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2009年04月27日

【新形式?】CD-ROM付き新書「無料ソフト式パソコン革命」を買って思ったこと




【本の概要】

◆えー、今日お送りするのはネタというワケではないのですが、ちょっと面白いな、と思ったものでご紹介を。

掲題の「無料ソフト式パソコン革命」

これは新書にしては珍しく、「CD-ROM」が付録でついております。

「無料ソフトなんてネットで落とせばいいじゃん」というご意見もおありでしょうが、試みとしてアリなのではないか、と。


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【目次】

第1章 フリーソフトとは
 フリーソフトの種類と定義
 どうやってフリーソフトは作られるのか
 パソコン通信が発展させたフリーソフトとシェアウエア ほか

第2章 革命を起こすフリーソフトたち
 インターネット革命
 セキュリティ革命
 快適操作革命 ほか

第3章 付属CD‐ROMの使い方
 付属CD‐ROMに収録のソフトウエア
 収録ファイルはすべてデスクトップにコピーしてから
 ZIPファイルの解凍方法 ほか


【所感等】

◆上記目次からだけですと分かりにくいのですが、本書は第2章において、CD-ROM収録ソフトの全部について、機能や簡単な使い方等について図解入りで解説がされています。

当初はその中から選んでいくつか記事を書きかけていたのですが、もともと「フリーソフト」ですから、探せばネット上のどこかには必ずあるわけ(本書内にはURLアリ)で、そのソフト名を挙げること自体、まずいんじゃないか、と。

つまり「本で選ばれている」という時点で、一種のステイタス(?)のようなものもあるような気がするわけです。

そこでちょっと方針を変えて、「CD-ROMを付けてフリーソフトの新書を売る」というスタイルについて、思ったところを少々。


■パソコンに詳しくない人はまだ多い

◆まずは本のテーマについて。

昨年の今頃出た「たった3秒のパソコン術」は、想定外(失礼!)の大ヒットとなりました。


つまり、世の中には依然として一定量の「パソコン音痴」(含む私)はいるわけで、そのような層に向けたパソコン本というのは、パイの大きさ的には十分に勝算があるはずです。


■無料ソフトの数が多すぎて選べない

◆目的とする作業に必要な無料ソフトが、たとえば1つしかなければ、大抵「それを使うか、有料ソフトを使うか」になるところ、今や1つの目的に対して活用できるソフトは山ほどあることが多いです。

となると、私のような人間には「何を使ったらいいのかわからない」という問題が出てくるわけで。

大抵は「どれを使っても大丈夫」、ということの方が多いのですが、本で紹介されているソフトには、何故か無条件で信頼を置いているですよ、これが・・・。


◆もっとも、こういう風な「2ちゃんで質問して、ひどい目にあっているケース」を見ると、それもしょうがないような気もします。

ちょwwwwwwウイルスが検出されたwwwww:ハムスター速報 2ろぐ

良い子の皆さんは、くれぐれもネットの情報を鵜呑みにしないように!

一番危ないのが自分なのは、置いといてw


■新書で出すメリット

◆新書は装丁にあまり凝れない反面、幅広い読者層が期待できる棚に置かれる(ビジネス書と違って)のが大きいです。

もしパソコンソフトネタの単行本なんぞで出そうものなら、専門棚に置かれること必至。

また、最初から出版社のスペースがある場合、新書だと次のシリーズが出るまで平積みになる可能性が高いです。


◆一方で、通常こういうパソコンネタのCD-ROM付き書籍はムックであるのが普通。

というか、出版社としては、今まで散々ムックを出してらっしゃいます。

そこをあえて新書で出したのは、やはりムックとは違った読者層をターゲットにしているのではないか、と。

実際、同じネタでムックだったら買わなかったであろう私が、こうして買ってますし。


■8cmCD-ROMを付けるということ

◆新書で出す以上、通常の大きさ(12cm)のCD-ROMはサイズ的に付けることができません。

本書の場合、大昔のCDシングルと同じサイズである8cmを用いているため、コスト的にも12cmCD-ROMを付けるより割安になっているハズ。

また、ソフトの制作者サイトのURLを載せるだけよりは、お値打ち感もあります。

中身のソフト自体については、上記のようにさんざんこの手のムック本を出している出版社さんですから、そのコストも安く上がっていそうです。


◆そう言えば大昔に、斎藤一人さんの新書である「ツイてる!」を書店で買う際に、CDが付いていてビックリしたことがありました。

ツイてる! (角川oneテーマ21)
角川書店
発売日:2004-08-07
おすすめ度:4.5

他に新書でCD付きというのがほとんど見当たらない点からも、コスト的にかなりキツイはず(この本では、斎藤さんの持ちだしだったかと)ですが、当時に比べると、こうしたCDの制作費用も下がっているのではないでしょうか?


■あり難いことに本書は縦書きです

◆パソコン系の本ですと、横書きになってもおかしくないところですが、本書は縦書き

ただし、CD-ROMが裏表紙に付いていますので、速読したい方は、外さないと読みにくいので要注意。

・・・って、この手の本を速読する必要もあまりないですがw


■CD-ROMの取り扱い上の注意点

・8cmCD-ROMゆえに、スロットイン方式(吸い込み方式)のプレーヤーでは、取り出せなくなる可能性があるので注意

・収録されているファイルには、ZIPファイルもあるので、そのままダブルクリックしてしまうと、環境によってはCD-ROMの中に解凍しようとしてしまい、エラーが起こるので、一旦PCに移してから作業すること



無料で落としても使わないソフトも、本を買って付いていると使いたくなるものです!



【関連記事】

【PC整理術】「仕事がサクサク!パソコン整理の裏ワザ」戸田 覚(2009年03月20日)

【モバイル】「仕事ができる人はなぜレッツノートを使っているのか?」山田祥平(2009年02月17日)

【情報処理】「情報力」橋本大也(2009年01月19日)

「IT達人の仕事術」ITMedia Biz.ID(編)(2007年04月27日)

【3秒?】「たった3秒のパソコン術」中山真敬(2008年05月03日)


【編集後記】

◆実は今日ご紹介した本の新書シリーズである「晋遊舎新書」には、もう1冊CD-ROM付きの新書があります。

新書初の『CD-ROM』付き!

DVDコピーは決して難しくない!
本書はDVDコピーのノウハウを、文章+画像の親切解説で徹底的に詳しく、分かりやすく、完全に手順を解説しています。
また、新書初の試みとして『CD-ROM』を付録としてつけました。
使用するソフトを全て収録しているので、買ったその日に実践できます。
本書を片手に手順通りに行えば、初心者の方でも簡単にDVDのコピーができちゃいます。

バックアップ目的にどうぞ!


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この記事へのコメント
               
刑務所に強制収監されていた時に獄中で綴っていた日記を、毎日ブログにアップしています。

日刊『獄中奮闘記!』

好評連載中!


Posted by $まっちゃん$ at 2009年04月27日 23:43
               
>$まっちゃん$さん

はじめまして。
コメントありがとうございます。

獄中奮闘記とは、誰にでも書けるものではないですよね。
スゴイです!

ライブドアブロガー同士、よろしくお願いします。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年04月28日 03:55