2009年09月05日
【人付き合い】『「いい出会い」をつかむ人94のルール』から選んだ9つのポイント
三笠書房
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【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、「出会い」に関するご本。と言っても、当ブログでお馴染みの「モテ本」ではなく、男女関係無い「人付き合い」がメインテーマです。
特効薬ではないものの、漢方薬のようにじわじわと効いてきそうなタイプかと。
◆実はこの本、平積みになっていたのをリアル書店でパラパラチェックして、内容的に納得できたので購入したものです。
なのに、アマゾンでは画像がないというアリサマ・・・とオモタら、6年も前の本でした(でも平積みにしてるってことは、そのお店ではそこそこ人気があるのカモ)。
今回は「94のルール」の中から厳選した9つをお届け。
類書で既読の内容もあるとは思いますが、復習がてら、お付き合い下さいマセ。

【目次】
「いい出会い」をつかめば、あなたはどんな人生もつくっていける
どうする?“要注意人物”が味方のとき、敵にまわったとき
「性に合わない人」と自然に距離が保てる習慣術
相手の話の腰を折る、こんな「接続詞」を使っていないか?
“頭だけで生きている人”に、本当の出会いは訪れない
仕事でも恋愛でも、こんな“出会いの押し売り”は禁物
「出会いに無駄なし」―目の前はチャンスの連続
弱い競走馬しか万馬券は出せない―だからこそ!
人生は、「今あなたが持っているもの」で十分うまくいく
損か得かでつきあうと、必ず相手は遠ざかる〔ほか〕
【ポイント】
■1.「でも」と言いそうになったら、ハッと口をつぐむたとえば、人の話に「でも……」「しかしですね……」「それは違うんだな」などと、思わずいってしまう人がいる。相手の話にいちいち「でも」「しかし」をはさんでいては好かれない。人は、自分を受け入れてくれる人を好むものである。
■2.「出会いに無駄なし」
私は、出会いには無駄がないと信じている。どんな出会いも、必要があってそうなったのだ。どんな出会いも、発展させるかさせないかは、結局、自分で選んでいるし、どんな人でも、他人とふれ合った経験は心に残る。
■3.出会いを得る唯一の方法は、出会いを目的とせず、出会い以外の何かを目的とすること
私にも人生を変える出会いがあった。しかし、「自分の人生をがらりと変えてくれる人に出会いたい」と思っていたわけではない。(中略)
ただ、自分の仕事を懸命にやっていたときに出会い、その人を好きになり、その人との関係を大切にしていたら、自然と自分の人生も変わってきたのである。
■4.人付き合いは60パーセントでよしとする
他罰と自罰は、罰する心が他人に向かうか、自分に向かうかの違いで、裏腹なところがある。どちらにせよ、100パーセントを求める完全主義が強いので、人との関係がなかなかうまくいかない。
60パーセントでよしとする人は、60パーセントで満足すれば、「いい出会いだった」と思える。だから、いい出会いが多い。
■5.落ち込んだ人は、"励まし"より"共感"を求めている
あなたは、苦しんでいる人に、善意の励ましをしていないだろうか。いくら励まそうとしても、場合によっては、「この人は、ちっとも私の気持ちをわかってくれない」と恨まれる。(中略)
苦しんでいる人が本当に求めているのは、「たいへんね。その気持ち、わかるわ」という、あなたの深い"共感"なのである。
善意の励ましは、心ない仕打ちに通ずるのである。阪神大震災で被災者がいちばんいやがったのは、「がんばれ」という言葉だったという報告がある。
■6.「タイプの違い」と「レベルの違い」を混同しない
ある人とうまくつきあえないとき、「あいつとはタイプが違うんだ」という人がいる。
しかし、実はタイプが違うのではなくて、「レベルが違う」場合が多い。(中略)
力量の差がありすぎる人とは、対等な関係が持てない。こちらからも返すものがあって、ギブ&テイクが成立しないと、その関係は長続きしない。
自分と全然タイプの違う人とは、案外おもしろく長続きするのである。
■7.「何を言うか」よりも「何をするか」を見極める
自分の不誠実を隠すために、言葉を活用し、熱心にきれいごとを説く人もいる。(中略)
しかし、「する」場合はこうはいかない。実際に相手のために誠実に行動するためには、時間もかかるし努力も必要だ。
■8.コンプレックスを口に出すだけで、「いい出会い」は遠ざかる
劣等感は誰にでもある。しかし、それは本来、自分で何とかすべきものだろう。他人をひがんでみても何にもならない。逆に相手を困らせるだけだ。(中略)
また、劣等感の強い人は、卑屈になっていたかと思えば、自分より「下」の相手を見つけては威張り、裏返しの劣等感を満足させるのである。
■9.相手に何かをするときは、あとからの見返りは期待しない
恩を売って、いずれその恩を返してもらおうという気持ちのある人は、決して満足するだけのものは返してもらえない。というのは、そういうことを考える人は、そもそもが自己中心的で、ギブ&テイクの感覚がおかしい。相手が何がしかのものを返してくれたとしても、「まだ足りない」と思う。
【感想】
◆いきなり個人的な話しでアレですが、「出会いを得るには、出会いを目的としない」というお話は、「私とヨメとの出会い」がそうだったので、結構納得しました。かつての私は、「体育会系(?)の音楽好き」だったため、クラブ(踊る方のw)でも、ナンパや出会いとは無縁のハードコア・スタイルw
座って知人達と談笑していて、ツボに入った知らない曲がかかると、DJブースまで直行して、レコードをチェックするような「音ネタオタク」でした(遠い目)。
・・・今でもリアル書店で、気になる知らない本が平積みになっていると、直行してチェックしてるんですから、やってることは大して変わらないんですがw
かくして、そういう「オタク」ばかり固まっているうちに、自然と仲良くなったというのが私のケース。
「人(異性)との出会い」というより、「いい音楽との出会い」を求めていた結果でした。
◆また、『「何を言うか」よりも「何をするか」』というお話は、当ブログにおいては、この本のご紹介で触れた記憶が。

