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2009年03月27日

【モテ】「モテ・バイブル」藤田サトシ




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、久々のモテ本

bestbookさんの記事で★5つ付いているのを拝見して、思わずアマゾンアタックしてしまいました。

560ページという超大作であるこの本。

色々な意味で、取り上げないわけには行きませんでした!


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【目次】

第1章 女性は子●で考える

 男性と女性には、明確な「性差」が存在する
 男性を値踏みするときの女性の心理 ほか

第2章 モテる男性の特徴

 モテる男性は、自分の売り込みが上手である
 モテる男性は自分に自信を持っている ほか

第3章 コンプレックスを克服しよう

 男性の勝手な思い込みを打ち砕く
 肉体的なコンプレックスにおびえない ほか

第4章 ファッション講座

 オシャレに関する思い違い
 女性に好まれるファッションとは? ほか

5章 「モテる環境」を構築する

 なるべく多くのコミュニティに参加しよう
 「出会いの場」にはどのようなものがあるか(社会人の場合) ほか

第6章 モテる会話術

 女性と親密になるためのコミュニケーションとは?
 女性を楽しくさせる「会話術」を覚える ほか

第7章 デート

 確実に女性をデートに誘う
 「言葉」と「距離感」で女性を口説く ほか

第8章 キスとセ●●ス

 キスするまでの流れ
 自然な流れでセ●●スに持ち込む ほか

9章 恋愛関係の維持と破棄

 素の自分を見せるのは、相手の変化を見極めてから
 デートを繰り返したあとで、再度、関係性を見直す ほか


【ポイント】

■女性は、基本的に「減点法」で男性のことを評価しており、その男性の「マイナス要因」を徹底して嫌う


■女性は出会って「7秒以内」に相手を値踏みするが、この7秒に限ってアピールすべき1番のものは、何にも増して「自信にあふれた態度」

 たとえば、初対面のとき、緊張したような仕草、ボソボソとした小声、目に力のない表情などを浮かべていれば、7秒もかからずにあなたに対する興味は「C」ランクとなり、二度と挽回不可能となる。


■好意は「抽象的な言葉」で伝える

 たとえば、「結婚式の2次会のパーティの席」や「合コンの席」で友人から紹介された女性に対して、最初の挨拶は「はじめまして、○○の友人の××です。よろしく」ではいけない。もっとも重要な「あなたを女性として評価していますよ」というメッセージこそ、最初の7秒で伝えるべきことなのだ。

「ステキな方ですね。お近づきになれて光栄です」(中略)

「好みのタイプなんです。少しお話させてもらえますか?」(中略)

「ステキ」というのも「好みのタイプ」というのも、どちらもその男性の主観的な評価であり、自分が好意を示しているだけの意味に過ぎないという点からも、この声のかけかたがベストなのである。


■あなたが知識や能力を披露する目的は、決して自己満足ではなく、女性の尊敬を集めることが目的なのだから、女性に合わせて話題を選ばなければならない

 女性は、「恋」「おいしいもの」「きれいなもの」「楽しいこと」「家族」などの話題を好み、基本的に「平和で、いい気持ち」を味わっていたいと思うものなのだ。(中略)

 女性は、「競い合うこと」「争うこと」「議論」「暴力」「アダルト」などの話題には、興味を示さない。
 これらをよく心にとめて、「女性が興味を示す話題」を選んでほしい。


■アプローチしようとしている女性には「共感」「肯定」「質問」の3点セットで

基本的に話すことが大好きな女性に話をさせて、それに対して男性が「共感」を示したほうが男女関係はうまくいく。(中略)

 女性の話を聞くのに、一番有効な方法は「質問」だ。
 男性は基本的に女性の話の内容の中から、興味を持った部分に対して「質問」をして話をつなげていくことで、良好なコミュニケーションを築くことができる。そして、前述したように、女性の話の内容には、すべてにおいて「肯定・共感」することが欠かせないため、「共感」「肯定」「質問」の3つを忘れずに女性との会話を楽しもう。(具体的な会話例は本書を参考のこと)


■女性にモテるファッションの3つのポイント

 ●「女性から見て、カワイイと思える要素が入っていること」

 ●「清潔感があること」

 ●「ピッタリと体にフィットして、体のシルエットが見えるもの」


 
■ナンパ塾推薦のブランドショップ13(抜粋):

 ●「エディフィス(EDIFICE)」

 ●「ジャーナル・スタンダード(JOURNAL STANDARD)」 

 ●「ビームス(BEAMS)」

 ●「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」

 ●「ポール・スミス(Paul Smith)」


■モテる男性は、女性と接点を増やすために行動しており、モテない男性は女性と接点を増やす行動をしていない(今現在の環境を変えることを恐れ、行動を起こさない)

【モテる男性の傾向】(抜粋)

