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2009年01月22日

【仕事術】「できる人の実践前倒し仕事術」




【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、とある方から「この本、smoothさん好みでは?」とご連絡頂いた1冊。

アマゾンの内容紹介がないので、日経BP書店さんから、ちょっと長めに引用。

多忙なビジネスパーソンが短時間で着実に「成果」を出すための最新ノウハウを、ビジネスの第一線で活躍する専門家や著名人に取材し、体系化して紹介いたします。
仕事の生産性を大幅にアップする「情報のジャスト・イン・タイム化」、「ブログを仕事に使いこなす6つの方法」、「成功するアイデアを拡大再生産する方法」「ノートを使って思考を整理して知恵を創出する方法」など、大半の職種に共通する約50の方法論に加えて、前倒しで仕事を進めるための秘訣、例えば「社外スタッフ、クライアントをうまく管理する」「上司に後回しにされないようにするには」「やる気が出なくてダラダラしてしまう状態から抜け出す方法」などを、Q&A方式でわかりやすく解説します。

この部分だけを読んだでも、結構面白そうですよね?

実際私にとっては、まさにツボな1冊でした!


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【目次】

「1人仕事」と「チーム仕事」のスピードアップ術

やる気が出ない状態を脱する モラールアップ術

「5W2H」で無駄を排除 リーダーの整理術

ノートを使って思考を整理する 分析のプロの整理術

仕事効率が上がる ライフハック集 ほか


【ポイント】

◆面識のある著者さん、ご本を紹介した著者さん等を中心に、気になるポイントを列挙していきます。


■納期直前でも余裕を持って仕事ができるような「工夫」は?

◆回答者は、ご存知「シゴタノ!」の大橋悦夫さん。

お答えの中から、いくつか抜粋して。

●とりあえず「5分ずつ」手をつける

不安を軽減し、仕事全体の見通しを立てるには、各仕事について「5分ずつ」つまみ食いをすることをお勧めします。すべての仕事を少しずつでも前に進められれば、各仕事の全体像がハッキリしてやる気が出ることも多いはずです。


●大きなタスクは小さく砕く

なかなか着手する気になれない大きなタスクも、細かく分解すれば、着手しやすくなります。


●作業時間を記録する


◆参考までに大橋さんの仕事術関係の著作を。

LIVE HACKS! [ライブハックス!]スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術成功ハックス
Amazy


■津曲流プロジェクト計画の手法

◆担当は、ロゴ社長の津曲公二さん。

ここでは、アソシエムックの特長である美しい図を。

ちなみにプロジェクトの中身は「二家族でキャンプに行って、バーベキューキャンプファイアーを楽しむ」というもの。

こういう図が描けると、仕事も楽しそうな・・・。

f3e4fc16.jpg











1.プロジェクトの目的を明確にする

2.必要な仕事を洗い出す

3.ゴールからさかのぼってプロジェクトの工程図を描く

4.作業の兼務がないか、ムダや矛盾がないかを確認

5.作業時間を見積もり、重点チェックポイントを探す

6.「確実に完了できる時間」の70%で仕事を進めよう


■「記憶を失っても大丈夫」な保管ツール

◆富士ゼロックスの上田智子さんの整理術から。

「仕事中」の仕事に関する紙の資料は、クリアファイルに入れて、キャビネットの中段

「終了後」の書類は下段で保管し、問い合わせがあった場合等に活用

●PCのファイルは、時系列で半期ごとに区分した上で、「顧客別」に分け、さらに「仕事のプロセス」に応じて分類



■書類もメモも帰社したら即スキャン

◆ディーアイエスアートワークスの柴山穣さんの整理術は「スキャン」の多用が特徴です。

●捨てるか否かを悩まず、全ての書類をスキャンしてパソコンに取り込んでしまい、9割以上の書類がその場でシュレッダー行き

●メモはスキャンしやすいように、ノートではなくA4のコピー用紙を使用

●資料を入手したその日のうちにスキャンしておけば、取り込んだ日付がデータに時系列で付されているので、それをキーに資料を検索できる


FUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) S510  FI-S510
FUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) S510 楽2ライブラリパーソナルV4.0セットモデル FI-S510-SR
Amazy


■情報の「ジャスト・イン・タイム」実現のための基本5動作(抜粋)

