2009年08月14日
【モテ】「確実に女をオトす法則」から学ぶ7つのポイント
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、久々の「モテ本」。出たのは結構前なのですが、見事に「積読の山」に埋もれておりました。
最近よく目にする「草食系」とはある意味真逆な、「肉食系」のコンテンツに思わず眩暈がw
ただ、その中にも「本質」を突く教えがありましたよ!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
序章 本気の恋VS遊びの恋
第1章 女性を口説くための10のルール
第2章 女性とは
第3章 女性の心をとらえるための基本ルール
第4章 価値観を探り出す
第5章 トラブル対処法
第6章 締めくくり
第7章 「デート」
第8章 女性とのつき合い方
【ポイント】
■1.身だしなみに手を抜かない◆モテるためには、「背が低い」「髪が薄い」といった「変えられない現実」について悩むのではなく、「自分でどうにかできること」に目を向けるのが大事です。
この辺はまだ「当たり前」と思えますね。洋服はつねにきれいに洗濯した身体に合ったものを。髪はいつも整えておく。きれいな息は重要なポイントだから、つねに歯磨きを心がけ、もちろんシャワーを浴びて清潔にする。
ただ、もう一歩先に行くのも必要なよう。
そういえば、白洲二郎氏は、自宅で食事をするときも、上着とネクタイを着用していた、という話を聞いたことがあります。角のコンビニエンスストアにビールを買いにいく、といったちょっとした外出にも気を抜くべきではない。あとの章に出てくるが、出会いのチャンスはもっともありえない場所に転がっており、偶然の出会いがすばらしい恋に発展することもある―チャンスをつかむ準備ができてさえいれば―のだから。
出会いとは関係ないですが、抜かりないですね。
■2.『商品』なのは女性ではなく男性
◆これは「なるほど」と思わせられたお話。
この辺を誤解されている男性の場合、「いかに相手の女性のことが好きか」にフォーカスしてしまって、「相手からどう好かれるか」がおろそかになってるような。一般に、欲求不満男は女性を『商品』だと考え、それを手に入れようとデートに誘う。映画やディナー、プレゼントの数々でその心を買おうとする。しかし実は、商品は君たち男のほうなのだ。ただし誰かれなしに売られるのではない―よい顧客となりそうな、選ばれた女性たちを相手に売りに出された商品なのである。(中略)
しかし忘れてはならない。君がどんな男であるかをしらなければ、誰も君を買いたいとは思わない。だから、君の人間性や値打ちを試供品がわりに示す必要がある。
自分の方が「商品」であることを意識して、相手にその価値を認識させないといけないんですね。
■3.広がりのある質問・「君のこと、何か話して?」
◆パーティ等で、初対面の女性との話題に便利なのが「君のこと、何か話して?」という質問。
ここで返ってきた答えは、「彼女にとって何らかの重要性を持っている」ハズです。
この「共感関係」というのが、結構重要なよう。今彼女が話していることは、彼女自身がこの世で最も関心を寄せている事柄であり――そして今では、君にとっても重大な意味を持っている。これを利用して二人の間に即席の共感関係を築けば、そのまま親密な会話へと持ち込むことができるからだ。
また、女性が着ているものやアクセサリーに、何か「いわく」がありそうだったら、それを話題にするのも良いそうです。
そう言えば、同じようなことを、この本でも言われてましたね(『効果絶大なひと言「それ、どうしたの?」』)。
参考記事:【モテ】「モテる話術」(2008年05月16日)
なお、同じ質問でも、「何してるの?」「昨日は何してた?」といったありがちなものはNGなので要注意。
■4.価値観を探り出す
◆女性に恋人を選ぶ基準を聞いて「背が高いこと」と言われたら、背が低い男性なら「(´・ω・`)ショボーン」となりそうな。
ただそれは、著者曰く、「表面的な価値」である、と。
ただし、大事なのは彼女がそう思うにいたった理由まで掘り下げてみること。重要なのは、彼女が理想として口にしたこと(背の高い男、お金を持っている男)ではない。むしろ重要なのは、そうした男たちといるときに彼女が感じる感覚(安全な感じ、守られている感じ)だ。そしてそれこそ君が目標とすべきことで、というのも、それが彼女が望んでいるものでもあるからだ。
自分の「天職」を探るときに、「子ども時代にすきだったこと」を思い出す、というのがありましたが、子どもの頃不足していたものが恋愛にも影響を及ぼしていたとは!僕は女性の子ども時代のことをよく話題にする。その頃彼女に何が足りなかったのか、あるいは何を求めていたのかを探り出せば、ほとんどいつもそれは彼女が今求めているものに直結しているのだ。
そしてそれがわかったら、もちろん君が彼女の人生に欠けているものを与えてやればいい。
これはちょっと試してみたいところ・・・って私はムリですが。←二児の父
■5.具体的な質問例
◆自分のことをベラベラしゃべるよりは、女性に質問して、価値観を探るべし!
・・・とはいえ、何を聞いたらよいのかわからない私たちのために、他にも質問例が列挙されていました。
いくつか抜粋して。
●君の仕事のどこが好き?
●君がこれまでにした、一番異常なことは何?
