2009年03月25日
【ビジネス書ガイド】「『SPA!』成功者が薦める[ビジネス教養本]48冊ガイド」を読んでみました
【はじめに】
◆今日お送りするのは、おなじみ聖幸さんに振られたネタ。3月24日発売のSPA!でビジネス書の特集あり。押切もえさん「勝間さんの本から生きるためのヒントを沢山もらった」など:俺と100冊の成功本
という訳で、滅多に買わない・・・じゃなかった毎週欠かさず買ってる(何故か)週刊『SPA!』のこの特集をご紹介してみます。単純ににSPA!買って読めばいい話なんですが、地方に住んでるので発売日から少し遅れて発売なんですよね。
こうやって、書いてると誰かが優しい人(マインドマップ的読書感想文のsmoothさんとか)が、感想などを書いてくれるんではないかと。
これも、一種の仕組みですかね。「情報が入らない!」と嘆くのではなく、積極的に情報をあさって、持ってる人に振る!
成功者が薦める[ビジネス教養本]48冊ガイド- WEB SPA!|今週のSPA!
・・・確かにこれは気になりますよね!山本一郎、ぐっちー、小飼弾、押切もえetc.が推薦!
先行き不透明な時代を生き残るための必読書を一挙に紹介
【担当者からのコメント】
3月初め、麻生首相が書店に出向き、「君主論」で知られるマキャベリの関連本『マキアヴェッリ語録』(塩野七生著)や、『読まない力』(養老孟司著)、『2009年の日本はこうなる』(日下公人著)といったビジネス教養本を買いあさっていたことが報じられました。未曾有な不況で先行き不透明なご時世。かの首相でなくとも、何らかの指針を求めて、「自己啓発のために本を読まねば!」と思っている人も多いことでしょう。しかしいざ書店に行くと、そこには同種の本が溢れかえっており、一体どれを読んだらいいのか迷うのではないでしょうか。そこで、各界で確固たる実績を残してきた成功者たちに、今こそ読むべき本を独自の視点で選んでもらいました。さあ、この記事を片手に、書店に繰り出してみてはいかがですか?
【特集のまとめ】
◆登場される方は計10名。お一人1冊〜9冊と紹介される冊数はまちまちです。
もちろん、全部ご紹介するわけには参りませんので、空気を読んで面白そうなものを中心に。
■「ネットマーケティングを知らずに、これからのビジネスはできません」:山本一郎氏●イレギュラーアンドパートナーズ代表取締役
◆ご存知切込隊長さんです。
珍しく(?)カメラ目線の顔写真入り。
3冊後紹介されているご本は、どれも面白そうなんですが、せっかくなのでイチオシのこの本を。
お値段ちょっと高めですが、ネットでビジネスをやられている方なら必読かも。「既存の広告モデルが崩壊しつつあるなか、唯一存在感を増しているのがネット広告。消費者との接点はネットが主流になってきているわけで、そのマーケティングの全貌を押さえることは、これからのビジネスマンにとって必須と言えます」
なお、隊長のこの記事なんかは、当ブログ的には美味しいデスw
最近読んだ本とか:切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog
■「アメリカのみならず各国の人々の気質を頭に入れておくべき!」:ぐっちーさん●アルファブロガー・金融マン
◆ぐっちーさんのブログは、ジャンルが金融なだけに、たまにホッテントリに入った際に読むくらいなのですが、さすがにご自身のフィールドのネタは、かなり濃いです。
ちなみに今回の特集で、初めて顔写真を拝見しましたよ(・・・同じ『SPA!』の連載でも出してないのに)。