・いつも行くコーヒーショップは、女性が多いショップを選ぶ。さらに女性店員にはできるだけ笑顔で声をかける。

・土曜日、日曜日は、できる限り女性と会う約束を入れる

・女性の多いカルチャースクールや、サークルに参加し、積極的に女性と会話する。

・「出会いパーティー」なども効率的に利用する。


■女性との会話の「5秒、10秒、30秒の法則」

 話が上手な人はこの点を熟知していて、コンパクトにまとめている。たとえ長い話をする場合でも、必ず一定区間ごとに興味を引けるように、「小さなオチ」や「笑いどころ」を用意しているものだ。
「お笑いのコント」だって必ずそうなっている。最初は、5秒程度でオチがくるネタを用意して小刻みに笑わせておいて、だんだんと10秒ネタ、30秒ネタ、1分ネタ、と長いネタにしていくだろう。登場して最初の話題から、オチがくるまでに1分も2分もかかるネタはやらないはずだ。

 女性に対しても、同じなのである。「なるべく早く女性を笑わせること」が大切であり、そこから徐々に、こちらが思っている方向へ誘導していくのだ。


■相手が返信したくなるとっておきのメール

それは、「●●写メール」(ネタバレ自重)だ。(中略)

 多くの女性は重々しいメールを嫌う傾向が強いが、●●写真が添付されることにより、軽さを演出できるメリットもある。
 仮に文章が少々重くても、●●写メールになることにより、楽しく、軽く、センスのいいメールに変わることが可能なのだ。また、とくに用事がなくても送れるのがこのメールの特徴。絵葉書のように使えるというメリットを持っているのだ。


■女性をデートに誘うには、「建て前」や「必然性」が大事

 たとえば、彼女がパスタ好きだと判明したら、誘い文句は次のようなものでなくてはならない。

「お台場にね、すごくおいしいパスタの店があるんだ。なかでも日替わりの魚介類のパスタが有名で、毎日築地で上がった最高の魚を仕入れて、それに合わせてメニューを準備するらしいよ!食べてみたいよね〜」

 魚嫌いでもないかぎり、ここでノーリアクションの女性はいないはずだ。
「パスタが好き」だからこそ「パスタを食べに行こうと誘った」という必然性(建て前)を印象づけることが大切だ。女性にしてみれば、「デートがしたいのではなく、パスタが好きだから一緒に行く」という「言い訳」が成立するのである。パスタが好きという言質をとってあるのだから、ここは「いいなぁ、食べてみたい!」と答えるのが自然な流れだろう。


【感想】

◆んー、何と言うかお腹一杯であります。

厚い本だからと言って、抜粋する個所をそんなに増やすわけにも行きませんので、かなり割愛しまくり

平均して1章で1箇所じゃ、目次のタイトル並みですって。

とにかく、心理学、ファッション、その他多方面からのアプローチがなされております。

まるでこの記事でご紹介されている書籍のいいとこ取りをしたかのよう。

【モテ】このブログで売れている本(モテ本編)


◆さらに、単独で書籍を出されている著者の方が一部監修(協力)されているのですから、それは濃くもなります罠。

まず第4章のファッションに関しては、当ブログでも大ヒットを記録した、ファッションスキルは大人の「教養」森井良行さん


参考記事:【脱非モテ?】『ファッションスキルは大人の「教養」』森井良行(2009年01月10日)

そして心理学的なアプローチに関して、和中敏郎さん


このお二人がフォローされています。

なお、和中さんは、以前当ブログでご紹介した『「裏モテ」の秘策』に収録されていて、気になった私は上記の本をリストに入れたきり忘れておりました。

「裏モテ」の秘策―女のためなら手段選ばず!
ベストセラーズ
村橋 ゴロー(編集)『BOMBER』編集部(編集)
発売日:2005-07
おすすめ度:4.5

参考記事:絶対に公開してはいけない『「裏モテ」の秘策』(2009年02月10日)


◆ちなみに、本書の著者である藤田サトシさんは、以前、「モテない男のナンパ塾」というご本を出されていて、かつて「恋愛系メルマガ」を発行してた私としては、勉強の意味で買ったのですが、正直アレでした(失礼)。

それに比べると、本書は何倍、何十倍もキテいます。

特に、アマゾンのレビューに先に書かれてしまいましたが、「モテる技術」の日本版』というポジショニングを狙ったかのよう。

モテる技術 (ソフトバンク文庫NF)
ソフトバンククリエイティブ
大沢 章子(翻訳)
発売日:2008-07-17
おすすめ度:4.5

参考記事:【モテ】あの"幻の名著"「モテる技術」が文庫本になって復活した件(2008年07月11日)


◆なお、書かれているコンテンツの1つ1つは、ある意味王道

よく言えば、「手堅い」、悪く言えば当ブログのモテ本読者さんにとっては、「既知」のものも多いかもしれません。

ただそういうこと言ったら「成功本」だって同じなわけで、結局、個々人が実践するか否かにかかってくるかと。

むしろ、第4章の森井さん協力パートが、森井さんの著作では読めなかったエッジが効いた中身なので、個人的にはここだけでも読んで頂きたいところです。


◆それと、アマゾンで今現在disっているレビューに、本書で著者が多用している女性向けのギャグに関するくだりがありましたが、残念ながら、私も正直笑えませんでした(サーセンwww)。

どうも藤田さんや、藤田さんの周りの女性とは、「笑いのツボ」が違う模様。

この辺は、一人ひとりののキャラクターや、相手の女性のタイプ、さらにはそこにいくまでの雰囲気の持っていきかた等色々あるとは思いますので、経験を増やして、ウケたネタを色々な人に試してみた方がよいのではないでしょうか?

