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2009年06月16日

【脳トレ】勝間和代・脳力UP


勝間和代・脳力UP
勝間和代・脳力UP
posted with amazlet at 09.11.27
勝間 和代
講談社
売り上げランキング: 7289


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、勝間和代さんの最新刊。

ブログでも明らかにされていたAERAのムック本に気をとられている隙に、いつのまにか(?)出ていました。

しかも内容は、かねてから「大好き」と公言されていた、「パズル本」であり、「携帯の公式サイト」もあるそう。

こっ、これは新たな展開かっ!


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【目次】

第1章 青山のあるフレンチレストランの秘密
第2章「立体思考力」を身につけると仕事が楽しくなる
第3章 勝間和代の立体思考力ができあがるまで
第4章 論理思考力――法則力、当てはめ力、数字力を鍛えるトレーニング
第5章 水平思考力――否定力、展開力、試行力を鍛えるトレーニング


【ポイント】

■思考力の重要性

目の前にあるさまざまな物事を冷静に観察し、「なぜそれがそうなっているのか?」という理由を考え、検証して何らかの正しい結論を導き出す――この一連の頭の働きを「思考」といい、それを行う力を「思考力」と呼びます。この思考力ほど、ビジネスにおいて、さらには、人生において重要な能力はないといって過言ではありません。


■パズルやなぞなぞの意味するところ

パズルやなぞなぞを解いていくには、仮説を立てたりするといったいろんな思考力が必要になります。逆に言えば、思考力を鍛えるのに、パズルやなぞなぞはうってつけなのです。


■「論理思考力」×「水平思考力」で手に入れる「立体思考力」

 ●論理思考力

 論理思考力は、規則や法則が重要となる思考力であるといいました。つまり、規則や法則を使って、問題を直線的に掘り下げていくときにぴったりの思考力なのです。


 ●水平思考力

 一方、水平思考力は、コンピュータではマネができません。それまでの常識を否定したり、想像力をふくらませて仮説を立てたうえで、いろいろと試行錯誤を繰り返して答えを見つけていきます。


■論理思考力を構成する3つの思考力

 ●「法則力」―さまざまな現象やデータを分析して法則を発見する力

 ●「当てはめ力」―法則を適用して答えを導き出す力

 ●「数字力」―小学生レベルの計算力で十分


 (詳細は本書を)


■水平思考力―直感や想像、新しい組み合わせから正解を導き出す力

 ●「否定力」―常識を疑い、否定することで正解を見つける力

 ●「展開力」―常識を否定した上で新しい思考を広げる力

 ●「試行力」―無関係に見える物事を組み合わせて正解を得る力

 ただし、論理思考力の「法則力」「当てはめ力」「数字力」が、並列の関係でMECEだったのとは違い、水平思考力の3つの思考力は、「否定力」→「展開力」→「試行力」という、過程(プロセス)においてMECEになっています。
 つまり、「否定力」からスタートし、「展開力」を経て、「試行力」に至ったところで、水平思考力は完結するわけです。


■勝間和代の立体思考力を作ったパズル

 注:リンク先には回答もあるので、ネタバレにご注意下さい

●「法則力」が試される問題

(出典:「頭の体操」<第1集>)


●「否定力」パズルの傑作!(「村一番のお馬鹿さん)

(出典:「ポール・スローンのウミガメのスープ」)

ポール・スローンのウミガメのスープ―水平思考推理ゲーム
エクスナレッジ
Paul Sloane(原著)Des MacHale(原著)クリストファー ルイス(翻訳)
発売日:2004-10
おすすめ度:3.5

【感想】

◆ここまでが第3章で、以下、パズルがわんさか登場するのですが、アマゾンの個別ページにも問題が出ていないので、今回はまとめて割愛(サーセン)。

ちなみに第3章の「勝間和代の立体思考力ができあがるまで」を読むと、勝間さんの人生において、いかに「パズル・クイズ」が大きな位置を占めていたかがよく分かります。

小さい頃、多湖輝さんの『「頭の体操」シリーズ』が好きでよく読まれていた、というのは、「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100 」等で知っていたのですが、まさかこれほどとは。

「公認会計士試験合格」にも、「監査法人」「マッキンゼー」時代にも、パズルで養った思考力が役立った模様。


◆実は私自身も、幼い頃『「頭の体操」シリーズ』にかなりハマっておりました。

おそらく、当時出ていたシリーズは全部読んだんじゃないでしょうか?

