2009年03月20日
【PC整理術】「仕事がサクサク!パソコン整理の裏ワザ」戸田 覚
【本の概要】
◆今日お送りするのは、連休らしくちょっと軽めなPCスキルネタのご本。著者は、ネタ満載で好評だった「すごい! 時間管理術」でお馴染みの戸田覚さんです。
本書もタイトル通り(?)「裏ワザ」というか「ネタ」がどっさり。
元々のスキルにもよりますが、私は元は取れました!

【目次】
第1章 知ってとたんに効率アップ!ファイル管理の裏ワザ
第2章 大量のファイルもラクラク整理のフォルダ操作術
第3章 アイコンひとつで仕事が変わるデスクトップ徹底活用法
第4章 たまったメールがスッキリかたづくメールソフト使いこなし術
第5章 画像も動画も上手に保存 ネット情報の整理テクニック
第6章 どれだけ増えてもスイスイ閲覧 デジカメ写真の快適管理術
第7章 なくなる前に備えておきたいお手軽バックアップ法
【ポイント】
★今回のご本は、「内容紹介=基本的にネタバレ」になってしまいますので、手短に。■ごみ箱を空にする際には、ファイルを日付順に並べ替えて、古いファイルだけ削除するやり方がお勧め
また、ごみ箱に送ったファイルを探す際も、削除した日付で並べ替えるのが基本です。削除したファイルはフォルダによる分類が失われているので、ファイル名や日付を頼りに探すしかありません。
■フォルダは「3階層まで」と決めると管理がしやすい
最下層(3層目)のフォルダの中以外にはファイルを置かないのがポイントです。つまり、ジャンル分けや仕分けのために作るフォルダにまでファイルを入れるからぐちゃぐちゃになってしまうのです。(詳しくは本書を)
■重要なフォルダはアイコンを変えて目立たせる
1.アイコンを変更したいフォルダを右クリック⇒プロパティを実行
2.ダイアログが開いたら「カスタマイズ」タブを選択
3.「フォルダ アイコン」の中のアイコンの変更をクリック
■「ドキュメント」フォルダはCドライブの「Users」というフォルダの下の方の階層にあるので、自分で別途フォルダを作った方がよい
■MVPenを使って、スキャナー等を使わずに自分で書いたメモをファイルとしてパソコンに記録する
MVPenを使えば、何千ページのノートでも保管場所を気にせず記録できます。また、手書きのメモをメールに添付して、仕事仲間や知人にメールするのも簡単です。
最大のポイントは、1万円程度という価格です。この値段で手書きの情報がデータ化できるなら、絶対にお買い得でしょう。高級なボールペンを1本買う価格で、あなたのノートが永遠に記録できるのです。
■よく使うソフトをキーボードから一発起動
1.デスクトップに置いたアイコンを右クリックして「プロパティ」を実 行
2.ダイアログが開いたら「ショートカット」タブをクリック
3.ショートカットキー欄にカーソルを置いてアルファベットを押すと 自動的に「Ctrl+Alt+(押したキー)」と入力され、設定が完了
4.フォルダも同様にショートカットキーが設定できる
■ブラウザーの情報もファイルとして保存できる
ブラウザーの情報はお気に入りに追加して終わりだと思っていませんか?重要だと思った情報はWebページの内容でも、Wordと同じように保存できるのです。
ポイントは、今見た情報がファイルとして保存できることです。ブックマークは常に最新のWebサイトが見られますが、必要な情報が更新されて消えてしまう可能性があります。ファイルとして保存すれば、Webページの更新に関係なく、今見たままの情報を記録できるのです。(中略)
保存したファイルは、当然ですがインターネットがつながっていない環境(オフライン)でも見ることができます。
■新しい仕事は空のフォルダ作りから始める
僕は、新しい仕事がスタートしたら、まず、適切なフォルダを作ることから作業を始めています。効率とはあまり関係ありませんが、その時点で「がんばって作業しよう!」と心に誓います。
こうすることで、完成したファイルをちゃんとフォルダに納められるのです。
同じように、ファイルを作成する際にも、完成してからファイル名を付けて保存することは、できるだけしないように心がけています。まずファイル名を付けて保存してから、作業を始めるのです。トラブルやうっかり防止にはこの方法がお勧めです。
【感想】
◆この手のPCスキル本を紹介する際に問題なのが、読者のスキルのレベルがまちまちであること。バキバキに詳しい方にとっては、「何を今さら」かもしれませんし、私並み、もしくはもっと苦手な方であれば、( ゚д゚)ポカーンとなってしまう可能性もあるわけで。
また、本書におけるスキルレベルとはまた別の問題が「Windows Vistaでしか使えない技」の存在。
もうそろそろVistaの次の「Window 7」なるものもリリースされるという話ですが、私は当然「XP」ですし、また、アクセス解析によると、当ブログの訪問者さんのうち、Vistaのユーザー割合はまだ2割強程度なので、この辺はちょっと残念でした。
◆さて、その辺はとりあえず割り切って、今回は「私が実際に取り入れたいもの」というテーマでやっております・・・って、実はいつもそうなんですが。←ヲイ!
まず、ごみ箱の中身も日付順に並べ替えてみました。
・・・ほえー、古いファイルですと、2005年10月削除とかありますよ。
この辺はもう確認しないで完全削除ですね。
時間があるときに続きをやらねば。
◆フォルダのアイコンも、変えてみました。
顧問先でも、頻繁に使う会社のフォルダとそうでもない会社のフォルダとで、今までは同じ黄色のデフォルトのフォルダでしたが、よく使う会社のものいくつかを目立つものにチェンジ。

・・・たまには本業にも役に立つもんだな、と。←ヲイ!
◆よく使うソフトである「エクセル」も一発起動を設定しました。
頭文字をとって、「Ctrl+Alt+E」が、私のPCでの起動方法。
フォルダも設定できるとわかったので、ブログ書きによく使うファイルが入っている「メモ帳」も設定・・・って、「やっぱりブログがメインかYO!」と言われてもしょうがないかも。
◆本書は、新書という形態を取ってはいますが、見開きの2ページで項目が完結し、また右ページは図解だったので、わかりやすかったです(逆に、図がないとわかりにくいテクについては、今回ご紹介する際に割愛せざるをえなかったのですが)。
しいて言えば、図がカラーでなかったのがちょっと残念ですけど、新書でこれ以上贅沢は言えないでしょう。
上記にも書いたように、読む人のレベルによって、価値が左右される本ではありますが、個人的には「たった3秒のパソコン術」があれだけ売れるのならば、本書だって同じくらいの評価を受けて当然かと。
実際に仕事で使うことを意識したネタが多い分、私は本書を推したいところです。
「さすが戸田さん!」と思った1冊!
【関連記事】
【モバイル】「仕事ができる人はなぜレッツノートを使っているのか?」山田祥平(2009年02月17日)【情報処理】「情報力」橋本大也(2009年01月19日)
「IT達人の仕事術」ITMedia Biz.ID(編)(2007年04月27日)
【3秒?】「たった3秒のパソコン術」中山真敬(2008年05月03日)
「すごいパソコン技」コスモピアパソコンスクール(2007年03月31日)
【編集後記】
◆今日の気になる本。「頭のいい人が儲からない理由」で知られる坂本桂一さんの新刊。
アマゾンの内容紹介に
とあり、興味深かったので、アマゾンアタック。本書は、もともと氏が社員向けに書いた小冊子「成功について」をベースにしている。
印刷数は少なかったものの、起業家たちのバイブルとして読み続けられてきたという。
今回、その本を改題し、加筆、再編集した。

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