スポンサーリンク

       

2008年04月30日

【成功法】「90日間で人生を最高にする方法」マイケル・ヘッペル(著),荘司雅彦(監修)


90日間で人生を最高にする方法 (講談社BIZ)
講談社
ヘッペル(著)M.(著)荘司 雅彦(監修)大田 直子(翻訳)
発売日:2008-04-17
おすすめ度:5.0


【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、このブログではお馴染みの荘司雅彦先生が監修された、自己啓発本。

あの荘司先生がわざわざ監修を務められるくらいですから、それ相応のクオリティを求めるのがスジってものです。

アマゾンの内容紹介より。

「できるだけ早く、できるだけ経済的に、できるだけ楽しく」目標を実現するには、今からの90日間、いったい何から始めて、何をすればいいのか?
豊富なエピソードと優しくユーモアたっぷりの語り口で圧倒的支持を得た世界的ベストセラーの日本語版、ついに登場!

「アメリカンドリーム」とはちょっと違った、「英国流成功法」がここに!


人気blogランキングいつも応援ありがとうございます!




【目次】

監修者の言葉 楽しく成功を手に入れるための最高の方法論だ 荘司雅彦
はしがき
序章
第1章 最高のライフバランス
第2章 最高の人たちの5つの特徴
第3章 最高の目標設定
第4章 最高になるべき時
第5章 最高の信念
第6章 最高の「壁」粉砕法
第7章 最高の価値観
第8章 最高のチーム
第9章 最高のビジョン
第10章 最高を行動に
謝辞


【ポイント】

■「人生の車輪」
「人生の車輪」は、自分の生活とライフスタイルの重要な要素を1つ1つ採点することで、自分が正しい道を進んでいるかどうかを調べる手法

⇒その項目とは「健康」「家族」「お金」「人間関係」「貢献」「ビジョン」「キャリア」「自己啓発」の8つ

⇒出来上がった「人生の車輪」は1度だけのものでなく、1ヶ月後に新しいものを作成し、古いものと重ね合わせて進歩した領域点数が落ち始めている領域に気がつくことができる


■ポジティブな行動
⇒これから30日間、どんな気分であっても、「元気?」と聞かれたら、「最高です」と答える

⇒にっこり笑ってはっきり「最高!」と言うと、周囲の人たちの生活にも影響があり、相手の目がパッと輝く

「つまらない」と言うのではなく、「もっと面白かったらいいのに」と言う

⇒自分に問いかける時も「なぜこんなに退屈なんだろう」ではなく、「どうしたらもっと面白くなるだろう」という風にポジティブにすると、ポジティブな答えが返ってくるようになる


■脳の3つの層
⇒脳には「闘争・逃走反応」のような基本機能しか果たせない「爬虫類脳」「長期記憶、感情、習慣」等を司る「辺縁系」クリエイティブで想像豊かな「新皮質」の3つの部分がある

⇒ある考えが浮かんだら、それはまず「辺縁系」に伝わり、そこで「爬虫類脳」「新皮質」のどちらに送るかを光速で判断する

⇒脳のMRI画像を見ると、不平屋はどんな情報を与えられても「爬虫類脳」で処理していたのに対し、とてもポジティブな人は、「新皮質」を使って処理していた

⇒日頃から、新皮質、つまり考える頭を使うように脳を訓練すればするほど、楽に情報を処理して創造的な結果が出せるようになる


■3つの「P」を使う目標設定法
「SMART」な目標は、個々の仕事の結果設定にはとてもよいが、SMARTな目標を使って重要なビジョンを実現した人には、まだお目にかかったことがない

⇒それに対し、3つの「P」「Personal―自分のもの」「Positive―ポジティブ」「Present―現在時制」を使う目標設定方法は、もっと強力である(詳細は本書を)


■真の成功につながるのは、「最高」のことをやること
⇒人が注ぎ込む「努力」と、それに対して得られる「結果」を考えると、努力を「おそまつ」→「よい」→「非常によい」と上げていっても、それに対応する結果はそれらを一つずつ下回る「結果なし」→「おそまつ」→「よい」でしかない

⇒ただし、「非常によい」を上回る「最高」のことをやると、その結果は「非常によい」ではなく、「最高」になる!

