2009年05月21日
【結構オススメ】「日経ビジネス アソシエ 2009年 6/2号」が読みどころ満載な件
【本の概要】
◆今日はお馴染みのアソシエのご紹介。文房具の時ばかり鼻息荒くして読んでいる私ですが、今号のアソシエはかなり良かったです。
勝間さんや本田さんもさることながら、特に当ブログ的には、土井英司さんの「ビジネス書を"読まない"方法」辺りがツボではないかと。
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
■特集1 必要とされ続ける人の 見切る力 (020p)
なぜ今、「見切る力」が必要か 本田直之 氏/レバレッジコンサルティング社長兼CEO(022p)
インタビュー 勝間和代さんに聞く「断る力」を身につけてコモディティーからスペシャリティーになろう(024p)
■できる人のメソッド
できる人の「劣後順位」と「優先順位」 岡島悦子 氏/ヘッドハンター(028p)
捨てるものを決める3ステップ 三谷宏治 氏/K.I.T.虎ノ門大学院主任教授(030p)
ビジネス書を “読まない” 方法 土井英司 氏/エリエス ・ ブック ・ コンサルティング代表(032p)
何を “話さない” か 小宮一慶 氏/経営コンサルタント(034p)
コラム 見切れない3つの理由と危険性 畑村 洋太郎 氏/東京大学名誉教授(035p)
「ランチェスター戦略」に学ぶ 福田秀人 氏/ランチェスター戦略学会副会長(036p)
■私はこう見切ってきた
好きで、正しいと思えることをしているか 内藤 忍 氏/マネックス ・ ユニバーシティ社長(040p)
本当にやりたい仕事か 川島蓉子 氏/伊藤忠ファッションシステム マーケティングマネージャー(042p)
世の中にインパクトを与えるか 岩瀬大輔 氏/ライフネット生命保険副社長(044p)
すべての強みを最大限に生かせるか 湯本 優 氏/ドクタープラス社長(046p)
自分がカッコいいと思えるか 須田将啓 氏/エニグモ共同最高経営責任者(048p)
スモールサイズか 塩見直紀 氏/半農半X研究所代表(049p)
目標を設定して今を見切る!「3年後浮上計画」 (050p)
この3年間でどんな力を蓄えたらいいですか?(052p)
インタビュー 作家 五木寛之さんに聞く 国家にも人の絆にも頼らない覚悟を決めよ(054p)
■特集2 “仕切り” の達人になる!
宴会、運動会 … 幹事の道は仕事に通ず(060p)
他 連載等
【読みどころあれこれ】
■本田直之さん:なぜ今、「見切る力」が必要か◆記事の冒頭で本田さん曰く、
そしてそのための本田さん自身の今年のテーマは、講演会等でもお伺いした、この3つ。「混沌とした時代を生き抜くために必要な能力は、変化対応力だ」。
1「リデュース(減らす)」
2「リセット(変える)」
3「リビルド(作り直す)」
要は、現在と過去を見切り、未来に向けて変化対応力を身につける、ということです。
◆私がドキっとしたのは、この一節。
このブログも、今後「リデュース」「リセット」「リビルド」を考えないと・・・。「一人ひとりがやり方を根本から変えなければならない。慣れ親しんだやり方を疑ってかからないとダメだ」
参考記事:【キャリア育成】「本田式サバイバル・キャリア術」本田直之(2009年03月21日)
■勝間和代さんインタビュー:「断る力」を身につけてコモディティーからスペシャリティーになろう
◆勝間さんのインタビューはQ&A形式で4ページに渡るもの。
内容的には「断る力」を補足するような感じです。
「得意技がまだないコモディティーな人は、どうやって仕事を断り、スペシャリティーになれるのか?」みたいな質問に対し、「そりゃあ、新人の時に仕事を断りまくっていたらダメですよ」と予想通りの回答(当たり前)。
他にも、「断る力」を読んだ上での質問と思われるものが多いので、読んだ方なら一層理解が深まりそうです。
参考記事:【オススメ】「断る力」勝間和代(2009年02月19日)
■岡島悦子さん:できる人の「劣後順位」と「優先順位」
◆岡島は、「仕事ができる人たちに共通する見切る基準」を分析。
