2009年09月10日
【読書】読書特集の「THE21」は結構オススメ!
【はじめに】
◆今朝の新聞広告でチェックした、「THE 21 2009年 10月号」。総力特集の1が「一流の読書術vs.二流の読書術」ということで、どんなものかとコンビニで買ってみたところ、あらびっくり!
読書好きなら、ここだけスキャンして「永久保存」しちゃうようなコンテンツでした。
また、広告ではわかりませんでしたが、おなじみ小飼 弾さんも登場されてますよ!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
◆アマゾンの目次が雑誌とは思えないくらいの量なので、今回の特集部分についてのみ引用します。<総力特集1>
成功する人の「本の読み方」は、どこが違うのか?
一流の読書術vs.二流の読書術
仕事ができる人の「本の賢い選び方&読み方&活かし方」を徹底解剖!
【Special Interview】
■「精神の糧」となる名著を何度も繰り返し読む (SBIホールディングスCEO)北尾吉孝
■参考文献を同時に読み著者の思考過程を追体験(キヤノン電子社長)酒巻 久
■“気になる本”の“気になる箇所”を読み込む(トレンダーズ代表取締役)経沢香保子
■マインドマップで読書知識をリマインドする(ALMACREATIONS 取締役オーナー)神田昌典
■1冊から学ぶポイントを1つに絞り込んで読む (ライフネット生命保険副社長)岩瀬大輔
■さまざまなジャンルの本を同時並行的に読む(インスパイア取締役)成毛 眞
■本の情報をデジタル化しいつでもどこでも活用 (フリー・ジャーナリスト)佐々木俊尚
■1テーマにつき30冊の本を1日で一気に読む(経営コンサルタント)野口吉昭
■実利に直結しない本から新たなイメージを得る(カリスマ・ブロガー)小飼 弾
■“自分”にも“顧客”にも刺さる言葉を抜き書き(キーストーンフィナンシャル社長)大坪勇二
■気づきを与えてくれる本を何度も読み返す(KCCS事業部長)早田麻子
【Business Hacks】
■厳選!即実践できて効果抜群の「読書ハックス」
【Reading guide】
■「最大効果の読書術」が身につくブックガイド9
【インタビューパート】
◆まずは怒涛のインタビュー11連荘の中から、簡単にピックアップして。■北尾吉孝さん
◆北尾さんはタイトル通り「名著を読む」お話をされているのですが、マーカーの引き方で面白かった点が。
重要度や内容で色分けする方が多い中、「時間軸」で色分けされる、というのが新鮮でした。私はノートはつくりませんが、その代わり、重要な部分にはマーカーで線を引きます。それも最初に読んだときは青、二度目は黄色というように色を変える。同じ本でも時を経て自分が成長すると、ここが大事と思う箇所が変わってくるので、あとでそれを確認するために色を分けておくのです。
■経沢香保子さん
◆ビジネス書を選ぶ際の、「表面的なハウツー本」と「本質まで踏み込んだ本」の見分け方について。
選書の際に「はじめに」をチェックされる方は多いですが、経沢さんのスタイルもご参考まで。私が判断基準にしているのは、「はじめに」の部分です。読者の危機感を必要以上に煽ったり、著者自身の経験や考えがみえないものは、そのまま棚に戻します。逆に買いたくなるのは、著者が血が滲みでるような思いをして思考を重ねたことが感じられる本です。
■岩瀬大輔さん
◆「本から学びを得ても、すぐに実践できないものの場合は?」という質問に対する回答から抜粋。
ブログに感想文を書く、というのは私も同じです。僕の場合は、ブログに感想文を書きます。その過程で頭が整理され、本から得たことをアクションにつなげやすくなるので。また、自分が読んだ本を誰かに勧めてみるというのもお勧め。そのとき、本の内容や面白さを自分の言葉できちんと説明できるかどうかで、その本の内容を咀嚼し、整理できているかどうかがわかりますからね。
また、ちょうど先日、読んだ本の内容をヨメにアツく語ったばかりでしたので、深く納得。
■成毛 眞さん
◆成毛さんの読書本は怖くて読んでないのですが、選書の件で意外なお言葉が。
・・・ここだけ読むと、当ブログの選書も「アリ」なような気がw選び方で一つアドバイスをするなら、できるだけ新刊を読むこと。パソコンでも十年前より最新のもののほうが確実に付加価値は高いでしょ?本も同じで、十年前の本の話をしても誰も感心してくれません。もっと遡って古典になれば、また違った価値が出てきますけどね。それから、いきなり難解な本から読まないのもポイントです。
実際には「古典を読んだ上での新刊書」だと思いますが。
■佐々木俊尚さん
◆佐々木さんのパートは、先日の「ノマド本」の読書に関する部分を掘り下げた感じ。
写真や図がカラーでな分、こちらの方が見た目が良いです。
「本はスキマ時間で読むのか?」と言う質問に対して。
これは結構意外な気が。いえ、スキマ時間は使いません。5〜10分使って読んだところで、結局内容が頭に入らず、また読み返すことになるだけですから。本は最低でも30分以上時間が取れたときに集中して読むようにし、それ以下の細切れ時間はWebチェックと決めています。
それと、佐々木さんご紹介の、アマゾンのレビューが一気に読める「Revilist」は、リアル書店で本を買う人には強い味方かも。
■小飼 弾さん
◆弾さんは「勝間本」を「ノイズが極力排除されていてシグナルだけが抽出されている完成度の高いビジネス書」と評価される一方、でも「それを実行している人は千人に一人いるかいないか」とバッサリ。
まー、私のように「気持ちよさ」ばかり求めるのもどうかと思いますが。でもそれにこだわる必要はありまえん。まずは読んで面白いかどうかが大切です。だいいち、溜飲の下がらない難しい本ばかり選んで読むほど、不快なことはありません。読んで気持ちのいい本、つまりエンターテインメントとしてもビジネス書は、それはそれで存在価値がある本なのです。
