2008年08月29日
いまさら聞けない「『30代「男の婚活」壮絶レポート』」超入門
【はじめに】
◆昨日の記事がかなり重かった(汗)ので、今日は一転して恋愛ネタを(スイマセン、タイトルは、ホッテントリメーカー作でございます)。雑誌SPA!「2008年9/2号」で気になったのが、掲題の『30代「男の婚活」壮絶レポート』。
内容について、上記サイトから引用します。
しかも、実はこの特集に、私のお知り合いが登場されてらしたんです(汗)!5人に1人は生涯独身……もう"自然に"結婚できる時代ではない!
「モテ」とは全く違う「結婚活動」の正しい動き方を体験者とプロが詳説
最近よく耳にするキーワード――「婚活」。
非婚化、少子高齢化の流れは止まらず、今や5人に1人が生涯結婚しないと推計されている。
そんな時代だからこそ、「結婚も就職活動のような"活動"が必要だ」という提言をした『「婚活」時代』(ディスカヴァー選書)という本が大売れしているのだろう。
そこで、今回は『「婚活」時代』の共著者でもある白河桃子氏にもご登場いただき、「相手の見つけ方」から「婚活デート術」「婚活メール術」などの、出会ったあとのフォローまでも完璧にフォロー!
結婚したい、と考えている人は是非、本特集を読んでいただきたい。

【内容】
■「モテ」とは違う、「婚活」ってなんだ?◆まずは巷で話題の「婚活時代」の著者の一人である白川桃子さんのコメントから。
この辺は、当ブログで既にご紹介しているこちらの本にも詳しいですね。「男性誌が扱う"モテ"は、不特定多数に向けてのものでしたが、『婚活』は、生涯の伴侶となる1人を見つけるためのもの。よりよい結婚相手を見つけるために、就職活動と同様、釣り書を提出したり、結婚相談所などの各種サービスを活用しながら自分に合った相手を探していく活動を指します。
(当ブログでの記事:【独身必読?】『「婚活」時代』山田 昌弘,白河 桃子)
白河さんは今回の特集では、随所随所にご登場されてますが、一応、この本はお読みになられることをオススメしておきます(マジで)。
■「花婿学校」に学ぶ自己分析&アピール
◆次にNPO法人「花婿学校」主催の大橋清朗さんのお話から。
何と言うか「身も蓋もない」結論に思わず「結婚願望のある未婚男性に、『なぜ自分が結婚できないと思いますか?』と聞いてみると、たいていの方が、『まだいい人に巡り合ってないから』と答えるんです。でも、世の中に理想の女性なんていません!(キッパリ)
_| ̄|○ ガックシ
でございます(涙)。
◆しかもお話はこう続きます。
確かに数字上はごもっともですね。さらに国勢調査の未婚者数の推移を計算すると、35〜39歳の男性で結婚できた確率は3.8%。そして40代の男性に至っては、全体のたった1.1%。この数字を見れば、年を取るごとに結婚できる確率がいかに下がるかわかりますよね。ちなみに結婚時の理想の年齢差は7歳以内。それ以上離れた相手はあきらめましょう。(後略)
年を取るごとに、条件としては悪くなるという(汗)。
もちろん、それをカバーしてありまるほど財力が付けば別でしょうが、なかなか難しいかと。
◆そして『出会い』については、こう言われてます。
私がクラブ活動(踊る方の)をしていた頃は、お店の常連同士でくっついて結果的にゴールイン、ということが結構ありました。出会いの場をつくるには、(1)友達の紹介、(2)サークル、mixiなどのコミュニティ関係、(3)結婚紹介サービスなどの業者を利用することをお勧めします。30歳以上の男性に残された時間はとにかく少ないので、どれでもいいから出会いの場をつくってください。(後略)
特に出会いを求めていたわけではなかったのですが、私を含め、「皆、自然に仲良くなった」と言いますか。
もちろん、ネットでも普通にコミュニケーションとっていました(お店のBBSでやりとりしたり等)が、やはりリアルで店で会ったり飲んだり、ということが多かったのも大きな要因かも。
ただ、よくよく考えたら、こういう環境(店に集まる等)の方がレアケースのような・・・(汗)?
