2008年11月30日
20秒で理解するラテラルシンキング
【はじめに】
◆昨日ご紹介した勝間さんの「起きていることはすべて正しい」をお読みの方ならご存知だと思いますが、この本の197ページから、ラテラルシンキングについて言及されています。確か、勝間さんご自身も、このラテラルシンキングでご本を書かれるようなウワサも聞いていたのですが、現時点ではアナウンスもない模様。
そこで今日は、勝間さんのオススメ本や、当ブログでご紹介した本を中心に、ラテラルシンキングに関するご本を紹介してみようかと。
◆なお、タイトルはお約束の「ホッテントリメーカー」作。
たまたま冒頭の「3分でわかるラテラル・シンキングの基本」が「3分」だったので、それに絡めてみますた(汗)。
【勝間さんのオススメ本】
◆「起きていることはすべて正しい」の中で紹介されているものを。◆いきなり「絶版本」(汗)なので、お読みになった方のサイトを。
水平思考とは?(lateral thinking)
紹介されている事例は、いずれも読んだことがあるものでしたが、確かに破壊力抜群。
◆こちらも画像はないものの、在庫はあるようなのでアマゾンアタック!ニーズが満たされすぎた時代にあるべきマーケティングの姿とは? マーケティング界の権威・コトラーが気鋭のコンサルタントとタッグを組み、水平思考(ラテラル・シンキング)で発想するまったく新しいマーケティング手法、「ラテラル・マーケティング」を伝授。「発想の転換」のしくみを初めてセオリーに落とし込んだ快著!
【当ブログでご紹介した本の中から】
◆当ブログでも、ラテラルシンキングに関係した本を何冊か記事にしておりますので、その中からご紹介。◆1年以上前にご紹介した際には、ほとんど反応がなく結構ガッカリしたのですが、今思い起こしても、この本はいいです。『ウミガメのスープ』でも話題になった「水平思考」(ラテラル・シンキング)とは、これまでの「原因から結果が生まれる」という因果関係的思考とは全く違う視点から、イノベーション(仕事の変革)に向けた全く新しいものの見方をすること。 実はこの発想法は、生まれつき特別の人が持っているものではなく、トレーニング次第で誰でも身につけることができ、それによってクリエイターだけではなくすべての職種の人たちが、日々の仕事を変えていけるものなのです! 本書では、すごい発想ができるようになる10のスキルを、これまでに成功したイノベーションの例を引きながら紹介し、アイデアを実行することによっていかに日々の仕事が変わるかについてわかりやすく解説しています。クイズ、エクササイズ例も収録しており、チーム・会社の演習にも役立つ内容です。
特に、下記記事にも書いたのですが、「ビジネスへの応用」を意識しているところは、ポイント高し!
当時の売れ行きはわからないのですが、今出たとしたら、かなり売れそうなヨカン(笑)。
当ブログでの記事:【水平思考】「イノベーション・シンキング」ポール・スローン(2007年08月25日)
◆水平思考を行うためには、そのツールも必要です。『新企画、新商品、新発明を可能にする最強のツールが登場!』 どうやって天才は斬新な考えを生むのか? どのように発想のヒントを手に入れるのか? 天才の「ひらめき」と「独創性」を可能にしたあらゆる考え方を一冊に集大成したのが本書です。
この本では、天才たちのノートや手紙、会話、アイデアを研究して発見した「すばらしい考え方」を、誰でも使えるように解き明かしています。
本書は発想に必要な思考ツールが山ほど紹介されており、本書を読めば、一通りそれらについて知識を得ることが可能。
ブレインストーミングをするような職場の方なら必読でしょう!
当ブログでの記事:「すばらしい思考法 誰も思いつかないアイデアを生む」マイケル・マハルコ (著)(2006年05月16日)
◆この本は、ロジカルシンキングでは生まれ得ないような発明について、その背景から詳細に解説してくれています。発明にはマニュアルも教科書もない。だが、本書を読めば発明が生まれるプロセスを理解できるだろう。古今の発明家たちの心に入り込み、発明にいたるまでの過程で彼らがどのように奮闘し、実現させたかを知れば、あなたの組織が次の大きな一歩を思いきって踏み出すのに役立つヒントが、きっと得られるはずだ。
単に、思考法・発想法のやり方だけを学ぶよりも、このような「発明」という具体例を伴った方が、より腑に落ちやすいかと。
ラテラルシンキングというよりセレンディピティなお話とも言えるのですが、発明家のような「視点」は、ラテラルな発想にピッタリです!
