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2009年01月11日

【09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊!】「プレジデント2009 2.2号」を買ってきました!




【本の概要】

前日の記事とはうって変わって、今日ご紹介するのは、日頃あまり縁のない、雑誌「PRESIDENT」

ただし、今号の特集は「勝ち残る人が読む本 落ちる人の本」ということで、取り上げられている本が何と600冊

これはさすがに買わざるを得ません

しかも、中では「みんなが選ぶ書評ブログNo.1」ということで、あのブログが紹介されていました!


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【特集内容】

■動乱期こそモノをいう「5つの読書法」

◆ここでは、当ブログではお馴染みの小宮一慶さんが登場。

冒頭のフレーズをご紹介します。

しんどい時期には外壁や虚飾が剥がれて、物事の本質が見えるようになる。
だから、今年こそ、じっくりと実力を蓄える絶好の機会なのだ。
そのためには、論理的思考力を高める方法で本を読むことが早道となる。

具体的な読書方法については、小宮さんの『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』にもありますが、お持ちでない方には、この特集でもアウトラインは理解できると思います。

ただ、読書方法もさることながら、この本の出版後に起きた経済環境の悪化と、それに伴い「読書で何を身に付けるか」というお話の方が、重要かもしれません。


(参考記事:【読書力】『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』小宮一慶(2008年09月19日)


■経営トップ告白「勇気をくれた!」永遠の60冊

◆42人の経営者の方が、計60冊の本をご紹介。

そのうち、それぞれ2ページで大きく扱われていたのが次の方々。

●三菱電機・野間口会長
●NTTCOM・和才社長
●日本生命・宇野会長
●JT・本田相談役

経営トップということで、皆様、年齢層的に、当ブログの読者さんとはかなり違います。

そのせいもあって、基本的にここで取り上げてしっくり来る本は少なかったのですが、このあたりならいいかも。


(NTTCOM・和才社長)


熱狂する社員 企業競争力を決定するモチベーションの3要素 (ウォートン経営戦略シリーズ)
英治出版
スカイライトコンサルティング(翻訳)
発売日:2006-02-02
おすすめ度:4.0

(三菱地所・木村社長)



(サイバーエージェント・藤田社長)


ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
日経BP社
James C. Collins(原著)Jerry I. Porras(原著)山岡 洋一(翻訳)
発売日:1995-09
おすすめ度:4.5

(マネックス証券・松本社長)


全体的に、やはり「経営」並びに「古典」「歴史書」が多かったです。


■「役職別」力をためる、グンと伸びる105冊

◆冒頭に

組織の中にいて勝ち残るには、ポジションごとに必要な知識を身につけていなければならない。それには、最低限、どんな書物をおさえておけばよいのだろうか。
変化の時代に読んでおくべき本を6人のプロたちがガイドする。

とあります。

その6人と、対象役職は以下の通り。

・高収益社員になるための事例学習入門 ●和田浩子さん

若手社員


・チャレンジ意欲を高め、決定力を磨く教本 ●柴田励司さん

中堅社員


・「部下力」を伸ばし、活かすホンモノの上司本 ●守島基博さん

部課長(1)


・混迷の時代に大局と本質を掴む定番 ●海稲良光さん/上畑廣高さん

部課長(2)


・一歩抜きんでる「合理性と胆力」の強化書 ●遠藤 功さん

役員・社長候補


・男にはできない「リードマネジメント」の神髄 ●河野真矢子さん

女性リーダー



◆当ブログの読者層的には、「若手社員」「中堅社員」辺りになるんでしょうかね。

一応、自分が持っているものを中心に・・・。

7つの習慣―成功には原則があった!
キングベアー出版
Stephen R. Covey(原著)川西 茂(翻訳)
発売日:1996-12
おすすめ度:4.5


ザ・プロフィット 利益はどのようにして生まれるのか
ダイヤモンド社
中川 治子(翻訳)
発売日:2002-12-14
おすすめ度:4.5


◆もちろん、部課長以上にも、馴染みのある本がちらほら・・・。


ドラッカー名著集2 現代の経営[上]
ダイヤモンド社
発売日:2006-11-10
おすすめ度:5.0

小倉昌男 経営学
日経BP社
発売日:1999-10
おすすめ度:4.5


■「独立・転職」氷河期に成功率を上げる20冊

◆まとめられているのは、ノンフィクションライターの稲泉 連さんですが、4人の「識者」がご本を紹介されています。

●インテリジェンス社長 高橋広敏さん

●Joe's Labo代表 城 繁幸さん

●漫画家 三田紀房さん

●オイシックス社長 高島宏平さん


当ブログ的に「アリ」な本を、また。

なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣 (PHP文庫)
PHP研究所
楡井 浩一(翻訳)
発売日:2003-04-02
おすすめ度:4.0


マキアヴェッリ語録
新潮社
発売日:2003-07
おすすめ度:4.5


■30場面別「あなたの困った!」を救うベストガイド

◆ここでは30場面別にそれぞれ本が6〜10冊紹介されているのですが、どういう基準で選ばれたのかがイマイチよくわからず。

西川りゅうじんさんの解説によると、どうも「読書家ビジネスマン1000人を対象に調査を実施」した結果を集計したものとのこと。

私、投票してないんですがー!・・・ってプレジデント日頃読んでないから当然ですか。


◆この中で「スキルと教養を磨く」というグループがあって、ここは唯一当ブログで扱っている本がちらほらありました!