参考記事:【感動!】「最後の授業」ランディ・パウシュ(2008年06月16日)
この本の中における、パウシュ教授の女性同僚から言われた言葉がこう。
これは、男女ともに言えそうですね。「自分に言い寄ってくる男性がいたら、気をつけることは簡単。彼の言うことはすべて無視して、彼のすることだけに注意すればいいの」
◆一方、『"励まし"より"共感"』というのは、気をつけたいところ。
凹んでいる人に、ついつい反射的にに「頑張って」と言ってしまった記憶は、私にもあります。
女性の方は、「共感」という行為に馴染みが深いですから、腑に落ちやすいんじゃないかと思いますが、男性はただでさえ「共感」する習慣がないですから要注意。
特に部下やお子さんをお持ちの方なら、留意されると良いと思います。
◆本書は、内容的には、いわゆる「目からウロコ」というタイプのものではなく、コミュニケーションの「王道」と言えるようなものが中心です。
それだけに、「激オススメ!」というよりは、今までこの手の本を読んだことのない方なら、「入門書」として。
逆に、ある程度お読みになられている方なら、昨日ご紹介した本の内容ではないですが、「キモとなる部分のあぶり出し」(?)に使えそうw
94も「人付き合いのコツ」があれば、どれかはハマるハズ!
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【編集後記】
◆これまたデカイ書影で申し訳ないのですが。青春出版社
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うーん、ググればネットでタダで手に入るんだろうとは思うのですが、そのググる手間が惜しくて買おうかどうか考え中・・・。

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精神科医の経験、長年の人生の経験を活かし、物腰の柔らかい語り口が特徴的な方でした。
ハードコアスタイルつぼですw
私はご本でしか斎藤先生を存じ上げないのですが、本の内容も押し付けがましくなく、良かったです。
そして、音楽については私は「超硬派」ですからw
smoothさん、深夜にこんばんは

はじめまして

タグをたどって、ココに着きました。
あまり、最近は本を読めてなくて

smoothさんのお勧め本の中から自分がビビっときたものを選んで本屋さんへ行こうと思いました

またお邪魔しますね

この記事、今の私にぴったり(笑)紹介して下さったこの本、是非読んでみたいです。
コメントありがとうございます。
この本、ちょっと前のものなので、マーケットプレイスでも安値で放出中でございます(笑)。
んー、手数料入れたら、新品と200円も変わらないのですが。
ライブドアブログ仲間として、今後ともよろしくお願い申し上げます!