2009年06月27日
【ΩΩΩ<な、なんだってー】昨対で2倍以上の部数!今、「月刊宝島」がアツい!?
【はじめに】
◆上記は、3ヶ月に1度の私の書評記事が掲載される号なんですけど、そんなことより、売れてるらしいんですよ、宝島。「昨対で2倍以上の部数」っていうのは、担当さんのメールの署名に、実際にあったフレーズ。
最近は、やたら「休刊の話題しかない」雑誌業界でなんでこんなことになっているのか。
とりあえず、今号で私が気になった記事等をご紹介してみます。

【目次】
出版社のサイトから■特集
◆「高給批判」は筋違い 99%の公務員は貧乏だ!
■おすすめコンテンツ
◆クレジットカード(得)ワザ20
カードのオトクな貯め方、使い方を厳選!
◆局アナ淘汰でサバイバル競争が激化!
「女子アナ」黄金期も遂に終焉か?
■連載&コラム
◆前田知巳「今月の言葉への言葉」
「井上雄彦 最後のマンガ展」から 井上氏本人の言葉
◆浅川博忠の「永田町観測所」
Vol.25 ポスト麻生と内閣改造の行方
◆ニュースな顔面運
藤本美貴
◆夏原武の現代サギ師百景
vol.17 台湾版振り込め詐欺
◆ネットの世界のヤバイ人々
vol.17 オッサンをうまくあしらう!!ネット慣れした「女子高生」の素顔
◆「ベテラン秘書」の憂国座談会 永田町の夜は更けて
今月のお題 幸福実現党が突如出現!「宗教戦争」勃発か!?
◆人生カネ転び八起き
第四回 「納める」「返す」「払う」の違いを認識する …ほか
【気になった記事色々】
■『HEROES』ブームのワケは?◆巻頭のコラム集「今月のVIEWS」(R25みたいな感じですね)から。
米国テレビドラマの『HEROES』シーズン1が、昨年のTSUTAYAの海外ドラマランキングで1位を獲得したそうで、その魅力を分析。
えー、私は観たことがないので、何とも言えず(サーセン)。
でも、とりあえず1度は借りてみたいな、と思っております。
■どこが出世のポイントか?官僚公務員の出世道
◆メイン特集である「99%の公務員は貧乏だ」から。
えー、貧乏とは程遠い高給取りの皆さんのスゴロク(?)がわかりやすく図示されておりますw
キャリアとノンキャリアの違いも一目瞭然。

◆また、同じ特集内に「それでもなりたい人のための公務員中途採用への険しい道」という記事もありました。
こちらは、公務員への転職を考える方なら必見かと。
主な地方自治体の「中途採用情報」も収録しております。
■アメリカ発"超肉食系女子"「クーガー女」に気をつけろ!!
◆やっと当ブログらしい特集がw
この「クーガー女」、誌面によると、言葉の定義はこんな感じです。
うーん、いろいろな意味でちょっと微妙。「クーガー」とは、ネコ科の小型肉食獣でピューマなどのこと。ライオンよりはおとなしくてしなやかだが、猫よりは攻撃的で派手なイメージから、20代の若い男性を体目当てで狙う35歳以上の経済的、精神的に独立した女性のことを指すようだ。
◆特集内では「ジャニ系24歳男性」をエサに、渋谷のクラブでの「クーガー女」の捕獲にチャレンジしております。
いや、今現在30代後半女子って、私がクラブ活動していた頃ツルんでいた女性が今でもクラブ遊びをしていたら、まさにその位なんですよね。
しかも、女性は軒並み肉食系というか男勝りだった記憶が。
ここに登場する「クーガー女」が身内でないことを祈るばかり・・・。
参考記事:【肉食系】「肉食系女子の恋愛学」桜木ピロコ(2009年04月03日)
■「中毒必至」な都内の名店はココ!!"病みつき"の「立ち食いそば」
◆B級グルメの記事として「立ち食いそば」の特集。
ただし「立ち食いそば」と言っても、よくあるチェーン店のものではなく、「インディペンデント系の名物そば」。
全部店名を出しちゃうと、ググられて「糸冬 了」のような気もするので、1軒だけ。
●そば処港屋
ちょっと古い記事ですが、あの有名なやまけんさんもブログでこのように言われてます。
はっきり言ってこの店は「買い」である。何で今までこのコンビネーションを見つけられなかったんだろう?というほどマッチした、新しい蕎麦の世界だ。自由でいいじゃないか、という思いが伝わってくる。だから、オーソドックスな蕎麦好きには薦めない。大体立ち食い路麺だしね。でも、外装も内装も綺麗なので、女性客は多かった!
