2009年04月07日
【ビジネス本】「入社前に社会人として読んでおくべきだと思うビジネス本ランキング」についてひと言言っておくか
【はじめに】
◆最近知ったのですが、gooランキングで、こんなのがありました。「入社前に社会人として読んでおくべきだと思うビジネス本ランキング」
ちょwww半分くらい読んでないんすがーwww
・・・自分自身、「書評系ブロガーとしてそんなことでいいのか?」、と思いつつも、返す刀で(?)「当ブログならでは」のセレクトをお送りしてみようかと。
なお、順位の直後のご本は、このランキングのものですので、お間違えなく。

【gooランキングと当ブログのオススメ】
第1位参考記事:【最強のメンター?】「夢をかなえるゾウ」水野敬也(2007年08月30日)
◆gooのランキングは、ご存知「夢ゾウ」でした。
これはまぁある意味当然でしょうか。
アマゾンのレビューが300を超える、というのはなかなかないかと。
◆そこで、この本を読むのなら、「ついでにこちらも読んで頂きたい」のが、こちら。
水野俊哉さんが、『成功本50冊「勝ち抜け」案内』でご紹介して、私にも激プッシュして下さった本です。
確かに完成度は高いですし、「夢ゾウ」に勝るとも劣らないクオリティ。
ガチの推理作家さんが、ガチの成功本小説を書くとこうなる、というスゴイ本です。
ちなみに、「夢ゾウ」より早く出版されているという点もお忘れなく。
参考記事:【隠れた名著?】「成功学キャラ教授 4000万円トクする話」清涼院 流水(2008年02月16日)
第2位
◆gooランキング同率1位は、これまた大ベストセラーである、茂木さんの「脳を活かす勉強法」。
うーん、「勉強本オタク」である私からすると、この本はちとご紹介しにくかったです。
まぁ売れてるんですから、世間一般的な常識として読んでおくというのは、アリなんでしょうが。
◆同じ「脳」と「勉強法」ということなら、当ブログ的には、やはりこちらをオススメしたいな、と。
この時点における「最新脳科学」に基づく勉強法が述べられており、高校生以外にも十分活用できます。
この本と、自分がやりたい勉強や資格に特化した本を併用すると、効果がありそう。
「勉強のインフラ本」として、一度は目を通して頂きたい1冊です。
参考記事:「最新脳科学が教える高校生の勉強法」 池谷裕二 (著)(2005年03月17日)
第3位
◆gooランキング3位も特大ヒットであるコチラ。
これまた当ブログとしてはスルーしてしまいました。
ただ、新書ブームが始まった要因の1つですし、読んで損は無いと思います。
◆似たようなご本は、当ブログ的に会計本を扱っていないため、適切なものが思い浮かばず。
単にタイトルの付け方とか、「テーマへのアプローチの仕方」的にこの本を推奨させて頂きます。
個人的には結構ツボでした。
参考記事:【今さらでつが(汗)】「スタバではグランデを買え!」吉本佳生(2008年09月16日)
第4位
◆gooランキング4位は、吉越浩一郎さんの大ヒット作。
「吉越さんの本をどれか1冊読むならば」という観点からは、この選択は大アリでしょうね。
ただ、そもそも吉越さんご自身のおやりになってきて、本の中で書いてらっしゃることの多くが「経営サイドに立ってから」のお話なんで、新入社員さんがこれを読んでモナー、と思ってみたり。
◆ということで、ある意味対照的なこの本をオススメしておきます。
とりあえず、入ったばかりから「残業ゼロ」とか言うのはナシでおながいします。
参考記事:【オススメ仕事術】「Yes、Boss!のすすめ」落合文四郎(2008年07月10日)
第5位
◆gooランキング5位には、これまた大ヒット作が。
これは確かに読んでおくべき1冊でしょうね。
・・・私はブログではご紹介しておりませんが。
◆個人的には、同じように(というかそれ以上に)読んでおいて頂きたいのがコチラ。
これは文庫版なのですが、オリジナルの単行本の帯には、「日本人には役に立たない『金持ち父さん 貧乏父さん』は今すぐ捨ててください!!」とあったそう(「税制を初めとした日米間の環境の相違」によるらしいです)。
こちらも当ブログではご紹介しておりませんが、「金持ち父さん」とは併せて読むべき本だと思われ。
第6位
参考記事:「若者はなぜ3年で辞めるのか?」城 繁幸(2006年10月16日)
◆gooランキング6位は、これまた大ヒット作ではあるんですが、これから会社で働こうとする新入社員さんにこれを読ませてもどうしようもないような・・・。
それ以前に、この不景気下で、そう簡単に辞めたい人がいるのかどうか。
この本が出た当時は、確かに景気がよかったんですが。
◆もちろん、日本の会社の構造的な問題は、「景気がいい・悪い」とは関係ないのですが、同じ城さんが出された最新刊がこちら。
さらに一歩進んで、「提言」をなさっているようです。
私もまだ未読なんですが、ハゲシク気になるところ。
ただ、当ブログ的にはあまり支持されないテーマなんで、ご紹介するかどうかはわかりません。
第7位
◆よくわからないのが、同じ古市さんでも、何で大ヒット作である『「1日30分」を続けなさい!』ではなく、こちらが上位に来ているのか、ということ。
ちなみに、こちらは私は未読です。
アマゾンのレビューも荒れております。
◆確かに古市さんのご本も得るところはあると思うのですが、「勉強本オタク」(しつこいw)にとっては、ちょっとライトかな、と。
代わりにご紹介したい勉強本は色々あるものの、ベクトル的に近いとしたら、こちらかも。
奇をてらわない正攻法の勉強本。
資格試験の勉強をしたモノとしては、書かれている手法がオーソドックスなので、なかなか声を大にして薦めにくかったのですが、アマゾンでの評価も知らぬ間に高くなっていました。
参考記事:【実直!】「もっと効率的に勉強する技術!」高島徹治(2007年08月13日)
【7位以下のgooランキング】
◆8位以下は、特に異論なしということで、ご本だけ紹介しておきます。・・・面倒くさくなったとかじゃないですからねっ!
