2008年12月21日
【地域ハック】『日本全国「ヨイショ」のツボ』でより良い献本を(?)
【本の概要】
◆今日は週末らしいネタ系のご本を(笑)。都内にしか住んだ事のない私にとっては、必須かもしれない、地方の地域特性を鋭く突いた(?)1冊です。
アマゾンの内容紹介から。
ホメられて気分を害する人なんて、いないですよね〜。
支社から新しく赴任してきた上司をヨイショ。出張先のお客さんをヨイショ。
その夜、一杯呑み屋で会った地元の酔客もついでにヨイショ。
この本には、正しく「ホメちぎる」知恵が書かれています!
◆ということで、今回は当ブログをご覧になっている著者さん&出版社さんのために、本書を活用してみようかと。
そもそも、送られてきた本を全部紹介している方など、通常いらっしゃいません(汗)。
著名ブロガーやメルマガ管理人にヨイショして、上手に献本すれば、ご本がベストセラーになるかもしれませんよ(汗)!

【目次】
パート1 北海道・東北地方の10エリア
北海道
青森県東部(旧南部藩エリア)
青森県西部(旧津軽藩エリア) ほか
パート2 関東圏の8エリア
栃木県
茨城県
群馬県 ほか
パート3 中部圏・甲信越地方の10エリア
山梨県
長野県
新潟県 ほか
パート4 近畿圏の9エリア
三重県
滋賀県
京都府 ほか
パート5 中国・四国地方の12エリア
岡山県
広島県
鳥取県東部(因幡エリア) ほか
パート6 九州地方の10エリア
福岡県西部(筑前エリア)
福岡県北東部(豊前エリア)
福岡県南部(筑後エリア) ほか
【献本相手ごとの傾向と対策?】
◆本書は上記目次のように、地域ごとに細かく分かれており、それぞれの地域向けの「ヨイショ句」並びに、存在する場合には「タブー句」がその理由とともに掲載されています。そこで、以下ビジネス書業界(?)の要注目パーソンごとに、それらをピックアップ!
ただし、本書のヨイショ&タブー句の内容が適切でない方については、たとえ有力な方であっても、あえて掲載しておりません(「空気嫁!」)のであしからず。
●土井英司さん
■秋田県の人への<ヨイショ句>
◆まずは、秋田出身の土井英司さん。「やっぱり、いざというとき頼りになるのは秋田の人ですね」
このヨイショ句の理由は『秋田は江戸時代からずっと日本社会の根幹となる部分を支えてきており、声高にPRはしないものの、ひそかな自負となっていることはまちがいない』からなのだとか。
それはさておいても、土井さんは確かに「頼りになるキーパーソン」ですから、間違っても機嫌を損ねてはなりませぬ。
◆ということで、秋田県の人へのタブー句を一緒に。
・・・んなこと、いちいち言わんでも(汗)。「日本海っていうのは、夏でも暗い感じがします」
●本のソムリエさん
■宮城県の人への<ヨイショ句>
◆本のソムリエさんは仙台出身・・・と思ったら生まれは青森なんですね(汗)。「仙台にいると、東北にいることを忘れてしまいます。」
気にせず続けますと(笑)、仙台と言えば「おしゃれ」。
これは「伊達男」の「伊達」が、仙台藩の始祖・伊達政宗に由来しているからだとか。
実際に、伊達政宗も目立つことが好きで、藩士たちにもおしゃれに気をつかう者が多かったそう。
◆と言って持ち上げておいて、こんなタブー句を吐いてはいけませんよ(汗)!
んな、身も蓋もない(涙)。「でも、やっぱり仙台は東北の都市なんですね」
●小飼 弾さん
■東京都東部(下町エリア)の人への<ヨイショ句>
◆お次は、小飼 弾さん。「本物の江戸っ子なんて、いまや"絶滅危惧種"ですね」
えーっと、小飼さんが「東京出身」というのはググって調べたんですが、東京の下町エリアかどうかまではわかりませんでした。
ただ、実際に、今お住まいなのは東部(でもセレブマンションですが(汗))なので、とりあえずこちらを選択。
もっとも、このエリアの人が絶滅危惧種であったとしても、小飼さんには関係ないので、あまり意味はないかも。
というか、小飼さん自身が"突然変異種"ですし(笑)。
◆それよりも、「献本方法として確実」なのは、「1冊読むのに10分もかからない」んですから、パーティ会場とかで、「試しに読んでみてください」といって、その場で読んでもらうこと。
できれば、「カメラが回ってたりする」と、サービス精神出して、「小飼式速読が炸裂」する可能性大(笑)。
ひと言でも褒めてもらえたら「小飼 弾絶賛!」と言って、新聞広告に(ry
●松山真之介さん
■岐阜県南部(美濃エリア)の人への<ヨイショ句>
◆最後は、「Webook of the Day」の松山真之介さん。「大人っぽく落ち着きのある人が多いような気がします」
検索かけるまで、岐阜出身の方だとは存じませんでした。
なお、この句の理由は『権力者たちの盛衰を余すところなく見てきた美濃エリアの人々にとって、「目立つことは何よりも避けなければならない」』からだとか。
実際の松山さんは、私の記憶だともうちょっとおちゃめな方のような(笑)?
◆一方、岐阜にはタブー句もあります。
・・・(汗)。「岐阜ってどこにあるんですか?」
同じようなタブー句が佐賀県にも。
ほとんど、はなわの世界そのままですな。「佐賀って、何県にあるんですか?」
【感想】
◆今回は、ビジネス書書評で活躍されているブロガー&メルマガ管理人のうち、出身地が公開されている方を中心に取り上げてみました。もちろん本書は、目次にありますように、全国の都道府県+α(1つの県でも地域によって分けられている)分を網羅しています。
ですから、今年大ヒットした「B型自分の説明書」のように、ご自分の出身地の部分だけチェックしても良いかもしれません。
◆個人的には、本書においては、ヨイショよりもタブーの方が、使える(というか使ってはいけないんですが)かな、と。
たとえば、長野県の中南信エリアというのは、もともとは松本市を中心とした筑摩県だったのが、1876年にその大部分が長野県に編入(一部は岐阜県に編入)されたため、今でも「長野」と名乗ることに抵抗があるのだとか。
中南信の人たちの辞書に「信州」「信濃」はあっても、「長野」という言葉は存在しないのだ。
◆ですから、「長野」という言葉自体が、中南信エリアの人たちの「心の地雷」を踏んでしまっているのだそう。
同じように、青森県も東部と西部で反目しあっているとか(詳しくは本書を)。
こういうのは、仕事上でも知っておいた方がいい知識かもしれませんね(汗)。
◆自分自身は本当に都内にしか住んだことがなく、また東京という所も全国から人が集まってくるので、正直こうした地域的な違いというものを、あまり理解していませんでした。
今般、本書をサーっと流し読みしただけで、何となく「人として知っておかないといけないこと」が補足された感じ(汗)。
また、知っていたものの、つい忘れていた知識も思い起こされましたよ(汗)。
◆たとえば、茨城県の人に向かって「いばら"ぎ"」と言うとか(汗)。
テラ、モヒカンwww茨城の"城"の字は"き"と読みますが"ぎ"とは読みません」などと、それこそ誰にも反論できない理屈をもとに訂正されるに違いない。
◆ただ、一応留意して欲しいのは、血液型と同じで、決め付けてはいけないということ。
ヨイショ句だって、全く通じないこともあります(個人的にはヨイショ全般が苦手(汗))し、逆にタブー句も考えすぎ、ということも。
基礎知識としてインプットしておいて、後は実際にケースバイケースで対応してみてください。
話のネタにどうぞ!
【関連記事】
【真打登場!】「人脈の赤本 成長と成功につながる6.5の金言」ジェフリー・ギトマー(2008年11月27日)【4つのタイプ】『「心の合い鍵」の見つけ方』は結構キテます!(2008年09月04日)
【祝・掲載!】成功するコミュニケーション術 達人のテクニック(2008年03月08日)
【ほめ言葉】「ほめ言葉ハンドブック」本間 正人,祐川京子(2007年10月01日)
【速報!】最強のビジネス本「影響力の武器」の[第二版]がいよいよ登場!!(2007年08月18日)
【編集後記】
◆今日の1冊。工作好きなヨメにせがまれて買った本です。
大学院が冬休みになって、時間が出来たヨメがさっそく作成。