また弾さんのお話では「先進国のビジネスマンが成功しようと思うなら、もういい加減何かの役に立つために本を読もうなどという、開発途上国の発想をまず捨てるべき」というのがグサグサ来ました。
では、どんな本を読むべきか・・・については、本書にてご確認を(ネタバレ自重)。
ぶっちゃけ、最近の弾さんのお話の中ではこのインタビューが一番面白かったのではないか、と。
【読書ハックス】
◆ここでは、編集部が読書術本を20冊以上読破し、その中から「すぐに実践できて効果抜群」という読書ノウハウを伝授してくれています。ネタバレになるのもアレなので、紹介されている書籍のいくつかと、今回ハックスとして紹介されているキモを簡単に。
本田 直之 ¥ 1,523 |
⇒仕事にすぐに役立つ学びが得られるのは、学者や研究者が書くような理論中心の「教養型」ではなく、著者が自分自身の経験を書いた「経験型」
小宮 一慶 ¥ 1,050 |
⇒その分野の第一人者の書いた入門書と専門書を往復せよ
水野俊哉 ¥ 1,260 |
⇒「優れたビジネス書の目次7パターン」を参考に、目次から概要を予測
原尻 淳一 ¥ 1,575 |
⇒「太字ゴシック読書」で素早く読む
宇都出 雅巳 ¥ 1,545 |
⇒編集者になったつもりで、自分なりに見出しをつけながら本を加工する
吉永 賢一 ¥ 1,365 |
⇒「インボックス」「スタック」「レファレンス」「アーカイブス」「捨てる」で本を管理
★いずれも詳しくは、本書にてご確認を!
【感想】
◆「ネタバレ自重」と言いながら、結構書いてしまいました。ただ、おそらく読書好きの方なら、コンビニで見かけたら、手にとられるでしょうし、取ったら多分買っちゃう内容かと。
というか、この記事をご覧になって、その足でコンビニに走られるのも、また良しw
◆インタビューページは、皆さんそれぞれ2ページは確保されてますし、具体的に、本棚やツール、活用サイト等まで紹介されているのも嬉しいです。
ちなみにこれは、北尾さんの本のマーキング部分の画像。
色が飛んじゃって分かりにくいですが、おっしゃる通り、色分けがされていました。
こういう風にカラーで表現できるのが、雑誌やムックの良いところ。
◆今回の特集に登場された方以外にも、読書に関しては、「オーソリティ」と呼ばれる方もたくさんいらっしゃいますが、また別の特集で、そういう方々が登場されるといいですね。
例えば、先日ご本を読んで衝撃を受けた、大石哲之さんとか。
大石 哲之 ¥ 1,365 |
参考記事:すぐに使える「ロジカルシンキング・リーディング」テクニック5選(2009年09月04日)
タイミング的に今回の特集に間に合わなかったでしょうが、これからは要チェックの一人です。
◆そういえば、聖幸さんのブログでもこんな告知がありました。
『読書の秋!達人読書術&大読書会』のお知らせ:俺と100冊の成功本
読書の秋ですし、お友達を誘って(グループ割引があるのでw)参加してみてはどうでしょうか?
そしてまずはこの本で、ウォーミングアップをw
【関連記事】
すぐに使える「ロジカルシンキング・リーディング」テクニック5選(2009年09月04日)【アマゾンキャンペーン有】『「ビジネス書」のトリセツ』水野俊哉(2009年08月01日)
【東大式読書術?】「東大家庭教師が教える 頭がよくなる読書法」吉永賢一(2009年07月31日)
【読書ハック】「READING HACKS!」原尻淳一(2008年10月12日)
【読書力】『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』小宮一慶(2008年09月19日)
【本ネタ】当ブログの人気「読書本」はコレだ!(2008年08月31日)
「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日)
【編集後記】
◆今回、関連記事等を拾っていて思ったのですが、カテゴリーに「読書・速読」ってあったほうが良さそうですね。もともとは、「モテ・恋愛」も、「コミュニケーション」でまとめていたのを抜いたわけで、やはりある程度量が増えてくると、きちんとカテゴライズすべきだな、と。
ご声援ありがとうございました!
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買います。
本田さんや小宮さん、原尻さんとかここで紹介されている本全部持ってたw
>本田さんや小宮さん、原尻さんとかここで紹介されている本全部持ってたw
実は私もなんですよw
紹介されていた本の8割くらい記事にしてました。
さすがに読書本は結構マメに読んでましたねw
重箱の隅をつつくようですが、佐々木『年尚』さんではなく『俊尚』ではないかと。
ご指摘ありがとうございます!
作業中でしたが、速攻修正いたしました。
ありがとうございました!
佐々木さんが見てなかったらいいんですが(汗)。
ほぼ毎日読ませていただいております。
唐突で申し訳ないのですが、
本記事をリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
リンクフリーと書いてありましたが、
どうも許可なしは心苦しいモノで・・・
はじめまして。
コメントありがとうございます!
また、当ブログをいつもご覧頂き感謝です。
リンクありがとうございました。
かつては知りませんが、昨今はリンクしてもらった方が、サイトとしてもあり難いハズですので、今後は本当にお気になさらずに。
むしろ、トラバ打って頂いてもかまいませんので。
個別リンクがあれば内容的に問題が無ければ全然OKですから。
今後ともよろしくお願いします。
ご丁寧にありがとうございました。
こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。