2009年11月03日
【ブランディング】「日経ビジネスアソシエ2009年11月17日号」の「人生を変えるアピール術」
日経BP出版センター
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、昨日発売となった、「日経ビジネスアソシエ2009年11月17日号」。2号続けてアソシエをご紹介するのは、多分初めてかと。
と言うのも、このアソシエの特集である「人生を変えるアピール術」に僭越ながら登場させて頂いたから。
それはさておいても、結構面白かったですよ!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
特集1 “いい人”だけじゃ生き残れない 人生を変えるアピール術
外見でアピールする
言葉でアピールする
行動でアピールする
私はこうしてアピールしてきた
アピールされる側の論理
特集2 上司を味方につける ボスマネジメントの技術
特集3 出遅れたあなたへ…ツイッター超入門
【特集1 人生を変えるアピール術】
■顔写真を実物以上に美しく撮る◆特集の内容について、アソシエのサイトから一部引用します。
まず、「顔写真の撮りかた」では、「デジカメ編」と「証明写真編」が。今号の特集では、効果的な自己アピールの方法を徹底的に紹介します。アピールしないと認めてくれないが、やり方を間違えると、ただ叩かれるだけに終わってしまう。そんな日本の企業社会で、叩かれずに“出る杭”になるための流儀から、外見の磨き方、言葉の使い方、行動の仕方といった各論まで、人生を変えるきっかけを丁寧に解説します。
実物よりも美しく見せる顔写真の撮り方、インパクトのある「個人名刺」の作り方など、記事で取り上げているアピール術の多くは、明日から使える実践的なテクニック。ちょっとしたコツを習得して、ぜひ浮上のきっかけをつかんでください。個人的には、脚本家、小説家、劇作家として活躍する秦建日子さんの実体験に基づくアドバイスもお勧めです。
日経ビジネスアソシエ編集長 村上広樹
その「デジカメ編」、プロカメラマンさんが伝授するテクニックに必要なのは「ノート、ティッシュ、白いコピー用紙」。
いや、たかが(?)デジカメで撮るポートレートでも、こんなテクがあったとは。
◆一方、「証明写真編」では、就職試験等ではお馴染みの「伊勢丹写真室」が登場。
確かに最初と最後と言うか「Before & After」はかなり違います。「伊勢丹写真室で証明写真を撮ると、就職の合格率が高い」と学生たちの間で評判である。実物以上にきれいに仕上げてくれるからというのがその理由。事実、「アナウンサーやキャビンアテンダントを志望する方がよくいらっしゃいます」と同社のスタッフは語る。
実際にそこまで行かなくとも、証明写真ボックスで撮る際にも使えるテクニックがいくつか紹介されていますので、今後証明写真を撮る予定のある方は必見かも。
■戦う男の"鉄板"スーツはこれだ!
◆お話は国際イメージスタイリストの大森ひとみさん。
まずは、今年7月のラクイラ・サミットで首脳陣が全員濃紺のスーツを着ている中、麻生前首相がただ一人ライトグレーのスーツを着ていたことに言及。
とバッサリ。「フォーマルな場でライトグレーのスーツを着るのはあり得ない」
確かに麻生さん、ちょっと浮いてますw
ただ、ドン小西さんのこの本によれば、麻生さんのファッションセンスは「歴代総理の中ではピカイチ」って書いてあったんですけどねぇ・・・。
参考記事:【服装】オバマの服はなぜ安いのにイケているのか?(2009年05月05日)
◆それに比べると、鳩山さんが選挙期間中から多用している「濃紺のスーツ」×「白いシャツ」×「ストライプのネクタイ」というスタイルは、「着るだけで外見力が即アップ」するのだそう。
ちなみに、その次のページからは、スーツスタイルの細かいポイント指導がわんさか。大森さんは、「四の五の言わずに『濃紺×白×ストライプ』を着れば間違いない」と強く勧める。
一応、参考になっているのは大森さんのこの本だそうです。
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◆なお、細かい話ですが、ググってみたところ、鳩山首相はカラーリングはさておき、スーツのブランドはあの(?)アルマーニなのだそう。
鳩山由紀夫新首相のスーツの評判やいかに? 注目議員のファッションもチェック! - BUSINESS&MONEY - X BRAND
ブランドうんぬんという訳ではないものの、一国の首相がアルマーニというのもなかなかスゴイことだと思います(色々な意味でw)。
やはり、前国連事務総長のアナンさんのように、ストイックにまとめて欲しいな、と(ちなみにアナンさんはブリオーニ愛用)。
■インパクトのある個人名刺を作る
◆お待たせしますた。
やっとワタクシの登場です・・・って言ってもスペースにして10cm×5cmくらいですけどねw
しかも、私自身じゃなくて名刺だし!