◆他にも都内4店(&千葉1店)の個性的なそば屋さんが登場。
やはり天ぷらに特徴のあるお店が多いような。
上記の港屋さんは比較的ご近所なんで、今度覗いてみようかと・・・。
折角なので、誌面からその港屋さんの画像をば(冷たい肉そば850円)。

■インタビュー『宝島』とRCサクセションの"幸運な"出会い
◆「RCサクセション『愛しあってるかい』復刻版発刊に寄せて」と題して、関川誠さん(月刊宝島編集長=当時/現・編集総局長)のインタビューが。
雑誌宝島は、かつてブレイク前のRCサクセション(以下「RC」とする)を大々的にフューチャーし、ともに成長してきた経緯がありました。
私もRCと言えば伝説の「大隈講堂ライブ」とかに感激していたクチでして。
◆なお、この宝島とRCの関係についてこんなお話も。
ちょっと長くなりますが引用します。
――『宝島』としてはRCに賭けたことで、大きな成果はありましたか?
「やっぱり買ってくれたのは、その後の『宝島』を支えた、ある年代の、圧倒的に女の子。それが"宝島少女"というものになって、『CUTiE』が生まれ、ファッション誌の大輪の花が咲くわけです。ある意味、RCを契機とした『宝島』の80年代のサブカル黄金時代がなければ『CUTiE』はなかったと思います。(中略)
さらに『CUTiE』がなければ『smart』『spring』も生まれなかった。現在、男性ファッション誌では『smart』がダントツ1番だし、女性ファッション誌では1位が『sweet』で、その次の争いにも『spring』『InRed』が入るなど、弊社はファッション誌ではかつてないトップ出版社になりつつありますが、それも『宝島』がふりだし。昔、『宝島』を読んでいた少女がウチで編集長になり、『CUTiE』『spring』を愛読していた少女たちがアパレル企業でデザイナーになり、プレスになり、またブランドを始めたり、ショップを開いたり、スタイリストになったりと、ファッション界全体で幅広く活躍している。そのことの意味は大きい」
◆『smart』は男性誌ですが、最近でも女性誌の売れ行きについてこんな記事が話題になっていました。
「CanCam」「JJ」が凋落 女性誌売れなくなった理由:J-Castニュース
ちょっと分かりにくいので、イケダノリユキさんのブログのポジショニングマップをば。その一方で、「InRed」は107.22%増の23万4583部、「sweet」は65.11%増の31万9364部、「spring」(宝島社)は37.58%増の24万867部と、「雑誌不況」をものともしない絶好調ぶりを誇っている。毎号、ブランドとコラボした付録がついていることでも人気を呼んでいる。
「CanCam」「JJ」が凋落 女性誌が売れなくなった理由:イケダノリユキのCommunitainment Blog
部数的にはまだ上がいるものの、「宝島社恐るべし」状態。
◆私も先日のファッションの記事で、ロンドンにあるBrownsというセレクトショップに行く事を夢見ていた、というお話を書きましたが、実はこの店が載っていたのも、学生時代に買った『宝島』のロンドン特集だったのでした。
もう20年以上前ですか(遠い目)。
ただ、私がホームステイしていたファミリーは、イングランドの港町に住むご家族で、特にファッションに興味があったわけではなかったのですが、その家族の知り合いのロンドン在住の若者に『宝島』の特集を見せて「Browns」に行きたい旨を伝えたところ、「よくこんな店知ってるな」と驚かれました。
要は、それくらい当時から『宝島』はセンスが良かった、ということです。
サンキュー!清志郎 RCサクセション“黄金期”の魅力が目一杯つまった伝説本、『愛し合ってるかい』28年ぶりに完全復刻!
