2010年01月29日
【勉強会!】「会社って楽しい?」美崎栄一郎
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』が当ブログでも人気だった美崎栄一郎さんの最新作。既にキャンペーンの告知記事で触れたように、今回のテーマは「勉強会」。
ビジネス書著者が壇上に立つ「セミナー」や「講演会」には参加したことはあるものの、「勉強会」については「?」だったワタクシ的には、「なるほど、そうなのか!」と新たな発見がありました。
既に参加したことがある人はもちろん、ビジネス書を読むだけでも満足してしまう人こそ、一読すべき本ではないか、と思われ!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
のんびりOLのモレスキンノート
成長するマーケッターのLAMYの万年筆
クールな朝活女子のじゃんけん
悩める転職アドバイザーの書評ブログ
体育会系新人のDRETECのストップウォッチ
勉強会主催者の名刺入れ
できる営業マンの動物クリップ
サーファー部長のホットカフェオレ
【所感などなど】
◆本書は、当ブログでは「鬼門w」である「ストーリー形式」で構成されています。一般的にストーリー形式ですと、特にビジネス書の場合、「必要な部分のみ拾い読みする」のに向いていないことが多く、普通のビジネス書好きの方は避けたがる傾向にあるのかな、と思うワタクシ。
というか、自分自身「途中から読めない」のがネックで敬遠することが多いです。
ただ、本書の場合、ストーリー形式とはいえ、「エピソードの集合体」であり、それぞれを短時間で読むことは可能。
また、章ごとに主人公が異なるので、途中の章から読み始めても大丈夫です。
◆とはいえ、本書のテーマから言ったら「通常のビジネス書」というか、章立てしてコンテンツを並べることも可能だった筈。
それならば何故ストーリー形式を用いられたのか?
本書のあとがきにはこうあります。
ここを読んで「なるほど!」と腑に落ちました。小説形式にしたのは、体感してほしかったからです。あくまで、フィクションですが、若かったころの自分、今の自分、出会った人達のエピソードを元に、実在する場所やモノや人の情報を小説の中に詰め込みました。
◆確かに、自分自身もそうなんですが、読むだけ読んで「フーン」で終わってしまい、また次の本に手を出す、という方は多いです。
というか、もし本書がストーリー形式でなかったら、私だったらいつも通り、気になる部分に付箋を貼って終わりだったかと(ブログに書いたりはしますがw)。
でも美崎さんはそうして欲しくなかったのだと思います。
きっと、過去や現在において美崎さんが出会った「モノ」「人」「コト」を追体験して欲しかったのではないか。
そして、情報等にフォーカスするのではなく、勉強会を通じていかに成長するかということを意識して欲しかったのではないでしょうか。
◆そのためか、本書の登場人物は「性格」だけでなく「立場」もさまざま。
ビックリした(?)のは九州在住の登場人物がいたこと。新入社員、管理職、派遣社員、中堅社員、若手社員、事務系社員、OL、営業マンなどなど、10名の主役が会社の中と外のフィールドで活躍します。
「勉強会」がテーマで、まさか地方の人が出てくるとは思いませんでしたよw
ご自分が地方にお住まいで、「勉強会?関係ないや」と思われている方も、本書を読めば考えが変わって「自ら催す」こともあるかもしれません。九州のエピソードを入れましたが、私が知らないだけで、いろんなところで何か起こっているはずです。日本のどこでも会社の中と外はありますから。
探せばあるかもしれないし、なければ自らつくればいい。
◆もう1つ触れておきたいのがタイトルのこと。
「会社って楽しい?」という本書のタイトルを最初に見て、そのテーマが「勉強会」だと知ったとき、私はてっきり「会社がつまんないから、勉強会で楽しく自己啓発!」という内容かと思っていたワケでして(マジでw)。
でもそれは「激しく違いました」。
「会社」と「勉強会」は対立するものではありません。
本書には「ビジネス書」や「勉強会」で学んだことを、「いかに実際の仕事の場で活かすか」のヒントも込められています。
ゆえに私のような「本読むだけでオワリ」の方にとっては、「こういうやり方があるんだ」と「目からウロコ」が落ちるカモ。
読んで変われれば余裕で元は取れます!
【関連記事】
【号外】美崎栄一郎さんの新刊のキャンペーンが始まっていた件(2010年01月04日)【Amazonキャンペーン他】注目本2冊が、今日からキャンペーンです!(2009年09月11日)
【セミナー】勝間和代さんの「目立つ力」記念講演会にお邪魔してきました(2009年10月05日)
【イベント】本田直之さん&田島弓子さんご夫妻のトークイベントにお邪魔してきました(2009年01月18日)
【編集後記】
◆某著名ブロガーさんからオススメ頂いたのがこちらの本。三橋 貴明 (5) |
これは私も興味津々です(アマゾンレビュー参照のこと)。
ご声援ありがとうございました!
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この記事へのコメント
美崎さん曰く、一章あたり平均10分で読めるらしいです。何人かに読んでもらったらしいです。おとといご本人にお会いしたのですがAmazonが届いたのは昨日なんだなー(笑)
登場人物のキャラが少し弱い気がしますが、まぁいっか(笑)
登場人物のキャラが少し弱い気がしますが、まぁいっか(笑)
Posted by とっしー at 2010年01月31日 07:41
>とっしーさん
おっともう美崎さんご本人にお会いでしたか!
1章10分というのは意識してなかったですが、確かにサクサク読めるし、記事にも書いたように途中からでも読めると思うんですよね。
キャラは弱いというより、パターン数を増やす関係上、あまりページを割けなかったというのはあるかも。
私は気になりませんでしたが。
あと、モデルになっている人を知ってると、勝手に補完されている可能性はありますね(田島さんとかw)。
おっともう美崎さんご本人にお会いでしたか!
1章10分というのは意識してなかったですが、確かにサクサク読めるし、記事にも書いたように途中からでも読めると思うんですよね。
キャラは弱いというより、パターン数を増やす関係上、あまりページを割けなかったというのはあるかも。
私は気になりませんでしたが。
あと、モデルになっている人を知ってると、勝手に補完されている可能性はありますね(田島さんとかw)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年01月31日 11:05
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