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2009年01月07日

【小ネタ満載】「夢をかなえる メモの習慣」佐藤 伝


夢をかなえる メモの習慣
中経出版
発売日:2008-12-25
おすすめ度:4.5


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、私の大好物な文房具ネタが満載の1冊!

もちろん、本書のテーマは「メモを習慣化」して、「夢をかなえる」ところにあるのですが、それをさておいてでも(ヲイ!)付箋を貼りまくったのは、ガジェットネタばかりだったワタクシ。

いえ、ほら「インプット&アウトプット」に必要なツールには、金惜しまないって勝間さんも言ってたじゃないですか(未確認w)。

今回はかなり暴走気味なのですが、ご紹介した商品はすべて1度は試してみたくなったのは事実です!


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【目次】

第1章 効率的にメモをとるための基本の考え方
 何のためにメモをとるのか?
 30年かかってわかった最高のメモ術 ほか

第2章 まずは用意したい最高の文房具
 メモ習慣のための7つ道具とは?
 シャープペンシルは「濃い太い芯」にする ほか

第3章 メモをとる最高のタイミングとは?
 頭をひねるほど、アイディアは出なくなる 
 早朝に書いたメモは、一生もののメモになる ほか

第4章 ほんの一工夫で、メモが活きる!
 「名刺に手書きメモ」で、人との距離はグッと縮まる
 サンドイッチ型チェック・ボックスで、やり残しなし ほか

第5章 デジタルメモをもっと活用する
 デジタルか、それともアナログか?
 自分だけのノートパソコンを持とう ほか

第6章 人生を変える、メモのとり方
 ワーク・ライフ・バランスがバッチリになるメモ術
 健康な体をつくってくれる「食事メモ」 ほか

第7章 メモをまとめ、活用する方法
 メモ活用の第一歩は、見直す習慣を持つこと
 すべてのメモはパソコンで一元管理する ほか


【ポイント】

■メモをとる際には、いま自分がしているメモが、何かを忘れないためのリマインダー・メモなのか、それとも「こんなことをしてみたらどうだろうか?」というアイディア・メモなのかを意識することが大切

リマインダー・メモは終わりが「。」(句点)なのに対して、アイディア・メモは、終わりが「?」(クエスチョン・マーク)なのです。


■短い時間でサクっとメモをとるのに最適なのが、「速記用シャープペン・プレスマン」(リンク先ページ最下段)

新聞記者・報道関係者の人たち用に開発されたもので、0.9ミリと芯が太めで、専用の替え芯が長いのが特徴です。強く書いても折れないし、「肝心なときに芯がなくなってあわてて補充!」といったリスクも回避できます。


■メモをとるボールペンなら、カランダッシュ社(スイス)製のものがおすすめ



■万年筆なら、ヨーロッパの作家・御用達のペリカン(ドイツ製)の「スーベレーン」



■●色の筆ペンを使うと思いもよらなかったアイディアが、みるみる湧き上がってくる(ネタバレ自重)


■色分けしたいときにそれができるように、色のついたペンを常に持ち歩くこと

 私が使っているのは、ZEBRAの「クリップ―オン マルチ2000」。1本で黒・赤・青・緑の各色ボールペンとシャープペンシルの5つの筆記用具が合体しています(消しゴム付き)。



■ミシン目の入ったノートは、「メモの習慣」も続きやすく、コクヨの「フィラーノート」は、綴じ式とそうでないものとの「いいとこ取り」をしたようなノート

綴じ式なのに、ミシン目が入り、さらに2つの穴があいています。そのため、簡単に切り離すことができ、ファイルすることもできるのです。



■メモをごちゃ混ぜにしないための方法:

 ⇒前後から使う

 ⇒透明な付箋紙をインデックスにする



■メモ用紙の色は●●●●色がいい(ネタバレ自重)

 大学院で行動心理学を教えている友人に尋ねてみたところ、「淡い●●●●色の紙には、"安心して書き込みをしていいョ"と思わせる安心感がある」のだとか。


■会議を「超」活性化させる「Post-it イーゼルパッド」

 この大型付箋紙のいいところは、部屋のどこでも壁を即席ホワイトボードにしてしまえることです。


■お風呂でメモするのに便利なのが、ホワイトマグシート(PILOT)



■枕元に置いておきたい「ミニ・ホワイトボード」とノック式ペン

 私自身、正直に告白しますと、キャップ式のペンを使っていたときはホワイトボード・メモをほとんど活用できていませんでした。ズバリ、キャップをはずすのが面倒だったのです。ところが、ノック式に変えた途端に習慣化できたのです。私が使っているペンは、ハンディホワイトボードマーカー(ぺんてる)というものです。

(注)ここで挙げた全ての製品については、本書内で型番や画像がないものも多いので、必ずしも全く同じものではない可能性があることをお伝えしておきます。


【感想】

サーセン、ほとんど小ネタ紹介で終わってしまいましたっ!

