2009年01月27日
【モテ】「また会いたくなる人 婚活のためのモテ講座」大橋清朗
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、先日の記事(『本当にヤバい「丸1年彼女なし」の脆弱性6つ』)で、お話を披露させて頂いた、大橋清朗先生のご本。記事の反響が意外に大きかったため、責任を取って(?)自腹購入しました。←アタリマエ
元記事が「週刊SPA!」だったせいか、てっきり「煽り系」の方なのだと思って読み始めてみたところ、思ったよりも真っ当で、かつ多くの点で納得。
真面目に彼女を探している方なら、オススメです!
追記: 2009年1月 月刊売上第6位でした!
2009年第1四半期売上第6位でした!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
prologue いまどきの結婚事情
01 愛される基本
02 外見を磨く
03 また会いたいと思わせる会話とマナー
04 理想の人との出会い方
05 恋人に昇格するためのデート戦略
06 「結婚したくなる人」のつくり方
【ポイント】
◆本書は男女両方が読んでもよい内容なのですが、ここでは男性向けのお話だけピックアップします。■経済力がなくても結婚している人は、「経済力」が少ないことを補える「コミュニケーション力」をもっている場合が多い
■婚活で成果が出ている人は、マーケティングがしっかりできていると言える
それは「自分」という商品を理解し、それを売り込む「相手」の分析や絞り込み、対策ができており、「結婚」という目標に確実に近づいているのです。
■相手の女性に年齢差を求めるなら、パーティやお見合いなどの「まず条件ありき」の出会いだけでなく、趣味の集まりやコミュニティでの出会いも並行して進めていかないと、出会いの確率は上がらない
女性の年齢を気にして結婚活動を行っている男性は割と多いのですが、まず年齢ありきではうまくいかないと思います。そういう考え方を多くの女性は受け入れません。
お見合いでも交際中でも、その思考が男性の態度や行動に表れ、女性はするどく感じとるのです。「あなたは相手の年齢で結婚を決めるのか?あなたは年齢でこれからの人生のパートナーを決めるのか?」と。
女性の立場に立って考えればそんな相手とパートナーは組めないとわかるのではないでしょうか?
■愛される基本(抜粋):
●小さな幸せ感じていますか?
幸せは人が与えてくれるものではなく、自ら付くるものです。そして感じるものです。日常のちょっとしたことでも、幸せにとらえられる方が愛されるのです。
●笑顔できていますか?
皆さん、笑顔はできます。ただ、それが多いか少ないかです。いい笑顔か普通の笑顔かです。また、あなたが笑顔かどうかは、自分が決めるわけではありません。相手が決めるのです。
●人の長所を見ることはできていますか?
愛されない方の特徴として、日常に愚痴や不満をたくさんもっていることがあげられます。上司や友人の悪口などを他の方との会話で出してしまうのです。
■外見力を高める基本 6カ条(抜粋):
1.服装 服装に関心をもち、自分を高める服を着ている
私はこれまで何千人もの結婚できない未婚者と会ってきましたが、その中で恋愛経験が少ない方の特徴は、ずばり「服装」の悪さです。
4.姿勢 背筋がいつもすっと伸びている 伸びていると人をひきつける
出会いパーティーに参加した女性の感想で、よく姿勢の話題がでます。
「けっこう猫背の男性が多かった」とか「姿勢が悪くて落ち着かない感じの方がいた」などです。
5.表情 にこやかな笑顔ができる
コミュニケーションが苦手な方の多くは、この表情はご自身が思っているより悪いです。男女の出会いで成功していない人も表情が悪い人が多いです。(中略)
表情には歯の清潔さも重要です。歯ならびが悪く、色が黒ずんでいる男性を、女性は本能的に「不快」ととらえてしまいます。
■お見合いや出会いパーティーで成果が出ない人の服装の特徴:
「古い」「安い」「センスが悪い」 (詳細は本書を)
