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2009年10月26日

【固形蛍光ペン】ステッドラーの「テキストサーファーゲル」を試してみました


STAEDTLER テキストサーファーゲル 固形蛍光マーカー ボーナスパック 5本入りセット
STAEDTLER テキストサーファーゲル 固形蛍光マーカー ボーナスパック 5本入りセット


【はじめに】

◆すでに一部の文房具ヲタの皆様はご存知だと思いますが、ステッドラーから「テキストサーファーゲル」という固形タイプ(?)の蛍光ペンが発売されております。

私が最初に知ったのは、hikaruサンの記事で、あわてて伊東屋にチェックしに行った所、在庫切れ

10月初旬に行ったのに「月末まで入る予定はないです」と言われたので、しかたなく一旦はステイしました。

しかしその後、橋本大也さんまで記事にされたのを受けて、あちこちに電話をかけまくり、結局、丸善オアゾ店にて購入。

今般、実際に使ってみて、使い心地気が付いたこと等をまとめてみました。


追記:他社の固形蛍光ペンもレビューしてみました

【固形蛍光ペン】「テキストサーファーゲル」の対抗馬、「シャーピー ジェル ハイライター」が出ていた件


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【使用レポート】

◆まずは外見から。

テキストサーファーゲル本体















太さや長さは、普通の蛍光ペンと変わりありません。

メーカーサイトによれば、「サイズ:W137×φ12mm」「重量:13.5g」とのこと。


◆次に肝心の(?)ペン先。

テキストサーファーゲルペン先















半透明というか、透けて向こうが見えますw

これがゲルたる所以か・・・?


◆さっそく使ってみます。

ラインを引いたのは、私が本業絡みで毎週読んでいる(一応)「週刊税務通信」

テキストサーファーゲル表















最初のひと書きで「おぉ!これは!」となる異次元の書き味。

「ペン」というより、「クレヨン」に近い、滑らかな感触です。

「普通のボールペンとジェットストリームくらい」差があるというか。

思わずいつもより多めにマークしてみたり←アフォ


【良かったところ&気になるところ】

■「良かったところ」

◆従来の蛍光ペンと比較をまとめてみました。

まずは「良かったところ」から。


●キャップを外したままでも大丈夫(らしい)

◆メーカーのサイトによると、「キャップを外したままでも2,3日は乾かない」のだそう(「Dry-Safe(ドライセーフ)システム」)。

小心者の私は試してませんが、逆にこういう固形タイプだったら、もっと放置しても大丈夫そうな;・・・?

とにかく、長時間に渡って、蛍光ペンを使う場合には、キャップをつけたり外したり(ノック式でも入れたり出したり)する手間が省けるのは、非常にありがたいです。


●書き味滑らか

◆これは実感しました。

長時間使っていても疲れませんし、クレヨンを使っているようで(?)、マークするのが楽しくなることウケアイ。


●コピーしたものをマークしても、ペン先が汚れない

◆通常の蛍光ペンの場合、印刷された書類なら大丈夫でも、コピーした書類等にマークしていると、だんだんペン先が汚くなり、ひどい時には、その汚れがマーク対象の書類に付いたりすることがあります。

これは、蛍光ペンのインクによって、コピーのカーボンが浮いて、ペン先に付くのだと思ってますが、テキストサーファーゲルは、コピーした書類にマークしても、ペン先に汚れが付着しそうもありません。

これは固形タイプなので、カーボンが浮きようがないからだと勝手に想像w

コピーした書類にマークする機会の多い方は、結構オススメかも。


●書類に裏写りしない

◆実はこれが一番大きなポイントだったりします。

まずは、普通の蛍光ペン(今回は私がいつも使っている「ノック式蛍光ペン」であるSharpie アクセント リトラクタブル)で検証。

マークしたページとその裏面です。

シャーピー表















シャーピー裏















下の方は、新たにマークしたわけではなくて、完全な「裏写り」

特にこの「週刊税務通信」は裏写りしやすい紙を使っているので、いったんマークすると、その裏面の読みにくいこと。


◆次に「テキストサーファーゲル」

下記画像のうち、上の方のマークしたページは【使用レポート】で使ったのと同じものです(下の画像は単にその裏面を撮影しただけw)

テキストサーファーゲル表















テキストサーファーゲル裏















こちらの裏面は、全く裏写りの気配なし

多少色目が淡いということもありますが、「インクを紙の上に乗せる」感じなので、基本的にどんな薄い紙でも、裏写りしそうもないです。


■「気になったところ」

◆上記「裏写りしない」ということだけでも買う気はマソマソになる人はなる(私ですねw)でしょうが、一応気になった点も。


●色目が淡い

◆上記でも触れたように、もともとのインクの色目が淡いです。

慣れれば気になりませんが、同じページに従来の蛍光ペンと一緒に使うと、濃淡の差が目立ってしまうかも。

提出資料等に使う場合にはご注意を。


●キャップをなくしそう

◆普通、キャップ式のペンは、キャップを外すと反対側にはめられるもの。

ただし、「テキストサーファーゲル」は、その反対側というのが、実は「捻ることによってペン先を送り出す」仕組みになっています。

そのためなのか、サイズ的にキャップは反対側に付けられなくなっています。

すぐに見当たらないからといって、ペン先が乾かないからいいようなものの、これはちょっと残念かも。


●ペン先がすぐ減りそう?