お馴染みの「緊急/重要」のマトリックスも登場します。
さらに、仕事の優先順位の決定にも、岡島さんが提唱する「タグ」の考えが関わってくる模様。
上のお二人のお話とも関連して、このご時勢だからこそ、「自分ブランディング」が必要なのかも。
参考記事:【個人ブランディング】「抜擢される人の人脈力」岡島悦子(2008年12月18日)
■土井英司さん:ビジネス書を"読まない"方法
◆土井さんは1日3冊、年間1000冊ビジネス書を読むそう。
しかも1冊にかける読書時間は10分だとか。
・・・以前少人数の読書セミナーでお伺いした時は、状況や内容によって読み分けてらっしゃるようなお話だったので、全部10分で読みきっているとは思えませんが。
◆土井さんはまず著者を「実務家」と「評論家」に分けて、「その著者から学ぶべきもの以外は読まない」のだとか。
具体的にそれぞれのタイプの著者の「学ぶべきものが何か」については、アソシエでご確認を!「ビジネスパーソンがビジネス書に求めるべきものは、自らにリターンをもたらしてくれるか、もしくは自らのコストを削減してくれるかの2種類しかない。自分の損益計算書のどこかにインパクトを与えるような知識を学ぶために読む」
実際に具体例として3冊の本を挙げて「読まないところ・読むべきところ」を指南してくれるとともに、「不況3点セット」なるオススメ本3冊をご紹介してくれています。
参考記事:★「成功読書術」出版記念講演会(CD)【マインドマップ付き】(2005年10月20日)
■内藤 忍さん:好きで、正しいと思えることをしてるか
◆内藤忍もこの特集に登場されているのですが、「お金」のお話ではなく、「人生」、特に「転職」のお話。
『自分の「好き」と「正しいと思えること」を信じ、それ以外を見切る』内藤さんの生き方は、転職において「リスク」を取られていることがわかります。
ただし、何も考えずにリスクを取るのではなく、リスクを取った場合の「最悪の事態」をも想定してらっしゃるという。
転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
もちろん、こちらのご本も!
参考記事:【仕事術】『内藤忍の「好き」を極める仕事術』(2008年11月26日)
【感想】
◆他にも面白そうなお話がボロボロあるんですけど、この辺で。・・・って、さっそく「リデュース」を実践してみましたw
そもそも雑誌なので、あまりネタバレしても申し訳ないですし、気になる方は「コンビニへGO!」ということで。
◆ちょっとだけ書いてしまうと、上記の5人含め、特集1に登場された方全員に「この3年間でどんな力を蓄えたらいいですか?」という質問があります。
皆さん色々タメになることをおっしゃってるので、実はこのページは「スキャンして、たまに眺めてみよう」と思っている次第。
特に内藤忍さんの「実は景気後退期は起業のチャンスだと思います」というのと、「そもそも不景気だと成り立たない会社なら、そのビジネスモデルは不完全なのです」というのにはシビレました。
また、土井英司さんも「1000万以上投資していないもので一流になることはまずない。時間で言うと9年以上。」なんておっしゃっているので、私はこれからも、ガンガン本を買いまくっていこうかと。
アマゾンで1500円に届かない時にはぜひ一緒にお買い求め下さい!
【編集後記】
◆さすがに今月は本業が忙しく、疲労が溜まり気味なワタクシ。こういうサウンドを試聴して(買えよ、自分w)頭を休めております。
Amazy |
全部アマゾンで試聴できますので、お疲れの方はお試しアレ。
ご声援ありがとうございました!
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日経ビジネスアソシエっちょくら探してきますっ
本やさんでさがしてきまぁ〜す♪
土井さんのところは読書好きなら必見ですね!
要チェックかと。
>まっちょさん
はじめまして。
実は本来であれば、前号の読書特集を紹介すべきなんでしょうけど、私は今号の方が好きですね〜。
>イヴォンヌさん
コンビニにもあると思いますよ!
なければ、このブログからどうぞ(笑)。←アサマシ