■「会話が苦手」という人の多くが、話題が少なすぎ、話題が少ないとは、体験と情報が少ない、ということ
■会話では「興味深く質問」して、相手の話にまず「共感」する
質問をすると相手の話や考え方がわかり、少し二人は近づくことになります。そこでさらに近づけるには、相手に共感をすることです。これは「あなたの話がわかりましたよ。あなたのことを私は認めましたよ」というサインです。誰でも自分のことや考えには、共感してもらいたいものです。共感してくれる相手には、親しみを感じるでしょう。
■2種類の出会いの場
●「システム」(「パーティー」「結婚相談所」「ネット系」等)
⇒すぐに出会いが実現
⇒条件や第一印象の重要度が高い
●「コミュニティー」(「サークル」「職場恋愛」等)
⇒「共通点」と「継続性」があるため、恋愛に発展する可能性が高い
⇒出会いまでに時間がかかる
■相手を心地よくさせる8つのデートの法則(抜粋):
●まずは誘うことから
いつもフリーの方は、断られるのを恐れて「誘う」ことができていないケースが多いです。タイミングや相手との関係もありますが、まずは誘ってみることから始めましょう。
●デートスポットや食事場所などの選択をどうするか
講座では次の3つのパターンを考えてもらっています。
(1)定番スポット(ただし、新しいところ)
(2)相手が行きたいところ
(3)あなたが輝くところ
(詳細は本書を)
●食事で相手が見えてくる
デートで不評だった原因を聞くと、「相手の食べ方が悪い」ということをよく聞きます。食事のマナーと言えば、一般的に「テーブルマナー」や「箸の持ち方」、「音」などがあります。ひじをついたり、クチャクチャ音をたてて食べたりなどは、同席している相手に不快感を与える行為です。
●お店などに文句をつけない
食事の味に文句を言ったり、批判的な感想をもらす方がいるのですが、デートでは雰囲気を壊さないためにも、胸にしまったほうがよいです。自分は不満でも、相手はそう考えないかもしれませんし、文句を聞いてる方はあまりよい気分ではありません。
■恋人以外の接し方も重要なポイント
周りの人たちへの対応には、あなたの性格や態度が表れます。相手はそれを見て、本当のあなたを感じるのです。
【感想】
◆個々のポイントについては、異論反論もおありの方もいらっしゃるかもしれませんが、かつて恋愛系メルマガを発行していた自分にしてみれば、うなずきまくり。多分、大橋先生の「花婿学校」では、生徒さんそれぞれにあったアドバイスをされているので、必ずしも「全くこの通り」ではないと思います。
ただ、商業出版で多くの人に向けて一般論として書くのなら、本書のような内容がベストかと。
個人的には、実際に読んで書かれていることを行動に移せば、彼女ができる可能性も高くなると感じました。
まさに「王道」系。
◆例えば、「年の離れた彼女を望むならコミュニティで」、というのは、私のケースがまさにそう。
「干支一回り以上年下」のヨメとは、お互い音楽の趣味(ブラックミュージック)が同じだったので、つきあっている上でも、あまり違和感を感じていませんでした。
この辺はやはり「コミュニティが同じだったから」と言えそうな。
年下のパートナー(しかも結構離れた)をお探しの方は、ご参考まで。
◆「服装」については、先日の記事でも言及されていましたが、本書でもかなり強調されています。
ただし、ファッション系の本でないためか、「ある程度お金をかけた新しいものを身につける」(本書内ではもっとちゃんと書かれてますが)、というまとめ方にとどまらざるを得ないのは、ちょっと残念。
とはいえ、人それぞれ、体型も雰囲気も違う以上、オールマイティな服装などあるわけがありません。
まずは意識改革から始めていただいて、当ブログ内でご紹介しているファッション系の本もお読みいただければ、と。
(先日の記事の再掲です)
【脱非モテ?】『ファッションスキルは大人の「教養」』森井良行(2009年01月10日)
【モテファッション?】「男のファッション基本講座 カラー版」(2008年05月27日)
【服装戦略】『男の価値は「色」で決まる! 』今井志保子(2008年05月06日)