■「結婚相談所」を10倍活用する方法
◆このテーマでお話してくださったのは、結婚相談所「ライフ&バリュー」を経営する篠田ご夫妻。
まず、結婚相談所の形態は、「データマッチング型」「お見合い仲人型」「インターネット型」に3分類できるそう。
誌面の方にそれぞれのタイプの「メリット」「デメリット」「料金目安」が比較されているので、詳細はそちらをご覧下さい。
◆なお、お二人が運営されているのは、このうちの「お見合い仲人型」。
実は、私の税理士専門学校時代の先輩の一人(男性)が、以前、データマッチング型の結婚相談所を利用していたことがありまして。お見合いしても、必ず交際するわけではないですし、断られ続けると精神的にまいっちゃうんですが、恥ずかしくて人に相談できないから、みんな『孤独だ』って言うんですよ。私たちはそこもフォローしたいんです。
その方のおうちにお邪魔した時に、資料(データ?)を見せてもらいながら、色々お話をお伺いしたことがありました。
「そっかー、先輩、孤独だったんですね」←気づくの遅すぎ
◆もう一つ「結婚相談所」で見逃せないのが、「女子大や地方自治体が提供する穴場的な結婚紹介サービス」。
これらはとにかく、「営利目的ではないため安い」のだそう。
誌面では、SPA!がHP上で存在を確認した結婚紹介サービスのある大学と地方自治体が、それぞれ5つほど列挙されてました。
都内ではお茶の水女子大にあるそうで、実際にここを利用して結婚することになった女性の方の証言によると、「男性のファイルの方が明らかに少なかった」とのこと(汗)。
登録にはOGの紹介が必要なようですが、チャレンジしてみる価値はありそうです。
■「過去縁」「地縁」を最大限活用せよ!
◆冒頭の白河さんのお話。
誌面では、同郷という『地縁』でのアプローチにも言及。「女性は恋愛して結婚に至りたいと思っています。しかし、社会に出てから知り合った男性となると、名刺や肩書き抜きに見ることができなくなっているのも事実。そこでお勧めなのが。同窓会などを利用した『過去縁』。共通ベースの話題があるのは非常にいいことで、恋愛中は話が弾みますし、共通の知り合いが多いなど、結婚してからも有利に働くからです」
都内で生まれ育った私には今ひとつピンと来ないのですが、「たまに帰省した際に、久しぶりに会って〜」みたいなお話が展開できるようですね。
■「婚活」のための合コン指南
◆ここでは、結婚情報紹介サイト「出会い@結婚マスター」を運営する松田健太氏(仮名)に色々とご指導を。
ポイントのみ、抜粋してまいります。
●参加者の年齢層は女性が30歳以上、男性が35歳以上が理想的
●形式は2対2くらいの『お見合いスタイル』の合コンを
●女のコの知り合いの少ない人は、合コン業者を使うのも手
●最近熱いのが、『料理を作る』『ゴルフをする』といった体験を共有する『趣味コン』
●その際注意すべきは、「明確なテーマを決めておくこと」と「『婚活合コンだ』ということを明言しておくこと」
◆私自身はあまり合コン経験がないのですが、当時の会社の先輩に頼まれて、知り合いの女性陣に声をかけて、合コンの幹事をやったことが何度かありました。
もちろん、結婚を意識したものではないため、ごく普通の合コンだったわけですが、上記のいずれにも当てはまりませんでしたね(当たり前)。
そもそも2対2って、普通「飲み会」って言うんじゃ(汗)?
◆一方、『趣味コン』というのは確かにアリかも。
ただ「飲む」というのよりかは、発展しそうです。
そもそも、私の参加していた『クラブ活動』も『音楽好き』『夜遊び好き』といった『趣味コン』のようなものでしたし(笑)。
■付き合い、婚約するための必勝テクニック
◆ここでは、女性と出会った後の処方箋を。
まずは「婚活メール術」ということで、いよいよ登場するのが、土井さんのセミナー等でよくご一緒していた中里貴幸さん。
初っ端からガツンと来ますた(汗)。「よく『相手を落とすための必殺メール術はないですか?』と質問されるんですが、残念ながらありません(笑)。メールはあくまで彼女と自分をつなぐためのツールと割り切ったほうがいいですね」
ただ、同時に中里さんからは「こちら側から提示する前提条件の3つの要素」について解説が。
えーっと、とりあえずここでは「ネタバレ自重」ってことでいいですか、中里さん(笑)?
◆一方で、「メールには即レスすべきか否か」で、中里さんと前出の白河さんとで、意見が別れております。
SPA!誌面のまとめでは『男女間にそびえる「即レスの壁」を認識せよ』・・・って、答えになってないじゃん(爆)!
中里さんは「あえて即レスしない」という高等技術を駆使するのだそう(『ヒット&アウェイメール』)。
この辺、PCメールか携帯メールかで、対応も違ってくると思うんですけど、誌面ではよくわからなかったのが、ちょっと残念。
ただ、いずれにせよ、「中里さん、SPA!掲載おめでとうございます!」(ウラヤマシス)
◆次に「婚活デート術」を前出の松田健太氏が指導。
それは確かに言えますね〜。「男性と女性の間で認識が異なるのが『1回目の食事はデートに入るか否か』。男性は食事はデートだと思ってますが、女性にとって食事はあくまで食事。初めて1対1で食事することになっても、『相手にその気があるのだ』と考えるのは早計です」
でも、「食事もしてもらえない」状況よりははるかにマシだと思うので、そこから頑張れば!
