この記事を書きながらも、花粉症で鼻空がひりひりしているワタクシ。
一応眠くなるのを覚悟でアレルギーの薬を服用しているのですが、そもそもブログ執筆に加えて本業が忙しくなりつつあり、慢性的に睡眠不足気味なので、夜中に記事を書いていて、一瞬眠りに落ちてしまうことも何度かあるような状態です。
完治は無理でも、今より症状が改善されて、眠くならないのなら、ハーブ療法も試してみる価値はありそうな。
本書は他の症例も多々収録されてはいますが、花粉症でお悩みの方なら、手に取ってみられることをオススメ。
さっそく昨日は、バイキングで死ぬほど野菜を食べましたw
入谷 栄一 (6) |
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【編集後記】
◆『 「1日30分」を続けなさい!』でお馴染みの古市幸雄さんの新作がコチラ。古市幸雄 (2) |
アマゾンアタッカーとは関係ないキャンペーンも行われておりますので、お買い求めは紀伊国屋さんがオススメw
ご声援ありがとうございました!
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おだいじになさってください!
応援ありがとうございます!
確定申告もですが、花粉症がこの時期はキツいです。
薬も眠気を誘うので、この時間にならないと飲めないという(涙)。