2008年12月04日
【Chabo!】「私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド」
私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド
【本の概要】
◆今日ご紹介するのは、チャリティ・ブック・プログラム、「Chabo!」に参加されている著者さんが集って作られたブックガイド。もうお読みの方も多いかもしれませんが、今夜行われる『Chabo!著者が教える 夢を叶える私の方法』に合わせて記事にしてみました。
勝間さん、小宮一慶さんは読書術のご本を出したばかりでしたが、他の皆さんスタイルは、初めて知るものばかり。
特に小飼 弾さんのパートは、当ブログの読者さんなら見逃せませんね(汗)!
いつも応援ありがとうございます!
【目次】
〈プロローグ〉"学び本"ブームはなぜ起こっているのか
〈Section1〉「底流型の本」と「適用型の本」との"組み合わせ読書"(勝間和代)
〈Section2〉「運命の本」との「偶然の出会い」を大切にする読書術(神田昌典)
〈Section3〉"速読、通読、熟読、重読"読み方は4段階を使い分ける(小宮一慶)
〈Section4〉ビジネス書よりビジネスに役立つ人文系の本の読み方(酒井穣)
〈Section5〉"リッツ・カールトン流"感性を磨く読書案内(高野登)
〈Section6〉個人投資家が資産形成のために読むべき本(竹川美奈子)
〈Section7〉読後のアウトプットに有効な"図読"のすすめ(久恒啓一)
〈Section8〉自分の強みや専門性を発見し、究める読書法(山口一男)
〈Section9〉幅広い読書で、異分野の事柄を自分の分野に応用しよう(山田昌弘)
〈Section10〉顧客の心をつかみ、部下を動かす"勉強読書"(和田裕美)
〈Section11〉カリスマBOOKブロガーの「時速10冊」読書術(小飼弾)
〈プロ書店員さんの目利き座談会〉うちの書店のロングセラー、読み続けられる定番はこれだ!
【ポイント】
◆11人もの著者さんが登場されるので、申し訳ないのですが、当ブログでご紹介したことがある方を優先に(汗)。ちなみに、登場する順番は本書と同じくアイウエオ順です。
■勝間和代さん
◆勝間さんは「本を選ぶポイント」について言及。
●著者との相性
⇒文体、言葉の使い方の雰囲気、ちょっとした言い回し等が自分にフィットするかどうかでわかる
⇒著者の言葉の裏にある体感みたいなものに共感できるかどうか
◆確かに「著者との相性」は、本選びでも重要だと思います。
「この著者なら迷わず買い!」という人を何人も抱えるべく、私も色々読んでおりますが。
●本のチェック
⇒3〜5ページ読めば本全体のレベルがわかる
⇒内容的には「漏れがなく」「重なりがない」ことが重要
⇒内容と自分のニーズを照らし合わせる
⇒20代前半におすすめなのはノウハウ本などの「適用型の本」、20代半ば以上には、人生の普遍的な真理を述べている「底流型の本」がよい具体的には、目次を見ながら「自分が知っている項目を読む」ことと「自分がよく知らない項目を読む」ということです。
「よく知っている項目」についてはどれだけそれが正確か、どれだけ深みがあるかを判断します。「よく知らない項目」についてはよく知らないけれども、自分が欲しい情報があるかどうかを判断します。この2点に重点を置いて、本を買うかどうかを私は決めています。
◆勝間さんのパートの中で特にピン!と来たのがこの部分。
私の場合は「面白そうか否か」しか観点がなかったのですが、「自分のニーズ」というのは今後意識したいところです。
●おすすめ本の中から
20世紀米国最後の知的巨人E.O.ウィルソン、渾身の一冊!
アリの生態から人間の霊性、神の存在にいたるまで、本書は難解な領域に挑みつつ、一般的読者にも充分わかる明快さで書かれた、超一流科学者による、科学読み物の域を越えた画期的な一冊。(アマゾンの内容紹介より)
◆テーマ的にもかなり骨太(汗)!
