2009年01月31日
知らないと損する「ビジネススタイル12のルール」
【はじめに】
◆先日、『【服装】ビジネスシーンにふさわしい服装術(男性編)<メモ>』という記事をお送りして、反響が大きかったため、「モテ系」とは違った、「ビジネスシーン」での服装術の本を探していたところ、見つけたのがAERAのムック本、「AERA STYLE MAGAZINE」。そしてこの本の中で最も有用性がある、と思われたのが
「ニッポンのビジネスマン。スーツスタイルに必要な12のルールを指南」
という特集です。
そこで今般、「ネタバレ」を自重しつつ、この中から気になるルールをいくつかピックアップしてみようかと。
なお、タイトルは、お約束のホッテントリメーカー作なんですが、ホントに「知らないと損する」・・・のかもしれませんよ!

【12のルール】
◆さっそくそのルールをば。■RULES 1 「必要なのはセンスではなくルール」
◆まずはこの特集の「趣旨説明」に関するルール。
もちろん、センスがあった方が良いのでしょうが、まずは「ルールを守る」ことから。ファッションはセンス次第とよく言われる。しかし、ビジネスにおける好感度の高いファッションに、センスは必ずしも必要ない。むしろ、無形であるセンスを有形化したルールをマスターすることの方が実践的に役に立つ。
「ルールを守る」事に関しては、冠婚葬祭の席がイメージしやすいかと。
確かに抽象的な「センス」よりは、明文化できる「ルール」の方が、実践しやすいかもしれませんね。
■RULES 3 「シャツはセミワイドカラーのスリムフィットを」
◆色以前に、まずカラー(襟)の形から。
上記の「ビジネスシーンにふさわしい服装術」では、シャツのカラーは「レギュラーカラーとワイドスプレッド」が推奨されていましたが、こちらでは、「セミワイドカラー」。ニッポンのビジネスマンはレギュラーを選びがち。それは、レギュラーが「標準」を意味する言葉であることが作用している。しかし、実は世界的標準はセミワイド。また、首周りに加えて、ボディへのフィット感も再確認したい。
<参考>
レギュラーカラー
セミワイドカラー
ワイドカラー
この辺はネクタイの太さや結び方とも関係しそう。
◆また、身頃もダボダボなのはアウト・・・って、結局は「仕立てましょう」ってことですかね?
既製品のシャツを買う場合、「首周り」と「袖丈」しか選べないような。
セレクトショップ等では、基本首周りだけじゃないですか。
ちなみに、私のように「シャツのお仕立券」をもらっておきながら、「身頃はゆったり目で」と言ってシャツを仕立てるのは論外ですね(トホホ)。
■RULES 4 「タイは8.5cm幅を小さく結ぶ」
◆これは私はあまり意識してませんでしたが、実は大事なよう。
「大剣」と呼ばれるタイの最も太い部分を測った場合において
なのだとか。ビジネスに適したスタンダードな幅の目安は8.5cm。
自分のを何本か測ってみたところ、ほとんどが9cm。
・・・微妙にアウト。
◆また、結び目も「小さく作ることが今の時代感にあっている」そうなので、具体的には書いてありませんでしたが、シングルノットで結ぶのが宜しいかと。
<参考>
ネクタイの結び方
■RULES 10 「バッグは2ハンドルの自立型」
◆スーツスタイルのグレードアップを果たすには、「2ハンドルの自立型」が良いそう。
私も比較的最近、「2ハンドルの自立型」に変えたばかりです。バッグは小物の中の大物。とても重要なアクセサリーの役割も担っている。お勧めは革製、2ハンドル、自立型の三拍子が揃っているバッグ。実用性にも妥協せず、かつスーツスタイルにも品格を与えられる。
雑誌で気に入ったのを見つけて、実物をリアルでチェックしたかったのですが、置いているお店が池袋にしかなく、銀座界隈から出かけていったという。
同じシリーズの別製品ならアマゾンでも取り扱いがあるようですね。