◆以前ご本も紹介したことがある壺阪龍哉さんのお話から。

●メモをする・・・B6の紙にメモして、A4の紙にホチキスで貼って保存

●持ち歩く・・・情報整理「7つ道具」を活用(詳細は本書を)

●立てて保存・使ったら元に戻す・・・ファイルした情報は立てて置く


1秒整理術!
三笠書房
発売日:2008-04
おすすめ度:3.5


■スーパー事務員のノウハウ10選(抜粋)

◆こちらは事務効率化コンサルタントのオダギリ展子さんのノウハウからいくつか。

●付箋は台紙から外して机上の定位置に貼り付けておく

黄色い蛍光ペンコピーに写らないので原本管理に好都合

●書類を綴じるなら、留め金が平たくなるホチキス






■ライフハックのすべて

◆ここでは、色々な方のライフハックが、何と68個も画像入りで紹介されています。

気になったモノを、またいくつか。

IDカードセキュリティーカードのホルダーの裏に、付箋をケースごと両面テープで貼り付ける

ティッシュ箱は、切り込みを入れてマグネットクリップを挟み、机の裏に貼り付ける

●文房具に油性ペンで書いた名前は、上から木工用ボンドを塗って保護

切手を貼った礼状をいつも持ち歩く

ICレコーダーをセットすると相手に緊張されるが、携帯電話のICレコーダー機能を使えば相手にバレない



◆画像もこんな感じで見た目から楽しかったりします。

5d23538a.jpg






9f743931.jpg







【感想】

◆思いっきり趣味に走ってしまってスイマセン。

いやー、ホント弱いンすよ。

『「ハック大盛り」+「画像マシマシ」』・・・って、それ何の「ラーメン二郎」状態?

もうコンビニでチラ見した瞬間に、買う気マンマンでした。


◆ご紹介していないページにも、もちろんハック満載

最後の方のハックてんこ盛りコーナーには、携帯ネタデジタルネタ等々もございましたが、この辺はむしろ、最近ご紹介した橋本大也サンの本なんぞを参考にして頂きたく。

その時の記事にも書いたように、この手のネタは、1年後にはまた違ったツールやシステムが激プッシュされている可能性もなきにしもあらずですが。


◆逆に本書のポイントの1つが、アナログネタが充実していることかと。

特に、上記に挙げたオダギリ展子さんの「事務系ハック」は、誰にでも実践できて、かつ効果があるもの。

今から小さなところからでも採り入れていけば、今年の暮にはかなり改善されているのではないでしょうか?


◆なお、本書の巻末にはハックブームの火付け役でもあった、小山龍介さんと原尻淳一さんのインタビューが。

ホントに何から何までハック好き対応のこの本。

こんだけ詰まって税込み880円とは、コレいかに。


かなりのコストパフォーマンスに大満足でした!



【関連記事】

【オススメ】「情報ダイエット仕事術」堀 E. 正岳(2008年12月26日)

【整理】「『仕事が速くなる プロの整理術』を読んで(A4とかクリアフォルダとか)(2008年12月10日)

【作業効率化】「ミスゼロ、ムダゼロ、残業ゼロ! 」オダギリ展子(2008年07月14日)

【時間畑】「LIVE HACKS! [ライブハックス!]」大橋悦夫(2008年05月11日)

【時間管理&仕事術】「儲かる会社にすぐ変わる! 社長の時間の使い方」吉澤 大(2008年02月28日)


【編集後記】

◆昨日のアマゾンアタック

ヤバい社会学
東洋経済新報社
望月 衛(翻訳)
発売日:2009-01-16

あの名作「ヤバい経済学」をお読みの方なら、第3章に出てくる麻薬組織にドップリ漬かった風変わりな学者さんのことを覚えていらっしゃるかと。

その学者・ヴェンカテッシュ氏の書いたノンフィクションがコレ。

マジで面白そうです!


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この記事へのコメント
               
これはおもしろそうだし、シリーズになっているのですね。

こういう本でしっかりデキル人のマネして
かしこくならなくっちゃね!
Posted by イヴォンヌ at 2009年01月22日 16:07
               
>イヴォンヌさん

ご無沙汰しております。
アソシエは個人的にムックになったものを買うことが多い気がします。
写真が多くて、見ていても楽しいですよ!
・・・見るだけで終わっちゃいそうで怖いんですが。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年01月23日 02:13