◆従来の蛍光ペンでも、中のインクの減り具合が見える商品がありましたが、私は使ったことがありませんでした。

ところが「テキストサーファーゲル」の場合、ペン先が減っていくと、お尻を捻って出す必要があります。

これはもう、リアルに減るのがわかるわけで、長時間使いまくっていると、段々気になってみたり。←小市民w

・・・って、インクが減るのは従来の蛍光ペンでも同じですかw

単に「可視化」されただけなのかも。

実際に値段当たりの線を引ける距離については、データがなくて分かりません。


●色を混ぜるのが難しい

◆私はあまりやらないのですが、蛍光ペンの色を重ね塗りすることによって、何らかの意味を持たせるようにしている方の場合、「テキストサーファーゲル」はちょっと向いていないかもしれません。

まずは従来の蛍光ペン。

シャーピー色混ざり















黄色とピンクの2色を上下から塗っております(オレンジは使ってません)。

真ん中が混ざって、オレンジになっているのがお分かりになるかと。

次に「テキストサーファーゲル」。

テキストサーファーゲル色混ざり















色の上に色が乗っている状態なので、一応オレンジには見えますが、ちょっと分かりにくいかも。


●枠の中にキチンと塗るのが難しい

◆上記重ね塗りの画像を見て頂いても分かるように、「テキストサーファーゲル」は、従来の蛍光ペンに比べて、引いたラインの端がはっきりしていません。

ちょっとぼんやり感があるというか。

これは、上記のペン先の画像を見て頂いても分かるように、ペン先に「角」がないから。

ですから、定規をあててまっすぐな線を引いてもマークのライン自体がハッキリとはしませんし、図の一部を着色するような場合、線が細いとはみ出したりします。

この辺は仕組み的に致し方ないので、必要に応じて、従来の蛍光ペンを使っていただきたく。


【感想】

◆最後に長所短所の比較をしましたが、結局「使い分け」をするのが一番なような気がします。

とにかく私の場合は、上記「週刊税務通信」にマークする作業は毎週あるわけで、紙がそんなに薄いとは思えないのにやたらと裏写りする以上、「テキストサーファーゲル」は欠かせません。

一方、例えばグラフ等の着色をする場合には、従来の蛍光ペンの方が綺麗に仕上がるわけです。

これらは極端な例かもしれませんが、ご自身の用途を考えて、「テキストサーファーゲル」を使うシーンがありそうでしたら、検討する価値は十二分にあると思われ。


「文房具ヲタ」の私としては、近場で取り扱うお店があれば、ぜひ店頭で実際に試してみて頂きたいところ。

ただ、新製品であるせいか、まだ取り扱い店舗が少ないようです。

私は結局、地下鉄代往復320円払って、オアゾまで行った(もちろん、ついでに本のチェックはしましたw)のですが、こんなことならアマゾンで送料払って買ってもそんなに変わらなかったようなw

なお、色違いで買っても同じ店のせいか、送料は増えなかったので、まとめて買ってみるのもアリかも(←アサマシ)。

2013/03/10追記:黄色が2本追加された、お得な増量パックが出ているようです。

STAEDTLER テキストサーファーゲル 固形蛍光マーカー ボーナスパック 5本入りセット
STAEDTLER テキストサーファーゲル 固形蛍光マーカー ボーナスパック 5本入りセット


【関連記事】

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【編集後記】

◆先日募集しました、本田直之さんの「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」特製エコバッグの申し込み期限が迫ってまいりました。

本日10月26日(月)23:59までですので、お忘れなきよう。

下記参考記事の投稿以降にお買い上げくださった方々は、ちゃんと申し込まれたんでしょうか・・・?

本田 直之 ¥ 1,050

参考記事:【プレゼント企画】本田直之さん「なまけもののあなたがうまくいく57の法則」エコバッグプレゼントのお知らせ(2009年10月22日)


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この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは

ゴールデンゾーンでのご紹介ありがとうございます!

smoothさんもステッドラーのテキストサーファーゲルをゲットされたんですね!

この滑らかさは癖になりますよね。私もムダにマーキングしまくっております(汗)

使用頻度によると思うのですが、私の場合い、まだに一回も捻っていません。(普通にマーキングしてるんですけどね・・・)

マーキングしてると、その不思議さで「何それ?」って聞かれるのがたまりません(笑)

ただしゲルでマーキングの上にJETSTREAMで上書きしたところ、インクが弾いてしまいました。

でも新感覚の滑らかな書き味がそんなマイナス要素を忘れさせてくれるのでいいのです。
Posted by 週サラ at 2009年10月26日 21:02
               
>hikaruさん

ナイスな情報ありがとうございました。
あんまりコメントしてませんが、チェックさせて頂いておりましたw

でも、hikaruさんとこで見て、速攻買っておけば、こんな回り道しなかったのに、と、ちょっと後悔。
なまじ伊東屋が近所にあると、確認してから買う癖がついちゃっております。

そして、上書きができない、というのはちょっと聞き捨てなら無い情報かも。
もともと、普通の蛍光ペンでも乾く前に上書きするとにじんだりしたものですが、そもそも乾いてるコレだと、いきなり弾くんですか。

資料作成等の際には注意ですね。

Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年10月27日 02:42