◆ただし、私のバッグはハンドルだけ革製で本体はナイロン。
軽さを重視したので、この組み合わせになったのですが、こういう実用性一辺倒ではイカンらしいっす。
・・・んなこと言われたって、こちとら本何冊も持ち運ぶし、重いのはナー。
■RULES 11 「シューズは紐付きで丸形のつま先」
◆靴については、結構ビシバシ言われています。
同じようなことは、以前まとめた記事でも言われていましたね。まず、絶対条件は紐靴であること。紐なしのスリッポンタイプを履いているビジネスマンを見かけるが、スーツに適さないカジュアルな印象を与えている。
リア充がひた隠しにしていた「靴の扱い方・選び方」
「ローファーがカジュアル」と言うのはデフォルトですか。
・・・結構お気に入りのがあるんですが。
◆そして特集ではこう続きます。
私の場合、スクエァトゥが流行りだした頃には、すでに結婚して靴なんか買う余裕が無かったので、幸か不幸かスクエァトゥは持っていません。またつま先の形も重要。スクエアトゥは流行おくれの代表だ。丸形のトゥだけがオーセンティックなビジネススタイルに適す。
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ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
smooth大勝利! ←違うw
【感想】
◆どこまで書いてよいのかわからなかったので、11のルールのうち、とりあえず5つだけご紹介してみました。特集では他にも「スーツ」や「パンツ」のこと、さらには「Vゾーン」や「ボタン位置」についてまで触れられています。
なかなか興味深いので、スーツスタイルにこだわりのある方なら読んで損はないかと。
◆ただし、この記事だけでなくムック全体を通して、レベル的には、ガチのファッション誌ほどではないにせよ、それに準ずるくらいのハードルの高さだと感じました。
扱われているスーツも(全部が全部じゃないのですが)、結構お高めだったり。
ちなみに、表紙の男性が着ているスーツは、マシンメイドとしてはトップランクのベルベスト。
AERAの読者さんって、そんなにファッションに投資できるような方ばかりなんですかねー。
◆また、先日の記事でもあったように、下手にいい物着ていると、「それなりに奢らないとマズいのでは?」と思ってみたり。
あ、いけない、今回の記事は「モテ」じゃなくて、「ビジネススタイル」でした。
ならば「ストイックに」服装を極めるのも、また良いのかも。
少なくとも、「見る目のある」上司やお得意様は、こういった「スタイル」にきっと気が付いていることでしょう(推測)。
・・・ゼニアでスーツを仕立てている地方在住の友人は、「どうせ誰も気にしてくれないんだけどね」とぼやいていましたが。
(ノ∀`)アチャー
私は次の春夏号も買いますぜ(商品は眺めるだけだけどw)!
「上質であるが、押し付けがましくない。リアルであるが、平凡ではない。」
知的な男性には、そんなモノ選びをして欲しいと思います。
トレンドに踊らされたり、価格やブランドだけに頼ったりすることはありません。
新しい視点と、具体的な提案を、この一冊でお伝えします。
「AERA STYLE MAGAZINE」は、装うことで生まれる自信を、ニッポンのビジネスマンに届けます。
【主な特集】
・スーツスタイルに必要な12のルールを指南 ~必要なのはセンスではなくルール~
・ルールを着こなすための買い物帖
・思い切って「一生コート」
・時とたたかう男たち
・週末のお値段 ~How much for the weekend?~
・銀座の女性に愛される「ニッポン男児の品格」
・男の銀座・丸の内 ショッピングガイド
・読書対談 姜尚中×中川翔子
・洒落者の肖像 ~イッセー尾形が見た東京~
・凛々しいグレースーツ ~Grey suits for modern style~
・賢者のギフト ~AERA記者が選ぶ今冬オススメのクリスマスギフト
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【服装戦略】『男の価値は「色」で決まる! 』今井志保子(2008年05月06日)
【見た目】『「見た目」の流儀』岡野 宏(2008年04月23日)
【編集後記】
◆今発売されている、主要なオトナ系メンズファッション誌を列挙してみます。なお、最後の「ゲイナー」については、こういうエントリーが上がっております。
リア充雑誌「ゲイナー」の恐るべき破壊力:「カフェオレ・ライター〜誰も書かなかった映画レビュー〜」
そして自慢じゃないですが、ここに挙げた雑誌は、結婚してからただの1冊も買ったことありませんぜ!←逆ギレw

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