2009年08月24日
【モテ】『男の「婚活」戦略』5つのポイント
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【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、以前から積読状態だったいわゆる「婚活本」。著者は「山田昌弘先生&白河桃子さん」という、モロにディスカヴァー21の『「婚活」時代』のコンビなのに、他社(PHP)から、というのが何ともw
「婚活本」全体として、あまり反応がよくない当ブログではありますが、この本に関しては、いくつか「これは!」という点がありましたので、今般、ポイントを5つほどピックアップしてみました。
実践すれば、きっと何かしら変化が起こるハズ!
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【目次】
序章 婚活なしでは結婚できない!
1章 婚活準備編―男の結婚事情
2章 婚活戦略編―敵を知り己を知る
3章 婚活力を上げるヒント
4章 いざ、婚活!
5章 女性を囲い込む方法
6章 『「婚活」時代』から一年、婚活は変わったか?―山田昌弘×白河桃子対談
【ポイント】
■1.「結婚スタイルマトリクス」で自己分析をする◆本書24ページから展開されているのが、横軸に「妻を養いたいか―妻に働いて欲しいか」、縦軸に「自分の仕事重視か―家事も重視するか」という価値比重を置いたマトリクス。
それにより展開されるタイプは次の6つ。
●旧来型 ●新エリート型 ●オールマイティ型
●新普通型 ●妻まかせ型 ●逆転型
どのタイプが正しい、というわけではなく、とにかく今現在「結婚できていない」という現実を踏まえつつ、それぞれのアドバイスに留意すると良いと思われ。
◆例えば、パッと見、一番ゴールに近そうな「新エリート型」(ある程度収入があり、妻には家にいてほしいが共働きでも構わない、というタイプ)でも、こんな感じ。
まぁそれでも、「旧来型」のように、前提として「安定した収入」が必要なのよりはマシですか。一見すると柔軟そうだが、見え隠れするのは「中途半端なプライド」だ。心中には「オレのほうが稼いでいるのに、家事も手伝わなきゃならないなんて、なんかちょっと・・・」的な、損得勘定がモヤモヤと漂っているのではないだろうか。こういった空気に女性は敏感なので、「養っている」「家事を手伝う」というセリフは禁句。お手伝いではなく、参画する意識が大切だ。
■2.「婚活NGフレーズ」を口にしない
◆タイプ別に紹介されていたのが「婚活NGフレーズ集」。
そんな「結婚を遅らせる理由を秘めた」NGフレーズをいくつか。
●「そもそも出会いが少ない」「周りに女性がいない」
⇒出会いの場に足を運ぶべき
出会いのなさを環境のせいだけにして手をこまねいていれば、結婚はますます遠のく。今の時代、自分から女性がいる場に足を運ぶ努力は必須と心得よう。
◆他にもこんなのが。
解説抜きでサクサクと。
「世界中のどこかにオレのための女が待っているはずだ」
「20代の娘としか結婚したくない」
「今のままでも不自由ないし・・・」
「ガツガツしているのはみっともない」
「もう2次元でいい」
それぞれの「問題点」や「アドバイス」は、本書にて。
■3.あらゆる要素に完璧を求めない
◆「年齢」「容姿」「性格」「家柄」「恋愛経験」「趣味嗜好」等々、条件はいくつもありますが、基本的に条件付けは「3つまで」!
とはいえ、男性の場合「見た目」にこだわるケースが多いとか。
思い当たるフシのある方は、ご検討を。女性の容姿にこだわって、むやみにハードルを上げるという傾向は、女性と接する機会の少ない「女環境のない男性」に最も多く見られる。白馬の王子様を夢見る少女と同じようなものだ。この手の男性は、失敗を恐れるあまり、女性へのアプローチ自体を回避しがちで進歩が見えづらい。
生身の女性を相手に、いつまでもファンタジーを期待するのはやめにしよう。多くの女性と接して、経験値を上げていくことが大切だ。
■4.自己紹介・プロフィールの書き方に注意
◆例えば『エキサイト恋愛結婚』等の婚活サイトを利用する場合には、自分を紹介するためのプロフィールを書く欄があります。
ここもちょっとした工夫で大きな違いに繋がります。
本書には「NG例」と添削後の「OK例」が出ており、参考になりました。
◆例えば「NG例」としてこんなのが。
それに対するアドバイスはこう。真面目で誠実です。とにかく会ってもらえばわかると思います。経済力がありませんが、仕事内容や収入だけで判断されたくありません。家事は苦手です。それでもよければ是非お話したいです。
それを踏まえた「OK例」は本書をご覧アレ。「会ってもらえばわかる」という自己中心的な表現がNG。すぐに会うことを強制されてしまいそうです。経済力がないことでハネられたくないのなら、「自分がいかにこの仕事に誇りをもってやっているか」を書くほうが得策。共働きは必須なので、家事にも前向きに取り組む姿勢を見せる必要があります。
◆他にも、特に何を書くかこだわらないようなところでも、ちょっとした違いが出るよう。
例えば「最近感動したこと」で、「応援しているスポーツチームが、強敵を破って全国優勝しました」と書いたのが、本書の担当さん(34歳・男性)。