最近、文庫本で復刊されましたし、若い方で未読の方がいらっしゃったら、目を通されると良いかも。

頭の体操〈第1集〉パズル・クイズで脳ミソを鍛えよう (光文社文庫)頭の体操〈第2集〉百万人の脳ミソに再び挑戦する (光文社文庫)頭の体操〈第3集〉世界一周旅行をパズルでやろう (光文社文庫)
頭の体操 第4集 (知恵の森文庫)頭の体操 第5集 (知恵の森文庫)頭の体操 第6集 タイム・マシンの大冒険 (知恵の森文庫)
Amazy

◆なお、冒頭でも触れたように、本書は携帯公式サイトの「オフィシャルガイドブック」という位置づけです。

勝間和代:生き抜く力を磨く 携帯電話向けパズル・クイズ公式サイトがオープン:毎日jp(毎日新聞)

 サイトには「論理的なビジネス思考力の基礎」である「立体思考力」を育むパズルやクイズがあり、これらを解くと「カツマーコイン」と呼ばれるサイト内通貨が得られ、「勝間式人生ゲームに挑戦 めざせ! カリスマ社長!!」がプレーできる。このほかに「勝間和代 虎の穴」と銘打ち、漫画雑誌「モーニング」で連載中の「『誰でもできる』日本支配計画」や勝間さんの言葉を集めた「勝間の一言365」などのコラム集も用意されている。

本書の巻末にもフルカラーでサイトの情報が掲載されています。

・・・スイマセン、私、ウィルコムなんですが。

(。´Д⊂) ウワァァァン!!


◆また、本書の「おわりに」で、勝間さんはこう言われています。

そう、脳力UPに大事なことは、「パズル・クイズを解くような思考訓練を1万時間以上行い、それが呼吸するように自然にできるようにしてしまうこと」なのです。

そして、そのための本書であり、上記携帯サイトである、と。

今からでも勝間さんに少しでも追いつくためには(多分無理ですがw)、日々「思考の訓練」を行うのが良いのかもしれません。


◆上記の携帯サイトには、無料のお試し問題やコラムもあるようなので、携帯をお持ちの方は、一度アクセスしてみてはどうでしょうか。

自分ができない分、情報提供だけでもしておこうかと。

●下記URLを直接入力!

http://katsuma-puzzle.jp

●キーワード検索

『勝間和代 パズル』⇒検索


もちろん、本書もお忘れなく!

勝間和代・脳力UP
勝間和代・脳力UP


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【水平思考】「イノベーション・シンキング」ポール・スローン(2007年08月25日)


【編集後記】

◆昨日のお買い物。

東京「進化」論 伸びる街・変わる街・儲かる街 (朝日新書)
東京「進化」論 伸びる街・変わる街・儲かる街 (朝日新書)

東京ローカルな話なんで、地方の方には申し訳ないのですが、結構面白いですw


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この記事へのコメント
               
英語、会計、ITの基礎スキルに加えて、パズル思考が加わるわけですね!

そして、最後に自身が翻訳して激お薦めした「天才!成功する人々の法則」に出てくる一万時間の法則を持ってきている。

カツマーコインとか、何か随分ジャンルが広がりましたね、勝間さん・・・。
Posted by Taka@中小企業診断士(業務休止中) at 2009年06月16日 11:16
               
>Taka@中小企業診断士(業務休止中)さん

コメントありがとうございます。

そうなんです、次に必要なのは、「思考力」なんです(笑)。
また、サイトですが、勝間さんご自身は、もともとケータイ業界の分析等もされた経験もあるので、おそらくこの辺は勝算があってのプロジェクトなんだと思います。

・・・PHSユーザーとしては「蚊帳の外」なんですが(涙)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年06月17日 03:17