こういう文房具系のネタを紹介してくれる本ってあまりないので、つい嬉しくて(テヘッ)。

実はここまでで、本書の約半分

ここからさらにデジタルネタもガンガン出てくるのですが、文字量の関係でまとめて省略させて頂きます。


◆ひとつだけ、個人的に気になったのが、著者の佐藤さんが使われているICレコーダー。


これ、乾電池が充電式の「エネループ」なので、パソコンに差し込むことでバッテリーの充電も行えるのだそう。

もうちょっと取材とか受けるようになったら買ってみようかな(妄想中)。


◆メモももちろん、「何を記録するか」ですとか「どう整理するか」といった本質論も大事なのですが、そもそも習慣化できなくては意味がありません。

そのために大事なのが、「仕組み作り」

上記の「ノック式ホワイトボードマーカー」もしかり、また、ポイントでは挙げませんでしたが(ヲイ!)、『メモを見直す「場所」と「時間」を決める』なんてTIPSも大事かと。


◆そしてひょっとしたらもっと大事なのが、本書で紹介されているような「お気に入りの道具」に出会うことなのかもしれません。

私の場合、「ジェットストリーム4&1」を手に入れたことによって、いきなりメモをとる機会が多くなりました

もともとジェットストリーム自体、書くことが快感になるような滑らかな書き味だったのですが、さらにフォルムも洗練されて、ついつい外出先でも使いたくなってしまうという・・・。

本書は、文房具だけでなく、PCソフトやウェブサービスも紹介されており、私のような小ネタ好きにはかなりツボでした!


◆一方で、「ネタバレ自重」した項目を含め、「目からウロコ」のハックネタもチラホラ。

例えば「アイデアが出ないときは、高速で『●』の字を書く」(ここも自重)なんて、煮詰まったら是非試してみたいな、と。

「何故そうなのか」、等の解説はないのですが、それで効果があれば問題なし!

この辺は、色々な「記憶ネタ・勉強ネタ」を提供してくれた、「1日5分 頭がよくなる習慣」に通ずるところがありますネ。


ネタ好きなら、きっと満足されるハズ!

夢をかなえる メモの習慣
中経出版
発売日:2008-12-25
おすすめ度:4.5


【関連商品】

「メモ」と言えば、面白い商品がナカバヤシさんから出ています。

コメントを書いて消して、くり返し使える「メモボード」新発売

「メモボード」はコメントを書いた後、用件が済めば消して何度でも使えるので、ごみの減量に寄与できる環境配慮型商品です。また、メモと違い、厚みがあるので書類にまぎれ込むこともありません。両面タイプは、片面に電話対応・TO DOリスト・行動予定の3種があらかじめ印刷されています。もう片面は無地でフリーに書き込めます。片面タイプは、無地ボードのウラにマグネットが付き、デスクや冷蔵庫に貼ることができます。

これは見かけたらマジで買っちゃいそう

・・・伊東屋に行かなきゃw


【関連記事】

【絶品!】『ジェットストリーム4&1』をオススメする5つの理由(2008年12月16日)

【出会いハック?】「初対面3秒の魔法」佐藤 伝(2008年01月20日)

【学習ハック!】「1日5分 頭がよくなる習慣」佐藤 伝(2008年01月09日)

【幸せステーショナリー】「やっぱり欲しい 文房具」土橋 正(2007年07月17日)

「仕事がはかどりすぎて困る!どうにも素敵な文具術」中島孝志(2007年03月20日)


【編集後記】

◆本書のネタの中でもう1つ気になっているのが、この音声認識ソフト。

AmiVoice Es 2008 USBマイク同梱版
エムシーツー
発売日:2007-11-16
おすすめ度:4.0

アマゾンレビューですと、お一人専門系の文章が使えなくて評価を下げてらっしゃる方がいますが、その他の方はおおむね高評価ですし、佐藤さん曰く「かなり満足できる」とのこと。

すぐにではないのですが、いずれ使うこともあるかと。


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この記事へのコメント
               
はじめてコメントさせていただきます。
佐藤 伝と申します。

この度は、拙著をご紹介していただき、
ほんとうにありがとうございました。
出版社から 

「あの 有名なブログで
 紹介されて話題になって
 いるようですよ!」

と、報告を受けました。

 細かいところまで、魅力的に紹介して
くださり、感激しました。
こんなにも、すみずみまで精読してくださる方がいるんだぁ〜と、嬉しいやらびっくりするやら。

ひとりでも、多くの方が、ご自分のメモの
スタイルを確立して、わくわくメモを
する習慣がついたら いいなあと
心から思います。

大感謝・大満足!

□ 夢習慣ナビゲーター 佐藤 伝より

Posted by 佐藤 伝 at 2009年01月07日 12:49
               
>佐藤 伝様

はじめまして。
著者様直々のコメントありがとうございます。
スイマセン、佐藤様の本は、毎回本筋とは微妙に違うところに激しく反応しております。
「有名」かどうかは別として、こういうネタにはすぐ食いついてしまう習性を持っておりまして・・・。

今度ご本を持って、伊東屋に乗り込もうと思っております。
このたびは稚拙な記事を見逃して頂き、ありがとうございました(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2009年01月08日 01:47