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2009年12月04日

【力作!】「やればできる―まわりの人と夢をかなえあう4つの力」勝間和代




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、昨日からリアル書店で出回り始めた勝間和代さんの新刊、「やればできる」

最近は新書ムックが続いていた勝間さんの、久々の単行本の書き下ろしになります。

アマゾンの内容紹介から一部引用。

本書のタイトル「やればできる」は、まわりによい仲間がいるからこそです。
でも、よい仲間は自分の努力なしでは集まりません。
ただ、同じ努力するにしても、上手な努力と、無駄になってしまう努力があります。無駄になってしまう努力ばかりでは、努力する気持ちが徐々に削がれてしまいます。
だからこそ、私がまわりから学び、経験則で学んできた、「より楽しい、わかりやすい努力の方法」をこの本で、みなさんにお伝えしたいのです。

ただ努力するのではなく、「正しく努力する」やり方がここにあります!


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【目次】

■プロローグ─「やればできる」、本当の自己啓発は助けあいにあった!

■第1章 「しなやか力」─まわりに貢献できるような自分の“長所の種”を見つける

■第2章 「したたか力」─自分の長所を伸ばすことにひたすら集中する

■第3章 「へんか力」─絶え間なく変わり続ける

■第4章 「とんがり力」─自分が力の中心になる世界に行く

■エピローグ ─『やればできる』を書いた理由


【所感など】

◆本書は上記目次のように「4つの力」がメインコンテンツになっています。

それぞれについて本書のプロローグから引用。

(1)しなやか力…まわりに貢献できるような自分の"長所の種"を見つける力
(2)したたか力…周囲との関わりの中で、長所だけに集中する力
(3)へんか力…長所を周囲の環境変化や成長に応じて、変え続けていく力
(4)とんがり力…「あの人だったら何かをしてあげよう」と商品として認められる力

簡単に言ってしまうと「いかに自分の強みを見つけて、それを伸ばし、まわりの人に適応し、とんがらせていくか」ということ(本書より)。

これらについて、勝間さんがご自身の経験や現在進行中の挑戦を踏まえながら、解説されてらっしゃいます。


◆今回、ご本の中で目立つのが、「ほろ苦い言葉」の数々。

今まではキツいことを言ったとしても、それは主に読者以外の第三者に対してだったと記憶しているのですが、本書では、読者に対してもハッキリ言い切っている感じです。

例えばこう。

この本では、ほかの著者が言わないような耳の痛い正論、つまり、「正しい努力をしていないからあなたは失敗しているのでは?」、あるいは「いつまでも逃げているから失敗しているのでは?」ということをあえて言います。

まさに「良薬口に苦し」!

具体的なお話は本書に譲るとして、かなり突っ込んだ内容であることは間違いないです。


◆そして本書でも、過去のいくつかの著作同様に、勝間さんの舞台裏が明かされていったことにもちょっとビックリ。

特に、著者として独立する前の「ビジネスパーソン時代」と、現在の「作家業以外(TVでの司会等)」でのご自身のチャレンジぶりは、まるで「白鳥が水面下で水を掻いている」かのよう。

ただし、その努力も「正しいモノ」であることが大事です。

 たとえば、数字がまるっきりダメという人は何回受けても会計士試験には受かりにくいですから、自分の向き・不向きをしっかり見極めなければなりません。間違った努力は、努力しないよりも自分を不幸にしますから、気をつけてください。自分が気持ちよく、伸びられるところだけに努力をすることが大事です。


◆私にとってみれば「とがらせるモノ」は、やはりブログを書くことなのかもしれません。

肩がこったり、目がしょぼしょぼすることを除けば、私は何時間ブログを書いていても苦になりません・・・からこんな長文ブログでご迷惑をおかけしているわけですがw

これが自分の「長所」だとすれば、かれこれ5年続けてきたおかげで、「成長」し、「指名される」ようになりました(遠い目)。

この間も、分かりにくいですが、ブログのスタイルも多少変わったり臨機応変に対応したりで、本書の教えに沿っているのではないか、と。


◆また、本書は「みんなで勝たないと勝てない時代」というテーマの通り、勝間さんも、本書の端々やエピローグで、様々な方に感謝の言葉を述べてらっしゃいます。

同じように、こうしてテキストを打ち込んでいるのは私一人ですが、私もたくさんの方のフォローなしにはやってこれませんでしたし、今こうして、ブログをお読みくださる読者の皆様にも感謝しております。

自分の得意なところはひたすら鍛錬して、苦手なところは、それが得意なところにお願いする。

インターネットネットで他者とつながることが容易になった今、いかにお互いが助け合えるかが、それぞれの成長の決め手となるのではないか、と。


◆本書は「勝間和代の"今"」を知る上では、外せない作品であるとともに、一般ビジネスパーソンにとっても、「いかに自分の"強み"を伸ばすか」のヒントが得られる1冊と言えます。

特に「ストレングス・ファインダー」をやったものの、その後どうしたらいいのかわからない方には、本書は必読

もちろん、キチンと構成されたコンテンツは、いつもの勝間さん風味


やはり勝間さんは単行本で本領発揮する方です!

勝間 和代 ¥ 1,500


【覚え書き】

◆いつぞやの「起きていることはすべて正しい」の時と同様に、覚え書き程度に大事なことをメモ。

失敗がいいのではなく、失敗しても次に行動する力と、それによって何を学ぶかが重要なのです。タダメシ(free lunch)を探していると、いつまでたっても成功しません。

ある意味、才能とは、どこに特化できるか、見極める能力だと思います。
すなわち、才能は経験の関数であり、時間の関数なのです。

脳科学者の池谷裕二さんから学んだことで、とても大事なことがあります。
それは、「人間の脳は、失敗による消去法でしか学べない」ということです。

唯一私が行ったことは、自分の3割の時間をひたすら。「変化の時間」にささげたことです。

私は変化の方向については、市場の動向はある程度参考にするものの、あくまでも自分の強みを軸にして、1つずつ、少しずつ、ずらすやり方がいいと思っています。

正直、私は、とんがるための適切なステップを踏んだのにとんがれなかった人をほとんど知りません。逆に、とんがりたいのにとんがれない人の話を聞くと、その方法論が間違っていたり、意味のないところに時間を費やしていることが多いのです。

私がいま、「勝間和代」というとんがりで示すものは人によって違う印象をもたれていると思いますが、1つひとつは、愚直に積み重ねてきた技術の集大成にすぎません。

私はダメダメだった頃、ロール・プレイング・ゲーム(以下、RPG)が大好きでした。競馬などのギャンブルもしていました。でも、あるときから、そのRPGをわざわざゲームでする必要はなく、自分の人生ですればいいということに気がついたのです。


【関連記事】

【勝間さん激賞!】「天才!成功する人々の法則」がいよいよ発売へ!(2009年05月13日)

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【勝間式自己啓発本】「起きていることはすべて正しい」勝間和代(2008年11月29日)

【新インディ】勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド(2008年03月01日)


【編集後記】

◆Twitter界隈では、この後に出る「結局、女はキレイが勝ち」が話題沸騰(?)していましたが、知らぬ間に、もう1冊勝間本が!!

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