細かい製作過程等は、下記記事にてご覧下さいマセ。
参考記事:【ブログネタ】「人間国宝名刺」を作ってみました(2008年08月13日)
こうしてメディアに登場できたことを思えば、十分元は取ったと言えましょう。
◆また、同じページには、今売り出し中の美崎栄一郎さんの、本の表紙を模した名刺が。
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さらに、勝間和代さんの4年前の名刺も見どころかと。
■ワンフレーズで妄想をかき立てる
◆ここでは、ダイヤモンド社で数多くのベストセラーを生み出してきた土江英明さんが登場。
本の中身を軽視されている訳ではないのですが、「外見でのアピール」を強調されています。
具体的には土江さんは「タイトルと帯の勝負」と言い切り、書店に本が平積みにされている様子をミュージカルなどの「第1次オーディション」に例える。
のだそう。「歩きながら本の表紙をちらっと見た時に、『あ、この本は自分のために書かれた本だ!』『今私が欲している情報がありそうだ』と妄想させるような言葉を載せる」
本書では、実際に土江さんの担当された本と、その帯やタイトルに秘められた意図が解説されていますので、業界関係者は必見かと。
中谷彰宏 ¥ 1,365 |
◆ちなみに、その土江さんご推薦の本がコチラ。
私も激オススメです!
参考記事:【フツウにスゴ本】「ザ・コピーライティング」ジョン・ケープルズ (著), 神田昌典 (監修)(2008年10月20日)
■実力以外で勝負する
◆これは、上記アソシエのサイトで編集長が「お薦め」と言われている、秦建日子さん(ハタ タケヒコさん)の13のアドバイス。
気になるところを拾ってみると・・・。
●若手はベテランに勝てる材料をアピールしろ!
●タダで仕事をして貸しを作れ!
●プラスアルファを乗せろ!
●プラスアルファを乗せられないうちはサプライズを与えろ!
●ウソでも「得意です」と言え!
と、かなりアツいです。
すべて秦さんの体験談に基づくものなので、説得力もアリ!
◆思えば私も、本の紹介を受けて、記事で取り扱えない旨のお返事を書く際に、アマゾンのページの作りこみのアドバイスをしたりとか、新聞広告でフレーズを使ってもらう場合に、一緒に考えたり等の「プラスアルファ」は意識していますね。
あと、メディアの方との作業関係のメールは即レスを心がけたりとか。
そういう小さな積み重ねが、いつか何かしらにつながるんじゃないでしょうか、・・・と言ってみるテストw
■「自分の言葉」を持っているか
◆インテリジェンスのキャリアコンサルタントである、大浦征也さんのお話から。
「中途採用の面接」で何を話すべきかについて。
まー、このブログもビジネスに組み込まれるのだとしたら、「熱心なファンがいらっしゃいます」と言うのではなく、「1日5,6000PVで、ユニークユーザーが2500位で〜」みたいに数字で言わないといけないんですかね?次の2つを話す。成果・実績についての話。成果や実績がないなら、テクニックや手法、工夫した話。
避けた方がいいのは、コミュニケーション能力、積極性、主体性といったパーソナリティに関することだ。誰でもある程度は備えているので、差別化しづらい。計量的に測れないものをアピールしようとすると、膨大なエピソードを話さなくてはならなくなり、論点が不明確になる。
◆もう1点重要なのが、『「キャリア」ではなく、「スキル」をアピールする』ということ。
大浦さんが勧めるのは、「(1)私は何ができて、(2)それを御社でどう活かせるのか。(3)その裏づけはこうです」という展開の仕方です。
詳細並びに具体例等は本書にてご確認を。
またお終いには『勝てる「職務経歴書」はこう作る』というパートもありますので、こちらも必要に応じてご確認下さい。