昨今、出版界は不況本が一大ブームですが、これが極めつけなんでしょうかね?「'20年代に好況だったアメリカが、いかにして'29年からの世界恐慌を引き起こすに至ったか。その理由を経済学者のガルブレイスが客観的なデータをもとに丹念に調べ上げた名著です。金融とバブルの仕組みは、これだけ読めば十分と言えるほど。現在の経済危機のメカニズムもこの一冊でわかります」
■「オバマの政策を知り『日経大予測』で経済を見通すレッスンをせよ!」:松田公太氏●タリーズコーヒーインターナショナル会長
◆タリーズの松田さんも6冊と多め。
タイトルに出てきた2冊もいいんですが、気になったのがこちら。
アマゾンのページを読んでみても、確かに面白そうです。「これは先進国の肥満と途上国の飢餓という2つの問題を同時に解決する日本発の社会貢献事業『TABLE FOR TWO』プロジェクトを紹介したもので、私もアドバイザーの一人として支援させていただいています。"社会事業をビジネスとしてどう成り立たせていくか"というのは、これから重要な考え方になってくるし、起業するうえでも参考になると思います」
■「解が書かれた本よりも、方程式が書かれた"開いた本"を選べ!」:小飼 弾氏●プログラマー・投資家・ブロガー
◆みんなの小飼 弾さんも登場。
弾さんのイチオシ(多分)は、勝間本。
あわせて、小飼さんの記事もお読み下さい。「この本のテーマは"アサーション"。アサーションとは"強い肯定"という意味ですが、それを"断る力"と超訳したのが秀逸。断る力が大切なのは、断ってはならないものを"断らない"ためなんです。断る基準を決めておくことはビジネスでも人間関係でもとても大切です」
assert(yourself); - 書評 - 断る力:404 Blog Not Found
■「経済危機を読み解く専門書と反KY的要素の詰まった本を読め」:城 繁幸氏●人材コンサルタント
◆城さんのおすすめは7冊。
「基本的に自己啓発本は読まない」(詳細は特集で)と言われ、ちょっと変わったラインナップが揃いました。
その中で、一番リキ入っているっぽかったのがコチラ。
この本、確かに評判はいいんですが、当ブログとしては扱いにくいトコロ。「(前略)それと『財務3表一体理解法』は必須。どんな職種でも、もはや経営を理解していなければ成り立たなくなっている。誰が読んでも役に立つ専門書と言えるでしょう」
ただ、これだけ激プッシュされてしまうと、記事にはしなくとも、読んでおかねば、という気にさせられます。
■「読めば世界が変わる。福岡氏の著作は全部読んだほうがいい!」:神足裕司氏●コラムニスト
◆神足さんも、実はビジネス書評本も出されているほどの読書家。
ホントは私はこれ以外の本の方が気になるのですが、神足さんがあんまり力説されるのでこちらを。
お恥ずかしながら、福岡氏の著作はまだ未読な自分(ビジネス書ではないと思うので)。「とにかく『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)をはじめ、福岡さんの本は全部読んだほうがいい。誌面のスペースの関係もあるから、ここでは最新刊の『動的平衡』だけにしておきますが、帯の文句にあるとおり読めば世界が変わる。まずはこの本を読んで人間の存在について目を開かせることです」
でもそこまで言われたら、チェックぐらいはしておかないと・・・。
■「厳しい経済事情の今だからこそ、地に足のついた生き方を学ぶ」:永江 朗氏●フリーライター/早稲田大学文化構想学部客員教授
◆先日当ブログでも、「<不良>のための文章術」をご紹介した永江さん。
3冊選んでおられて、どれも面白そう!