「やっと分かりあえたよ、ママン!」←大げさw

まぁ、その「場面」「本を効果的に読む「読書力」を磨く本」「情報洪水を生き抜く本」「勉強力がつく本」「ITリテラシーを向上させる本」なんてものですから、当然かもしれませんが。

レバレッジ・リーディング
東洋経済新報社
発売日:2006-12-01
おすすめ度:4.0

レバレッジ勉強法
大和書房
発売日:2007-09-25
おすすめ度:3.5

王様の速読術
ダイヤモンド社
発売日:2006-05-12
おすすめ度:4.5



◆また、さらに当ブログに近いのが、『書店員が選ぶ「一流本」BEST5』

大型書店9店舗の書店員さんの選んだ5冊ということで、さすがにある程度売れ線ということもあり、私でも知っている本が多々。

私が比較的良く行く書店2つのベストをそれぞれご紹介。

●丸善丸の内本店・田中大輔さん



●八重洲ブックセンター本店・臼井夢子さん

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
ブルース・インターアクションズ
発売日:2008-07-04
おすすめ度:5.0


◆そして、同じページにはおまちかねみんなが選ぶ書評ブログNo.1が!

これがまた、ランキングではなく第1位だけの発表でして、見事に選ばれたのは、我らが聖幸さんでした!

「俺と100冊の成功本」

小飼さん橋本さんを押さえてのトップですからご立派!

私の場合、この号で紹介されている本をあまりに読んでいなかったので、100年くらいお呼びでない感じですた。

(ノ∀`) アチャー


■「10大課目別」勝敗を分ける勉強本150冊

◆さて、本来であればここがキモになりそうなパート。

仕事を成功させるには、さまざまなフィールドの知識をあわせもっていることが大切になります。そこで、ビジネスに必須の10課目について原点を復習するバイブルから、最先端を学べる解説書まで10人のプロフェッショナルが最強テキストをご紹介します。

そこで「課目」と担当の「プロフェショナル」のみ、簡単にご紹介。

●マーケティング・・・栗木 契さん

●営業・・・藤巻幸夫さん

●企業経営・・・新浪剛史さん

●金融・経済・・・水野和夫さん

●科学・技術・・・池内 了さん

●法律・社会・・・久保利英明さん

●世界情勢・・・谷内正太郎さん

●論理・哲学・・・土屋賢二さん

●会計・財務・・・細野祐二さん

●政策・政治・・・後藤謙次さん


登場する本については、なにせ150冊もありますので、ぜひプレジデント誌の方でご確認を!


今年こそは、堅めの本も読みたい方に!



【関連記事】

【読書術】「即効!読書術」@「日経ビジネスアソシエ8月5日号」に掲載されました(2008年07月16日)

【読書】本200%活用ブック(2007年10月02日)

【新書】『週末起業家』藤井孝一氏のお勧めの新書10冊(2007年08月23日)

【新書】『元アマゾンカリスマバイヤー』土井英司氏が選ぶ新書10冊(2007年08月21日)


【編集後記】

◆今回ご紹介したプレジデント誌収録の書籍。

同じ本を違う方が推奨なさっているケースが何度か見られました。

この場合、「厳選600冊!」と言いながら、実際にはもっと数は少な(ry

それはさておき、多分一番登場回数が多かったのがこの本。

小倉昌男 経営学
日経BP社
発売日:1999-10
おすすめ度:4.5

やはり名著だな、と。


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この記事へのコメント
               
smoothさん、
こんにちは

自分もこの号を買いました。しばらくはこのラインナップを基準に読書していこうかと思いました。

自分的には『〜の場合はどうするか?』といったテーマ別の本のランキングがツボでした(笑)
Posted by Master at 2009年01月11日 11:02
               
smoothさん、ごぶさたです。
今年もどうぞよろしくお願いします。

私もこの雑誌かいまして、読みました。

小倉さんの本を読んでいる人多かったですね。
私も読まないと!と思いました。

私自身は読書エリアが偏っているなと反省しました。
参考にして、いろんな本を読むようにしたいものです。
Posted by Sayuri☆ at 2009年01月11日 20:57
               
>Masterさん

プレジデント誌がメインとするターゲットに比べると、Masterさんはちょっと若すぎるような気がしないでもないですが、若い頃から骨太の本を読んでおくのも、ビジネス基礎体力をつける意味ではいいかも。

私の場合、年の割りに柔らかめの本ばかり読みすぎているんですがー。

>Sayuri☆さん

ご無沙汰です〜。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
小倉さんのご本は、今までもさまざまなところで推奨されていて、必読だと感じました。

そして偏っている、という点では、私の方がかなり上かも(笑)。
いいかげん、年相応の本も読まねば(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年01月12日 03:28
               
smoothさん、こんにちは!

私も普段プレジデントは読まないのですが、
この号は特集に惹かれて買いました。

特に「10大課目別」で紹介されている本は
普段読まない(質が)重厚なものが多そうです。

それにしても、雑誌の特集を
こんなに魅力的に編集できるsmoothさんはさすがです!
Posted by 長谷川佳之@読書による経験価値 at 2009年01月12日 08:27
               
>長谷川佳之さん

私もホント、日頃は読まない雑誌でも、「読書特集」とかあると、色んなの買ってしまいますね〜。

逆に、日頃プレジデント等をしっかり読まれている方の書評系ブログというのも、結構敷居が高そうな。

そして面白ければ雑誌の特集でも記事にしてしまうのが、書評"系"ブログたるゆえんでございます(笑)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年01月13日 02:48