それを踏まえて「友人の結婚式の出し物のエピソード」に書き換えたところ、すぐに「同じようなことをしました」といった共感のコメントとともにメールを何件かもらえたそう。「特にダメということではないのですが、女性の理解や共感を得やすいのは、『自分に直接関係ある身近なこと』です。人となりがわかるような出来事と、それに対してどんな感情をもったのかを書くと、女性は好印象になります」
・・・って具体的に「どんな出し物」か明記汁!(ウソw)
■5.勝率をアップさせる男の婚活ファッションは、やはりスーツ
◆予想通りというか何と言うか、男性のスーツ姿は7割弱の女性が「かなり好き。惹かれる」と回答(『エキサイト恋愛結婚』恋愛投票箱 2008年10月調べ)。
ですからパーティやお見合いならば、「スーツが鉄板」。
スーツのメリットは、次の2つ。
●誰にでもそれなりに似合う
●私服での失敗を避ける
確かにそれは言えますね・・・。
◆もちろん、あまりフォーマルではない場(バーベキュー、料理合コン等)にはかえってNGですが、私服は私服でNGファッションがあるので、そちらには十分ご注意を。
本書には図解でNG例が紹介されておりますのでご参考まで。
といっても、類書にもよくありがちな一昔前のアキバ系ですが。
◆それと、基本は清潔感。
私服ならちゃんとお洗濯を。逆を考えてみればすぐわかるはずだが、仮に相手の女性がシワシワの服を着て、ボサボサの頭で現れたら「なめられているのか」と不快に思うだろう。女性だって、だらしのない格好の男に好感を持つ理由は無い。
スーツなら以前ご紹介したコレでシワ取りをw
参考記事:【身だしなみ】ハンドスチーマー、蒸気スゴ杉ワロタwww(2009年08月10日)
【感想】
◆以前、このお二人の『「婚活」時代』の記事でこう書いたことがありました。そういう意味では、本書はその希望に対する一つの答えとも言えるわけで。さすがに本書の形式(新書)ではそこまで面倒は見られないのですが、読者にしてみれば、そこまでも提示して欲しいのではないでしょうか(特に男性読者)?
実際、本書の後書きでも、山田先生は『「婚活」時代』と本書の関係についてこのように言われています。
そして出来上がったのが本書というワケです。「女性を一生養って豊かな生活を送れる収入が見込まれる男性の数が少なくなっている」という事実を見据えて、婚活を行ってほしい。その少数の男性は例外であり、女性も自分で稼ぐ、男性も家事をするということを前提にして婚活しなければなかなか結婚に辿りつけないよというのが、われわれのメッセージだったのです。
PHP研究所の大谷さんから、婚活に関するガイドブック作成の相談を受けたとき、白河さんとともにこの点を踏まえていれば協力しましょうということになりました。
◆確かに本書は、マーケティング的な視点による「単なるテクニカル本」というよりかは、「自己改造」に関する内容が多かったような。
それは、やはり(結婚したいのに)「結婚ができていない」場合には、何かしらの改善点がある可能性が高い、と認識する必要があるから。
もちろん、好きでもない相手と焦りから結婚するのは問題ですが、上記に挙げたNGフレーズ集に心当たりのある方なら、やはり何かしらのアクションをとられた方が良いのではないでしょうか。
◆たとえば、「20代の娘としか結婚したくない」なんてのは、その最たるもののハズ・・・ですが。
講談社
売り上げランキング: 28372
ちょwww、何ぞコレ???
正直、素人にはお薦めできない(マジで)。
・・・でも、オジサマ中心に売れちゃいそうなw
◆それと改めて「プロフィールの書き方」は重要なんだな、と。
本質的な部分は変えなくても、「表現を変える」だけで、効果があるのですから、「ビジネス書」や「モテ本」をお読みの当ブログの読者さんであれば、やってやれないことはないと思われ。
同じように、「モノの言い方」もちょっと気をつけるだけで、ずいぶんと印象が変わったりするもの。
出会えてからのロスを少しでも減らすように、実践あるのみです!
◆なお、本書は通常の単行本のサイズなのですが、かなり図やイラストが多く、レイアウト的には図解本に近いです。
全頁、基本的にこんな感じ。
『「婚活」時代』をイメージして買われると、ちょっとビックリされるかも。
初めはそれもあって、この本もスルーしてたのですが、読んでみたところ意外と(失礼!)ちゃんとしたことが書いてあったので、ご紹介してみた次第です。
現状認識の次は本書で具体的なアクションを!
山田 昌弘 白河 桃子 ¥ 1,365 |
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【独身必読?】『「婚活」時代』山田 昌弘,白河 桃子(2008年03月17日)
【編集後記】
◆本日発売の「週刊東洋経済」はヤバめ。これは、「アマゾンアタッカー」としては、買わないわけには参りませんw
特に目次の
というところがハゲシク気になります!P.66 5人の読書の達人が語る│あの人のアマゾン論
本田直之/勝間和代/土井英司/小山龍介/三輪裕範
アマゾンの中でも、特に本絡みの内容っぽいですし、これは見逃せないですね。
ご声援ありがとうございました!
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そんな人でも結婚したくなる本が出ませんかね
コメントありがとうございます。
うーん、結婚の必要性を感じない人でも結婚したくなる本ですかぁ。
本というより、社会の仕組みからしてそうしないとキツイ気がします。
必要性ではなくて、税金とか社会保障の点で、インセンティブが生まれるような仕組みですね。
なかなか難しいと思いますが・・・。