【見た目?】「人の印象は3メートルと30秒で決まる」江木 園貴(2008年04月05日)
◆「8つのデートの法則」も、言われないと気がつかなかったり、考えもしなかったこと点がある方もいらっしゃいそう。
特に「食べ方」なんて、「ダメ出し」してくれる人なんてあまりいないですもんね。
男性と女性とで感じ方も違うと思いますので、ON・OFF問わず、女性の方に聞いてみるといいかもしれません。
私も一度、デートした女性に他の男の人の食べ方の不満点(私じゃないっす)を延々と聞かされて、「そういうものなんだ」と身の毛がよだった記憶があります。
テラオソロシス。
◆本書の内容は、著者の大橋先生が、何千人という未婚男性をご覧になった上で書かれているという点で、かなり説得力があると思います。
後は、自分がそれを受け入れられるか。
そして、実践できるか。
◆また、一貫して丁寧な言葉で綴られており(引用部分でわかるかもしれませんが)、上から目線の他のモテ本とは一味ちがいます。
「婚活時代」で危機感を感じたものの、具体的な方法論を模索されている方にはドンピシャ。
先日の記事に登場した今年49歳の未婚の先輩に、今もし会えたなら、私ならこの本を渡したいですね(マジで)。
一方、結婚まではまだ考えていなくとも、彼女が欲しい方にも一読の価値のある良書です。
本気になりたいアナタへ、激オススメ!
【関連記事】
【脱非モテ?】『ファッションスキルは大人の「教養」』森井良行(2009年01月10日)【マナー】姿勢をよくする3つのコツ<メモ>(2008年11月21日)
【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)
完全「モテ本」マニュアル 永久保存版(2008年10月18日)
【独身必読?】『「婚活」時代』山田 昌弘,白河 桃子(2008年03月17日)
【編集後記】
◆先日の聖幸さんの記事で知った、Amazonのバレンタイン特集:「男のためのモテ本」の未読本の中で私が唯一気になったのがコレ。面白そうといえば面白そうですが、いかんせん、外国映画&ドラマ観てないので、ピンと来ない可能性があるワタクシ・・・。「デスパレートな妻たち」にリネット・スカーポ役で出演している女優F・ハフマンと、「チアーズ!」などの映画プロデューサーで女優としても活躍していたP・ウォルフによる恋愛指南書。男はどうすれば女心をつかめるのか、別れたければどうすればいいのかなどをストレートに語る。「デスパレートな妻たち」や「セックス・アンド・ザ・シティ」を観ているような楽しさ!
ご声援ありがとうございました!
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smoothさんの恋愛系メルマガ・・・ぜひ呼んでみたいです。
気になったのが、「年の離れた彼女を望むならコミュニティで」ということですが「年の離れた彼氏を望むなら」ということも言えるのでしょうか・・・?(笑)
婚活本でしたら、杉浦里多さんの「電撃結婚ノススメ」がオススメです。
女性向けではありますが、結婚マーケティング論やワークシートが面白いです。
すでに、チェックしていたらすみません。
残念ながら、私の恋愛系メルマガは、完全に「趣味」でやっていたので、私自身のコンテンツの「選択」と「集中」の結果、廃刊してしまいました。
他にもブログがあったり、書くものが色々あったもので。
今は基本的にこのブログだけでも限界です。
1日に2本記事書く日もあるので。
あと、女性が年上の男性を望む場合は、コミュニティではなく、システムであってもおそらく選り取り見取り(若い女性が好きな男性が多いので)なので、気にする必要はないと思います。
単に、コミュニティの方が「ioryionyさんが単に若いから好きになる」という可能性が低いだけで。
それと、女性向けの恋愛本は、あまりに多すぎるので手を出しておりません。
男性向けの場合「こうしたらダメだった」というのは自虐的にかけますが、女性向けの本について経験でコメントするのは、ちょっと難しいもんで・・・。
考えすぎかもしれませんが(笑)。