第8位
第9位
(ランキングでは、「『7つの習慣』(シリーズ)」となっています)
【感想】
◆gooのランキングの方は、記事をチラッと見られた方が、「私自身のランキング」と思われると、ちょっとツライ本がいくつかありました。ただ、冒頭にも書いたように、ランキングに上がっている本はどれも話題作ですし、
・・・私自身が読んでない本(書店でチェックしてスルーとか)もありますが。
◆もっとも、ここまで書いてきておいてアレですけど、ページの一番下に評価があって、記事を書いている時点では、評価数96のうち40が、「ありえなーい」にしているという。
何そのちゃぶ台返しwww
元々のランキング対象は、人数も1000人超えてますし、年齢構成や、男女比も妥当ではあるんですが。
2009年1月期「goo調べ」ランキング調査概要
◆まぁ、上記リンク先の一番下にもあるように、「モニターが月に1回回答する形式」なので、そもそもが「ビジネス書好きとは限らない」ということなんでしょうね。
だからどうしても、「売れている本」や「話題作」が上の方に来るのかと。
自分のランキングばかり分析していると、ついつい見落としがちなことがある、ということにも気が着きますし、また次回があれば、参考にしてみたいと思います。
【関連記事】
【2009】「新社会人向けオススメ本7冊」(2009年03月19日)【春休み企画】新社会人向けオススメ本7冊(2008年03月23日)
【編集後記】
◆「ハックシリーズ」でおなじみの小山龍介さん監修のムック本が発売されていました。結構、私がリアルで面識のある方が収録されている模様。

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smoothさま。
新社会人5日目のじゅにがもです。
>gooのランキング
知名度の高い本がズラリと・・・。
あまり書店へ行かない人が、ベストセラーランキングを引き写すとこんな感じになるのかなぁ。
勝間さんの推薦図書を巡回してる身には、
ちょっと物足りないです。
>別件
カノガモが「モテる技術」をこっそり購入したらしく、
それ以来態度がおかしいです。
※書店でナンパしてると思われてるかも(−−;
新社会人5日目のじゅにがもです。
>gooのランキング
知名度の高い本がズラリと・・・。
あまり書店へ行かない人が、ベストセラーランキングを引き写すとこんな感じになるのかなぁ。
勝間さんの推薦図書を巡回してる身には、
ちょっと物足りないです。
>別件
カノガモが「モテる技術」をこっそり購入したらしく、
それ以来態度がおかしいです。
※書店でナンパしてると思われてるかも(−−;
Posted by じゅにがも@オフィス at 2009年04月07日 12:26
>じゅにがもさん
おっと研修中のじゅにがもさん、昼休みなんでオフィスからですね。
てか、職場でこの「黒背景のブログ」閲覧してて、問題なかとですか(汗)?
gooランキングは、何か微妙な品揃えですよね。
確かに売れてる本なんで、読んどいて悪くは無いとは思うのですが、私としては、今回対抗馬として出させて頂いた方をオススメしたいところです。
そして、カノガモさんの件については、じゅにがもさんの家にあった本でないだけマシではないか、と。
私が恋愛系メルマガやっててビックリしたのは、意外と女性読者が多かったことなんですよ。
どうも「男性の手口(?)を知りたい」らしくて。
男性も何も、こちらはビジネス書のネタから引っ張ってきているだけだったのですが。
いずれにせよ、今後は怪しまれないように書店に近寄らず、ご本は、
「こ の ブ ロ グ か ら」
お買い上げ下さい(嘘)。
おっと研修中のじゅにがもさん、昼休みなんでオフィスからですね。
てか、職場でこの「黒背景のブログ」閲覧してて、問題なかとですか(汗)?
gooランキングは、何か微妙な品揃えですよね。
確かに売れてる本なんで、読んどいて悪くは無いとは思うのですが、私としては、今回対抗馬として出させて頂いた方をオススメしたいところです。
そして、カノガモさんの件については、じゅにがもさんの家にあった本でないだけマシではないか、と。
私が恋愛系メルマガやっててビックリしたのは、意外と女性読者が多かったことなんですよ。
どうも「男性の手口(?)を知りたい」らしくて。
男性も何も、こちらはビジネス書のネタから引っ張ってきているだけだったのですが。
いずれにせよ、今後は怪しまれないように書店に近寄らず、ご本は、
「こ の ブ ロ グ か ら」
お買い上げ下さい(嘘)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年04月08日 02:53
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