もっとも、頑張っても、いつも「いい人」で終わりがちだった私が言っても、全然説得力無いですがー(涙)。
◆他にも「初エッチのタイミング」の話とかもありますが、正直この辺はケースバイケースだと思われ。
最終ゴールが「口説き」なのか、「結婚」なのかによって、それはアプローチも変わりますって。
一応「まとめ」には「婚活ならば、告白してからセックスしましょう」とありましたけど(汗)。
【感想】
◆いかがだったでしょうか?SPA!のいつもの「ナンパ系」の特集に比べたら、かなり真っ当な特集だったと思うワタクシ。
誌面の関係上、それぞれのコンテンツについて必ずしも十分な情報があったわけではないものの、気になる部分があれば、リンク先等をご覧になって詳細を確認することも可能かと。
あとはどれだけ「危機感を持っているか」ですかね。
◆とりあえず路上等の「ナンパ」と違うのは、相手の女性もある程度「結婚を意識している」ということ。
その分、ナンパだったら「怪しまれたから」「相手が忙しかったから」というエクスキューズもありえたのですが、こと婚活においては「それはない」ですから(汗)。
外見、内面それぞれを磨いて、就職活動で言うところの「内定」がもらえるまで努力する必要があるようです。
◆もちろん、誰も彼もが、結婚しなくてはいけないわけではないですから、結婚について否定的なお考えの方は、この手の記事は華麗にスルーでおながいします。
ただ問題なのは、「結婚しない」と決めている方ではなくて、なんとなく「いつかは結婚できる」と思っている方。
私はたまたま結婚できましたが、正直「それなりに恋愛活動はしますた(汗)」。
今のヨメと出会う前には、海外旅行にまで一緒に行ったのに別れた女性とかいましたし(遠い目(涙))。
「人生色々」でございますっ。←ちょっとヤケ
◆「ヤバイ」と思われた方は、まずは今出ているSPA!をお買い上げの上、この特集を熟読してください。
いや、マジでこの手の雑誌はジャンル的に図書館等に置いてないので、後で入手するのが結構困難ですから。
そして必要に応じて、こちらのご本もお買い上げ下さい・・・と「ディスカヴァーっ子」のsmoothが言ってみるテスト(何たって特設ページからリンク頂いておりますし)。
まずは意識改革から!
【関連書籍】
◆女性と会話する上で非常に大事なのが「説教しない」
「問題解決しようとしない」
の2点。
◆そのことについてよく分かるのが、当ブログでは大ベストセラーのこの本です。
まだの方は必読!
【関連記事】
【モテ】あの"幻の名著"「モテる技術」が文庫本になって復活した件(2008年07月11日)【モテ】「モテる話術」(2008年05月16日)
【モテ】「3秒でハッピーになる モテ名言セラピー」ひすいこたろう+モテるーズ:マインドマップ的読書感想文
【独身必読?】『「婚活」時代』山田 昌弘,白河 桃子(2008年03月17日)
【モテ】「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ(2007年08月09日)
【編集後記】
◆久しぶりにヨメの描いたムスコイラストを。
1歳4ヶ月にして、こんなにどっしりとしたフォルムなのは何故(笑)?

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実は当方、39歳独身でございます。
(一度、経験してはいますが・・・^^;)
「婚活時代」は読もうと思いつつ、話題になるとともに天邪鬼な性格が邪魔をして読まずにおりました。
しかし、この記事を見て・・・
さすがに焦ってきたー!
なんか、イイ意味で焦ってきたー!
ってことで、感謝しております^^
中里でございます。
著書「婚活」時代、
(私も買いましたし、実は、丸善のトークショーも行きました。)
の書評で、kogai氏が結婚する理由がかかれていないと述べてらっしゃいましたが、
ウォンツの理由なんて実は存在しないんじゃないかと僕は思っています。
もし、何かが変わるか?って言ってもかわらないだろうし、その辺はsmoothさんにもお聞きしたいところです。
もちろん、有利なことやメリットも多いからかもしれませんが、smoothさんは、結婚して何か変わりましたか?
初めまして、コメントありがとうございます。
しかも、半年も前からご覧頂いていたとは恐縮です(汗)。
なるほど、既に1度経験なさってる方ですと、メリットデメリットご存知でしょうね。
その上で再度結婚なさろうとされるのであれば、本書を読む限りは、あせった方がよさそうです。
ちなみに、私が結婚したのは39歳の時でした。
資格試験でてこずったので、初婚だったわけですが〜(汗)。
>中里さん
結婚して変わったこと・・・。
そうですねー、やっぱ守るものというか大事にするものができた、というのが大きいですね。
結果、ムチャしなくなったと言いますか、今までだったら、いつ資格剥奪されてもいい、くらいの気概があった(?)のですが、やはり家族を養わなくてはいけませんし。
あとは、正直、落ち着きたかったというのもあります。
夜遊びとか、いつまでこんなことやってるんだろ、と自分で思ってたんで(笑)。
やっぱり今号注目度高いですね!
初めまして。
コメントありがとうございます。
それにしてもこのテーマでブログをなさっているとは(汗)。
ご紹介もありがとうございました!