当ブログでの記事:発明】「発明家たちの思考回路」エヴァン・I・シュワルツ(2007年10月12日)
◆付箋を貼った数から言ったら、この本は断トツでしょう。世界で最も成功した天才レストラン・クリエーターが語る成功の秘訣! 次々とヒット店を生む発想法、話題を呼ぶ仕掛け作り――。食ビジネス関係者のみならず、全ビジネスマンに勇気とアイデアを与える一冊。
「集客」のような分野では、「値段」「品質」というようなポイントもさることながら、他店との差異性が求められるわけで、それこそラテラルシンキングの独壇場かと。
「目からウロコ」という表現がピッタリの「スゴ本」です!
当ブログでの記事:【オススメ!】「外食の天才が教える発想の魔術」フィル・ロマーノ(2008年03月20日)
◆この本も特に「ラテラル本」というわけではないのですが、著者の斎藤さんの「モノの見方」はラテラルチック。世の中おかしなことばかり。だが、硬直した頭では「目に見えないもの」に気付けないのが悲しい現実。本書では、『シーマン』や『大玉』の開発者が、日常覚える違和感の正体を追求し、そこに隠された本質を指摘します。携帯電話、空港、ディズニーランド…。これらに疑問を感じたことはありますか?読めば読むほど頭がほぐれる面白エッセイ。
特に「シーマンの音声認識技術」の問題解決の方法は、「ラテラルシンキング」以外の何モノでもないかと(汗)。
この手法(考え方)は他にも転用したいところです。
当ブログでの記事(新書版の記事):【再録】★「ハンバーガーを待つ3分間の値段」斎藤由多加 (著)【マインドマップ付き】(2006年01月18日)
【勝間さんのオーディオブック】
◆勝間さんも、ラテラルシンキングのセミナーを開かれており、これがかなり好評だったそう。ビジネス思考力養成講座 ラテラルシンキング編終了:勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!
それを受けて、下記リンク先の「7月講座」は「水平思考講座」!
勝間和代 株式会社監査と会計 ―オーディオブック&テキスト―
これは面白そうですね!水平思考(ラテラルシンキング)
「ラテラルシンキング-水平思考力」の基本的な考え方と手法を、みっちり講師と一緒に演習いたします。
「わかる」から「できる」ようになるまで、しっかりと身につけていただくことを目的としています。
【こんな本も出ました】
◆冒頭でご紹介していますが、つい最近、こういうご本も出ています。出版社のサイトの方に、もうちょっと詳しい説明が出ています。ロジカル・シンキング(論理思考)が左脳型の論理的な思考法だとすれば、ラテラル・シンキング(水平思考)は右脳型の新しい価値を生み出す思考法です。
ほとんどの市場が成熟し、商品が飽和している不景気の昨今、ロジカル・シンキングだけではヒットは生まれないし、解決できない問題もあることでしょう。ラテラル・シンキングは、その手詰まりの状態を突破する思考ツールなのです。
ラテラル・シンキングの基本は、<前提を疑う・新しい見方をする・組み合わせる>の3つだけ。それらを「オズボーンのチェックリスト法」などのフレームワークに当てはめるだけで、誰でも創造的なアイデアや「その手があったか!」と言われるような問題解決策を連発できるのです。
本書でラテラル・シンキングの基本を身につけたあなたのビジネス脳は、日常で、ビジネスで、そしてあらゆる場面で、今まで見えなかったものを感じとり、思いもよらなかったものを生み出すことでしょう。
ロジカル・シンキングを超えたラテラル・シンキングって何?:日本実業出版社
この本なら、基礎からしっかり学べそうですね(笑)。
【編集後記】
◆そろそろ加湿器が必要な季節です。そんな中、アマゾンの「生活雑貨ランキング」で見つけたのがコチラ。
前の家はだだっ広い上に天井が高く、さらに床下が地下駐車場の通路ということで恐ろしいくらい寒かったため、こういう自然加湿の製品は使えませんでしたが、今度の家なら大丈夫だと思われ。ナチュラルな加湿でドライアイ対策やのど・お肌の乾燥予防に有効です。加湿量はコップ一杯の自然蒸発の15倍です。
フィルターだけ、旅行先に持って行って加湿するのも良さそうです(ホテルではいつも濡れタオルを部屋にかけているくらいなので)。

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