⇒何かについて最高であることが、自分にとって重要なのであれば、今現在どの段階にいるかを正直に評価し、次のレベルにステップアップすること


■「影響の輪」と「関心の輪」をつくる
「関心の輪」には、進歩を妨げているすべての関心事、懸念等が入り、これらについては何もする必要がない

「影響の輪」には、ポジティブな行動を3つだけ入れる

⇒「影響の輪」を作成すると、自分の行く手をさえぎるの粉砕を開始することができる(詳細は本書を)


■価値観と目標達成
⇒自分にとって、「1日を通して何よりも疑問に思うことは何か」を考える

⇒その「生涯の疑問」がわかったら、それが力を与えてくれる疑問なら問題なく、力を奪うような疑問なら新しい疑問に変えて、1日中自分に投げかけると、それが潜在意識の一部になる

⇒次に、自分にとって価値あるものを書き出し、それをリスト化し、重要度の順番をつける

⇒最後に、自分がどういうタイプの人間になりたいかをじっくり考え、先につくったリストを見て、「この項目をこの順番で大事にする価値観で、最終目標を達成できるか」を自問する


【感想】

◆私はそれほど自己啓発系の本ばかり読んでいるわけではないので、本書の特異性(?)がピンと来なかったのですが、監修の荘司先生に言わせると、いわゆるアメリカの「成功本」とは一線を画しているそう。

というのも、そもそもアメリカで自己啓発に励んでいる人たちは、社会的地位が比較的高く、自分の時間を管理することのできる地位と財力を持ち、何よりも強い意志を備えた、ごく一部の人々ではないか、と。

つまりアメリカ式だと、ある種の「高いハードル」を越えなければならないのに対し、本書の方法は「とても楽しく」、かつ「いとも簡単に実践できる」とか。

・・・ホントは、頻繁に「読むのをやめて、今すぐ〜をやって下さい!」的な記述があったのですが、スイマセン、ブログ書く関係上、読まざるをえなくて正直、まだ何もやってません(汗)!


◆というわけで、本書の内容も、そのするべき事柄について結構説明が多くなされており、その辺、記事にするのが難しかったのも事実です。

結局やるべき事をやらない状態で書いた私として興味深かったのが、まずは「脳の3つの層」のお話。

常に脳の「新皮質」を使って処理するように習慣づけるには、日頃から脊髄反射的に処理しない方が良さそうです。

特に「不平・不満」的なものは、「爬虫類脳」の分担らしいので、やはりいつもポジティブにいたいものですね。


◆そして『「最高のことをやる」』というお話も、実は事例がなかなか面白くて。

著者のヘッペル氏は、バレンタインデーが近づいたある日、娘にとって「最高の父親」になろうとします。

そしてそのためにとった行動は・・・(笑)。

ある種ネタバレなんで、詳しくは書きませんが、「よくやるなぁ」と、同じ父親としてアッパレとしか言いようがなかったです。

確かにそれが「最高」ということなんですね。


◆丁度先週、私も平日に休暇をとって(来月が非常に忙しいので)、ムスメと二人で「イチゴ狩りバスツアー」に行ってきたんですが、たったそれだけのことでも、ムスメにとってはとても良い思い出になっている模様。

5c7a410e.jpg













最近は、私もヨメもどうしても下のムスコに構ってばかりで、ムスメも寂しかったのかもしれませんが、久しぶりに目いっぱいおしゃべりもしました。

ただ、ホントに行っただけに過ぎないので、次回はヘッペル氏を見習って、「最高の父親」になりたいものです。

・・・って、「ブログやらないで早く家に帰れば?」というツッコミはナシで(汗)。


「最高!」と言える日々を目指して!