今回は、私もノーチェックだった1冊を。
マジで面白そうなんで、アマゾンの内容紹介も一緒に。「『たたかうお店のバイブル13冊』は、役に立つ本の見つけ方がわかる本です。どんなものでもビジネスのヒントにしていく読み方を学ぶ本でもある。これをヒントにして、自分にとって本当に必要な本を、自分で探すのが一番じゃないでしょうか」
うーん、これが小売じゃなかったら、ウチでも大人気になりそうな。日本初!小売本の本格的書評集。日経新聞のサイト(日経ShopBiz)で好評連載。お店の思想が人を動かし、たたかうお店が生き延びる。従来の常識はもう通用しない。いまの小売業に必要なものとは?500冊以上から選び抜かれた13冊に勝ち残るための現代小売業の精神、原則、ノウハウが潜む。
■「勝間さんの本から、生きるためのヒントをたくさんもらいました」:押切もえさん
◆押切さんだけ、囲み記事のインタビューのようで、選ばれた本も1冊だけ。
それが勝間さんの本なのですが、それが何か知りたくて『SPA!』買う人もいそうなんで、ネタバレ自重。
それだけだとちょっとあんまり(?)なんで、その本について押切さんが語っている部分を。
・・・さて、どの本について語っているのかお分かりになりますでしょうか?「ビジネスのことは詳しくないし、難しいというイメージもあって、勝間さんの本を読むのには抵抗もあったんですけど、これはとてもわかりやすく、スッと読めました」
【感想などなど】
◆登場される方が多かったので、軽めに流した上に、本についてコメントしにくかったお二人ほど割愛させて頂いております(サーセン)。それにしても48冊も挙げられていて、当ブログで紹介済みなのは、実はたったの2冊。
読んで記事にしていない本も1冊だけ、と散々な結果に終わっております。
・・・これはヤバイ。
◆同じ『SPA!』の特集でも、この時は本かぶりまくりだったんですけどね。
【勉強本特集@SPA!】聖幸さんから「キラーパス」が来たでござる(勉強本ランキングもあるよw)
もっともこの特集は、広義の意味での勉強本ということで、「ガチな勉強本」や「知的生産術」といった、当ブログの定番ネタがメインでした。
それに比べると、今回は、経済や金融、経営といった本も多く、ある意味致し方ない・・・と日記には書いておこう(言いわけ)。
◆なお、紹介されている本の中で、当ブログ的に「イタダキ!」という本もあったので、これは内緒でアマゾンアタックかましておきます。
いずれにせよ、「アソシエ」や「プレジデント」でのビジネス書の特集もいいですが、こういうライトな雑誌での特集も、目先が変わっていいのではないでしょうか?
・・・毎週『SPA!』買ってる私にしてみれば、そんなに変わってないのですけれど。
【関連記事】
【2009】「新社会人向けオススメ本7冊」(2009年03月19日)【SPA!】「08年下半期 ジャンル別「ビジネス本」大賞」仕事術編(2008年12月20日)
【夏休み特別企画】ジャンル別オススメ本10冊(2008年07月22日)
【勉強本特集@SPA!】聖幸さんから「キラーパス」が来たでござる(勉強本ランキングもあるよw)(2008年06月25日)
【春休み企画】新社会人向けオススメ本7冊(2008年03月23日)
【編集後記】
◆先日記事にした、本田直之さんの「本田式サバイバル・キャリア術」。本書の発売を記念して、刊行記念講演会が開かれます。
第54回 紀伊國屋サザンセミナー 本田直之 『本田式サバイバル・キャリア術』刊行記念講演会
皆さま、奮ってご参加下さいマセ!■日時 4月3日(金) 19:00開演(18:30開場)
■出演 本田直之
■会場 新宿・紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店 新宿南店7階)
■料金 1,000円(全席指定、税込)
■チケット前売所 3月9日(月)より
キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00〜18:30)
紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7階/受付時間10:00〜18:30)
■電話予約・お問合せ 紀伊國屋サザンシアター(TEL 03-5361-3321、10:00〜18:30)
■共催 幻冬舎・紀伊國屋書店
■サイン会開催決定!
当日、会場ロビーにて、『本田式サバイバル・キャリア術』(幻冬舎、3月17日発売予定)をお買い上げの先着150名様に、整理券を配布いたします。
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smoothさんが『SPA』読んでるとは意外でしたね。
実は私も愛読しています(笑)
結構お馬鹿なネタもありおもろいですよね

勝間さんの『断る力』は気になっていたんですがまだ読んでいません。
弾さんもお勧めとなるとやっぱ買いですよね

しかし勝間さんの出版スピードが尋常じゃないですね

それだけ引き出しが多いということでしょうか?
『SPA!』は今までも何度かネタ頂戴したことあるんですよ、このブログ(笑)。
今後も面白いものがあれば、また取り上げると思います。
『断る力』は、新入社員さんじゃない限りは、読んで損はありません(笑)。
勘違いは困りますが、いいように使われるのも悲惨ですし。
勝間さんについては、各出版社とも企画を練って、日参(?)してるんじゃないでしょうか?
勝間さんが出したがっているというより、出版社の企画次第で、応じてるんじゃないかと思ってます。

