●友人が一言で君をいいあらわすとしたら、何と言う?
●君が物心ついたときの最初の思い出は?
ご参考まで!これらの質問は、君が女性を理解するのを助けるだけでなく、答えを求めて意識や無意識の世界を深く掘り下げることによって、その女性自身をも変える力を持っている。
■6.女性をほめるときの2つのルール
◆私は安易に「女性はほめてればいいんじゃね?」と思ってましたがそうでもないそう。
なぜなら、ほめる男を「他のつまらない男たちと同じ」とみなす女性もいるから。
そこでほめる場合のルール2つ。
●誰が見てもわかる彼女の長所をほめても意味がない
●他の人が気づいていない彼女の長所をほめ、必ずそのどこがいいのかを説明するそれは彼女も自覚しているし、同じほめられ方を何度もしているはずだ。だからそんなことをしても、前に同じほめ言葉を使って彼女に追いすがり、ふられることになったAFCたちと、同類だと思われるのが関の山だ。
やはり相手をよく観察して、適切なほめ言葉を使う必要があるようですね。さらに、彼女の長所にどんなふうにひかれるかを説明すれば、彼女はほめられた喜びをそのまま君に結びつけるようになる
■7.3秒ルールを遵守する
◆これはモロに「ナンパネタ」なので、取り上げるかどうか迷ったのですが、著者曰く「この本のなかで一番重要」とのこと。
なぜ3秒かというと、「ものおじしない男」という印象を与えることができるから。3S(3秒ルール)とはこういうことだ。ターゲットの女性を決めたら、君の持ち時間は3秒だけ――そうたった3秒の間に行動を起こさなければならない。もしもためらってしまったら・・・その女性のことは忘れよう。
逆に守らないとどうなるか。
確かに女性にとっては、「自信に満ちた男性」の方が魅力的ですもんね。3Sルールを守らなかった場合には、君の立場は間違いなく弱くなる。まず第一に積極性や強さをアピールできない。それどころか、もし君が相手の目をチラチラと盗み見たり、ためらっている様子をあからさまに見せてしまえば、自信のないおどおどした男という印象を与えてしまうだろう。話かけないことによって、相手に君のことを値踏みする時間の余裕を与えてしまう。そして彼女は、君もそこらの男同様、行動を起こせない臆病者だと判断するのだ。
ただ、むしろこのルールの利点は「考えすぎる時間を自分に与えない」というところにありそう。
独身時代の私なんて、3秒どころか、3分以上モジモジした挙句、結局引き下がることの繰り返しでした。3秒で行動すれば、考えすぎて冷や汗をかいたり、震えたり、どもったりする暇がない。言い換えれば、典型的なAFC(平均的欲求不満男)の特徴を露わにしないですむということだ。
確かに3秒ですと、考えているヒマもないですから、一歩踏み出すきっかけにはなりそう。
・・・後は実践あるのみですかね?
【感想】
◆本書は基本的には「ナンパ本」と言う位置づけになります。「婚活」というテーマが今ひとつウケないのと同様、「ナンパ」というのも、また難しいところ。
なぜならば、俗にナンパ師と呼ばれる人たちでさえ、成功回数よりも失敗回数が多いのに、素人である私たちはそれ以上に失敗を重ねる必要があるから。
とにかく飛び込み営業と同じで、ある程度の「数」をこなさないとどうしょうもないワケです。
◆ところが、最初の10人が全部ダメでも、さらにまた次の女性に声をかける「ハート」があるかどうか。
・・・あるくらいなら「草食系男子」なんて言葉がブームになりません罠。
今の恋愛活動を見ていると、ボトルネックはやはり「出会い」の部分であって、これを解消した人が圧倒的に有利です。
もちろん「コミュニケーションスキル」や、「身だしなみ」といったポイントも大事ですが、実は最初の「出会い」がクリアできれば、これらも相手の女性からのフィードバックで、改善は可能。
つまりサイトで言えば、最初の「アクセス」がなければ、いくら「ユーザビリティ」や「コピー」に注力しても難しい、と。
◆一応、上記で挙げたポイントは、最後の「3秒ルール」以外は、「出会い」以降のお話なので、これらを実践するにしても、最初の部分を何とかする必要はあります。
もちろん、会社や学校で出会いがある人はいいんですけど、男女比がいびつだったり、女性が既婚者しかいなかったりするような環境の方は、「出会い」を何とかして頂きたいところ。
とはいえ、現状では「婚活」でよくあるように、業者にお金を払うか、本書のように「ナンパ」するかの両極端しかない感じです。
この辺の問題をうまく解消できる本が出れば、もうちょっとハケるような気もするんですが、まぁそれは本書のテーマとは関係ないですかw
◆ところで、私がこうして「モテ本」を数多く紹介しているせいか、たまたま最近、リアルの知り合いから恋愛の相談(?)を受けたことがありまして。
相手のプライバシーのこともあるので、詳細は割愛しますが、要は、結構相手の女性に「思いつめて」いるようで。
その彼に聞かせてあげたい台詞を、本書の39ページに発見。
「思いつめた男ほど、女性に疎んじられるものはないのだ」
そう、「アナタ自身が商品」であることを忘れずに。
ナツなんだから、冒険したっていいぢゃないか!