とはいえ、これだけ広範囲に、一定のクオリティを保って1冊にまとめてある以上、「モテ本マニア」なら避けては通れないでしょう!


充実した中身に脱帽です!

モテ・バイブル
中経出版
発売日:2009-03-20
おすすめ度:3.0


【関連記事】

【モテ】『もう合コンに行くな―3時間で女をオトす恋愛戦略「ナンパマーケティング」 』リーマンナンパマスター(2009年02月22日)

【モテ】『彼と彼女の科学的「恋の法則」』はオススメ!(2008年10月07日)

【モテ】あの"幻の名著"「モテる技術」が文庫本になって復活した件(2008年07月11日)

【モテ】「モテる話術」(2008年05月16日)

【モテ】「ホムンクルスの目」石井裕之(2007年10月15日)


【編集後記】

◆昨日のアマゾンアタック


出ると欲しくなる整理術の本。

この調子だと、あんまり溜まりすぎて、整理術の本を整理するための本が必要かもw


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出版社より献本御礼。書評が遅れて申し訳ない。 モテ・バイブル 藤田サトシ ホレましたよ、中経出版に。「パッケージとしての本」としては、ここ数年で最高の一冊。本好きは、たとえ本書を一ページも読まなくても文字通り手に入れておくべき。なにしろ 【モテ】....
関係者一同、必死だな - 書評 - モテ・バイブル【404 Blog Not Found】at 2009年03月29日 14:09
                               
この記事へのコメント
               
こんばんわ(^o^)

smoothさんの十八番の『モテ本』でましたね

私も記事見て買ったりしてますが男は所帯を持っても女の子にモテたいもんですね

Posted by crackersbaby at 2009年03月27日 22:33
               
あ〜〜。
取り上げてしまいましたか・・・
秘密にしてほしい本だったのに・・・
このサイトで取り上げられたら、
たくさんの人買っちゃいますね・・・


Posted by あず at 2009年03月27日 23:07
               
smoothさん、こんばんは。
記事のご紹介&アマゾンアタックをいただき、ありがとうございます。

本書は著者の気合いが入った良書と思いますが、お書きの通りギャグのトークの部分と自分がブログで書いた部分については、センスが違うと思うところがありました。

やはり著者の原点が路上ナンパにあるからかもしれませんね。そのあたりの感覚のズレを各自が自分に合うように修正する必要があるかなと感じます。
Posted by bestbook at 2009年03月28日 01:55
               
>crackersbabyさん

おっと!所帯持ちさんでしたか〜!
私は純粋にこのブログのためだけに買っておりますが、自宅でヨメに見つかるとハゲシク気まずくなります。
ひょっとしたら、浮気を疑われてたりして(汗)。

>あずさん

はじめまして、コメントありがとうございます。

幸か不幸か、それほどチカラはございませんので、ご安心下さい。
ましてや、特定の穴場情報が載っているとかでもないので、競合することもないかと思いますし。

>bestbookさん

やはり、ギャグ部分はダメでしたか(笑)。

おっしゃるとおり、ナンパという切り口だと、あんな感じのトークの方が、いいのかもしれませんね。
つまり、アレで寒くなるような女性だったら、時間かけるだけムダですし、アレで笑ってくれるような愛想の良い女性なら、最後の方までいけるのかも。

そういう意味では、「踏み絵」の役割なのかもしれません。
そう書いてくれてたら「恐るべきテクニックです!」って激賞したのに(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年03月28日 02:48
               
藤田サトシさんの本は
鍵英之さんの

『キミでもヤれるナンパの本』のまんまパクリだとの印象を受けました。
『キミでもヤれるナンパの本』
の書評お願いします。
できたら
『モテる男に変わる本』も・・・
Posted by ルシファー at 2010年09月18日 01:34
               
藤田サトシさんの本は
鍵英之さんの

『キミでもヤれるナンパの本』のまんまパクリだとの印象を受けました。
『キミでもヤれるナンパの本』
の書評お願いします。
できたら
『モテる男に変わる本』も・・・
Posted by デートレーダー at 2010年09月18日 01:35
               
>ルシファー&デートレーダーさん

コメントありがとうございます。
『キミでもヤれるナンパの本』はかなり前の本(1999年)なので、正直どうなのかな、とは思います。
また、『モテる男に変わる本』の方は、出た直後にご紹介しております。

http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51783804.html

ご参考まで。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2010年09月19日 12:58