2009年09月12日
【モテ攻略本?】「一分間婚活マスター」に学ぶ7つのポイント
【本の概要】
今日お送りするのは、昨日編集後記でちょこっとご紹介した「モテ本」。表向きは「婚活」とは書かれているものの、格式ばった(?)婚活指南本ではありません。
むしろ読みようによっては、「ステディな恋人」を「いかに効率よくゲットするか」の「ノウハウ集」と考えることも可能な1冊だと思われ。
◆著者の樋口さんは、ご自身について、こう言われてます。
今回はそんな樋口さんの教えの中から7つ選んでみました。ちなみに私などは41歳まで彼女ができず、誕生日も、クリスマスも、バレンタインもずっとひとりぼっちで過ごしていました。ですが、その後自分を変え「42歳デビュー」を果たしました。結果、わずか2年で10人の女性から結婚を望まれるほどの実績をあげ、また、20代の女性と何人も交際できたのです。誰だってあきらめずに頑張れば可能性はあります。
樋口さんのように「脱非モテ」を目指す方ならば、必読かと。
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
はじめに
婚活基礎編
お見合いパーティ編
結婚相談所編
インターネット結婚仲介サイト編
あとがき
【ポイント】
■1.何はともあれ外見磨きに注力する◆いきなり「身も蓋も無い話」ですが、これが結構キモのよう。
スタイリストまでいかないにしても、やはり「外見」に気を遣うことは必要みたいですね。わたしはスタイリストの人に頼んで、42歳の時に髪型と服装を大きくチェンジしました。その前と後では、カップリング率が数倍アップしたのです。しかも、付き合った女性が私の都合を優先し、要求にこたえてくれるようになりました。
・・・わたしはただ、髪型と服装を変えただけです。
特に「お見合いパーティ」等の場合は、「外見で勝負が決まる」ようですし。
■2.高価なプレゼントで気を引かない
◆要は、「お金の力で付き合ってもらうのではなく、むしろ相手がおごりたくなるようないい男を目指せ」ということ。
これは「バブル世代」とはいえ、女性には奢りまくりの私も反省する点。子どもを使った心理学の実験があるのですが、お絵描きをするたびにご褒美を与えると、やがて元々絵を描くのが好きだった子どもまでが、「自分は褒美をもらえるから絵を描いているのだ」と思うようになります。そして絵をあまり描かなくなります。また褒美にもなれてしまう、毎回、前回よりもランクの高い褒美を求めるようになるのです。
ただし女性の場合、この記事にも書いたように、「男性とは採点基準が違う」ので、ちょっとしたことをしてあげるのは良いかもしれません。
■3.小道具も上手く使う
◆本書には樋口さんの「婚活7つ道具」なるものが紹介されているのですが、その中で気になったのが「カードゲーム」。
ちなみに、どんなカードゲームでもいいわけではなく、「ルール上2人でもプレイできるゲーム」ではなく、「2人でプレイして本当に楽しいゲーム」を選ぶのがミソだそう。通常、女性と仲良くなるためには何度か二人で遊びに行かなければなりません。それを楽しいカードゲームで遊ぶことによってあたかも一緒に遊びに行ったかのような経験を共有し、仲良くなるまでの時間を縮めようというわけです。
そこで樋口さんオススメの中からこの2つを。
おもちゃ箱イカロス ¥ 1,680 |
Amigo ¥ 1,500 |
私はいずれも未体験なのですが、樋口さんによると「一緒にプレイした女性が後日自分でも購入した」というくらいなので、一度試してみたいと思っております。
■4.まずは1勝を目指す
◆気分は「初めてW杯に出た頃の日本代表」。
これは良くわかります(遠い目)。←未勝利の頃を思い出し中wそもそも婚活者は、恋愛や結婚に対して自信を失っている人が多いのです。また、婚活では拒絶されることが多いので、自分でも必ず交際に至ることができるんだと確信できていないと、活動を続けていくこと自体が難しくなります。
したがって、「相思相愛の関係になり、愛情を注いでくれた女性がいた」という成功体験がどうしても必要です。
さらに、1勝すれば、こういう利点も。
やはり「本を読むだけではわからない部分」というのはありますので、「場数を踏む」よう頑張りましょう。それに、恋愛が下手ならまずは場数を踏まないといけません。野球でも将棋でも、一緒に練習してくれる人がいるからこそ上手くなります。恋愛も同じで、恋人ができることで異性間コミュニケーション能力が向上します。
■5.2回目にも会ってもらえるよう心がける
◆パーティ等で出会った女性と、もし上手くいった場合、心がけなければならないのが、「2回目につなげる」ということ。
何でも、樋口さんの経験上「3回会った相手とはたいてい数ヶ月以上は交際できる」とのこと。2回会うことは非常に高いハードルです。逆に言うと、2回会ったということは、大変大きなハードルを突破したことになります。婚活で2回会うということはそれほど稀なことなのです。
したがって最初に強く引きつけ、この人は普通の男性と違う、今まで会ったこともないようなすごい人だと思わせなければなりません。
目指せ「3回目」!?
■6.過去の恋愛話を頻繁にする女性には要注意!