年末年始に時間があったら読みたいな、と。
■神田昌典さん
◆神田さんも読書術を伝授。
●人生を変えた本
●「運命の本」との出会い
⇒悩んだときに救ってくれる本との「偶然の出会い」はきっとあるはずだし、そうした本こそが人生を変える
⇒本当に良い意味で人生を革新してしまうような本は、人との出会いとおなじように、全く予期できない時や場所で起こるのだと思う
⇒100冊読めば、4,5冊は良い本と出会える
◆神田さんのパートでは、お馴染み「70年周期説」も登場し、その絡みで歴史書も推奨されています。
ついでに私も激プッシュのこのDVDも(笑)。
(当ブログでの記事:【紳助のヒミツ】「紳竜の研究」はスゴかった)
神田さんも「ヒット商品づくりの参考にする上で、どんな講演を聞くよりも参考になります」と言われています。
■小宮一慶さん
◆小宮先生はおおむね『「読書力」養成講座』の内容に近いです。
●バックボーンの深さ
⇒バックボーンの浅い人は、話も浅いので、付き合っていて面白くない
⇒バックボーンの深さがどこから来るかというと、よく本を読んでいるから
⇒自分より知的レベルが高い人が書いた本を、速読して得られるものがあるとは思えないので、本は速読しない
◆昨今の速読ブームに警鐘を鳴らしているかのような・・・。
とはいえ、小宮先生も速読するものはあるので、詳しくは本書もしくは、上記『「読書力」養成講座』をお読み下さい。
■酒井 穣さん
◆酒井さんも「読むべき本の選び方」を伝授。
⇒もっとも簡単な見極め法としては、「この人の意見なら」と信じられる人に尋ねるか、もしくは「どれだけ版を重ねているか」を見ること
⇒良書選びに関しては、ネットはある面では既成の権威を凌駕しているのでは?
◆というわけで、ワタクシも「smoothの意見なら」と言っていただけるよう、頑張らねば(汗)!
●おすすめ本の中から
◆これは不朽の名作ですね。
私も読みましたが、記事にはできませんでした(うまく言語化できなくて(涙))。
■小飼 弾さん
◆小飼さんのパートからは、皆さん興味がおありな「小飼式リーディング術」を。
●小飼式リーディング術
⇒1時間に10冊程度は読めてしまうが、やっている読書は内容をロードするのではなく、インデクシング
⇒気がついたらできるようになっていて、本が自ら「ここを読め」と言ってくるわけだから、「術」のレベルには落としこめないつまり、「この本にはこんなようなことが書いてあったよ」というふうにインデックスして、ブログという作品をつくっているわけなんです。
⇒ただ、コツを披露すると時速10冊で読めるのはこれまでの読書の積み重ねがあるからできること
◆結局のところ、「本をたくさん読む」ということが、dankogaiに追いつく唯一の方法なのかも。
でもこっちが1時間で1冊読んでいる間に、小飼さんは10冊読んじゃうんですが(涙)。
<参考>
小飼式リーディング(開始2分辺りから読み始めます)
・・・ここまで速いと、もはや競う気も起きないです(涙)。
というワケで、読書術好きなら迷わず買い!
私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド
【関連記事】
【超強力ガイド本】「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」神田昌典&勝間和代(2008年10月31日)【Amazonキャンペーン有】「投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術」藤井孝一(2008年10月27日)
【読書】「読書進化論」勝間和代(2008年10月02日)
【読書力】『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』小宮一慶(2008年09月19日)
「レバレッジ・リーディング」本田直之(2006年12月06日)
【編集後記】
◆ご報告が遅くなりましたが、ワタクシ、11月28日の読売新聞朝刊の広告にひっそり登場しておりました。こちらの本の広告です。
新聞の広告はこんな感じ。
新聞広告該当部分
今さらですが、ハンドルネームも、縦書きにされる可能性を考えて決めたほうがいいかもしれませんね(汗)。
それと、「唸った!」という表現が某出版社さんチックだな、とか(笑)。
ご声援ありがとうございました!
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このムック、めずらしく紹介前にチェックしてました。
ブログにも先に書いておけばよかった(^-^;
個人的には投資の勉強を始めたところなので、
竹川さんのブックリストが参考になりました。
本屋さんで投信の本を選ぶと○百万稼ぐ系の本ばかりなので、
いい本が見つからないんですよね〜。
では!
投資の勉強ですかぁ。
うーん、ウチのブログの弱点だ(涙)。
相変わらず私は投資オンチなので、竹川さんのところのブックリストはほとんどスルーでした。
お役に立てずスイマセン(汗)。