90日間で人生を最高にする方法 (講談社BIZ)
講談社
ヘッペル(著)M.(著)荘司 雅彦(監修)大田 直子(翻訳)
発売日:2008-04-17
おすすめ度:5.0


【関連記事】

【隠れた名著?】「成功学キャラ教授 4000万円トクする話」清涼院 流水(2008年02月16日)

【脱常識】「33人の否常識」セス・ゴーディン他(2008年02月07日)

「お金持ちになる人、ならない人の仕事術」ブライアン・トレーシー(2007年05月19日)

「大きな結果をもたらす小さな習慣」ハリー ポール 他(著)(2006年10月20日)

「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」 野口嘉則 (著)(2006年02月23日)


【編集後記】

◆昨日は、土井英司さん出版戦略セミナーにお邪魔してきました。

その講義で土井さんが激オススメして下さった1冊。

シンプリシティの法則
東洋経済新報社
ジョン・マエダ(著)鬼澤 忍(翻訳)
発売日:2008-04
おすすめ度:5.0

あら、東洋経済さんの本なのに、まだ画像がない(汗)。

それはさておき、たった100ページなのに、あの土井さんが読むのに骨折れた、という1冊。

気になったので、帰り道に一応購入だけはしました!


人気blogランキングご声援ありがとうございました!

この記事のカテゴリー:「自己啓発・気づき」へ

「マインドマップ的読書感想文」のトップへ

スポンサーリンク




               

この記事へのトラックバックURL


●スパム防止のため、個別記事へのリンクのないトラックバックは受け付けておりません。
●トラックバックは承認後反映されます。
                               
この記事へのトラックバック
               
講談社BIZの広部様より献本御礼。 90日間で人生を最高にする方法 Michael Heppell 荘司雅彦監 / 大田直子訳 [原著: How to Be Brilliant] にも関わらず、また「マインドマップ的読書感想文」に先を越されてしまった 【成功法】「90日間で人生を最高にする方...
米国流自己啓発に食傷気味のあなたに - 書評 - 90日間で人生を最高にする方法【404 Blog Not Found】at 2008年05月01日 01:00
                               
この記事へのコメント
               
smoothさんこんにちは。
帰国してブログを覗いたらもう追いつかないほどの書評がいっぱい。。。(汗)

>「不平・不満」的なものは、「爬虫類脳」
っていうのがとてもおかしかったです。

>「1日を通して何よりも疑問に思うことは何か」を考える
のはすぐにできそうなので、やってみま〜す。
Posted by ビルダーナース at 2008年04月30日 10:39
               
smoothさんこんにちは。
短期留学中のためオーストラリアから拝見しています^^
「英国流成功法」興味深いですね。帰国したらさっそくアマゾンアタックします!
日本の書籍が恋しい…
Posted by Mharu at 2008年04月30日 14:39
               
こんばんは、smoothさん!

本の内容よりも、ムスメさんの後姿の方が印象に残ったりして(笑)
たくさんの愛情を降り注いでいるパパさんとお見受けしました!
ただ、ウチのムスメもかわいいでっせ!

「最高のバカ親」より

Posted by 具太郎 at 2008年05月01日 00:45
               
>ビルダーナースさん

お帰りなさいませ〜。
よりによってここ最近、1日2回投稿したことが何度かあったので、読むのも大変だと思います(汗)。
興味があるものだけで結構ですから・・・。
私としてはやはり「爬虫類脳」の話がツボでしたね(笑)。

>Mharuさん

おぉ!外国からコメントですか。
このブログも管理人はさておき(笑)、インターナショナルになりつつありますね。
アマゾンアタックはさておき、無事お帰りになることをお祈りしております。

>具太郎さん

えーっと、このブログでは、私もですけど、ムスメも顔出し不可なもので(汗)。
ちなみにムスメは私そっくりでございます(涙)。
二人でいると、ちょっと恥ずかしかったり(汗)。
Posted by smooth@マインドマップ的読書感想文 at 2008年05月01日 02:06