◆これは、こちらが聞いて答えてくれる話ではなく、「聞きもしないのに勝手に過去の恋愛話を喋るタイプの女性」のこと。
生理的に「そういう話をされるのがダメ」という男性がいる一方、私は全然気にしませんし、むしろ、初期の時点でそういう過去の恋愛歴等の話をしてくれると「プロファイリング」できて便利だと思っていたのですが。
私のケースは、逆に「婚活前」の女性がほとんどだったので、ストレートには当てはまらないのですが、今後婚活等される方は、一応ご留意を。私の取材によると、過去の恋愛話を頻繁にするタイプの女性は、結婚しかけたものの途中でダメになるということを何度もくり返している人が多いのです。または結婚しても離婚してしまうことが多いです。
■7.こんな女性は「即見切る」こと
◆お見合いパーティで出会った女性とそのまま喫茶店等に行った場合、こういう女性は「即見切った方が良い」そう。
●身分を明かさない人
●2軒目に行くのを断る人こちらが名刺まで渡しているのに身分を明かさないような女性は即刻割り勘後、解散してください。婚活の場では、気に入らない相手になるべく自分のことを知られたくないという心理が働きます。あなたは女性から身分の情報を教えるに値しないと判断されたわけで、そんな人と一緒にいても何の希望もないのです。
●提案や頼みを断る人私に関して言いますと、婚活で知り合いその後比較的長く付き合った女性たちはみな、出会ったその日、帰りの交通手段がなくなるギリギリの時間まで付き合ってくれましたよ。
これらはいずれも、「それだけですぐにダメ」とは言い切れないものの、深入りしても「結局はムダ」ということなのだと思います。女性はもしあなたのことを本気で気に入っていたなら、要求や提案を拒否しないものです。私と次の店に行くために友人との約束をキャンセルしてくれた人もいました。あなたに魅了されていたら用事があってもキャンセルしてくれます。
まずは「見切る」以前に「相手をゲット」する必要はありますがー。
【感想】
◆今まで、「婚活」とタイトルについた本を何冊も読んできましたが、本書が一番「カジュアル」なテイストでした。婚活の場合、最終的なゴールが「結婚」なわけなので、そのせいか、一応どの本も「モテ本」というには「建前が中心」。
それに対しこの本は、樋口さんの「ぶっちゃけ話が全開」です。
特に、「結婚相談所」についての低評価ぶりは、この手の本にしては珍しい、というか、「それ言っちゃオシマイ」というかw
とはいえ、実際に体験された方の考えですから、あながち外れてもないのだとは思います。
◆一方、樋口さんが「主戦場」とされていたのが「お見合いパーティ」。
これは他のサービスと違って、写真をごまかす(加工とか?)こともできませんし、「リアルでの一騎打ち」です。
外見は一瞬で判断されますし、コミュニケーションスキルも短時間で発揮しなければなりません。
つまり、外見等でアドバンテージがあれば、確かにリターンは大きくなりそうですが、それらがないと、逆に凹まされそうな。
◆そして本書の場合、「外見が大事」と言いつつも、詳細についてはあまり言及がなされていないので、類書を読んで研究して頂きたいところ。
樋口さんは、ナンパ塾を経営なさっている藤田サトシさんに指導を受けて変わられたそうなので、ファッションに関しては、この本が参考になるのかも(第4章が丸々ファッション)。
藤田 サトシ ¥ 1,995 |
もっとも、ファッションに関して言うなら、むしろこの本の「60%狙い」の方が、私はしっくりきますが。
織田 隼人 ¥ 1,680 |
(いずれの本も、下記「参考記事」にて当ブログでの記事をご紹介しています)
◆ちなみに本書は、樋口さんに実際に寄せられた相談に回答する、というスタイルを取っています。
タイトルに「1分間」とあるように、1分程度で1問読めるように、簡潔にまとめられていますし、図表も豊富。
例えばこんなのとか(「初デートにどこへ行くか」について)。
他にも意外と、「2×2マトリックス」が多いので、ロジカルな印象も。←違うw
◆また、やるべきことや、対応が「仕組み化」されているのも、私たちビジネス書好きには受け入れやすい気がします。
上記の「見切り」なんてその際たるもので、「セールス」などでもそうですが、「見込みがない客」や「不良顧客」に時間や資源を投資するのは、一種のロスなわけですし。
そういう効率化が、「2年で10人から求婚された」という結果につながっているのだと思うワタクシ。
◆ただ、一応、一点留意しておきたいのは、あくまで本書は「樋口先生の体験に基づくものである」ということ。
必ずしも万人に等しく適用できるかどうかはわかりませんし、樋口さんのような「見切り」をしないで上手くいった、という人もいらっしゃるかもしれません。
それでも、本書の「はじめに」にあるこの一文。
こんな量をこなした経験から生まれたノウハウならば、きっと得るものがあるハズ!ちなみに私は、お見合いパーティーには160回以上参加した経験があります。結婚相談所では75人以上とお見合いしました。利用したインターネットの結婚仲介サイト数は5つ。実際に会ったのは30人以上に及びます。
交際に至った女性の中には、私との結婚を望んでくれた人がちょうど10人いました。
……一方、断られた数は、ちょっと数え切れません。
もはや「非モテ脱出の攻略本」です!
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【編集後記】
◆「モテネタ」に関係して、ちょっと気になるDVD。マクザム ¥ 2,940 |
結構売れているらしいです。
てか、ウチではご紹介してないのに、「ついで買い」で既に何枚も!?
ご声援ありがとうございました!
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やっぱり女性に一方的に奢るのはよくないですよ。なめられますから。。。
婚活中ですか?がんばってくださいね。
著者様直々のコメントありがとうございます。
そうですか、奢りまくるのはマズいですか(汗)。
今後は気をつけます。
と言っても、実は私は現在結婚7年目で二児の父でございます(汗)。
ブログではこういう本をよく紹介しているのですが、実践はしたくてもできない環境でした。
紛らわしくて申し訳ございません。
樋口さんの、今後のご活躍をお祈りしております。