ペンギンさんご夫妻。
リベットを使用しているため、手が動きます。

ベビーカーに入った赤ちゃんを押すペンギンパパ。
赤ちゃんの持っている哺乳瓶はもちろん取り外し可能。
ムスメがもうちょっと大きくなったら、一緒に作りたいですね(笑)。

この記事のカテゴリー:「コミュニケーション」へ
「マインドマップ的読書感想文」のトップへ
スポンサーリンク
この記事へのトラックバックURL
●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
この記事へのコメント
はじめまして、タブーを読んで笑ってしまいました。
夫が青森の南部出身なのですが、同じ県の津軽より秋田の方に親近感抱いているようです。
何かと、「津軽とは違うから」と言っておりまして、青森の地域の反目について知りました。
夫が青森の南部出身なのですが、同じ県の津軽より秋田の方に親近感抱いているようです。
何かと、「津軽とは違うから」と言っておりまして、青森の地域の反目について知りました。
Posted by 馬場じむこ at 2008年12月22日 08:47
>馬場じむこさん
はじめまして、コメントありがとうございます!
ブログ拝見いたしました。
というか、大作プロフ欄を重点的に(汗)。
じむこさん、ウチのヨメと同じ年なんですが、まさかご主人が私より年上とは思いませんでした(笑)。
そしてそのご主人も青森南部の出身でしたか。
それは聖幸さんと同じですね〜。
じむこさんもご主人に向かって、「津軽」とか軽々しく言わない方が宜しいのかもしれませんね(汗)。
今後ともよろしくお願いします!
はじめまして、コメントありがとうございます!
ブログ拝見いたしました。
というか、大作プロフ欄を重点的に(汗)。
じむこさん、ウチのヨメと同じ年なんですが、まさかご主人が私より年上とは思いませんでした(笑)。
そしてそのご主人も青森南部の出身でしたか。
それは聖幸さんと同じですね〜。
じむこさんもご主人に向かって、「津軽」とか軽々しく言わない方が宜しいのかもしれませんね(汗)。
今後ともよろしくお願いします!
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年12月23日 02:28
当ブログの一番人気!
10月12日まで
10月12日まで
9月28日までのところ一部延長中
Kindle月替わりセール
年間売上ランキング
月別アーカイブ
最近のオススメ
最近の記事
このブログはリンクフリーです