【関連記事&書籍】
【モテ】「モテ・バイブル」藤田サトシ(2009年03月27日)
【モテ】『もう合コンに行くな―3時間で女をオトす恋愛戦略「ナンパマーケティング」 』リーマンナンパマスター(2009年02月22日)
【モテ】あの"幻の名著"「モテる技術」が文庫本になって復活した件(2008年07月11日)
【モテ】「モテる話術」(2008年05月16日)
【編集後記】
◆今日ご紹介したような本が出ると、もともと「ナンパできる人」は、ますますその腕を磨いてしまうのかな、と思ってみたり。いや、この記事で、「とんでもないPOP付けるなー」と思ってたこの本が、渋谷のTSUTAYAでは1週間くらいで売り切れたのだそう。
(当ブログでの紹介記事は、上記関連記事にあります)
それにしても、POPが気になる・・・w
ご声援ありがとうございました!
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> 「いかに相手の女性のことが好きか」にフォーカスしてしまって、
> 「相手からどう好かれるか」がおろそかになってるような。
「いかに相手の女性のことが好きか」ということと、「相手からどう好かれるか」ということは、一見ベツモノのように見えますが、前者を示すために男性がとる行動(「映画やディナー、プレゼントの数々でその心を買おうとする」)の根底には、後者の根底にあるものと同じ思考パターンがあると思います。つまり、「相手から好かれたい」という気持ちです。こういう気持ちが大きく前面に出ていると、欲求不満の、ガッついた男として女性から認識されてしまうのではないでしょうか。
こういう、「相手から好かれたい」という気持ちを完全に取り去るのは難しいことですが、これを取り去ろうとするかわりに男性ができることのひとつは、「自分は相手のことを好きかどうか」という質問を自分の行動の根底に置き、大げさに言えば、相手を試すように行動することだと思います。
> 自分の方が「商品」であることを意識して、相手にその価値を認識させないといけないんですね。
まさにその通りだと思いますが、ここで重要なのは、
> ただし誰かれなしに売られるのではない―よい顧客となりそうな、
> 選ばれた女性たちを相手に売りに出された商品なのである。
ということでしょう。
そして、
> ■3.広がりのある質問・「君のこと、何か話して?」
> ■4.価値観を探り出す
といったことが、相手を選別する手段になるわけですね。
「相手を選別する」というと何だか偉そうに聞こえますが、結局のところ、相手が美人だからというだけで(あるいは外見に重きを置きすぎて)その人に入れ込んでしまったり、彼女の言うことを何でも聞き入れてしまったりするのではなく、自分の基準に合う女性なのかどうかということを、彼女とのやりとりの中で見極めていって、彼女の外見だけでなく、人間性が好きなのだということを示すようにすればいいのだと思います。
そして、相手が面白い考え方を持っていたり、何かに対して情熱を持っていたのであれば、それを認めて、ほめてあげればいいでしょう。こうすると、
> ●誰が見てもわかる彼女の長所をほめても意味がない
> ●他の人が気づいていない彼女の長所をほめ、必ずそのどこがいいのかを説明する
というルールをクリアできます。相手の性格や何に対して情熱を持っているかということは、その人を見ただけではそう簡単にわかるものではありませんし、そもそも人間性についてほめることって普通はあまりしない? ですよね。
> とはいえ、現状では「婚活」でよくあるように、業者にお金を払うか、
> 本書のように「ナンパ」するかの両極端しかない感じです。
> この辺の問題をうまく解消できる本が出れば、もうちょっとハケるような気もするんですが
自分の身の回りにいる女性にごく自然に声をかけたり、声をかけられたりして、そうして出会った女性たちと普通に仲良くなれるような、魅力的な男性になるための指南書という感じでしょうか。「ナンパ」という形式に沿わずに、つまり、女性を「なんとか攻略しなければいけない対象」として捉えて、女性の防御壁を打ち破るための策を錬るよりも、はじめからそんな防御壁は存在しないかのように振る舞えるようになることが大事ですよね……。
丁寧なコメントありがとうございます。
私も恋愛本は好きなのですが、ウチのブログは恋愛本専門ブログではないので、細かい内容についてのコメントは割愛させてください(個別の内容にレスつけちゃうと収拾がつかないんで(汗))。
本書の場合翻訳本であり、対象となる女性は外国人という前提でしょうから、外人女性の考えもお分かりになるであろうMさんのご意見は非常に参考になりました。
ただ、自分でも記事書いていて思ったのですが、そもそも今の日本だと多くの場合、「出会い」自体がないんですよねー、色んな人の話聞いてると。
自分が書いた
現状では「婚活」でよくあるように、業者にお金を払うか、本書のように「ナンパ」するかの両極端しかない感じです。
という部分も、それが意識にあって。
Mさんのように、「国際恋愛」をテーマにされる方から見たら「生ぬるい」かもしれませんが、まずはこの「出会い」というボトルネックを解消しないと、色々な意味で難しいなと思ってます。
今後も恋愛本を紹介することもありますので、よろしくお願いします!