RCサクセション/忌野清志郎 バイオグラフティ&ディスコグラフティ付
【今回の私のセレクト】
◆今月の『宝島』誌面の紹介だけでお腹一杯になってしまいましたが、「ネットに載せていない!書評アルファブロガー厳選2冊」の、今回の私のセレクト。まずは1冊目。
SNSやブログ、Webサイトのアフィリエイトで稼ぐにはアクセス数を稼ぐのがコツ。本誌では最新のアフィリエイト事情を踏まえ、ツールを使ってラクして稼ぐ方法を解説。付録CD-ROMに総額200万円以上のお試し版を収録。
もう1冊はコレ。
今回は2冊とも変化球で攻めてみました。何を食べるか?食べないか?イネス・リグロンを支え、知花くらら、森理世を内側から美しくしたミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントがはじめて明かす真実のダイエット法。
宝島さんの方で付けて頂いたコピーも『誰もが飛びつく「金儲け」と「ダイエット」に関する2冊』と香ばしさ全開w
どちらも値段以上の価値は余裕である本だと思いますので、宜しければこのブログとは違って、1200字程度にコンパクトにまとめてある『宝島』をご覧下さい。
【所感などなど】
◆ところで、肝心の(?)「昨対で2倍以上の部数」の秘密ですが。まず思い浮かぶところで、「お値打ち感」。
月刊宝島は、今年の2月号から、「630円⇒480円に値下げ」しています。
・・・アマゾンだと在庫がないので、画像を拡大してご覧下さい。
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Amazy |
◆宝島社で出している他のファッション誌とは違って、付録とかは付けようがないのですが、このコンテンツ量で「480円」はお買い得かと。
アマゾンで取り扱っている他のビジネス誌と、単純に値段だけ比較しても結構違います(というか、いつの間に「週刊東洋経済」がアマゾンで買えるようになったんだ?)。
¥690円
¥720円
¥630円
◆おまけに『宝島』の場合、広告も少なめ。
それが故に、読む量はかなりのものです。
・・・純粋なビジネス誌を望まれる方からすると、ちょっと軽めだとは思いますが。
ただし、その辺のコンテンツの内容というか、変化の分析については、とりあえずバックナンバー等がないので割愛(サーセン)。
◆とりあえずは、「安くて、記事が多い」ということで、当ブログとしては引き続き応援していきたいと思っております。
もちろん、愛読誌が『SPA!』だったりする私には、もともとツボですしw
また、アマゾンで送料を無料にするために、合わせ技としてもオススメ。
むしろ安くて、ムック本や新書と合わせても1500円いかなかったりするのが、痛し痒しですがw
【関連記事】
【お知らせ】雑誌「宝島」にまたもや寄稿させて頂きました!(2009年03月25日)【寄稿】今月号の「月刊宝島」で、再度記事を書かせて頂きました(2008年12月27日)
【初・執筆】「月刊宝島」で記事を書かせて頂きました(2008年10月05日)
【読書術】「即効!読書術」@「日経ビジネスアソシエ8月5日号」に掲載されました(2008年07月16日)
【注目】「あなたはなぜビジネス本を買ってしまうのか?(「日経エンタテイメント!」08年5月号より)」は必読!(2008年04月06日)
【編集後記】
◆2日間続けた早寝早起きですが、あっけなく3日目で陥落いたしますた。一つには、早寝してしまうと、家事がほとんど手伝えず、ヨメに負担がかかること。
もう1つは子供達が日によっては6時前に起きてしまうこともあり、そうなるとブログ執筆ができなくなってしまうこと。
いずれも、私にとっては大きな問題なので、また3時過ぎに寝る生活になりそうです・・・。

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