【特集3 ツイッター超入門】
◆特集2をすっ飛ばして、特集3へ(サーセン)。かつてのブログブームの時のように盛り上がっていると言われているTwitter。
アソシエでは「ブームにやや乗り遅れ気味のあなたのために、活用法と楽しみ方を紹介」ということで、初心者には至れり尽くせりの展開が。
「登録」「ログイン」辺りはいいとして、「多彩な活用法を試してみよう」辺りから、私はちょっと不安な感じ。
Twitterの検索機能や、公式ガイドページの「ついなび」、人気投票の「ふぁぼったー」は、実は使ったことがありませぬ。
◆さらに「専用クライアント」は色々と薦められているものの、未だ導入せず。
他にも色々なツールが画像入りで紹介されているので、私と同じくらい出遅れている方なら、ぜひご覧アレ。
・・・と、ろくすっぽ使えないのに、本だけは読んで紹介している頭でっかちのsmoothでした。
参考記事:【Twitter】「Twitter マーケティング」を読みました!(2009年10月23日)
【鳩山総理も読んだ?】「ツイッター 140文字が世界を変える」コグレ マサト,いしたに まさき(2009年10月11日)
小川 浩 ¥ 798 |
【Twitter】『仕事で使える!「Twitter」超入門』小川 浩(2009年09月29日)
【関連記事】
【ブログネタ】「人間国宝名刺」を作ってみました(2008年08月13日)【顔写真の力】「ビジネスに使える! 見た目を9割上げる写真活用術」タツ・オザワ(2009年06月02日)
【服装】オバマの服はなぜ安いのにイケているのか?(2009年05月05日)
【服装】ビジネスシーンにふさわしい服装術(男性編)<メモ>(2009年01月14日)
【人脈】「レバレッジ人脈術」本田直之(2007年12月14日)
【編集後記】
◆ワタクシ事ですが。昨夜からムスメが高熱を発し、インフルエンザの疑いが強まっております。
現状、我が家で個室と呼べるのは私の部屋だけなので、ムスメをそこで隔離している状態です。
従って、PCをリビングで使わざるを得ず、必然的に明日分の記事は「本の紹介以外」になると思われますので、その旨ご了承下さいマセ。
ご声援ありがとうございました!
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再度チェックしてみます。「本の紹介以外」も楽しみです!
免許証名刺や…あっ、下の方に見覚えのある名刺ハケーン!!(笑)
お嬢さん大丈夫ですか?
これだけインフルエンザが流行っているとどうしようもない感じもしますが(汗)、大事にならないことを祈っています。発熱にはビタミンCですね!
人間国宝名刺・・すごいですねーーー。アイデアが・・・。
欲しくなりますね。
この記事のためどころか、余裕で自腹でやっているヤツがいたんですよ・・・って私ですがな!!!
ぜひ再度ご確認を。
商売っ気ナシのステキな名刺ですw
>とっしーさん
そう、見覚えのある名刺でございます(笑)。
書店でチェックして、ここで買うんですね、分かりますwww
>ニャロメさん
今熱計ったら、下がっているような気がするのですが、とりあえず病院に連れて行きます。
ご心配ありがとうございます。
自分自身も風邪気味なんで心配・・・。
>美崎栄一郎さん
こちらこそブログの売上に貢献頂き感謝です。
人間国宝名刺は、ホント一発ネタみたいなものですけど、さすがに他に使ってる人見たことないですねー(笑)。
築地王です(笑)。
お目にかかるチャンスがあったら、是非、
人間国宝名刺拝見させてください。
コメントありがとうございます。
同じページの美崎さんも築地に縁がありますし、私は東銀座ですし、実は皆さんご近所さんという(笑)。
こちらこそ、機会があればぜひお名刺交換させて下さいマセ〜。